日産オーラはうるさい?壊れやすい?など性能ら早見表!

日産オーラはうるさい?性能早見表 日産

「日産オーラは、うるさい?壊れやすい?」

そんなキーワードで検索して、購入を前に不安になっていませんか。人気のコンパクトカー、日産オーラを検討する上で、ネガティブな評判は誰もが気になるところです。

しかし、多くのオーナーや専門家から高い評価を得ているその「静粛性」や、好調な「売れ行き」の理由にこそ、オーラの本当の価値が隠されているのかもしれません。さらに、「後部座席」の広さや、「内装は安っぽいのか?」といった、実際に使う上で重要なポイントもしっかりと押さえておきたいですよね。

この記事では、ネット上のさまざまな声を徹底的に調査し、日産オーラに関するあらゆる疑問に、データと口コミを元に分かりやすくお答えします。

▼この記事を読めば分かること

  • オーラの「静粛性」の実力と、ライバル車との客観的な比較
  • 「壊れやすい」という噂は本当?具体的な故障事例とその対策
  • 実際の燃費は良いのか悪いのか?街乗りから高速までシーン別の実燃費
  • 「後部座席」の本当の広さや、「内装が安っぽい」という評価の真相
  • 好調な「売れ行き」から見えてくる、オーラの総合的な魅力と人気の理由

日産オーラはうるさい?【静粛性・比較】

日産オーラの静粛性は、コンパクトカークラスではトップレベルに高いと言えます。その理由は、高級車にも使われる前席ドアの遮音(合わせ)ガラスや、ルーフ・ドア内部への防音材の追加といった、特別な静音対策が施されているからです。多くのオーナーや試乗レビューで「まるで高級車のように静か」と評価されており、特に高速道路での風切り音は小さいと評判です。

ただし、17インチの幅広タイヤを履いているため、ザラザラした路面ではロードノイズを少し拾うこともありますが、それも車体全体の遮音性でうまく抑え込まれている印象です。

具体的にどれくらい静かなのか、ライバル車と比べてみましょう。

ライバル車との静粛性比較(参考)
比較観点 オーラ トヨタ ヤリス ホンダ フィット マツダ MAZDA2
静音化の構造 前席ドアに遮音ガラスを採用し、車体各所に防音材を強化。 遮音ガラスは上級車種での採用が中心。 ハイブリッド(e:HEV)のエンジン作動が少なく静かと評判。 走りを重視しており、ロードノイズはやや聞こえやすい傾向。
高速巡航時の騒音 個人計測例でもクラス上位で、静かな傾向。 やや大きめという報告が見られます。 路面によっては「うるさい」と感じる場面も。 普通からやや大きめとの声があります。
風切り音 高速でも小さいという口コミが多数。 普通からやや大きめという評価。 標準的なレベルとの声が多いです。 標準的なレベルとの声が多いです。
ロードノイズ 17インチタイヤの影響はあるものの、車体の遮音性でうまく抑制。 タイヤや路面の影響を受けやすい傾向です。 路面状態によって大きくなることがあります。 スポーティな足回りのため、やや大きめな傾向。
オーナー評価 高級車レベルの静かさ」といった高評価が目立ちます。 「クラス相応」という評価が中心です。 「クラス以上に静か」という声が一定数あります。 「静粛性は標準的」との声が見られます。

オーラは、e-POWER特有の発電用エンジンが作動する音もかなり抑えられています。加速時にかすかに「キーン」というモーター音が聞こえる程度で、これもまた未来的な乗り味を演出しています。

「静かさ」が運転体験をどう変える?

オーラの際立った静粛性は、ただ快適なだけでなく、運転の質そのものを向上させてくれるかもしれません。例えば、長距離ドライブでの疲れ方が全く違ってきます。騒音が少ないと、無意識のうちに感じるストレスが減り、リラックスして運転に集中できます。また、車内での会話がとてもクリアに聞こえるので、同乗者とのコミュニケーションが弾みます。

日産オーラのオプションのBOSEパーソナルプラスサウンドシステムを選べば、まるでコンサートホールのような空間で音楽を楽しむことも可能です。この「静かな移動空間」という価値は、燃費や広さといったスペックだけでは測れない、オーラの大きな魅力と言えるでしょう。

日産オーラは壊れやすい?

日産オーラが「壊れやすい」と一概に言うことはできませんが、いくつかの特定のトラブルがオーナーから報告されているのは事実です。特に「12V補機バッテリーが上がりやすい」という声は散見され、これが原因でe-POWERシステムが起動しなくなるケースがあります。また、エアコンが冷えなくなる不具合については、メーカーからサービスキャンペーン(無償修理)の案内が出ています。2025年3月には発電用エンジンの部品に関するリコールも発表されており、対象となる車両はエンジン交換という大きな対応が取られます。

ただし、これらの事象は全ての車で発生するわけではなく、多くのオーナーは「大きなトラブルなく快適に乗っている」と報告しています。

具体的にどのようなトラブルが報告されているか、一覧で見ていきましょう。

オーラの主なトラブル報告と対応
事象カテゴリ 具体的な症状 背景・原因 対応・対策
12V補機バッテリー上がり エンジンが始動できない、「e-POWERシステム異常」と表示されるなど。 短距離走行の繰り返しや、長期間乗らないことでバッテリーが十分に充電されないことが原因とみられます。 バッテリーの充電や交換。定期的に30分以上走行することが予防になります。
エアコンが冷えない 冷房の効きが悪い、または全く作動しない。 電動コンプレッサーの絶縁低下が原因で、公式のサービスキャンペーン対象です。 ディーラーにて対策品へ無償で交換してもらえます。
リコール(2025年3月) 最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、走行不能になる恐れがある。 発電用エンジンのコンロッドという部品の製造が不適切だったため。 対象車両は発電用エンジンを無償で交換します。ご自身の車が対象かは車台番号で確認が必要です。
内装の異音 荒れた路面を走行中に、ダッシュボードなどから「カシャカシャ」といった小さな音がする。 内装パネルの固定部分の擦れなどが原因と考えられます。 ディーラーに相談すれば、防音テープなどで対策してもらえることが多いです。
カーナビの起動不良 エンジンをかけてもナビ画面が真っ暗なままで起動しない。 ソフトウェアの一時的な不具合などが考えられます。 システムの再起動やアップデートで改善することがあります。

長く安心して乗るためのちょっとしたコツ

オーラのような現代の車は、多くの電子機器を搭載しているため、12V補機バッテリーへの負担が大きくなりがちです。特に、毎日数キロしか走らない「チョイ乗り」が多い方は、バッテリーが充電される時間よりも消費する電力が上回ってしまうことがあります。

もし可能であれば、週に一度は30分程度のまとまった時間、運転してあげるとバッテリー上がりのリスクを大きく減らせるでしょう。また、新車・中古車にかかわらず、購入した際はご自身の車がリコールやサービスキャンペーンの対象になっていないか、ディーラーのウェブサイトなどで一度確認しておくと、より安心してカーライフを始められますよ。


日産オーラは燃費悪い?【街乗り、高速】

日産オーラの燃費は「乗り方や環境によって大きく変わる」というのが結論です。カタログ燃費(WLTCモード)では2WD車で27.2km/Lと優れた数値を記録していますが、e-POWERというシステムの特性上、得意なステージと苦手なステージがはっきりしています。最も得意なのは、ストップ&ゴーが多い街中や、流れのよい郊外路で、こういった場面では22~30km/Lという低燃費を記録することも珍しくありません。一方で、エンジンを回し続ける時間が長くなる高速道路、特に120km/h巡航のような状況では燃費が落ちやすく、17~19km/L程度になることもあります。

実際のオーナー報告を元に、様々なシーンでの実燃費の目安をまとめました。

シーン別・オーラのリアルな実燃費レンジ
条件・使い方 実燃費レンジ(km/L) ポイント
街乗り中心(渋滞多め、エアコン多用) 12 – 18 夏場の冷房や冬場の暖房は燃費に大きく影響します。特に短距離の繰り返しは苦手です。
街乗り+郊外(一般的な使い方) 17 – 24 年間を通した平均燃費はこのあたりに落ち着く方が多いようです。
郊外主体(信号の少ない道) 22 – 30 e-POWERが最も効率よく走れる得意なステージです。
高速道路(80~100km/h巡航) 20 – 25 この速度域なら、まだまだ良好な燃費を維持できます。
高速道路(120km/h巡航) 17 – 19 発電のためのエンジン負荷が大きくなり、燃費が悪化しやすいe-POWERの苦手領域です。
4WDモデル(特に冬季) 14 – 20 車両重量の増加や駆動抵抗、暖房負荷などが重なり、2WDより燃費は落ちる傾向にあります。(14はかなり条件が悪い場合)

※上記はあくまでオーナー評価傾向であり、地形条件によって変化します。

ライバルとなるハイブリッドカーと比較すると、カタログ燃費ではトヨタのヤリス(35.4km/L~)が圧倒的で、オーラはやや見劣りします。しかし、オーラは燃費だけでなく、静粛性や内装の質感といった「走りの気持ちよさ」に価値を置いた車です。燃費と走りのバランスをどう考えるかが、車選びのポイントになりそうです。

ガソリン代は月にいくらくらい?

もしあなたが月に1,000km走るとして、平均的な実燃費をキリよく20km/Lと仮定してみましょう。必要なガソリンは50Lです。ガソリン価格が1Lあたり170円だとすると、1ヶ月のガソリン代は 50L × 170円/L = 8,500円 となります。もちろん、これはあくまで一つの目安です。夏のエアコン使用時や冬の暖房時はもう少し増えるかもしれませんし、郊外路をゆったり走る機会が多ければもっと安く済むでしょう。ご自身の乗り方をイメージしながら参考にしてみてくださいね。

日産オーラの後部座席は狭い?

日産オーラの後部座席は、「決して広くはないものの、大人でも問題なく座れるスペースは確保されている」というのが実情です。数値上の室内寸法(室内長2030mm)は、ヤリスやMAZDA2といったライバルよりも大きく、クラストップレベルです。しかし、実際に座ってみると、頭上空間や足元の開放感という点では、ホンダのフィットに軍配が上がります。オーナーからも「狭い」という声と「大人でも十分」という声の両方があり、乗る人の体格や、誰とどのように使うかによって評価が分かれるポイントと言えるでしょう。

ライバル車と室内の広さに関する数値を比較してみましょう。

主要コンパクトカー室内寸法比較
車名 室内長 (mm) 室内高 (mm) 特徴
オーラ 2030 1240 数値上の長さはクラストップクラス。
フィット 1955 1260 センタータンクレイアウトで足元・頭上ともに広々。
ヤリス 1845 1190 後席空間はややタイトな印象。
MAZDA2 1805 1210 スポーティなデザインを優先。

※数値は各メーカーの公表値を参考にしています。

オーラの後部座席で特筆すべきは、広さよりも乗り心地や静粛性です。路面からの突き上げが少なく、車内が静かなため、後部座席の同乗者も快適に過ごせます。「静かだから会話がしやすい」という声も多く聞かれます。

荷室の広さについても触れておくと、2WD車で340Lの容量があり、日常的な買い物には十分です。ただし、後部座席を倒した際に荷室との間に約14.5cmの段差ができてしまいます。一方、4WD車は荷室容量が260Lと少し狭くなりますが、後部座席を倒すとフラットな空間になるため、大きな荷物を積む際には便利です。

誰を乗せるかで評価が変わる後部座席

オーラの後部座席の評価は、まさに「使い方次第」と言えそうです。例えば、普段は1人か2人で乗ることが中心で、たまに友人や家族を後ろに乗せる程度であれば、不満を感じることは少ないでしょう。身長175cmくらいの方でも、ひざ周りや頭上に窮屈さを感じずに座れます。しかし、毎週のように後部座席に大柄な家族を乗せて長距離を移動する、といった使い方を想定している場合は、フィットのような空間効率を徹底的に追求した車の方が満足度は高いかもしれません。オーラを選ぶ際は、後部座席を「いざという時にしっかり使えるスペース」と捉えるか、「日常的に使う居住空間」と捉えるかで、その価値が変わってきそうです。

日産オーラの内装は安っぽい?

日産オーラの内装は、「安っぽい」という評価は少なく、むしろ「クラスを超えた上質感がある」と感じる人が大多数です。“小さな高級車”というコンセプト通り、手触りの良いツイード調のファブリックや、しっとりとした木目調パネル、オプションで選べる本革シートなど、素材選びにこだわりが感じられます。特に、運転席に座ってまず目に入る12.3インチの大型メーターディスプレイは、先進的で満足感が高いポイントです。ただし、一部のオーナーからは「木目調パネルのデザインが好みではない」「助手席側のコンソール部分など、部分的にプラスチックの質感が気になる」といった声も上がっています。日産オーラは高級感あふれる内装にこだわっているからこそ、細部のちょっとした箇所が気になる場合があるようです。

内装のどんな点が評価され、どんな点が好みを分けているのか、具体的に見ていきましょう。

オーラの内装 評価のポイント
評価観点 ポジティブな声 好みが分かれる・ネガティブな声
素材感(布・木目・革) ツイード調ファブリックがオシャレ。本革シート(OP)の質感が良い。 木目調パネルが「カフェのようで安っぽく見える」という意見も。
メーター&ナビ 12.3インチの大型メーターが見やすく先進的。 特に大きな不満は見られません。
加飾・パネル 全体的に統一感があり、シックで大人っぽい。 高級感で一致。しかしピアノブラックの部分は指紋や傷が目立ちやすい。
細かい部分 後席はUSB Type-A×2、Type-Cはフロント(OP)があり便利。スイッチ類が直感的に操作しやすい。 ルームランプがLEDではなく昔ながらの電球(豆球)なのが残念、という声が散見されます。

満足度を左右する「好みの分かれ目」

オーラの内装の評価を分ける最大のポイントは、おそらく「インストルメントパネルのツイード調ファブリックと木目調パネル」のデザインを気に入るかどうかでしょう。これを「温かみがあって上質」と感じるか、「少し野暮ったい」と感じるかで、車全体の印象が大きく変わるようです。また、ピアノブラックのパネルは見た目に高級感がありますが、少し触れるだけで指紋が付き、ホコリも目立ちやすいため、こまめに手入れをするのが苦手な方には少しストレスになるかもしれません。これらの質感やデザインは、写真で見るのと実物を見るのとでは印象が大きく異なることがあります。オーラの購入を検討する際は、ぜひ一度、実車に座ってご自身の目で確かめてみることをお勧めします。

日産オーラはカッコ悪い?デザインやイメージ

日産オーラの外観デザインは、「未来的でカッコいい」と高く評価する声が多い一方で、特にフロントマスクの情報量が多いため「少しやりすぎ」「派手で好みではない」と感じる人もいる、好みが分かれるデザインと言えます。最大の魅力は、コンパクトカーでありながら全幅1735mmの3ナンバーサイズと17インチの大径タイヤがもたらす、堂々としたワイド&ローのプロポーションです。横や後ろから見たときの安定感のある佇まいは、多くの人から支持されています。2024年のマイナーチェンジで採用された「デジタルVモーション」グリルは、より先進的な印象を強めましたが、この新しい顔つきが評価を二分する最大の要因となっています。

デザインのどの部分が、どのように評価されているのでしょうか。

オーラの外観デザイン 評価のポイント
観点 ポジティブな評価 ネガティブな評価・好みが分かれる点
フロントデザイン 未来的で存在感がある。堂々としていて立派に見える。 デザインの線が多くてゴチャゴチャして見える。「ガンダムみたい」でやりすぎと感じる人も。
ボディプロポーション 3ナンバーならではのワイド感がカッコいい。どっしりとして安定感がある。 特に大きな不満点は見られません。
リアデザイン 横一文字のテールランプが先進的でスタイリッシュ。 演出が少し派手に感じられることも。
ボディカラー 濃い色(黒やグレー系)を選ぶと、ボディが引き締まって見えてカッコいい。 白などの淡い色だと、少しのっぺりして見えるという意見も。
特別仕様車(NISMOなど) NISMOは赤い差し色がアクセントになり、よりスポーティで精悍な印象。 標準モデルと比べてさらに派手になるため、好みが分かれます。

実車を見ると印象が変わる?

車選びガイドとしてお伝えしたいのは、オーラのデザインは「写真や映像で見るのと、実車を見るのとで印象が変わりやすい」ということです。

写真では、どうしてもフロントデザインの細かい部分に目が行きがちで、「少し複雑すぎるかな?」と感じるかもしれません。しかし、実際に目の前にすると、車全体の塊感や、タイヤが四隅でしっかりと踏ん張っている安定感が伝わってきて、「思ったよりずっとカッコいい」と感じる方が多いようです。

特に、太陽光の下で見るボディの抑揚や塗装の質感は、写真ではなかなか伝わりません。もしデザインが少し気になっているなら、ぜひ一度、お近くのディーラーで実車をご覧になることを強くお勧めします。

日産オーラの安全装備は?【一目で分かる一覧表】

日産オーラの安全装備は、コンパクトカークラスにおいてトップレベルに充実しています。前方の車両や歩行者を検知して衝突回避をサポートする「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」はもちろんのこと、隣の車線を走る車に気づかず車線変更しようとした際に警報とハンドル操作で支援する「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」など、多くの先進安全技術が全車に標準装備されています。

さらに、オプションで高速道路の運転を劇的に楽にしてくれる「プロパイロット(ナビリンク機能付)」も選択可能。その総合的な安全性の高さは、公的機関であるJNCAPの自動車アセスメントで最高の「ファイブスター賞(2021)」を獲得していることからも証明されています。

(2021年って現在意味あるの?:安全性能は、過去を基盤として年々アップデートしているため、安全性能の骨格が優れていることを保証してくれます。他社と十二分な競争力を持っていると言っていいでしょう。)

具体的にどのような安全装備が備わっているのか、一覧で見ていきましょう。

オーラの主要安全装備一覧
機能カテゴリ 主な機能 標準/OP ポイント
ぶつからないために エマージェンシーブレーキ(対車両・歩行者・自転車)、前方衝突予測警報(2台前の車を検知) 標準 見えない場所の危険もいち早く知らせてくれます。
はみ出さないために 車線逸脱防止支援システム、後側方衝突防止支援システム 標準 うっかりミスを車がサポートしてくれます。
死角をなくすために アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)、インテリジェント ルームミラー 標準 駐車時や後方の視界確保がとても楽になります。
踏み間違え防止 踏み間違い衝突防止アシスト 標準 前後の障害物を検知して急発進を抑制します。
乗員保護 7つのSRSエアバッグ(ニーエアバッグ含む) 標準 万が一の際の乗員保護性能も高いレベルです。
高速道路での疲労軽減 プロパイロット(ナビリンク機能付) オプション 先行車追従に加え、カーブ手前での減速なども支援。
緊急時の通報 SOSコール オプション 急病時や事故の際に専門オペレーターに接続できます。

※オプション装備は、他のオプションとのセット装着が必要な場合があります。

「プロパイロット」は付けたほうが良い?

オーラを検討する際に多くの方が悩むのが、「プロパイロット」を付けるべきかどうか、という点でしょう。車選びガイドとしての意見は、「高速道路や自動車専用道を少しでも利用する機会があるなら、ぜひ付けたいオプション」です。

オーラのプロパイロットは、ただ前の車についていくだけでなく、ナビの地図情報と連携して、先のカーブや高速の出口に合わせてスムーズに速度を調整してくれます。この「ナビリンク機能」のおかげで、システムの作動が非常に賢く、長距離運転での疲労を劇的に減らしてくれます。一度この快適さを体験すると、もう付いていない車には戻れない、と感じる方も少なくありません。

リセールバリュー(売却時の価格)にも良い影響を与えることが多いので、少し予算が上がったとしても、選んで後悔の少ない装備と言えるでしょう。

日産オーラの人気、売れ行きは?売れてない?

日産オーラは、兄妹車であるノートと合算した「ノート」として、常に新車販売台数ランキングの上位に位置する非常に人気の高いモデルです。例えば、2024年の年間ランキングでは、カローラ、ヤリス、シエンタに次ぐ第4位を記録するなど、日本のコンパクトカー市場を代表する一台となっています。その人気の理由は、単に燃費が良いコンパクトカーというだけでなく、上質な内外装、クラスを超えた静粛性、そして先進的な安全・運転支援技術といった「付加価値」が多くのユーザーに支持されているからです。

手頃なサイズでありながら、まるで一つ上のクラスの車に乗っているかのような満足感が得られる点が、オーラが選ばれる最大の理由と言えるでしょう。

オーラがどれくらい売れていて、なぜ多くの人に選ばれているのか、その理由を分解してみましょう。

▼販売台数データ(ノートとして)

「ノート」通称名販売台数
期間 販売台数 順位
2024年(年間) 101,766台 登録車 4位

※販売台数は日本自動車販売協会連合会の発表によるもので、「ノート」には「ノート オーラ」が含まれます。

▼オーラが売れている理由

  • 静かで快適な移動空間:前席の遮音ガラスなどに代表される静音設計により、会話や音楽を楽しめる上質な室内空間が魅力です。
  • 充実した標準装備:後側方の安全支援システムやアラウンドビューモニターなど、ライバル車ではオプションになりがちな装備が標準で付いてくるお得感があります。
  • 賢い運転支援システム:オプションの「プロパイロット(ナビリンク機能付)」は、カーブ手前で減速するなど、人間らしい自然なアシストで長距離運転の疲れを軽減してくれます。
  • “小さな高級車”という満足感:大型ディスプレイやBOSEサウンドシステム(OP)など、所有する喜びを満たしてくれるプレミアムな装備が揃っています。
  • e-POWERの気持ちいい走り:モーター駆動ならではの力強く滑らかな加速は、一度味わうとやみつきになる魅力があります。

なぜライバルではなく「オーラ」が選ばれるのか

コンパクトカー市場には、燃費性能で圧倒するヤリスや、室内空間の広さと使い勝手で人気のフィットなど、強力なライバルがいます。その中で、多くの人がオーラを選ぶのはなぜでしょうか。それは、オーラが「感性価値」という、スペックの数字だけでは表せない魅力を持っているからだと考えられます。

例えば、「静かな車内で大切な人と会話を楽しむ時間」や「上質なシートに身を預けてリラックスする感覚」、「滑らかな加速でストレスなく運転できる気持ちよさ」といった部分です。燃費や広さも大切だけれど、それ以上に日々の運転が少し豊かで楽しくなるような体験を求めている。そんなユーザーの心に、オーラの持つ「ちょっといいモノ感」が響いているのではないでしょうか。

「日産オーラはうるさい?」まとめ

  • 日産オーラは、遮音ガラスの採用など特別な静音対策により、コンパクトカーの常識を超える高い静粛性を実現しています。
  • 「壊れやすい」訳ではありませんが、12Vバッテリー上がりや、エアコン、エンジンに関する公式の対策(リコール等)が出ているため注意が必要です。
  • 燃費は街乗りや郊外では良好ですが、e-POWERの特性上、高速巡航では悪化する傾向があり、乗り方によって評価が分かれます。
  • 内装は「安っぽい」という評価は少なく、クラスを超えた上質感がありますが、木目調パネルなど一部のデザインは好みが分かれる点です。
  • 外観はワイド&ローな点が評価される一方、先進的で情報量の多いフロントマスクは好みがはっきりと分かれる傾向にあります。
  • 後部座席は大人でも十分座れる広さですが、ライバルのフィットほどの開放感はなく、主に1~2名での利用が中心の方に適しています。
  • 安全装備は非常に充実しており、多くの先進機能が標準装備されている点は大きな魅力で、公的機関からも最高の安全評価を得ています。
  • e-POWERによるモーター駆動ならではの力強く滑らかな加速性能は、多くのドライバーから高く評価されています。
  • 高い人気と売れ行きは、燃費や広さといった実用性だけでなく、静粛性や内外装の質感といった「感性的な価値」が支持されていることを示しています。
  • 総じて、実用性一辺倒ではない「小さな高級車」としての付加価値を求めるユーザーにとって、満足度の高い選択肢と言えるでしょう。