ロードスターNE(5代目)【MX5フルモデルチェンジ】と呼ばれる次期モデルの噂が、いま自動車ファンの間で大きな話題になっています。「いつ発売されるの?」「まさか電気自動車になって重くなってしまうんじゃ…」そんな期待と不安の声が、SNSや雑誌でも絶えません。
現行のND型が「世界一のライトウェイトスポーツ」として完成されているだけに、次がどう変わるのかはファンにとって死活問題です。マツダは「電動化」を宣言していますが、それが私たちの愛するロードスターらしさとどう共存するのか、気になりますよね。
そこでこの記事では、現在出回っているメディア情報や公式発表を徹底的にリサーチし、初心者の方にもわかりやすく整理しました。難しい専門用語は噛み砕いて解説しますので、リラックスして読んでみてください。
▼この記事でわかること
- そもそも「ロードスターNE」とは何なのか
- 発売時期はいつ頃になりそうか(2027年以降説の根拠)
- エンジンは残る?それともEV?電動化の方向性
- 現行ND型と次期NE型、今買うならどっちが幸せか
※この記事の情報は、2025年12月11日時点の調査データに基づいて作成しています。
ロードスターNE最新情報&予想:先にざっくり3行まとめ
次期型「NE」は2026〜2030年頃と幅広い予想があり、2026年モデル説から2027〜28年ごろ説、40周年前後(2029〜30年)説など複数の見方があります。一方でマツダは「将来のMX-5も含め電動化技術を取り入れる」方針を示しています。しかし「軽量・小型・お手頃」というコンセプトは死守される見込みです。
まずは、忙しい方のために現在わかっている情報の要点を3つに絞ってお伝えします。「次期型はどうなるの?」という疑問の答えは、現時点では以下の通りです。
- 名前は「NE」?:
現行モデル(ND型)の次に来る、5代目ロードスターの開発コード名として有力視されています。まだ正式な車名ではありません。 - いつ出るの?:
早くて2026年モデルとして登場するという海外メディアの予想から、2027〜28年ごろ、あるいは40周年の2029〜30年ごろという見方まであり、時期についてはかなり幅があります。マツダ公式からは発売時期に関する具体的な発表は一切ありません。 - 中身は?:
マツダ公式が「電動化する」と認めています。ただし、重たいEVになるか、ハイブリッドになるかは未定。「軽さと楽しさは守る」と約束されています。
現状では、確定情報と噂が入り混じっており、「今のロードスターらしさを残しつつ、環境規制や電動化の流れにどう対応するかを模索している」という段階です。完全なEVにするかどうかも含め、電動化の落としどころはまだ定まっていません。
▼車選択メモの視点:なぜここまで話題になるのか
まだ影も形もない「次期型」の話でここまで持ちきりになるのは、それだけ現行型(ND)の完成度が高く、かつ「ガソリンエンジンで走る軽量スポーツカー」という存在が、世界的に絶滅危惧種だからです。
多くのファンは「次がEVになって重くなったらどうしよう」という不安と、「マツダならきっと魔法のような解決策を見せてくれるはず」という期待の間で揺れ動いています。この「愛されているがゆえの不安」こそが、NE情報の核心部分と言えるでしょう。
※本記事は執筆時点(2025年12月)の情報を元に構成しています。発売時期や仕様を保証するものではありません。マツダ ロードスター公式サイト等で最新情報をご確認ください。
ロードスターNE(5代目)とは?開発コードの意味
「NE」とは、歴代モデルの型式名に基づく5代目の呼び名(予想)です。
マツダ社内での開発コードと見られており、ファンやメディアの間での通称として定着しています。
車好きの会話やネット記事で飛び交う「NE(エヌイー)」という言葉。これは正式な商品名ではなく、マツダのロードスターにおける「世代」を表す記号のようなものです。
歴代モデルと開発コード一覧
ロードスターは1989年の誕生以来、モデルチェンジをするたびにアルファベット順でコードネームが付けられてきました。
| 世代 | 通称(型式) | 特徴 |
|---|---|---|
| 初代 | NA | リトラクタブルライト(目が開くやつ)が特徴の原点。 |
| 2代目 | NB | ライトが固定式に。グラマラスなデザインへ進化。 |
| 3代目 | NC | 少しボディが大きくなり、電動ハードトップも登場。 |
| 4代目 | ND(現行) | 「原点回帰」を掲げ、現代の技術で徹底的に軽量化。 |
| 5代目 | NE(予想) | 次期型の開発コードとして呼ばれている段階。 |
このように、A、B、C、Dときて次は「E」だろう、ということで「NEロードスター」と呼ばれています。
現時点でマツダから「次はNEロードスターという名前で出します」という発表は一切ありません。
しかし、海外メディアなどではすでに「NE」という呼称が一般化しており、開発現場でもそう呼ばれている可能性が高いです。
初心者の方は「NE = まだ見ぬ次期型ロードスターのこと」と覚えておけば、ニュースを読むときに迷わずに済みます。
次期型の開発コード「NE」の噂
「NE」というたった2文字の中に、世界中のファンが抱く「ガソリンエンジンのままでいてほしい」「でも新しい技術も見たい」という複雑な感情が詰まっています。
過去、3代目(NC)でボディが少し大きくなった際に批判があった反省から、4代目(ND)では徹底的に小さく軽くしました。その成功体験があるため、5代目(NE)で「また重くなるのでは?」という警戒心が、この「NE」という呼び名を見るたびに議論の的となっているのです。
※本記事の「NE」という呼称は一般的・便宜的なものであり、マツダ公式の正式名称ではありません。マツダ ロードスター公式サイトで現行モデルの系譜をご確認いただけます。
ロードスターNEの発売日はいつ?【MX5フルモデルチェンジ予想】
最短でも2027年、有力なのは2028〜2030年頃と予想されます。
現行型の改良直後であることや、40周年(2029年)の節目が近いことが理由です。
一番気になる「いつ買えるのか?」という点ですが、結論から言うと「もう少し先、早くてもあと数年は待つことになりそう」です。そう考えられる根拠がいくつかあります。
根拠1:現行型への巨額投資
マツダは2023年秋に現行NDロードスターの「大幅商品改良(ND3)」を発表し、日本では2024年モデルとして発売しました。これは単なる色の変更などではなく、新しい安全システムの導入や、車の制御に関わる深い部分まで手を入れた大規模なものです。
普通、あと1〜2年でフルモデルチェンジする車に、これだけのお金と手間はかけません。つまり、「現行型(ND)をまだ当分の間、主力として売り続ける」というマツダの意思表示とも受け取れます。
根拠2:ND商品改良と40周年の動き
ロードスターの初代が発売されたのは1989年。つまり、2029年には誕生40周年を迎えます。
開発責任者の方も「40周年記念車の検討を始めた」と発言しており、この記念すべきタイミングに合わせて、何か大きな動き(新型NEの発表、あるいはNDの集大成)があるのではないか、と見られています。
フルモデルチェンジ時期の噂
- 海外メディアの予想:
2027年発表、2028年発売説などが報じられています。 - 国内メディアの解釈:
ND型をできるだけ長く販売し、2029年か2030年頃に、満を持して電動化したNE型を投入するのでは?という見方が強まっています。
▼深読み考察:次期型発売日の目安まとめ
なぜ発売時期がこれほど不透明なのか。それはマツダが「技術の進化を待っている」からではないでしょうか。
今のバッテリー技術で「安くて・軽くて・航続距離も長い」オープンカーを作るのは至難の業です。無理に今すぐ出して「重くて高い車」になってしまっては、ロードスターのブランドが死んでしまいます。
ギリギリまで粘って、少しでもバッテリーが進化するのを待つ。あるいは規制の動向を見極める。そんな「生みの苦しみ」による待機期間が、今の2027〜2030年説に繋がっていると考えられます。
※発売時期は全てメディア情報や状況証拠に基づく予想です。公式発表をお待ちください。マツダ ロードスター公式サイト
パワートレイン予想!エンジン存続かEV化か
マツダは「将来のMX-5も含めて電動化技術を取り入れる」方針を示す一方で、2025年のインタビューでは次期型に2.5Lの新世代ガソリンエンジン(SKYACTIV Z)とMTを組み合わせる構想も公表しています。 現時点では、マイルドハイブリッドを含むどの程度の電動化を組み合わせるかは未公表で、「ハイブリッド中心になる」とまでは言い切れず、軽さとのバランスを探っている段階と見るのが妥当です。
ここが最も議論が熱くなっているポイントです。「エンジンがなくなるのか?」「電気自動車(EV)になってしまうのか?」について、情報を整理します。
次期MX-5の電動化は確定
マツダは海外メディアの取材に対し、「次期MX-5(ロードスター)は電動化される」とはっきり答えています。また、2030年までに全てのモデルに電動化技術を取り入れる方針も示しています。
しかし、ここで言う「電動化」には、以下の3パターン全てが含まれます。
- マイルドハイブリッド:
主役はあくまでエンジン。電気は発進時などに少し手助けするだけ。(一番軽くて安い) - ストロングハイブリッド:
プリウスのように、電気だけでも走れるし、エンジンとも協力する。(燃費は良いが、システムが重くなる) - バッテリーEV(BEV):
エンジンなし。電気のみで走る。(環境には良いが、バッテリーが非常に重い)
ハイブリッドかEVか?
ロードスターの命は「軽さ」です。今の技術で完全なEVにすると、バッテリーだけで数百キロの重さが加わり、ロードスター特有の「ヒラヒラと舞うような走り」が失われるリスクがあります。
そのため、多くのメディアやファンの予想は「エンジンを主体にしつつ、小さなモーターを組み合わせる(マイルドハイブリッド等)」という線で一致しつつあります。
これなら、ガソリンエンジンの気持ちいい音や振動を残しつつ、環境規制もクリアできる可能性があるからです。
夢の技術:ロータリーEVの可能性
マツダは「アイコニックSP」というコンセプトカーで、発電用にロータリーエンジンを積んだEVを提案しています。
ロータリーエンジンは非常にコンパクトなので、これを活用した新しいスポーツカーの形がNEで実現するかもしれません。ただし、コストが高くなる懸念もあります。
▼技術的視点:マツダが挑む「矛盾」との戦い
「環境に優しくしろ」という社会の要請と、「スポーツカーは軽くあれ」という物理の法則。この相反する矛盾をどう解決するか、マツダのエンジニアは今まさに頭を抱えているはずです。
もしNE型で「軽いまま電動化」を実現できたなら、それは単なる新型車の発売ではなく、自動車史に残る技術的ブレイクスルーになるでしょう。逆に言えば、その解決策が見つかるまでは、安易に世に出さない覚悟があるとも言えます。
※電動化の形式(HEV/PHEV/BEV等)は未定です。マツダ ロードスター公式サイトで現在の環境技術への取り組みをご確認いただけます。
次期型MX5のデザインとボディサイズ【軽量化は維持】
「大きくしない」「重くしない」が絶対的な開発テーマです。
デザインは未来的になっても、コンパクトなオープン2シーターという基本骨格は変わりません。
車はモデルチェンジのたびに大きくなりがちですが、ロードスターに関してはその心配は少なそうです。
ロードスターNEのデザインの構想に最も近い2つの動画
現行モデル(ND型)に関しては、35周年記念車の公式紹介動画が最も新しい公式映像の一つです。
【MAZDA ICONIC SP】
現在、マツダ公式から「NE」という型式名での発表ではなくオープンカーでもありませんが、次世代のコンパクトスポーツカーとして公開された「MAZDA ICONIC SP(アイコニックSP)」がその将来像を最も色濃く反映している公式モデルです。
軽量化と50:50は継続
開発責任者の方は、次期型でも以下の条件は絶対に外さないと語っています。
- 軽量であること
- アフォーダブル(多くの人が買える価格)であること
- 前後重量配分が50:50であること
- 乗っていて楽しいこと
つまり、たとえ中身がハイテクになっても、見た目が巨大なスーパーカーのようになったり、価格が1000万円になったりすることはあり得ません。
ボディサイズ拡大とデザイン
現行型(ND)は全長約3.9メートルと非常にコンパクトです。デザイン責任者も「今のサイズより大きくしたくない」とコメントしています。
ただし、世界的な衝突安全基準(側面衝突など)への対応で、「幅」だけは少し広くなる可能性があります。それでも、運転していて「大きすぎて怖い」と感じるようなサイズにはならないでしょう。
内装・装備は現代的に
インテリアに関しては、アナログな良さを残しつつも、スマホとの連携や大型ナビ画面、先進の安全運転支援システム(自動ブレーキなど)は最新のものが搭載されるはずです。
「古い車の不便さを我慢して乗る」のではなく、「快適・安全だけど、走らせると昔ながらの楽しさがある」というバランスを目指しています。
▼デザイン考察:レトロか、近未来か
現行ND型は「魂動デザイン」による生物的な美しさが特徴でした。次期NE型では、コンセプトカー「アイコニックSP」で見せたような、少しシンプルでクリーンな、近未来的なラインを取り入れる可能性があります。
ただ、ロードスターのデザインで一番難しいのは「愛嬌」です。睨みを効かせた怖い顔のスポーツカーが多い中、どこか親しみやすい表情を維持できるかどうかが、長年のファンを納得させる鍵になるでしょう。
※デザインやサイズは予想情報を含みます。マツダ ロードスター公式サイト
現行NDと新型NEを徹底比較【スペック・価格】
NDは「完成された純ガソリン車」、NEは「新時代の電動スポーツ」。
アナログな一体感を求めるならND、最新のトルク感と環境性能ならNEという選び分けになりそうです。
現在販売中のND型と、予想されるNE型。もし今買うならどちらが良いのか、特性を比較してみましょう。
| 項目 | 現行NDロードスター(4代目) | 次期NEロードスター(5代目・予想) |
|---|---|---|
| 世代・コード | いま売られている4代目ロードスター。開発時の呼び名(コードネーム)は「ND」 | 次に出るとみられている5代目ロードスター。開発現場では「NE」と呼ばれていると言われる(市販される名前はまだ不明・予想段階) |
| 販売状況 | 日本では2015年に登場。その後も改良を重ね、2024年に大きな改良を実施して、いまも販売中 | まだ「開発中」とみられる段階。マツダから市販モデルとしての正式発表や発売時期の告知はない |
| ボディタイプ | 布の屋根を開け閉めできる「ソフトトップ」と、電動で開く固い屋根の「RF(リトラクタブルハードトップ)」の2種類 | 基本は今と同じく2人乗りオープン(ソフトトップ)になると予想。後からRFのようなバリエーションが出る可能性もある【予想】 |
| 駆動方式 | FR(エンジンは前、動くのは後ろのタイヤという、スポーツカーらしい方式) | FRはそのまま続く可能性が非常に高い。マツダも「軽いFRスポーツとして続ける」という方向性を示している【方針】 |
| パワートレイン | 1.5Lまたは2.0Lのガソリンエンジン(ターボなしの自然吸気)。国やグレードで違い、日本仕様は主に1.5L | マツダは「次のMX-5は電動化する」と公言。①エンジン+モーターのマイルドハイブリッド/ハイブリッド ②いずれEV(電気自動車)化…など、いくつかのパターンが考えられている段階【予想】 |
| 電動化 | 電動化なし。ガソリンエンジンだけで走るシンプルな構成 | 将来のMX-5にも電動化技術を取り入れる方針は示されているが、次期NE型でどの程度「モーター+バッテリー」を組み合わせるか(マイルドハイブリッド/ストロングハイブリッド/EV等)は未公表で、「決定済み」とまでは言えない。2.5Lガソリンエンジン主体で極力軽さを優先するという最新インタビューもある。 |
| 車両重量 | おおむね約1,000〜1,200kgクラス(グレードや装備によって変わる) | 開発陣は「できるだけ軽く」「今より大きく重いクルマにはしたくない」とコメントしており、目安として1,000kg前後を強く意識しているとされる【方針・予想】 |
| サイズ感 | 全長は約3.9mのコンパクトな2人乗りオープンスポーツ | 全長はNDと同じか、少し長くなる程度のイメージ。安全基準対応のため全幅は少し広くなる可能性があるが、「大きなクルマにはしない」方向と見られる【予想】 |
| デザインテーマ | マツダの「魂動(こどう)デザイン」を、小さくて軽快なスポーツカーに落とし込んだスタイル。長いボンネットと短いお尻、シンプルで軽やかな見た目 | 魂動デザインをさらに進化させつつ、電動スポーツらしい要素も取り入れたデザインになると予想。MAZDA ICONIC SPのようなコンセプトに近い方向性が噂されるが、市販車はあくまでシンプルで親しみやすい見た目を維持すると見られる【予想】 |
| ハンドリング | 「軽さ」と前後50:50の重量配分にこだわった、ロードスター伝統の「人馬一体」のハンドリング。2024年改良でLSDやDSC-TRACKモードが強化され、より気持ちよく走れるようになった | 人馬一体・50:50・軽さといったロードスターらしさを守りながら、モーターアシストや電動パワートレイン特有のトルクの出方をうまく組み合わせる方向と見られる【方針・予想】 |
| 走行フィール | 自然吸気エンジンならではの「回したときの気持ちよさ」と、軽いFRならではのリズミカルな走りが特徴。一般道のワインディングからサーキット走行まで「走って楽しい」キャラクター | モーターの力で低回転からトルクが出る、一方で「NAらしい気持ちよさをどう残すか」が開発のテーマとされる。ロータリーEVなど新しいシステムの採用も話題になっている【予想】 |
| 安全装備 | 2024年改良で、衝突被害軽減ブレーキや夜間の歩行者検知、最新世代のMAZDA CONNECTなど、安全・コネクテッド機能が強化された | さらに先の安全基準や運転支援に対応するため、ACC(追従クルコン)やLKA(車線維持支援)などの機能がより進化し、ソフトウェア更新(OTA)にも対応するなど、最新のマツダ車と同等クラスの装備になると予想【予想】 |
| インフォテインメント | ナビ・オーディオ用の画面は7〜8インチ級から、2024年改良でさらに大きく・見やすくなった。回すダイヤルや物理スイッチ中心で、運転中も操作しやすい作り | 画面サイズがもう少し大きくなる可能性はあるが、「運転中に見やすく、安全に操作できること」を重視し、タブレットのような“見た目だけ派手”な方向にはしないと考えられる【予想】 |
| エコ性能・規制対応 | 各国の排ガス規制・燃費規制に対応しつつも、「ガソリンスポーツとしての楽しさ」を大きく削らないようにバランスを取っている | CO₂排出量の規制強化や電動化の流れに対応する必要があるのは事実だが、「電気モーターとバッテリーを組み合わせたパワートレインが前提」とまでは断言できない。2.5Lの新世代ガソリンエンジン(SKYACTIV Z)で厳しい排ガス規制をクリアしつつ、必要に応じて電動化を組み合わせる方向性が語られている段階。【予想】 |
| 価格帯(日本) | おおよそ300万円台前半〜400万円弱(グレードやRF、特別仕様車などで上下する) | 電動化により原価は上がりやすいものの、「誰もが頑張れば手が届くスポーツカー」であることが最重要テーマ。可能な限り大幅な値上げは避けたいという意図が強いと考えられる【方針・予想】 |
| キャラクター | 「シンプルで軽いガソリンFRオープン」。余計なものをそぎ落とした、アナログ寄りのドライビングプレジャーが魅力 | 「電動時代のライトウェイト・オープンスポーツ」。モーターを使いながらも、軽快でヒラヒラ走る感覚をどこまで残せるかが勝負どころ【予想】 |
| 開発者のキーワード | 軽量/FR/人馬一体/アフォーダブル(手が届く価格)/50:50重量配分 | 軽量/電動化/進化した人馬一体/環境性能と楽しさの両立/初代から続くロードスターの哲学を受け継ぐこと【方針】 |
| 発売時期 | 2015年に登場し、2024年に大幅改良。今後もしばらくは販売が続くと見込まれている | 正式な発表はまだなし。早ければ2027年ごろに新型が出るという見方もあれば、ロードスター40周年の2029年〜2030年前後になるという予想もあり、幅が大きい状況 |
| 販売地域 | 日本・ヨーロッパ・北米など世界各地で販売(海外ではMX-5/Miataの名前で販売) | 同じく世界展開を前提に開発されると見られる。各国の環境規制の違いに合わせて、電動化の度合いや仕様が変わる可能性がある【予想】 |
| 購入ターゲット | 「運転そのものが好きな人」「趣味用の2台目が欲しい人」「軽いFRスポーツを一度味わってみたい人」 | 現行NDと同じ層に加え、「電動化の時代でも軽くて楽しいスポーツカーが欲しい人」「EVやハイブリッドでも走る楽しさに妥協したくない人」などが主なターゲットになりそう【予想】 |
※比較内容は予想を含み、実際と異なる場合があります。マツダ ロードスター公式サイト
次期ロードスターNEはどんな人におすすめ?
「運転そのものを趣味にしたい人」に向けた車であることは変わりません。
特に、環境意識は高いけれど運転の楽しさは諦めたくない、という新しい層に響く一台になりそうです。
ロードスターは決して便利な車ではありません。荷物はあまり乗らないし、人は2人しか乗れません。それでもNE型は、次のような人にとって「最高の相棒」になるはずです。
運転の楽しさを求める人へ
仕事も生活もデジタル画面ばかりの現代。屋根を開けて、風と光を感じながら車を操る時間は、最高の「デジタルデトックス」になります。NE型でもこの体験価値は変わりません。
実用性より趣味性の優先
「電気自動車は家電みたいで寂しい」と感じている車好きの方こそ、NE型のターゲットです。マツダはそういう人たちにこそ、「電気を使っても、車はこんなに楽しくなるんだ」と証明しようとしています。
電動時代のスポーツカー派
ミニバンやSUVの役目が終わり、「これからは夫婦二人で、あるいは一人で、自分のための時間を楽しみたい」という方。NE型は最新の安全装備を備えつつ、青春時代のときめきを思い出させてくれるでしょう。
▼購入への提案:ライフスタイルで選ぶ
もしあなたが「0-100km/h加速のタイム」や「サーキットのラップタイム」を重視するなら、他メーカーのハイパワーなスポーツカーの方が幸せになれるかもしれません。
しかし、「休日の朝、近所のパン屋まで遠回りして走りたくなるような心地よさ」を求めているなら、ロードスター(NDでもNEでも)は唯一無二の選択肢です。スペック表には載らない「情緒」を大切にする人のための車、それがNEロードスターです。
※ターゲット層は車の特性に基づく筆者の分析です。マツダ ロードスター公式サイト
まとめ
NEロードスターは、マツダが社運をかけて開発する「電動時代のライトウェイトスポーツ」です。
登場はまだ先ですが、その進化は待つ価値のあるものになるでしょう。
ここまで、次期型ロードスター「NE」について、現在わかっている情報と予想をまとめてきました。
- 登場時期:2027年〜2030年頃が有力。
- 中身:電動化は確実だが、軽さを守るための工夫が凝らされる。
- コンセプト:「人馬一体」の走る楽しさは絶対に変えない。
マツダは小規模なメーカーですが、それゆえに「本当に車が好きな人が、作りたい車を作っている」という熱気があります。
次期NE型は、自動車業界全体が電動化へとシフトする中で、「スポーツカーは死なない、むしろもっと楽しくなる」というマツダからの回答になるはずです。
▼最後にひとこと:待つか、乗るか
NEの情報を見れば見るほど、「今のND型に乗っておくべきか、NEを待つべきか」悩むことでしょう。
個人的な見解としては、「迷っている時間がもったいないなら、今あるNDに乗る」ことをおすすめします。NDはすでに歴史に残る名車です。それを楽しみながらNEの情報を待ち、NEが出た時にもし気に入れば乗り換える。
※本記事の内容は執筆時点(2025年12月)の情報を元にした予想を含みます。実際の仕様や発売時期を保証するものではありません。購入検討の際は必ずディーラー等で最新情報をご確認ください。マツダ ロードスター公式サイト

