ホンダ軽トラ新型車の予定【2026年復活は?】徹底解説まとめ

ホンダ軽トラ新型車の予定 ホンダ

「ホンダ 軽トラ 新型車の予定はあるのか?」
かつての名車アクティ・トラックが生産終了して以来、多くのファンがその後の動向を気にしています。

現時点では、ホンダから軽トラックの直接的な後継モデルに関する公式発表はありません。しかし、軽商用EV「N-VAN e:」の登場など、商用車戦略は形を変えて動き続けています。

この記事では、特定モデルを推奨するのではなく、メーカーの発表や市場データに基づき、「なぜ撤退したのか」「今後復活の可能性はあるのか」をフラットな視点で整理しました。

■この記事でわかること

  • ホンダ軽トラ(アクティ後継)に関する現在の公式情報
  • 「採算・法規・規模」から読み解く撤退の本当の理由
  • ハイゼット・キャリイなどライバル車との市場シェア比較
  • 今後あり得る「OEM復帰」や「EV商用車」などのシナリオ

まず事実確認:ホンダ軽トラの新型車「発売予定」と「アクティ後継」のアナウンスはあるか?

先出しまとめ:ホンダの軽トラ「アクティ・トラック」は2021年4月をもって生産終了しており、現在は公式サイトでもアーカイブ扱いです。現時点でホンダから「新型軽トラ」に関する公式発表は見当たらず、軽商用の主役はN-VAN/N-VAN e:にシフトしているのが事実ベースでわかるところです。

まずは、噂ではなく「いま確実に言えること」だけを整理しておきます。

  • アクティ・トラックは2021年4月で終了:ホンダの軽トラであるアクティ・トラックは、公式にも「2021年4月終了モデル」としてアーカイブに回っています。(アクティ・トラック 2021年4月終了モデルの公式情報)
  • 公式には「新型ホンダ軽トラ」の話は出ていない:公開情報をたどるかぎり、ホンダから「軽トラの新型を出す」と明言したニュースリリースや説明は見当たりません。
  • ホンダが力を入れているのは軽商用EV「N-VAN e:」:その一方で、ホンダは軽商用EVとしてN-VAN e:を発表・発売し、日本市場での軽EV展開を本格化させています。(新型軽商用EV「N-VAN e:」発表リリース)

このあとはなぜアクティが終わったのか、ライバルはどれだけ強いのか、そしてどんな復活ルートがあり得るのかを具体的に、一つずつ整理していきます。

なぜホンダは軽トラから撤退したのか?3つの決定的理由

先出しまとめ:ホンダが軽トラから撤退した背景を数字と法規で見ていくと、「薄利多売の世界で十分な台数を売れない」「安全・環境規制への大掛かりな対応が必要」「ライバルはOEM連合で量産できる」という三重苦が浮かび上がります。感情的には惜しまれつつも、事業としては“合理的な撤退”だった可能性が高いです。

アクティが好きだった人ほど「なんで終わらせたんだ」と感じるところですが、ビジネスとしての筋を追っていくと、いちばん説明力があるのは「採算・法規対応・規模」の三重苦です。

①採算性:薄利多売の市場で利益確保が困難

軽トラは、新車価格がかなりシビアに抑えられるジャンルです。そのぶん、メーカーが1台あたりから取れる利益はどうしても薄くなります。

  • 価格勝負の世界:買う側は「仕事の道具」として見るので、装備よりも価格と耐久性、維持費が優先されがちです。
  • 開発費は重いまま:とはいえ、衝突安全や環境性能を上げるには、それなりの開発費・設備投資が必要になります。
  • 黒字かどうかは“販売台数”次第:売れる台数が多ければ投じたコストを薄く広く回収できますが、台数が少ないと一気に重くのしかかります。

実際に、アクティ生産終了の背景として「販売台数が少なく、今後の排出ガス規制や安全装備の規制にも対応できない。後継予定もない」という販売店コメントが紹介されている記事もあります。(アクティ生産終了の背景を扱った記事)

要するに、ホンダは「薄利多売」の軽トラ市場で“多売側”になれなかった、というのがまず1つ目の理由として自然です。

②法規の壁:安全装備・環境規制への投資負担

2つ目は、避けて通れない安全・環境規制への対応です。

衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)の義務化は段階を追って進んでいて、資料上の整理はおおむね次のようなイメージです。

  • 新型車:軽四輪の新型車は2021年11月からAEBS義務化の対象に
  • 継続生産車:既存モデルも2025年12月から義務化(適用開始)
  • 軽トラック:軽トラについては別枠の猶予があり、最終的な期限は2027年9月から義務化(適用開始)

アクティ・トラックは2021年4月で終了しているので、表面上はAEBS義務化の直撃を受けてはいません。しかし、もしモデルを続けるなら、次のフルモデルチェンジや大規模改良でこの流れに合わせた安全強化が必要になります。

  • 売れていないのに大改修:販売台数が大きくないのに、AEBSや衝突安全構造の強化に対応するには、かなりの設計・設備コストがかかります。
  • 環境規制も重なる:燃費・CO₂規制(いわゆるCAFE規制)が商用車にもかかってくるため、エンジンやトランスミッションの効率改善も求められます。

こうなると、「売れ筋でもない軽トラに、次の法規対応まで背負わせるのか?」という判断がどうしても厳しくなってきます。

③規模の差:OEM連合に対する単独開発の限界

3つ目は、軽トラ市場の構造そのものです。

軽トラの世界では、「同じクルマを複数ブランドで売るOEM」が当たり前になっています。

こうしたOEM連合によって、ダイハツ系・スズキ系は1つの中身を複数ブランドで大量に作れる体制になっています。結果として、

  • 部品の共通化が進む→コストが下げやすい
  • 法規対応の投資も、複数ブランドの台数で割れる

一方でホンダは、このOEM連合には入らず自社だけでアクティを支える構造でした。販売規模でのハンデを抱えたまま、法規対応と採算を両立させるのは非常に難易度が高かった、と考えるのが自然です。

ライバル「ハイゼット・キャリイ」2強のシェアと現状

先出しまとめ:直近の販売データを見ると、軽トラ市場はダイハツ・ハイゼットとスズキ・キャリイの「2強」が台数の約9割弱を押さえています。そのうえで、両社とも安全装備や電動化を含めた投資を継続しており、単独メーカーがここに割って入るのは相当にハードな構図です。

「ホンダが軽トラをやめずに粘っていれば…」とつい考えてしまいますが、ライバルの数字を見ると現実はかなり厳しめです。

全国軽自動車協会連合会の「2025年4月~9月・軽四輪車 通称名別 新車販売速報」を見ると、軽トラック枠はざっくりこんな構図になっています。(軽四輪 通称名別 新車販売速報)

車名 台数(2025年4〜9月) シェア(軽トラ合計比)
ダイハツ ハイゼットトラック 43,570台 約56%
スズキ キャリイ 24,516台 約31%
その他(ミニキャブ/サンバー/スクラム/クリッパー/ピクシス等)合計 約1万台弱 約13%前後

掲載車種を合算した2025年4~9月の軽トラック合計は約78,000台強。そのうちハイゼットが約56%、キャリイが約31%、上位2車だけでおよそ87%という、かなり「二強寡占」に近い状況です。

しかもこの2強は、ただ台数が多いだけではありません。

  • スズキ・キャリイ:外装のリフレッシュやデジタルメーター化、衝突被害軽減ブレーキ(デュアルセンサーブレーキサポートII)の全車展開などを実施し、年間販売目標を6.5万台規模に設定。(スズキ キャリイ一部仕様変更リリース)
  • ダイハツ・ハイゼットトラック:安全性向上を含む改良を継続しつつ、軽商用車全体ではDNGA(新世代軽プラットフォーム)を導入し、FR用CVTや先進安全機能「スマートアシスト」強化などで、いわゆる「商用燃費基準規制」にも対応できる土台を整えてきました。(ハイゼット トラック一部仕様変更リリース) / (DNGA軽商用車投入リリース)

つまり、2強は「売れているからこそ、さらに法規対応や商品改良に投資できる」という好循環に入っています。ここにホンダが単独で再参入し、まとまったシェアを取りにいくのは相当な覚悟が必要、というのが数字から見える現実です。

ホンダ軽トラ新型車の逆風:経営リソースのEV集中と農家数の減少

先出しまとめ:ホンダ軽トラ復活を待つ人にとっての逆風は、「ホンダの経営資源がN-VAN e:など軽商用EVに向いている」「新規開発に必要な安全・環境対応のハードルが上がり続けている」「軽トラ市場そのものが大きく伸びる構造ではない」という3点に集約されます。

ここからは、「じゃあ新型ホンダ軽トラが出る可能性はどれくらいなのか?」を考えるために、まずマイナス側の材料=逆風を整理します。

  1. ホンダ側の優先順位が上がりにくい
    ホンダにとって、いま商用領域でいちばん重いテーマは軽商用EVの立ち上げです。その主役がN-VAN e:で、2024年10月10日に発売、WLTCモード航続距離は245km(※使用環境で変動)とされています。さらに、N-VAN e:のグレード「e:G/e:L2」は、法人営業部・Honda ON限定でリース契約専用であり、「商品単体」ではなく「事業」として組み立てている印象が強いです。
    →限られた人・お金・設備をどこに投じるかを考えると、「まずはN-VAN e:を軌道に乗せる」が優先で、軽トラにリソースを振り分ける必然性はどうしても薄くなります。(N-VAN e:の公式リリース)
  2. 新型に必要な要件が増える一方(安全・環境)
    先ほど触れたAEBS義務化に加え、燃費やCO₂排出量をメーカー平均で縛る「CAFE規制」も年々厳しくなっています。軽トラは構造的に空力を良くしにくく、荷物も積むので燃費面で不利になりがちです。
    →新型ホンダ軽トラを出すとしたら、①AEBSや先進安全パッケージの搭載、②燃費規制に対応できるパワートレーン、③将来の電動化まで見据えたプラットフォームと、最初から“てんこ盛り”の開発が必要になります。
  3. 市場の“総量”が伸びにくい(農家の構造変化)
    農業関連の調査を見ていくと、販売農家数の減少や高齢化(主運転者が70代以上というケースが半数前後)、「今後廃業予定」という回答の増加などが指摘されています。一方で、いま農家が保有している車種を見ると「軽トラックを持っている割合は9割前後」というデータもあり、軽トラが重要な仕事道具であること自体は変わっていません。
    →つまり、軽トラは「なくならないけれど、伸びるとも言いにくい」市場です。ホンダが巨額投資をかけて戻るには、どうしても説得力に欠けるステージとも言えます。

軽トラ新型車の追い風:軽商用EVの技術転用と根強い需要

先出しまとめ:一方で、軽トラ需要そのものは根強く、安全装備標準化の流れや軽EVの拡大は「新しい軽トラ像」をつくる追い風にもなり得ます。ホンダが軽商用EVで経験値を積めば積むほど、将来の軽トラ系モデルに転用できる部品・ノウハウが蓄積していく構図です。

逆風ばかり見ても暗くなるので、今度は「もしホンダが戻るなら、追い風になりそうな要素」もチェックしておきます。

  1. 軽トラ需要そのものは“消えない”
    農家の保有車種構成を見ると、「軽トラックを1台は持っている」というケースが依然として非常に多い、という調査がいくつもあります。
    →農業・林業・建設業・設備業など、軽トラがないと仕事にならない現場は今も各地にあり、ここは「無くならない需要」として底堅いと考えられます。
  2. 安全重視が強まっている(買い替えの動機になる)
    事業者の側でも、安全に対する意識は確実に高まっています。先進安全装備付きのクルマを選びたいという意向も強まっていて、軽トラにもAEBSや誤発進抑制、車線逸脱警報などが標準化されつつあります。
    →これは裏を返すと、「古い軽トラを使い続ける理由が薄れていく」ということでもあり、新車への更新需要をじわじわ後押しする要因にもなります。
  3. 「軽EV」の流れがホンダに向いている
    ホンダはN-VAN e:に続いて、軽乗用EVであるN-ONE e:もラインアップし、「軽EVを増やす」という方針を明確にしています。
    →軽トラEVは、積載量・航続距離・価格のバランスが難しく簡単ではありませんが、小さい商用EVを作れば作るほど、電池パッケージ・モーター・リーススキームなどの経験値が溜まるのも事実です。N-VAN e:開発陣のコメントには「モデルを増やして台数を稼ぎ、より手頃なBEVを提供したい」「衝突安全の確保に苦労した」といった話も出ており、これらは将来の軽トラ系モデルにそのまま効いてきます。

つまり、需要の底堅さと安全・EVシフトをうまく組み合わせれば、「ホンダらしい軽トラ的なもの」を再構築する余地はゼロではありません。

今後どうなる?ホンダ軽トラ「3つの復活シナリオ」検証

先出しまとめ:ホンダの軽トラ復活は「出る/出ない」の二択ではなく、①当面は出さない、②OEMや法人向け電動モデルとして限定復帰する、③独自開発で本格復活する、といった複数ルートが考えられます。現実的なのは①か②で、③はロマンはあるものの採算面でかなり厳しい、というのが整理したうえでの結論です。

ここからが一番気になるポイント、つまり「ホンダが軽トラに戻るとしたら、どんな戻り方があり得るのか」です。大まかに、可能性の大きさで3段階に分けて考えてみます。

【可能性:大】新型は出ずN-VAN系で代替継続

まず、いちばん現実味があるのは「新型軽トラは出さない/当面はN-VAN系(+EV)で商用ニーズをカバーする」というルートです。

  • 商用の主語はすでに「バン系」になっている:N-VAN(ガソリン)→ N-VAN e:(EV)と、ホンダの商用車戦略は「荷室の広いバン」を軸に回り始めています。
  • リソース集中のメリットが大きい:限られた開発資源をN-VAN系に集中させた方が、EVのコストダウンや商品改良のスピードを上げやすいのも事実です。
  • 軽トラ市場は2強が独走:前述の通り、軽トラ市場はハイゼットとキャリイの2強が圧倒的で、ここにゼロから挑むのはハードルが高い状況です。

このため、ホンダとしては「商用の穴はN-VAN系で埋める。軽トラそのものには当面戻らない」という選択が、撤退理由とも矛盾しない現実的なシナリオになります。

【可能性:中】他社OEM供給を受けて販売再開

次に、もしホンダが「やっぱり軽トラは、ラインアップにあったほうがいい」と考えた場合、現実的な落としどころになりそうなのがOEM復帰や、法人向けの限定電動モデルです。

  • 案B:OEMで軽トラに“復帰”する
    中身は他社の軽トラ(おそらくハイゼット系かキャリイ系)を使い、ホンダのエンブレムと販売網で届けるパターンです。
    メリット:

    • 短期間で「ホンダの軽トラ」の穴を埋められる
    • 法規対応・基本設計はOEM元の負担で済む

    課題:

    • 「ホンダらしさ」をどう出すか(価格・保証・アフターサービスで差別化するのか、内外装や特別仕様で個性を出すのか)
    • OEM元との関係次第で、改良要望をどこまで出せるかが変わる
  • 案C:“法人・自治体向け限定”の電動軽トラ(リース中心)を小さく出す
    N-VAN e:でも、法人・事業者向けにリース専用のグレードが用意されています。この考え方を軽トラEVに応用するパターンです。
    イメージ:

    • 自治体の公用車、工場内・施設内だけで使う構内車など、用途を絞る
    • 走行距離や充電設備を含めて「運用パッケージ」ごと提案する
    • 販売ではなく、リース中心にして残価リスクを抑える

    一般ユーザー向けに大量販売するより、使い方をホンダ側がある程度コントロールできる分、EVの弱点をカバーしやすいルートと言えます。

この「OEM復帰」や「法人向け限定EV」は、ホンダが軽トラに戻るとしたら“現実的に取り得る選択肢”として中くらいの可能性があると考えられます。

【可能性:小】ホンダ独自設計でのアクティ復活

最後に、ファンの期待としては最も盛り上がるものの、現実にはハードルが高そうなルートです。

  • 案D:ホンダ独自開発で“アクティ後継”を新規開発(FR/4WD前提)
    かつてのアクティは、エンジンをキャビンの下に置くMRレイアウトなど、ホンダらしい独自性がありました。ここにロマンを感じる人は多いと思います。
    ただ、今の時代に独自軽トラを新規開発するとなると、安全規制・環境規制・電動化の全てに一から対応する必要があります。
    →結果的に、「撤退のきっかけになった重い開発負担を、もう一度丸ごと背負う」ことになりかねず、商用の柱に据えるくらいの覚悟がないと踏み切りづらい選択です。
  • 案E:“軽トラ”ではなく、超小型EV・小型商用の新カテゴリで荷台付き
    軽トラではなく、超小型モビリティや小型商用EVといった別カテゴリで「荷台付きの車両」を出すパターンも考えられます。
    例えば、都市部の宅配・ラストワンマイル配送、工場内・施設内の荷物運搬に特化したようなモデルです。
    ただし、軽トラユーザーが求める最低地上高・悪路走破性・積載量・耐久性をすべて満たすのは難しく、従来の軽トラの直接代替にはなりにくいでしょう。

この2つの案は、どちらも「ホンダらしさ」や「新カテゴリ創出」という意味では非常に魅力的ですが、採算や市場規模を冷静に見たとき、可能性としては小さいグループに入ると考えるのが現実的です。

深掘り考察:もしホンダが本気で軽トラの新型車を出す予定があるなら?

先出しまとめ:もしホンダが本気で軽トラ領域に戻るなら、①短期はOEMで販売現場の“穴”を埋め、②中期は法人向け電動モデルで運用込みの価値提案を行い、③長期は「軽トラ」に縛られない商用電動プラットフォームで派生車種を増やす──という三段階シナリオがいちばん筋が通りそうです。ただし、あくまで公開情報を元にした推理であり、ホンダ公式の見解ではありません。

最後に、少し踏み込んだ「もしホンダが本気で軽トラに戻るなら」という仮定で、1つのシナリオを組み立ててみます。

  • 短期:OEMで「とりあえず穴埋め」
    まずはOEM供給を受けて、ホンダブランドの軽トラをラインアップに戻すステップです。ここでの目的は、販売店とユーザーとの接点を取り戻すこと。
    「いまホンダ車に乗っているけれど、軽トラだけは他社で買わざるを得ない」という状況を減らし、現場の声をもう一度自社の中に集める役割を担います。
  • 中期:法人向けに電動化モデルを限定投入
    次のステップとして、N-VAN e:で得たノウハウを活かしつつ、法人・自治体向けの電動軽トラ/小型商用EVをリース中心で展開するイメージです。
    ここでは、車両そのものだけでなく、充電インフラ・運用設計・メンテナンスを含む「サービスパッケージ」として提案することで、価格や航続距離のハンデを補うことができます。
  • 長期:軽トラという枠に縛られず、商用電動プラットフォームで派生を増やす
    最終的には、「軽トラ」という車型にこだわるよりも、共通の商用EVプラットフォームを持ち、そこからバン/ピックアップ/超小型カーゴなどを派生させる方向が、ホンダの電動化戦略とも整合しやすいはずです。
    台数をまとめて確保しやすくなり、電池やモーターなど高価なコンポーネントも共通化できるため、EVのコストダウンにもつながります。

この三段階シナリオは、

  • 「軽トラの空白」をOEMで素早く埋めつつ、
  • 電動化の実験場を法人向けモデルで作り、
  • 最終的に商用EV全体の土台を強くする

という流れになっていて、ホンダがこれまで語ってきた「軽EVを増やして台数を確保し、EVをより手の届きやすいものにしていきたい」という方向性とも矛盾しにくい形です。

もちろん、これはあくまで公開情報と市場構造から逆算した一つの推理にすぎません。「必ずこうなる」という話ではなく、「こういうルートならホンダにとっても現実味がありそうだ」という整理として、軽トラ復活を待つ人の頭の片隅に置いてもらえれば十分かな、というスタンスです。