セレナのアクアミントは、明るく上品なパステル調の色合いで、定番色にはないおしゃれさを求める層から大注目のカラーです。
ファミリーカー=白や黒というイメージが強い中、「人とは被らない自分らしい色を選びたい」という方にとって非常に魅力的な選択肢ですが、特殊塗装のお手入れや将来のリセール(買取価格)など、少し不安に感じる部分もあるのではないでしょうか?
本記事では、実際の見え方や人気の背景といったポジティブな面だけでなく、査定時のリアルな評価や維持する上での注意点まで、購入前に知っておくべきポイントを徹底的に解説します。
■ この記事でわかること
- アクアミントの具体的な色合いと「スクラッチシールド」のメリット
- 王道の白・黒以外でも、現在高い人気と注目を集めている理由
- 購入時に一番気になる、将来的なリセール(買取価格)のリアルな傾向
- 特殊塗装を長持ちさせるための正しいお手入れ方法と、皆の評判
- セレナ新型2026の人気色ランキングの解説はこちら
※この記事の情報は、2026年3月1日時点の調査データに基づいて作成しています。
セレナ新色「アクアミント」はどんな色?
アクアミントは、明るく上品なパステル調の特別塗装色であり、洗車キズなどが目立ちにくくなる「スクラッチシールド」を備えた魅力的なカラーです。
アクアミントは、日産セレナのマイナーチェンジに伴い「新色3色」のひとつとして全グレードに追加された、優しく淡いミント系のカラーです。
■兵庫の日産ディーラーのアクアミントの動画
メーカーの正式な表記は「アクアミント〈#D40・スクラッチシールド〉」となっており、特別塗装色(49,500円)に設定されています。
実際に「どのように見えるのか」、3つのポイントに分けて詳しく見てみましょう。
- 明度が高い(明るい)= 軽快な印象を与えてくれます
ミニバンはドアなどの面が大きいため、濃い色合いだと少し“塊感”や重たさが出やすくなります。一方、アクアミントは面をふんわりと軽く見せてくれるので、車体が大きくても威圧感を感じさせないのが魅力です。 - 彩度が強すぎない(パステル寄り)= 上品な仕上がりです
「緑色!」と強く主張するのではなく、ふわりとした“ミントの空気感”をまとっています。しっかりと個性はありつつも、決して派手すぎない絶妙なバランスを狙ったカラーと言えます。 - 光の当たり方で表情が変わる(青みや白みが出る)= ぜひ実車でのご確認をおすすめします
日産ディーラーのブログでも「光の当たり方で少し違って見えるので、ぜひ実車を見てくださいね」とたびたび案内されています。(日産ディーラー)実車で見てる人の印象なので、画面では分かりにくい証拠とも言えます。
さらに、アクアミントは「スクラッチシールド」(自己修復機能のあるクリヤー塗装)とセットになっている点も、美しい印象を保つために一役買っています。
これは、日常的な軽いすりキズが時間の経過とともに目立ちにくくなるという優れた塗装で、耐用年数は「3〜5年」と説明されています。(lv.nissan.co.jp:ただし約3年で徐々に低減する旨の説明もあり)
つまり、淡いお色でどうしても気になりがちな洗車時のスリ傷(うっすらとした白い線)を、「つきにくく、残りにくくする」という心強い工夫が込められているのです。
アクアミントが人気色?
定番の白や黒以外でお洒落を楽しみたい層から支持されており、ライバル車のカラーバリエーション縮小もこの人気の後押しをしていると考えられます。
人気を測る指標には「実際の販売台数」と「注目度の高さ(関心)」の2つがありますが、現在私たちが確認しやすい後者の視点から見ると、アクアミントは非常に高い注目を集めています。
- 日産セレナの公式Webカタログにおいて、2026年3月1日時点でボディカラーランキングの上位(2番目)に表示されています。(日産セレナ公式)

- ディーラーの現場からも、アクアミントを展示車としておすすめする発信が複数見受けられます。これは「お客様からの反響や問い合わせが多く見込める魅力的なカラー」として扱われている証拠と言えます。(日産ディーラー)
ここで興味深いのは、本来ならミニバンというジャンルは一般的に「白や黒」が圧倒的に選ばれやすいという点です。これは、将来手放す際のリセールバリュー(買取価格)が安定して予測しやすい、という背景があるためです。
そのような状況のなかで、アクアミントが公式ランキングの目立つ位置にランクインしているのには、次のような理由が考えられます。
- 「白や黒以外で、自分らしい色を選びたい」と感じている方が一定数いらっしゃる。
- 加えて、「新色」としての新鮮さや話題性が後押ししている。
さらに大きいのがライバル車の状況です
ライバル車の人気色絞り込みが追い風に
ノア・ヴォクシーの2025年9月の改良では、
- ノアが7色→4色
- ヴォクシーが6色→4色
基本ベースは、白・シルバー・黒(2種)と、王道カラーのみに絞る強気な選択をしています。多くの車カテゴリーの中でも、家族用のミニバンは、特に白黒グレー系に人気が集中しやすいゆえの選択でしょう。
絞っている理由には、筆者自身の予想では「マイナーチェンジが近いという噂なのでその前に人気色に絞って生産計画をシンプルにしたい→家族が主要顧客であるミニバンだからこそ、より顕著に出た」という経緯を考えています。
セレナのアクアミントは、この動きとは明らかに逆行しており、しかしそれゆえに、トヨタのノアヴォクシーの対応に不満を持っていたオシャレ派の層から支持があるのもうなづけます。
アクアミントをおすすめしたい人の特徴
- 他の方と「被りたくない」けれど、原色のような目立つ色を選ぶのは少し勇気がいる。
- 子育てのための車であっても、お出かけの写真に映えたり、日常の気分を明るくしてくれる色を選びたい。
- ミニバン特有の「道具感」よりも、おしゃれな「生活のセンス」を大切にしたい。
アクアミントは、こうした想いを持つ方々にぴったりと寄り添う、とてもバランスの良いカラーとなっています(※こちらは市場の傾向からの推測であり、公式なデータに基づくものではありません)。ライバルのノアヴォクシーの動きが、アクアミントの人気を後押しした可能性もあります。
気になるアクアミントのリセール
ミニバンのリセールは白黒が有利になりがちですが、アクアミントは新色で初動人気の高さと傷がつきにくい特性はあり、中古車市場でも良い評価を得る可能性は残っていますが、やはりミニバンでリセールを気にするなら白黒が無難です。
もちろん、お車の買取価格は「ボディカラーだけで決まるものではない」というのが大前提ですが、色は「次のお客様への売りやすさ(回転の良さ)」に大きく影響します。ミニバンの主な主役はご家族です。複数人が乗る大きな車を選ぶ際は、ご家族で相談して決めるケースが多く、どうしても「無難な白や黒が有利、それ以外は少し不利」という傾向がはっきりと出やすくなります。
注目度の高さがリセールでの強みに
- 公式ランキング上位 = 今後「この色を探す方」が増える期待感
日産セレナの公式には、ボディカラーランキングが公開されています。上位に居続けるようであれば、将来的に中古車市場でも「アクアミントを探して買いたい」という需要が育ちやすくなります。(日産セレナ公式)

- 美しいコンディションを保ちやすい = お手入れ次第で強い味方に
スクラッチシールドは軽いすりキズを目立ちにくくしてくれるだけでなく、水はじきやツヤの持続についても説明されています。(日産FAQ)
外装に“お疲れ感”が出にくいため、査定時の第一印象がグッと良くなる傾向があります。
修理費用や査定に関する現実的な注意点
- 特別塗装色の追加料金(49,500円)が、そのまま査定額に上乗せされるわけではありません
状態が良ければもちろんプラスに評価されますが、「購入時に支払ったオプション代金が丸ごと戻ってくる」わけではないのが一般的です。 - 万が一の補修・板金修理の際、少しハードルが上がる可能性があります
日産公式の「スクラッチシールド補修」ページで、特殊なクリヤーコートなので補修時も専用塗料が必要/磨きなど仕上げが難しい旨が明記されています(日産公式)
さらに修理業者の記事にも、スクラッチシールドのような特殊な塗装は、対応できる修理業者が限られてしまったり、費用が変動しやすかったりするという注意喚起がなされています。(池内自動車:車の修理専門業者)
ご注意ください。
リセールを手堅くする3つの対策
- もし3〜5年程度でお手放しを想定されている場合は、最も人気のあるグレードや、後付けできない装備(安全装備やメーカーナビなど)を優先して選んでおくのが安心です。
- 外装については、何より「修復歴を作らないこと」が一番の対策です。(軽い接触でも板金修理が必要になると、色に関わらず査定には厳しく響いてしまいます。)
- 透明なプロテクションフィルム(PPF)やボディコーティングは、「高く売るため」というよりも、「綺麗な状態を保つ確率を上げるための、安心の保険」として取り入れるのが合理的でおすすめです(特にキズがつきやすいフロント周りなどに有効です)。
- ただしリセール至上主義で考えるなら、アクアミントは趣味色であり、白黒以外の選択肢はおすすめしません。高ければラッキーぐらいの感覚でいるべきです。
アクアミントのリアルな評判・口コミ
「良い色だ」という好意的な意見が多く集まる一方で、ファミリーカーには無難な定番色を求める層との間でお好みがはっきりと分かれる傾向にあります。
このカラーに対する評判は、「色そのものの魅力」と「ミニバンというお車にこの色を選ぶ心理」の2つの側面から見えてきます。
「実車が良い」など好意的な口コミ
- ディーラーでの展示も積極的に行われており、多くの方の目に触れています。(blog.nissan.co.jp)
- 車好きの方が集まるコミュニティなどでも、「そそられる色だ」「いい色!」といった、アクアミントに対する素直で好意的な声が寄せられています。(みんから)
評判が分かれる「無難さ」という壁
ミニバンというジャンルにはどうしても「白や黒が圧倒的に支持される」という背景があり、ご家族のための車としては「無難であること」そのものが大きな価値となる場面が多くなります。
そのため、アクアミントは「こういう色を待っていた!」と心に響く方がいらっしゃる一方で、「車の色で冒険はしたくないな」と考える方にとっては、最初の候補から外れてしまいやすい……という、ご意見がはっきりと分かれる傾向があります。
汚れの目立ちやすさと正しい洗車方法
白より汚れが目立ちにくい特性を持ちますが、お手入れの際は特殊塗装を削らないよう「コンパウンドを含まないワックスでの優しい洗車」が基本です。
アクアミントは、「付着する汚れの種類によって、目立ち方が変わってくる」という特徴を持っています。少し深掘りしてみましょう。
白や黒と比較した汚れの目立ち方
汚れ耐性は一般論として、グレー系>白>黒。
アクアミントは、グレー系と白の間のイメージです。
セレナに当てはめるなら、「ブリリアントシルバーとダークメタルグレー>アクアミント>プリズムホワイト>ダイヤモンドブラック」が体感目安となります
灰シルバーのほど最強ではありませんが、白よりも楽よりです。
洗車はコンパウンド不使用が鉄則
日産の公式FAQでは、スクラッチシールド塗装のお車には、コンパウンド(研磨剤)が含まれていないワックスの使用が推奨されています(超微粒子のものなど一部例外についての記載もありますが、基本は「削らない」ことです)。(日産FAQ)
また、日産の技術紹介のページには「お湯をかけるなどして温めてあげると、キズの復元が早まる」という興味深いお手入れのヒントも紹介されています。(history.nissan.co.jp)
ですので、日常のお手入れとしては次のようなポイントを意識してみてください。
- 洗車の際は“摩擦を減らす”ことを一番に。たっぷりの泡で洗い、事前の予洗いをしっかり行い、拭き取りには柔らかいクロスをお使いください。
- 水ジミを防ぐため、洗車後はできるだけ優しく水滴を拭き上げると安心です。
- 頑固な汚れがついてしまった際、ゴシゴシと研磨して落とそうとすると、せっかくのスクラッチシールドの良さを削ってしまう恐れがあるのでご注意ください。
これらを少し心がけていただくだけで、淡い色特有の“くすんだ印象”を防ぐことができます。