ラパンの悪いところは本当?【高速危ない・乗り心地悪いなど検証】

ラパンの悪いところは?乗り心地は?高速道路は危ない? スズキ

「ラパンの悪いところ」を検索してこの記事にたどり着いたあなたは、その可愛らしいデザインに心惹かれつつも、「本当に買って後悔しないだろうか?」と具体的な欠点を調べているのではないでしょうか。

特に、高速道路を走るときのパワー感や、「エンジンうるさい」という噂は本当なのか、実際の静粛性はどの程度なのか、気になりますよね。また、最近の軽自動車では当たり前になりつつある衝突被害軽減ブレーキや、長距離運転を楽にしてくれる運転支援システムについても、ラパンがどこまで対応しているのかは知っておきたい重要なポイントです。

この記事では、スズキ ラパンを徹底分析し、デザインの魅力だけでは見えてこない具体的な「ラパンの悪いところ」を、ユーザーのリアルな声や客観的なデータに基づいて、包み隠さず解説していきます。

この記事を読めば、以下の5つのことが明確になります。

  • 高速道路でのパワー不足とエンジン音の実態
  • 先進の運転支援システムで「できないこと」
  • 後部座席と荷室の使い勝手における最大の欠点
  • 街乗りと高速走行で感じる静粛性と乗り心地のギャップ
  • ラパンを買って満足する人と、後悔しやすい人の具体的な特徴

ラパンの悪いところ:加速しない?【高速道路】

ラパンの悪いところは?乗り心地は?高速道路は危ない?

ラパンの加速性能は、主な用途が街乗りであれば「必要十分」ですが、高速道路での追い越しや急な上り坂では「力不足」を感じやすいのが正直なところです。2025年の改良でマイルドハイブリッドが搭載され、発進時や低速からの加速はモーターアシストのおかげでスムーズになりましたが、エンジン自体の最高出力は49馬力のまま。そのため、高速域での劇的なパワーアップには繋がっていません。

軽量な約700kgのボディとCVTの組み合わせは、時速60kmくらいまでの市街地走行では軽快そのもの。最小回転半径も4.4mと小さく、キビキビと走ることができます。しかし、利用者からは「中速からの加速は快適」という声がある一方で、「エンジン音が大きい」「追い越しは少し気を使う」といった声も聞かれ、特に速度が上がるシーンでは評価が分かれる傾向にあります。

残念ながら、ラパンにはターボエンジンの設定がありません。そのため、「もう少しだけパワーが欲しい」というニーズに応える選択肢がない点は、競合車と比較した際の弱点と言えるかもしれません。

▼オーナー評価の傾向

ラパンの動力性能に対する評価は、オーナーが普段どのような道を走るかによって大きく左右されるようです。「ほとんど街乗りで、たまに郊外へ出かける」という方からは不満の声は少なく、むしろ「軽快で運転しやすい」と好意的に受け止められています。一方で、「通勤で高速道路を毎日使う」「家族で山道へドライブに行く」といった使い方をする方からは、パワー不足を指摘する声が目立ちます。

▼車選びの視点

ラパンの購入を検討する際は、ご自身の運転スタイルの7割以上を占めるのはどのような場面かを想像してみてください。もしそれが市街地走行であれば、ラパンの加速性能はきっとあなたを満足させてくれるはずです。しかし、高速道路や山道を走る機会が多いのであれば、後悔しないためにも、ターボ設定のある他の軽自動車と比較検討することをおすすめします。

ラパンの悪いところ:エンジンうるさい?【静粛性】

ラパンはエンジンうるさい?

ラパンの静粛性は、軽自動車というカテゴリーの中では標準的ですが、決して「とても静か」な車ではありません。「ハーテクト」と呼ばれる高剛性な車体や接着剤の工夫などで騒音・振動対策は施されているものの、速度を上げた際のエンジン音や、荒れた路面を走るときの「ゴーッ」というロードノイズは、ある程度室内に侵入してきます。

この点に関するユーザーレビューは、「エンジンノイズが大きい」という意見と、「ロードノイズはそこそこ抑えられている」といった意見が混在しており、評価が割れています。これは、走行する速度域や路面の状態、さらにはドライバーが以前に乗っていた車など、様々な要因で「うるさい」と感じる基準が変わるためでしょう。

特に、高速道路を時速100km近くで巡航するような場面では、3気筒エンジン特有のうなり音が大きめに感じられる可能性があります。また、マイルドハイブリッド化によって信号待ちなどでエンジンが停止・再始動する機会が増えましたが、その再始動時の音や振動を「少し気になる」と感じる方もいるようです。

▼静かさの感じ方に差が生まれるワケ

静粛性の評価は、非常に主観的な側面が強いものです。例えば、元々コンパクトカーに乗っていた方からすれば「軽自動車としては静か」と感じるかもしれませんし、高級セダンから乗り換えた方なら「騒がしい」と感じる可能性もあるでしょう。また、装着しているタイヤの種類によってもロードノイズの大きさは大きく変わります。ラパンの静粛性を判断する際は、こうした背景も考慮に入れると、より実像に近い評価が見えてきます。

▼手軽にできる対策の可能性

もし購入後にロードノイズが気になった場合、タイヤを静粛性の高さを謳った「コンフォートタイヤ」に交換するだけで、乗り心地が大きく改善される可能性があります。タイヤは車が唯一地面と接している重要なパーツ。走りの質を手軽に、かつ効果的に変えられるカスタムとして検討してみる価値はあります。

ラパンの悪いところ:乗り心地悪い?

ラパンの乗り心地は、街中での「キビキビとした軽快な走り」を重視したセッティングです。短いホイールベース(2460mm)と約700kgという軽さが相まって、狭い道での右左折や車線変更は思いのまま。運転がとても楽しく感じられるでしょう。

しかし、この街乗り最適化の設計には副作用も伴います。それは、路面の凹凸に対する反応がやや敏感であることです。特に、道路の継ぎ目やマンホールといった少し大きな段差を乗り越える際には、車内に「コツン」という正直な衝撃が伝わりやすい傾向があります。ユーザーからも「突き上げ感は普通にある」といった声が聞かれ、常にフラットで快適な乗り心地、というわけにはいかないようです。

高速道路では、橋の継ぎ目や横風の影響で、車体が少し揺すられる感覚を覚える場面もあります。直進安定性が低いわけではありませんが、より車重が重く、ホイールベースが長い上級のハイトワゴン軽と比較すると、長距離運転では無意識にハンドルを修正する回数が増え、少し疲れを感じやすいかもしれません。

▼**「軽快さ」と「落ち着き」のバランス**

車の乗り心地は、多くの場合「軽快さ」と「重厚感・落ち着き」のトレードオフの関係にあります。ラパンは明らかに前者を優先した味付けです。これを「運転が楽しい」と感じるか、「少し落ち着きがない」と感じるかは、乗り手の好みや主戦場とする道路環境によって変わってきます。市街地でのストップ&ゴーが多い方には美点に、バイパスや高速道路での巡航が多い方には少し気になる点に映るかもしれません。

▼カスタムを考える上での注意点

よりスポーティーな走りを求めてサスペンションを硬くするカスタム(ダウンサスなど)を施す方もいますが、多くの場合、乗り心地はさらに硬くなり、街乗りでの突き上げ感が増す傾向にあります。快適性を損なわずに走りの質を上げたい場合は、安易な足回りの変更には注意が必要です。

ラパンの悪いところ:先進安全性能・運転支援

ラパンの運転支援、安全性能

ラパンの先進安全装備は、万が一の衝突被害を軽減するための「予防安全」は非常に充実していますが、ドライバーの運転負担を軽くする「運転支援」機能は限定的です。具体的には、交差点での衝突回避をサポートする最新の「デュアルセンサー ブレーキサポートⅡ」や、車線逸脱抑制機能、前後方向の誤発進抑制機能などが標準で備わっており、街中でのヒヤリハットを減らす能力は高いと言えます。

一方で、高速道路で先行車に追従走行してくれるアダプティブクルーズコントロール(ACC)や、車線の中央を維持してくれるレーンキープアシスト(LKA)といった、長距離運転の疲労を大幅に軽減してくれる機能は搭載されていません

また、駐車時などに便利な「全方位モニター用カメラ」は、メーカーオプション設定です。購入時に選択しないと後から装着することはできないため、注意が必要です。

▼安全思想の世代で見えること

ラパンの安全装備は、「事故を未然に防ぐ」という基本に重点を置いた、いわば“守りの安全装備”が中心です。これは非常に大切なことですが、近年の軽自動車でトレンドとなっている「運転を楽にする」という“攻めの運転支援”は、競合のハイトワゴン系などに比べると一歩譲るのが現状です。どちらを重視するかで、この車の評価は変わってくるでしょう。

▼購入プロセスにおける注意点

「全方位モニター」は、運転に自信がない方や、狭い駐車場をよく利用する方にとっては非常に心強い味方になります。しかし、これは車両を発注する際にしか選べないメーカーオプション。後付けは不可能です。「あとで付ければいいや」と考えていると機会を失ってしまうため、必要かどうかは商談の段階でしっかりと検討し、決断する必要があります。

ラパンの悪いところ:狭い?積載量

ラパンの室内スペースにおける最大の弱点は、後部座席に「前後スライド機能がない」ことです。これにより、乗車人数と荷物の量に合わせて荷室の広さを柔軟に変える、といった使い方ができません。後席は背もたれを倒して荷室を拡大することはできますが、それはあくまで「後席を使わない」ことが前提となります。

後席を立てた状態での荷室の奥行きはかなり短く、日常の買い物袋程度なら問題ありませんが、例えば「ベビーカーを積んだまま、週末のまとめ買いの荷物も載せる」といった場面では、かなり工夫が必要になるでしょう。4人乗車で旅行に出かける、といった用途にはあまり向いていません。

一方で、運転席や助手席周りにはドリンクホルダーやトレーなど、細かな収納スペースが豊富に用意されており、普段一人か二人で乗ることが多いユーザーにとっては、使い勝手の良い空間となっています。

▼この設計思想がフィットする使い方

ラパンの室内空間は、「普段は1~2人で乗り、後席はたまに使うか、荷物置き場として活用する」という使い方に最もフィットします。前席優先のパーソナルな空間として捉えれば、後席スライド機能がないことも大きな欠点にはなりません。後席を頻繁に倒して大きな荷物を積む、といった用途であれば、むしろ不満なく使えるでしょう。

▼**「もうちょっとだけ」が叶わないもどかしさ**

後席スライド機能の有無が最も影響するのは、「4人乗車もするし、荷物もそれなりに積みたい」という欲張りなニーズです。「あと5cmだけ荷室が広ければこの箱が載るのに…」という場面で、後席を少し前に出す、という選択肢が取れないことに、もどかしさを感じるかもしれません。この点が許容できるかどうかは、ラパンを選ぶ上で重要な判断基準になります。

ラパンの悪いところ:燃費は?

ラパンの燃費、グレード差

ラパンの燃費性能は、軽自動車の中でもトップクラスに優秀です。新しいエンジンとマイルドハイブリッドの恩恵により、カタログ燃費(WLTCモード・2WD)は27.3km/Lを達成しています。これは、市街地モードで24.1km/L、郊外モードで29.1km/L、高速道路モードで27.8km/Lという内訳になっており、特にストップ&ゴーの少ない郊外路で優れた数値を発揮することが分かります。(N-BOXは燃費は19~21km/L)

実際の燃費(実燃費)は、運転の仕方や道路環境、エアコンの使用状況などによって大きく変わります。多くのユーザーレビューを総合すると、ラパンの実燃費は概ね18~24km/Lの範囲に収まることが多いようです。

▼年いくらの燃料費が有利?
実燃費は個人差があるため、Nboxとラパンのカタログ燃費ベースで考えると、年間5000kmで考えると年間1万円~1万5000円程度の差になります(ラパン2WD、NBOXターボ2WD想定)

▼実燃費をカタログ値に近づけるには?

ラパンの優れた燃費性能を最大限に引き出すには、少しだけ運転の仕方を意識することが有効です。具体的には、「急」のつく操作(急発進、急加速、急ブレーキ)を避け、穏やかなアクセルワークを心がけることが基本です。マイルドハイブリッドのアシストが最も効果的に働く発進時にも、アクセルをじわりと踏み込むことで、よりスムーズで低燃費なスタートが切れます。

▼アイドリングストップ復帰音について

燃費向上に貢献するアイドリングストップですが、エンジンが再始動する際の「キュルキュルッ、ブルン」という音や振動が気になる、という声も一部にあります。特に静かな住宅街の信号待ちなどでは、この音が大きく感じられることがあるかもしれません。こればかりは個人の感じ方によるところが大きいため、購入前の試乗で、実際にエンジンが停止・再始動する場面を体験しておくことをお勧めします。

価格・維持費:一部改良後の値上げ感と総支出

2025年の一部改良後、ラパンの車両本体価格は、最もシンプルな「G」グレード(2WD)で1,514,700円からとなりました。装備が充実した「X」グレードでは1,717,100円となり、以前のモデルを知っている方からすると「少し高くなったな」という印象を受けるかもしれません。

しかし、この価格上昇は、燃費を向上させるマイルドハイブリッドの搭載や、安全性能のアップデート、USB-PD対応ポートの追加といった機能強化の対価でもあります。単なる値上げではなく、中身の進化を伴った価格改定と捉えるのが適切でしょう。

注意したいのは、オプション装備による価格の上乗せです。例えば、人気の「全方位モニター用カメラパッケージ(スズキコネクト対応通信機付き)」は85,800円の追加費用が必要です。これに加えて、2トーンカラーを選んだり、ナビゲーションシステムを追加したりすると、総支払額はあっという間に上位グレードの価格を超えてしまいます。

維持費の面では、優れた燃費性能がガソリン代を節約してくれるほか、エコカー減税の対象となるため、購入時の税負担が軽減されるメリットがあります。ただし、スペアタイヤは搭載されておらず、パンク修理キットが標準装備となるため、万が一のトラブル対応に不安を感じる方は、別途JAFなどのロードサービスに加入しておくと安心です。

▼将来の価値(リセールバリュー)についての考察

ラパンはデザインの人気が高く、中古車市場でも安定した価値を保つ傾向があります。しかし、この最新モデルに関しては、ACC(アダプティブクルーズコントロール)が非搭載である点が、数年後の査定においてマイナス要素となる可能性が考えられます。なぜなら、競合のN-BOXなどではACCが当たり前の装備となりつつあり、将来的に「ACCが付いていない車」というだけで一段低い評価を受ける時代が来るかもしれないからです。長く乗り潰す前提であれば気にする必要はありませんが、数年での乗り換えを考えている場合は、頭の片隅に置いておいても良いかもしれません。

ラパンのライバル比較と短所長所

ラパンの短所は、他の軽自動車と比較することで、その意味合いがより明確になります。ラパンは「誰にでも合う万能選手」ではなく、特定の魅力に特化した、個性的な車なのです。

比較ポイント ラパンの立ち位置 主な競合モデルの強み
運転支援 (ACCなど) ✖️ 非搭載 ホンダ N-BOX / N-ONE: 渋滞追従機能付きACCを搭載。高速走行の快適性で大きくリード。
快適機能 (ブレーキホールド) ✖️ 非搭載 ホンダ N-ONE: オートブレーキホールドを搭載。信号待ちの多い街中で疲労を軽減。
後席の使い勝手 △ スライド無し 多くのハイトワゴン (N-BOXなど): 後席スライド&リクライニングが標準的。乗員と荷物のバランス調整が自在。
動力性能 (ターボ) △ 選択肢なし ホンダ N-ONE (RS): ターボエンジンを設定。力強い加速力で高速道路も余裕。
コネクテッド機能 △ オプション設定 一部の競合車: 標準装備化が進んでいる。ラパンは追加費用が必要。

このように、最新の快適装備や動力性能、室内の広さ・万能性といった点で比較すると、ラパンは競合に対して不利な立場に置かれがちです。

しかし、ラパンにはラパンだけの強力な武器があります。それは、軽さ、燃費、取り回しの良さ、そして何より唯一無二のデザインです。約700kgという車重は、同クラスのハイトワゴンより200kg以上も軽く、これが軽快な走りと27.3km/Lという優れた燃費に直結しています。(N-BOXは890kg~990kg、燃費は19~21km/L)

「ACCは要らないし、街乗りが中心だから」というユーザーにとっては、競合の多機能性はオーバースペックであり、むしろラパンのシンプルさと経済性が大きな魅力に映るのです。

▼何を「あきらめ」、何を「手に入れる」か

ラパンを選ぶということは、最新の運転支援機能や後席の広さを「あきらめる」代わりに、日々のガソリン代の安さ、狭い道での運転のしやすさ、そして「私のカワイイ相棒」と呼びたくなるような愛着を「手に入れる」ということです。車に求める価値観は人それぞれ。競合比較は、自分が本当に大切にしたいものは何かを再確認させてくれる、良い機会になります。

結論:ラパンを選ぶべき人/避けるべき人

結論として、スズキ ラパンは**「高速道路や長距離の運転はあまりせず、主に街乗りで、燃費の良さと愛着のわくデザインを重視する人」**にとって、最高の選択肢の一つとなり得ます。ラパンが持つ短所のほとんどは、ラパンの主戦場でない高速道路や長距離運転に起因しており、街乗りユーザー層にとっては、さほど問題にならない可能性が高いからです。

これまで分析してきた内容を踏まえて、ラパンが「ピッタリな人」と「別のクルマを検討した方が良い人」を具体的に整理してみましょう。

ラパンがピッタリな人

  • 運転する場所の8割以上が市街地の人: 軽快な走りと小回り性能、優れた燃費というラパンの長所を最大限に享受できます。
  • デザインに一目惚れしてしまった人: 「好き」という気持ちは、多少の不便さを乗り越える最強のモチベーションです。愛着を持って長く乗り続けられるでしょう。
  • 主に1人か2人で乗る人: 後席のスライド機能がなくても、使い方として全く問題ありません。前席空間の居心地の良さを満喫できます。
  • 運転支援機能(ACCなど)は特に必要ないと考えている人: 自分には不要な機能にお金を払うよりも、その分車両価格が抑えられているラパンは合理的な選択です。
  • 最新の衝突被害軽減ブレーキがあれば安心だと感じる人: ラパンは交差点対応の最新ブレーキを標準装備しており、基本的な安全への備えは万全です。
  • 軽自動車屈指の燃費を求めている:軽自動車実燃費ランキングでも常に上位に君臨しています。

別のクルマを検討した方が良い人

  • 通勤やレジャーで高速道路を頻繁に使う人: ACC非搭載と、NAエンジンの余力の少なさが、長距離運転でのストレスや疲労に繋がりやすいでしょう。
  • 小さなお子さんがいて、後席にチャイルドシートを乗せる人: 後席スライド機能がないため、荷室の使い勝手や後席の快適性で不便を感じる場面が多くなります。
  • 運転は楽な方がいい、と考える人: オートブレーキホールドやACCといった「楽ちん機能」を重視するなら、ホンダのNシリーズなどを検討する方が満足度は高いはずです。
  • 家族や友人を乗せて4人で出かける機会が多い人: 後席のスペースや荷室の狭さが、同乗者に窮屈な思いをさせてしまうかもしれません。

▼後悔しないための最終判断5つのチェックポイント

ラパンを選ぶかどうかの最終判断は、以下の5つの質問に答えてみることで、より明確になります。

  1. 走る場所の比率は?(街乗り:郊外:高速道路=何対何?)
  2. 誰と乗ることが多い?(いつも1人? 夫婦で? 家族4人で?)
  3. 運転を楽にする機能は絶対に必要?(ACCやブレーキホールドはなくても平気?)
  4. オプションはどこまで付ける?(全方位モニターやコネクテッドは必須?)
  5. 総額でいくらまで出せる?(オプション込みの「乗り出し価格」は予算内?)

この5つの問いへの答えが、ラパンの短所があなたにとって「許容できること」なのか、それとも「致命的な欠点」なのかを教えてくれるはずです。