日産オーラのBOSEサウンドシステムは、多くのオーナーや購入検討者が注目する魅力的なオプションです。その上質なサウンドと、ヘッドレストから音が聞こえるというユニークな体験は、日産オーラが持つプレミアムコンパクトカーとしての価値を一層高めてくれます。しかし、そのユニークな設計思想から「自分にはいらないのでは?」といった声や、実際の評価が気になる方も多いのではないでしょうか。
特に、前席での圧倒的な没入感が高く評価される一方で、後部座席での聞こえ方や、ナビ等とセットで約42万円という価格設定から、その価値については賛否が分かれるポイントです。
この記事では、そんな日産オーラのBOSEサウンドシステムを徹底解剖。オーナーのリアルな評価から、価格の妥当性、後部座席での実際の聞こえ方、そして後悔しないための注意点まで、あなたが知りたい情報をすべてまとめました。
この記事でわかること
- オーナーのリアルな評価をまとめた一覧表
- どんな人に「向いている」または「いらない」のか
- 約42万円の価格は果たして相応なのか
- 売却時のリセールバリュー(元は取れるのか?)
- リアスピーカーが無い後部座席の音質と、その他の注意点
日産オーラのBOSEはいらない?オーナー評価傾向が一目で分かる一覧表
日産オーラのBOSEパーソナルプラスサウンドシステムは、「運転席での没入感」や「音場の広がり」で極めて高い評価を得る一方、「後席での聞こえ方」や「調整の自由度」「価格」については賛否が分かれる、というのがオーナー評価の全体像です。特に、運転席のヘッドレストに内蔵されたスピーカーが作り出す包まれ感は満足度が非常に高いものの、後席にスピーカーが設置されない設計思想が評価の分かれ目となっています。
この記事では、そんなオーラのBOSEサウンドシステムについて、オーナーの声や専門メディアの評価を基にしたリアルな情報をお届けします。まずは、どんな点が評価され、どんな点に不満の声が挙がりやすいのか、一覧表でチェックしてみましょう。
▼オーラBOSE 評価傾向サマリー
(凡例:◎=高評価が優勢/○=概ね良好だが賛否/△=賛否拮抗/×=低評価が目立つ)
評価項目 | 傾向 | 一言サマリー |
運転席の没入感 | ◎ | ヘッドレスト内蔵スピーカーの効果は絶大。「音に包まれる感覚」に満足の声多数 |
助手席の満足度 | ○ | 基本的には良好。ただし設定によっては音が強すぎると感じることもあり、調整が推奨されるケースも |
後席の聞こえ方 | △ | リアスピーカー非搭載のため、後席では「音が小さい」「物足りない」という指摘が一定数見られます。 ただし否定多数の×ではなく、賛否の△です。まったく問題ないという評価も多数あるため、要確認。 |
低音の量感 | ○ | サブウーファー無しでも十分という声が多い一方、EDMなどを聴く層からは重低域の物足りなさも指摘されます |
高音/解像感 | ○ | クリアで解像度が高いと好評。ただし、設定によっては高音がシャープすぎると感じる人も |
音場の広がり | ◎ | PersonalSpace機能の効果が大きく、前方定位から360度の広がりまでツマミ一つで調整できる点が魅力 |
調整自由度 | △ | 調整項目が少なくシンプルなため、細かく音質を追い込みたい人には物足りないと感じられるようです |
走行時の聞き取りやすさ | ○ | e-POWERの静粛性と車体の遮音対策が相まって、走行中でも音楽を楽しめるとの声が多いです |
価格納得感 | △ | ナビやプロパイロット等とのセットで約42万円という価格設定はかなりインパクトがあり、賛否両論あります |
後付け/拡張のしやすさ | △ | リアスピーカーの増設などは可能ですが、純正システムの思想と配線の難しさからハードルは高めです |
ジャンル適性(ポップ/ボーカル) | ◎ | ボーカルが近く、クリアに聞こえるため、ポップスやアコースティック系の音楽との相性は抜群 |
ジャンル適性(EDM/重低音系) | △ | 「十分」派と「サブウーファーが欲しい」派で意見が分かれます |
総合満足度(前席主体) | ○〜◎ | 前席で一人か二人で聴くことが多いユーザーにとっては、満足度は非常に高い傾向にあります |
▼結局、どんな人が「いらない」と感じやすいの?
この表から見えてくるのは、オーラのBOSEが「誰のための、どんなシステムなのか」が非常にハッキリしている、ということです。もしあなたが、**「後席に人を乗せる機会が多く、家族みんなで音楽を楽しみたい」「イコライザーで自分好みの音質を細かく作り込みたい」「オーディオにはお金をかけたくない」**という考えであれば、このオプションは「いらない」と感じる可能性が高いかもしれません。逆に、運転する本人の満足度を最優先するなら、これ以上ない選択肢とも言えるでしょう。
日産オーラのBOSEの性能:誰向け?
日産オーラのBOSEサウンドシステムは、「運転席と助手席での最高の音楽体験」を最優先に考えている人向けの専用設計です。特に、長距離を一人や二人で運転することが多く、まるでコンサートホールにいるかのような没入感を味わいたいドライバーに最適化されています。ヘッドレストから音が聞こえるというユニークな体験は、他のクルマではなかなか味わえません。
具体的にどんな使い方をする人にピッ-タリなのか、逆にどんな人には向かないのかを、システムの性能から掘り下げてみましょう。
▼こんなあなたに“ピッタリ”です!
- 自分だけの空間で音楽に浸りたい人ヘッドレスト内蔵スピーカーと「PersonalSpace」という音場コントロール機能により、前席、特に運転席は自分だけの特別な音響空間になります。通勤や一人でのドライブが、最高のリスニングタイムに変わるはずです。
- ボーカルやアコースティックな曲が好きな人このシステムは、ボーカルの声を非常にクリアに、そして近くに感じられるのが得意です。まるで目の前で歌ってくれているかのような定位の良さは、ジャズや女性ボーカルの曲をしっとり聴きたい人に強くおすすめできます。
- シンプルな操作で良い音を楽しみたい人調整は基本的に「高音」「低音」「PersonalSpace(音の広がり)」の3つが中心。機械の細かい設定は苦手だけど、良い音は楽しみたい、という人にはピッタリのシンプルさです。
- 荷室の広さは犠牲にしたくない人本格的な重低音を出すためのサブウーファーをラゲッジスペースに置かない設計です。そのため、荷室をフルに使いたい人でも、音質を妥協する必要がありません。
- ナビや先進装備もまとめて付けたい人BOSEは単体オプションではなく、NissanConnectナビゲーションやプロパイロットといった便利な機能とセットになっています。どうせなら全部入りで快適な仕様にしたい、と考える人にとっては合理的な選択です。
▼こんな使い方なら“ちょっと待った!”
- 後席に人を乗せることが多いファミリー最大の注意点がこれです。BOSE仕様にすると後席のドアスピーカーが無くなるため、後ろの席では音が聞こえにくい、物足りない、と感じる可能性があります。家族でのドライブを最優先するなら、慎重な検討が必要です。
- EDMなど重低音の迫力を最重視する人サブウーファーがないため、ズンズンと空気が震えるような「超低域」の迫力は控えめです。物足りなさを感じて、後からサブウーファーを追加するオーナーもいるようです。
- イコライザーで細かく音を調整したい人調整項目がシンプルな分、音の周波数帯ごとに細かく調整するような機能はありません。「音作りはプロ(BOSE)に任せる」というスタンスの人向けと言えるでしょう。
▼車選びのガイドとして一言:あなたのドライブスタイルが答えです
結局のところ、このBOSEシステムがあなたに合うかどうかは、「クルマで誰と、どのように音楽を聴きたいか」というライフスタイルにかかっています。もし、運転席があなたの“指定席”で、そこで最高の時間を過ごしたいなら、この上ない満足感を得られるでしょう。一方で、後席の快適性やコストパフォーマンスを重視するなら、標準のオーディオで満足できるかもしれませんね。
日産オーラのBOSEは価格相応?同じ性能のスピーカーはいくら程度になるのか。
オーラのBOSEオプション(NissanConnectナビ等とのセット)は約42.1万円と高価ですが、これは単なるスピーカー代ではなく、ナビや運転支援システムなどを含んだ「快適パッケージ」の価格です。もし「音質だけ」に注目し、同じレベルの体験をカーオーディオ専門店で再現しようとすると、デッドニング(防振)や調整工賃込みで20万円〜35万円程度がひとつの目安になります。
ただし、BOSE最大の特徴である「ヘッドレスト内蔵スピーカーによる包まれ感」は社外品では再現が困難なため、単純な価格比較が難しいのも事実です。
▼そもそもBOSEオプションは何のセット?
まず知っておきたいのは、BOSEはスピーカーだけで選べるわけではない、ということです。
最新のモデルでは、以下のような機能が一体となったパッケージオプションとして提供されています。
- BOSEパーソナルプラスサウンドシステム(8スピーカー)
- NissanConnectナビゲーションシステム
- ETC2.0ユニット
- プロパイロット(ナビリンク機能付)
- SOSコール
- ワイヤレス充電器 など
これら一式で**421,300円(税込)**というのが価格の基準です。つまり、この価格をスピーカーだけで評価するのは少し早計と言えます。
▼社外品で「近い音」を再現すると、いくら?
では、仮に「音質」だけをテーマに、専門店でシステムを組んだ場合の費用感をみてみましょう。オーラのBOSEのように「サブウーファー無しで、前席のクリアさと定位感を重視する」という方向性で考えると、いくつかのプランが考えられます。
構成プラン | 内容と機材例 | 想定総額レンジ | 特徴 |
①堅実プラン | 高品質なフロント2wayスピーカー+DSP(音質調整の司令塔)+ドアの防振(デッドニング) | 20〜35万円 | 最もバランスが良く、純正BOSEのクリアさや定位感に近づけやすい構成。満足度が高い |
②省スペースプラン | 高品質なフロント2wayスピーカー+アンプ内蔵DSP | 15〜25万円(スピーカー代別) | アンプとDSPが一体で場所を取らない。ショップによっては工賃込みのパッケージも |
③とことん追求プラン | フロント3wayスピーカー+本格DSP+徹底的なデッドニング | 30〜50万円 | 解像度や表現力を極限まで高める構成。純正の枠を完全に超える音質を狙える |
このように、「音」だけに限れば、20万円台の予算でも純正BOSEに匹敵、あるいはそれ以上の満足感を得られる可能性は十分にあります。
▼**「音」だけを追い求めるなら社外品に軍配?**
もしあなたの目的が純粋な「音質の向上」だけであれば、20〜35万円程度の予算で良質なスピーカーとDSPを選び、プロにしっかりと取り付け・調整してもらう方が、好みの音にたどり着きやすいかもしれません。特に、イコライザーで細かく音を調整したい方にとっては、社外DSPの調整機能は非常に魅力的です。
▼それでも純正BOSEを選ぶ価値とは
一方で、純正BOSEの価値は「ヘッドレストから聞こえる独特の没入感」と「ナビや運転支援まで含めたシステムの一体感」にあります。後付けのシステムでは、どうしても操作が別々になったり、見た目が変わってしまったりすることがあります。スイッチひとつで、クルマの全ての機能がスムーズに連携する快適さは、メーカーオプションならではの大きなメリットです。音だけでなく、ドライブ全体の体験価値を重視するなら、42.1万円は決して高すぎるとは言えないのかもしれませんね。
日産オーラのBOSE入りパッケージのリセールは?元取れる?
結論から言うと、オーラに装着したBOSEパッケージ(約42.1万円)のオプション代金を、売却時に全額回収するのは難しいと考えた方が現実的です。ただし、BOSEやプロパイロットなどが付いた「全部入り」の仕様は、中古車市場で買い手が見つかりやすく、「売りやすい」という大きなメリットがあります。リセールバリュー(再販価値)を金額だけで考える「元が取れるか?」というよりは、「スムーズに売れるか?」という付加価値と捉えるのが良いでしょう。
▼中古車市場でのオプションの価値
一般的に、クルマの査定額に大きく影響するのは、グレード、年式、走行距離、ボディカラーといった基本情報です。オプション装備はプラス査定の対象にはなりますが、その中でも優先順位があります。
査定で評価されやすいオプションの順番(一般論)
- 安全装備(プロパイロットなど)
- 純正ナビゲーション
- 本革シート、サンルーフ
- メーカーオプションのオーディオ(BOSEなど)
BOSE単体での評価というよりは、「プロパイロットやナビが付いている便利な仕様」というパッケージ全体で評価される傾向にあります。
▼実際のオーラ中古車価格を比べてみると…
中古車情報サイトで、同じ年式・走行距離・グレードの「BOSE付き」と「BOSE記載なし」の車両を比較してみると、価格に明確な差はありません。
つまり日産オーラにBOSEが付いているから「高い」のではなく、ナビ、プロパイロットが付いている魅力的な個体だから「選ばれやすく、早く売れる」ということを示唆しています。
ちなみにプロパイロットやナビなどの安全装備運転支援の有無は、10万から25万程度のプラス査定の傾向にあります。BOSEパッケージ(約42万)でいえば、30%~60%程度の回収率ということになります。
日産オーラBOSEにリアスピーカーはないけど、後部座席の音は大丈夫?
日産オーラのBOSEサウンドシステム仕様車には、設計思想として後部座席のドアにスピーカーが取り付けられていません。システムは前席の乗員が最高の音響体験を得ることを目指した「前席中心」の設計です。そのため、後部座席での音の聞こえ方についてはオーナーの間でも意見が分かれており、「問題なく聞こえる」という声もあれば、「音圧が物足りない」「走行音に負けてしまう」といった正直な感想も見られます。
家族での利用を考えている方にとっては、非常に気になるポイントですよね。詳しく見ていきましょう。
▼なぜリアスピーカーがないの?
これは、BOSEが「Seat-centric(シート中心)」と呼ぶ考え方に基づいているからです。スピーカーを乗員の耳に近いヘッドレストに内蔵することで、少ないスピーカー数でも、まるでヘッドホンのようにクリアで包み込まれるような音場を前席に作り出します。後席のスピーカーを無くし、リソースを前席に集中させるという、ある意味で非常に割り切った設計思想なのです。
▼後部座席での聞こえ方と、その対策
後席では、前方のスピーカーからの間接的な音が中心となるため、どうしても音の迫力や明瞭感は前席に及びません。しかし、全く聞こえないわけではなく、設定を工夫することである程度改善することが可能です。
後席のために試したい設定
- PersonalSpaceコントロールを調整する音の広がりを調整する機能です。これを「ワイド(広め)」に設定すると、音が車内全体に広がる方向になり、後席でも聞こえやすくなります。
- フェーダー(前後バランス)を調整するオーディオ設定にある「フェーダー」を少しリア(R)側に振ってみましょう。「R+1」や「R+2」にするだけでも、後席への音の配分が大きくなり、聞こえ方が改善されます。
まずはこの2つの設定を試すのが、手軽で効果的な第一歩です。
▼それでも物足りない…という場合の次の手
設定を工夫しても、やはり後席の音質に不満が残る場合は、後付けでの対策を検討するオーナーもいます。
- リアスピーカーを増設する専門店などでは、後部座席のドアにスピーカーを新たに取り付けるカスタムも行われています。ただし、純正アンプの設計を理解した上で作業しないと、全体の音のバランスが崩れてしまう可能性もあり、専門知識が必要です。
- サブウーファーを追加する音の迫力を左右する低音を補強するために、シート下などに置ける薄型のパワードサブウーファーを追加する方法です。これは後席だけでなく、車内全体の満足度を底上げする効果が期待できます。
▼筆者の提案:まずは「実車」で後席の音を確認!
もしあなたが後席の利用頻度が高いのであれば、何よりもまず、ディーラーで試乗する際に必ず後部座席に座って、いつもの音楽を聴いてみることを強くお勧めします。そして、営業担当の方にお願いして「PersonalSpace」や「フェーダー」の設定を実際に操作させてもらいましょう。ご自身の耳で「これなら許容範囲だ」と感じられるかどうかが、最も重要な判断基準になるはずです。
日産オーラBOSEの注意点は?
日産オーラのBOSEサウンドシステムは、前席での素晴らしい音楽体験という大きな魅力を持つ一方で、その個性的な設計ゆえにいくつかの注意点が存在します。主なものとして、①後席スピーカーが無く後席の聞こえ方が特殊なこと、②音質調整の幅が狭いこと、③ナビ等とセットで高価なこと、④社外品での拡張が難しいことなどが挙げられます。これらの点を購入前にしっかり理解しておくことが、後悔しないための鍵となります。
最後に、オーラのBOSEを選ぶ際に知っておきたい注意点を、対策とあわせてまとめて確認しておきましょう。
▼音に関する注意点
- 後席の音圧はやっぱり控えめこれまでも触れてきた通り、後席は音が小さく聞こえがちです。家族や友人を乗せる機会が多い方は、必ず試乗時に後席の音をチェックしてください。
- 対策:PersonalSpaceを「広め」に、フェーダーを「リア寄り」に設定する。それでも不満ならサブウーファー追加などを検討。
- 低音を上げすぎるとドアがビビる?Bass(低音)を最大近くまで上げると、ドアパネルが共振してビビり音が発生するという報告が一部で見られます。
- 対策:Bass設定は控えめにする。気になる場合は、専門店でドアのデッドニング(防振処理)を相談する。
- ヘッドレストからの音が好みに合うか耳元から音が聞こえる感覚は独特で、「包まれて最高」と感じる人もいれば、「少し不自然で疲れるかも」と感じる人もいます。こればかりは個人の感覚の差が大きいです。
- 対策:試乗時に色々な曲を聴いて、自分に合うかどうかを確認する。
- 超重低音は得意ではないサブウーファーレス設計のため、EDMやヒップホップなどで求められるような、体を揺さぶる重低音の再生は少し苦手です。
- 対策:低音の迫力を最優先するなら、薄型パワードサブウーファーの追加が定番の解決策です。
▼システムと価格に関する注意点
- 調整項目はとてもシンプル調整できるのは基本的に「高音・低音・広がり」のみ。グラフィックイコライザーのような細かい調整はできません。「色々いじるのが好き」という方には物足りなく感じるでしょう。
- 対策:これはシステムの仕様なので、受け入れるしかありません。「音作りはプロに任せる」と割り切りましょう。
- 「音だけ」では買えないパッケージオプション約42.1万円という価格は、ナビやプロパイロットなどとの抱き合わせです。「音は欲しいけどナビは要らない」といった単体での選択ができない点は、事前に理解しておく必要があります。
- 後からの拡張はハードルが高い純正システムは完成されたバランスで設計されているため、後からスピーカーを追加したり交換したりすると、全体のバランスが崩れる可能性があります。特に配線や信号の取り出しは専門知識を要します。
- 対策:もしカスタムを考えるなら、純正BOSEシステムの施工実績が豊富な専門店に相談するのが賢明です。
▼購入前にこれだけはチェック!
オーラのBOSEは、ハマる人にはとことんハマる、非常に魅力的なオプションです。しかし、その魅力は「前席での体験」に大きく振られていることを忘れてはいけません。購入後に「こんなはずじゃなかった…」とならないために、ぜひご自身の使い方と照らし合わせながら、ディーラーでの試乗を通じて、そのサウンドをじっくりと体験してみてくださいね。
BOSEをおすすめするたった1つの理由
日産オーラに乗るなら、BOSEは最推奨オプションの1つです。
なぜなら日産オーラは、すべてのコンパクトカーの中で、もっとも静粛性に力を入れている車種であり、オーナー評価傾向でも「高級車並みの静粛性」の声が多数あるほどです。(詳しくは、日産オーラはうるさい?ら性能早見表で)
静粛性×BOSEの親和性が非常に高いのは言うまでもありません。
つまり、日産オーラはいろんな車種の中でも音楽とのシナジーが特に高い車であり、日産オーラの強みを最大限生かすオプションとしてBOSEがありだからこそ最推奨オプションとなります。(注意:自動車なので完璧な静粛性を持つわけで貼りません。強い加速や長い上り時などe-POWERのエンジンが回る場面など、騒音が気にかかる可能性のある場面はあります)
せっかく日産オーラのようなグレードの高い車に乗るのであれば、日産オーラのハイグレードさを最大化するオプションとしてBOSEを選択するのはかなりおすすめと言えるでしょう。
日産オーラのBOSEはいらない?記事まとめ
- 日産オーラのBOSEシステムは、運転席での「音に包まれる」ような没入感で非常に高い評価を得ています。
- 最大の特徴は前席ヘッドレストに内蔵されたスピーカーで、これが独特の音場を作り出します。
- 一方で、後席ドアにはスピーカーが設置されない「前席中心」の設計です。
- そのため、後部座席では「音が小さい」「物足りない」という不満の声が挙がりやすい点が最大の注意点です。
- 主に一人か二人で運転し、ドライバー自身の音楽体験を最優先したい人向けのシステムと言えます。
- クリアな音質はボーカルやアコースティック系の音楽との相性が抜群です。
- 重低音の迫力を重視する人や、イコライザーで細かく音質を調整したい人には物足りない可能性があります。
- オプション価格は約42.1万円ですが、これはナビや運転支援システム「プロパイロット」等とセットになったパッケージ価格です。
- 音質だけに絞れば、20~35万円程度の社外品で同等以上を狙えますが、BOSE独自の没入感の再現は困難です。
- 売却時にオプション代を全額回収することは難しいですが、装備が充実していることで「売りやすい」というメリットがあります。
- 後席の聞こえ方は、オーディオ設定の「フェーダー(前後バランス)」などを調整することである程度改善が可能です。
- 購入を検討する際は、必ず試乗車で後部座席に座り、実際の音を確認することを強く推奨します。
-
- 以下参考出典
- 日産自動車株式会社 (オーラ主要装備一覧)
- 株式会社オーテックジャパン (オーラ AUTECH | カスタムカー)
- Bose (日本初、BOSEパーソナルプラスサウンドシステム)
- 日産自動車株式会社 (Nissan launches updated Note Aura NISMO in Japan)
- 株式会社webCG (日産ノート オーラGレザーエディション(FF)小さな高級車 再び)
- Bose Automotive (Seatcentric Experiences)
- 株式会社三栄 (日産ノート・オーラで上質なサウンドを楽しめる「BOSE …」- clicccar.com)
- パイオニア株式会社 (システムアップ | TS-V173S | カスタムフィットスピーカー)