日産オーラの色人気や不人気色、おすすめ色など一挙早見表!!

日産オーラの人気色 日産

日産オーラの色人気は、この上質でおしゃれなコンパクトカーを選ぶ際に、多くの方が気になるポイントです。ボディの色選びは車購入の楽しみの一つですが、魅力的な選択肢が多いため「どの色がいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。安定した人気があるのはどの色か、いわゆる不人気色を選ぶとリセールにどう影響するのか、また、自分のライフスタイルに合ったおすすめの色は何か、考え始めるとキリがありません。

そこでこの記事では、後悔しない色選びができるよう、日産オーラのカラーに関する情報をデータと口コミを元に徹底解説します。

▼この記事を読むとわかること

  • 日産オーラの中古車市場から見る最新の人気色ランキング
  • 色によってどれだけリセール価格(売却額)が変わるかの目安
  • 不人気とされる色の具体的なデメリットと賢い付き合い方
  • 汚れが目立ちにくい、お手入れが楽なおすすめ色
  • 汚れが目立ちやすい人気色とその美しさを保つ秘訣

日産オーラの色人気ランキング【参考】

日産オーラの人気色は、中古車市場の流通台数を参考にすると、清潔感がありリセールバリューも安定している「ホワイト系」が全体の約40%を占めてトップ、次いで高級感が魅力の「ブラック系」が約18%で続くという結果です。これら定番色に、スポーティな「レッド系」、近年人気の「グレー系」、知的な印象の「ブルー系」が続くのがおおよその傾向となっています。ちなみに、現行モデルのカラーラインアップは2トーン5種類+モノトーン8種類が基本構成です(2025年時点、日産公式情報)。

新車販売時の正確な比率は公開されていませんが、中古車市場での流通量は、多くの方がどの色を選んだかの縮図と考えることができます。ここでは、その参考データと、ユーザーから寄せられる口コミの傾向をまとめたランキングをご紹介しますね。

※メーカーは色別の流通量を公開していません。

日産オーラ カラー人気参考ランキング
順位 色系統(代表的な正式色) ざっくり流通比率* ひと言傾向(口コミ要約)
1 ホワイト系(ピュアホワイトパール(3P)) 約40% 清潔感があり、誰からも好かれる万能色。リセールも安定しています。汚れは黒より目立ちにくいですが、鉄粉や黄ばみには少し注意が必要です。
2 ブラック系(ミッドナイトブラック(P)) 約18% ボディが引き締まって見え、高級感を演出します。ただし、洗車キズや水アカ、ホコリが目立ちやすいため、こまめなお手入れが好きな方向けです。※2トーンのルーフ色としてスーパーブラックの設定もあります。
3 レッド系(ガーネットレッド(CP)) 約13% スポーティで華やかな印象を与えます。最近の色は色あせに強くなっていますが、好みが分かれやすいためリセールは中くらいです。
4 グレー系(ダークメタルグレー(M)/ステルスグレー(P)) 約8% 汚れがとても目立ちにくく、質感の高さから近年人気が上昇中です。都会的で落ち着いた雰囲気が魅力ですね。
5 ブルー系(オーロラフレアブルーパール(P)) 約7% 知的でクリーンなイメージ。光の当たり方で表情が変わるのが特徴ですが、日陰だと暗く見えることもあります。
6 シルバー/ゴールド系(ブリリアントシルバー(M)) 約6% 汚れや小傷に非常に強く、お手入れの手間を省きたい方に最適です。少し地味に感じる方もいるかもしれません。
7 グリーン系(フォレストグリーン(PM)) 1%弱 深みのある新しいカラーで、個性を出したい方に。※スーパーブラックとの2トーンとして設定されています。
8 ワイン/パープル系(ミッドナイトパープル(RM)) 1%弱 日陰では黒っぽく、光が当たると美しい紫が浮かび上がります。この変化を楽しめる方にぴったりの色です。
9 オレンジ/カッパー系(サンライズカッパー(M)) 1%弱 とても鮮やかで目を引きますが、流通台数は非常に少ない希少色です。
10 ピンク系 1%未満 超少数派。限定感・指名買い向け。※現行の純正設定にはなく、中古車市場の色カテゴリ上の呼称です。

*複数中古車市場らを参照して集計した結果です。地域差や時期差があり、おおよその目安としてください。

やっぱり強い!白と黒が選ばれるワケ
このランキングを見ると、ホワイト系とブラック系だけで全体の半数以上を占めていることがわかります。これはオーラに限らず、多くの車種で見られる傾向です。理由としては、やはり「誰にでも受け入れられやすい無難さ」が一番大きいでしょう。冠婚葬祭などのフォーマルな場にも乗っていきやすく、ビジネスシーンで使っても違和感がありません。また、数年後に売却することを考えたときに、買い手が付きやすいという安心感も、この2色が選ばれる大きな後押しになっているようです。

希少カラーは「自分だけの特別な一台」という魅力
一方で、グリーンやパープルといった少数派の色にも、大きな魅力があります。それは「他の人とかぶりにくい」という希少性です。街中で同じ車とすれ違うことが少ないため、「自分の車」という特別感をより強く感じることができます。リセールバリューでは定番色に一歩譲るかもしれませんが、毎日乗る愛車ですから、心から「好き」と思える色を選ぶ満足感は、何物にも代えがたい価値があるのではないでしょうか。

日産オーラの色とリセール【参考】

日産オーラのリセールバリューは、ボディカラーによって3年3万km走行の一般的な車両で比較した場合、最大で15万円前後の価格差が生じる可能性があります。最も有利なのは安定した人気を誇る「パールホワイト/ホワイト系」で、他の色に比べて最大でプラス9万円程度上乗せされることも期待できます。逆に、グリーンやパープルといった個性的なカラーは、買い手が限定されるため、最大でマイナス15万円程度になる傾向が見られます。

もちろん、これはあくまで「色」という要素だけで見た場合の目安です。実際には、お車のグレード、走行距離、事故歴の有無、装備、そして何よりボディのツヤや傷の状態といった様々な要因が複雑に絡み合って査定額は決まります。色は、その最終調整要素の一つ、と考えてくださいね。

※参考:一般的な中古車市場では色による買取差は5万から数十万ほどと言われており、本記事ではコンパクト車種の相場感に合わせてやや控えめなレンジで想定しています。

色とリセールの目安(3年/3万km走行・同条件での比較)
色系統 期待残価レンジ(同条件比) 円換算の目安(新車300万円想定) 傾向&メモ
パールホワイト/ホワイト系 +0〜+3% ±0〜+9万円 安定した人気。ツヤを維持できていれば有利ですが、黄ばみや鉄粉が付いていると減点対象になることも。
ブラック系 +0〜+2% ±0〜+6万円 需要は非常に多いですが、小さな洗車キズが目立ちやすく、その状態で査定額が左右されやすい色です。
グレー系 ±0〜+1% ±0〜+3万円 近年、人気が上がってきており、リセールも堅調です。地味すぎず、質感が高い点が評価されています。
シルバー系 ±0%前後 ±0円 汚れに強く実用的なため安定していますが、積極的にこの色を探す「指名買い」は少ない傾向にあります。
ブルー系 -1〜0% -3万〜0円 一定の需要はありますが、白や黒に比べるとやや見劣りします。
レッド系 -1〜0% -3万〜0円 好みが分かれやすい色。普段から手入れしてツヤが維持できていれば、マイナス評価をカバーできることも。
グリーン/パープル/オレンジなど -2〜-5% -6万〜-15万円 「この色じゃないとダメ」という熱心なファンがいる反面、探している人の母数が少ないのが現実です。

注意:本表はあくまで色の要因による価格差の傾向を示す参考例です。実際の査定額は車両の状態や市場動向によって大きく変動します。これより上振れることも、下振れることも当然あります。

リセール価格よりも「毎日の満足度」を大切に
数年後の売却額を気にするのは、もちろん賢い車の選び方の一つです。でも、忘れてはいけないのが、車は売るまでの数年間、毎日付き合う大切なパートナーだということ。たとえリセールで少し不利になったとしても、自分が本当に気に入った色の車に乗ることで得られる満足感や愛着は、お金には換えられない価値があるのではないでしょうか。ドアを開けるたびに「いい色だな」と思える、そんな一台を選ぶのも素敵な選択だと思います。

査定額を本当に左右するのは「愛情」かもしれません
データを見ると色の差は確かにあるのですが、それ以上に査定士が見ているのは「車が大切にされてきたかどうか」です。例えば、リセールに強い黒でも、洗車キズだらけでツヤがなければ評価は下がってしまいます。逆に、リセールでは不利と言われる色でも、コーティングが施工され、内外装が驚くほどキレイなら、その「状態の良さ」が色によるマイナスを補って余りある評価を受けることも。結局のところ、どんな色を選んでも、愛情を持ってこまめに手入れをしてあげることが、最高のリセール対策と言えるのかもしれませんね。

日産オーラ不人気の色のデメリットと対策

日産オーラで「不人気色」と呼ばれる個性的な色を選ぶ際のデメリットは、主に売却時に買い手がなかなか見つからず、人気色に比べて査定額が低め(-6万~-15万円程度)になる可能性がある点です。 また、2トーンカラーや特殊な塗装は、万が一こすってしまった際の修理費用が割高になるリスクも考えられます。しかし、これらのデメリットは、売却先を工夫したり、日頃のケアを丁寧に行ったりすることで、十分に対策することが可能です。

ここで言う「不人気色」とは、色の魅力がないという意味ではなく、あくまで市場で探している人の数が少ない「ニッチな色」という意味合いです。具体的には、グリーン、パープル、オレンジなどが挙げられます。

  • 売却時に時間がかかりやすい:探している人が少ないため、中古車店では「早く売れる人気色」を優先しがち。結果として、査定額で妥協を求められることがあります。
  • 査定額が低めになりやすい:同条件の白や黒の車両と比べると、需要の差が価格に反映され、-1%から-5%程度低くなる傾向があります。
  • 修理代が高くなることがある:パールやメタリック、特に2トーンカラーは塗装の工程が複雑なため、部分的な修理でも費用が通常より高くなることがあります。
  • 色あせが気になる可能性:赤やオレンジなどの原色系は、紫外線による影響が比較的わかりやすいと言われてきました。近年の塗装技術は大きく向上していますが、屋外駐車がメインの場合は、こまめなケアで差が出ます。
  • 濃色系は細かなキズが目立つ:黒を基調とした2トーンや、ミッドナイトパープルのような濃い色は、洗車時につくような細かなキズや水滴の跡(イオンデポジット)が目立ちやすく、査定時の印象を左右することがあります。

こうしたデメリットも、事前に対策を知っておけば怖くありません。具体的な方法を下の表にまとめました。

個性派カラーのデメリットと実用的な対策
懸念されること 有効な対策 ワンポイント
紫外線による色あせ(赤・オレンジ系) 屋根のある場所に保管する、ボディカバーをかける、定期的にコーティングを施工する。 塗装の一番上のクリア層を守ることが、ツヤを長持ちさせる秘訣です。
黒や濃色の水ジミ・洗車キズ 水滴がシミになりにくい親水系コーティングを選ぶ、柔らかいマイクロファイバークロスで優しく拭く。 炎天下での洗車は水がすぐ乾いてシミの原因になるので避けましょう。
パールや2トーンの修理費高騰 小さな傷は早めにタッチアップペンで補修する、飛び石対策でボンネットなどに保護フィルム(PPF)を貼る。 万が一の時のために、車両保険にしっかり入っておくと安心です。
売却時の不安 個性を評価してくれる専門店や、個人売買なども視野に入れる。SNSなどで愛車の魅力を発信する。 購入時にかかったオプション費用の記録を残しておくと、交渉材料になります。
写真と実物の色のギャップ 購入前にディーラーで、屋外の日向と日陰の両方で実車を確認させてもらう。 ミッドナイトパープル(RM)のように光で印象が変わる色は、その変化こそが魅力です。

「不人気」ではなく「唯一無二」という考え方
「不人気色」という言葉は少し寂しく聞こえますが、見方を変えれば「他の人とは違う、自分だけの特別な色」ということです。市場での需要が少ないということは、それだけ希少価値があるとも言えます。その色にしかない魅力に強く惹かれたのであれば、それはもう運命の出会いかもしれません。売却時のことばかりを気にするのではなく、「この色が好きだから乗る」というシンプルな気持ちを大切にするのも、素敵なカーライフの第一歩ではないでしょうか。

愛車の「カルテ」を作っておこう
個性的な色を選んだなら、その価値を未来の買い手にしっかり伝える準備をしておくのがおすすめです。例えば、新車購入時のカラーオプションの価格がわかる書類を保管しておく、定期的に施工したコーティングの証明書を取っておく、そして何より、晴れた日に愛車の写真(特にボディのツヤがわかるもの)をたくさん撮っておきましょう。こうした「カルテ」があることで、ただの「ニッチな色の中古車」ではなく、「愛情を込めて維持された、価値ある一台」として評価してもらいやすくなります。

日産オーラのツートンや有料色はリセールで元を取れるか?【傾向】

日産オーラのツートンカラーや有料の特別塗装色は、新車時に約4.4万円から9.8万円の追加費用がかかりますが、その費用を売却時に全額回収するのは難しいのが現実です。 人気の「白/黒ベースのツートン」であればオプション費用の50%~100%近くが査定額に上乗せされる可能性もありますが、個性的な配色の場合は0%~50%程度、つまりほとんど回収できないケースも少なくありません。元が取れるかどうかは、選ぶ色の組み合わせと、お車の状態、そして市場の流行に大きく左右されます。

有料色がなぜ高いのかというと、パール塗料のように何層も塗り重ねる必要があったり(3コートパールなど)、ツートンカラーのように塗り分けのためにマスキングなどの手間が増えたりと、製造コストがかかっているためです。 そのコストが、売却時の価値にどこまで反映されるかを見ていきましょう。

  • 白/黒ベースの定番ツートン:回収率は50%~100%も視野に入ります。例えば、ピュアホワイトパール(3P)とスーパーブラックの組み合わせは、見た目の良さと需要の広さから高い評価を受けやすく、オプション費用(例: 77,000円)の半分以上、状態が良ければ満額近くが上乗せされることもあります。
  • 人気グレー系の有料色(モノトーン):回収率は30%~80%が目安です。質感の高さで人気がありますが、白黒ほどの絶対的な需要はないため、このくらいの範囲に収まることが多いです。
  • 個性的な配色のツートン(緑/紫/橙など):回収率は0%~50%と厳しくなりがちです。「この配色がいい!」という指名買いの人が現れれば高値も期待できますが、一般的な中古車店では在庫リスクを考えて控えめな査定になる傾向があります。
  • AUTECH専用色などの限定カラー:これは0%~100%と、最も振れ幅が大きくなります。車種自体の人気や限定性が市場で高く評価されればオプション費用以上の価値が付くこともありますが、逆の場合は厳しい結果になることも。

総じて言えるのは、日本の市場では色による査定差の5万から数十万円の相場観の中で 、オプション費用が「何割くらい返ってくるか」という考え方をするのが現実的です。そして、色以外の要素(事故歴、走行距離、装備など)の方が、査定額にはるかに大きな影響を与えることも忘れてはいけません。

元を取るというより「満足感を買う」という発想
リセールの観点から「元が取れるか」を考えるのは大切ですが、有料色を選ぶ一番の理由は、やはり「その色が持つ特別な魅力」ではないでしょうか。標準色にはない深みのある輝きや、ボディラインを美しく見せるツートンカラーは、日々の運転をより楽しいものにしてくれます。数万円の追加費用は、数年間にわたる所有満足度を高めるための投資と考えることもできます。そう思えば、たとえ全額回収できなくても、十分に価値のある選択だと言えるでしょう。

万が一の「修理代」もコストの一部と考えておこう
有料色を選ぶ際に、リセールと合わせて少しだけ頭に入れておきたいのが、修理費用です。特にパール塗装やツートンカラーは、部分的な板金塗装でも色合わせが難しく、手間がかかるため、一般的なソリッドカラーに比べて修理代が高くなる傾向があります。 このリスクもコストの一部と捉え、車両保険への加入を検討しておくと、より安心して素敵なカラーのカーライフを送ることができるはずです。

日産オーラで汚れが目立ちにくいおすすめの色

日産オーラで汚れが目立ちにくい色は、砂埃や雨による水滴の跡といった汚れの色とボディカラーの差が少ない、グレーやシルバー系です。具体的には「ダークメタルグレー(M)」「ステルスグレー(P)」「ブリリアントシルバー(M)」などが挙げられます。これらの中間色は、洗車の頻度を少し下げたい方や、お手入れの手間をなるべく減らしたいと考えている方に特におすすめできるカラーです。

なぜこれらの色が汚れに強いのかというと、汚れの多くは白っぽい砂埃や、乾くと白く跡が残る雨染みだからです。黒いボディでは白く、白いボディでは黒や茶色く目立ってしまう汚れが、中間色のグレーやシルバーの上では同化して見えにくくなる、という理屈です。それでは、オーラで選べる「お手入れ楽ちんカラー」を見ていきましょう。

  • ダークメタルグレー(M):濃いめのグレーで、ホコリや雨染みが目立ちにくい代表格。メタリック塗装が光を反射して細かなキズもカモフラージュしてくれます。質感も高く、楽さと見た目の良さを両立したい方にぴったりのバランス型です。
  • ステルスグレー(P):少し明るめのグレーにパールが入っており、こちらも汚れや小キズの視認性が低い色です。光の当たり方で表情が変わるため、のっぺりせず、デザイン性も高いのが魅力。口コミでもその見え方が好評です。
  • ブリリアントシルバー(M):汚れや傷の目立ちにくさでは、全カラーの中でもトップクラスと言えるでしょう。「洗車はあまり頻繁にできないけれど、キレイな印象は保ちたい」という方に最もおすすめです。「営業車みたいで地味」と感じる方もいますが、実用性の高さは折り紙付きです。
  • サンライズカッパー(M):意外に思われるかもしれませんが、オレンジがかった明るいメタリックのこの色も、汚れとのコントラストが付きにくく、目立ちにくい部類に入ります。キラキラした粒子が光を散乱させる効果も手伝ってくれます。※AURA AUTECHに単色設定があり、標準モデルでは2トーンの組み合わせで選択可能です。

それぞれの色の特徴を、一覧表にまとめてみました。

お手入れの楽さで見る実用評価
色名 汚れ目立ちにくさ 日常手入れ負担 ひと言アドバイス
ダークメタルグレー(M) ★★★★★ 少ない 月に一度の洗車でも十分キレイを保ちやすいです。
ステルスグレー(P) ★★★★☆ 少ない 拭き上げの際は、柔らかいクロスを使うとより良いでしょう。
ブリリアントシルバー(M) ★★★★★+ 非常に少ない お手入れの手間を最優先するならこの色が一番です。
サンライズカッパー(M) ★★★★☆ 少ない 泥はねなどが付いたら、早めに拭き取るとシミになりにくいです。

「汚れにくい色」に「ひと手間」で最強のボディに
汚れが目立ちにくい色を選んだからといって、まったく洗車しなくていいわけではありません。むしろ、こうした色のオーナーさんにおすすめしたいのが「コーティング」です。塗装面に一枚透明な膜を作ることで、汚れが直接付着するのを防ぎ、水洗いだけで簡単に汚れが落ちるようになります。汚れが目立ちにくい色とコーティングの組み合わせは、まさに「鬼に金棒」。最小限の手間で、愛車を長く美しい状態に保つことができますよ。

洗車の基本は「擦らない」こと
どの色を選んだとしても、洗車の基本は同じです。それは、ボディに乗った砂やホコリを、ゴシゴシ擦らないこと。まずたっぷりの水で表面の汚れを流し、次に豊かな泡で優しく撫でるように洗い、最後に水でしっかりすすぐ。この手順を守るだけで、洗車キズが付くリスクを大幅に減らすことができます。お手入れが楽な色を選んでも、この基本だけはぜひ覚えておいてくださいね。

日産オーラで汚れが目立つ色と対策

日産オーラで汚れが目立ちやすい色は、洗練された美しさを持つ一方で、その美観を保つためにはこまめな手入れが求められる「黒(ミッドナイトブラック(P))」と「白(ピュアホワイトパール(3P))」です。黒は水ジミやホコリ、細かな拭きキズが白っぽく目立ち、白は泥はねやアスファルトの油汚れ、鉄粉のサビなどが黒や茶色の点として目立ちます。しかし、これらの汚れは、それぞれの色に合った正しい対策を行うことで、輝きを長く維持することが可能です。

美しい色ほど、少しの汚れが気になってしまうのは仕方のないこと。でも、それは裏を返せば「お手入れのし甲斐がある」ということでもあります。ここでは、代表的な汚れやすい色とその対策を具体的にご紹介します。

  • 黒(ミッドナイトブラック(P)/2トーンルーフのスーパーブラック)
    目立つ汚れ:乾いた水滴の跡(白い輪っか状のシミ)、ホコリ、洗車時につく太陽光に透かすと見えるような細かなキズ。
    所見:高級感と引き換えに、最もデリケートな管理が求められる色です。特に2トーンルーフの黒は、雨染みができやすい水平面なので注意が必要です。
  • 白(ピュアホワイトパール(3P))
    目立つ汚れ:雨の日に跳ねた泥、アスファルトの油分を含んだ黒い汚れ、ブレーキダストなどから出る鉄粉が刺さって錆びた茶色い点々。
    所見:清潔感が命の白は、黒や茶色の汚れとのコントラストがはっきり出てしまいます。特に鉄粉は放置すると塗装内部に食い込んでしまうので早めの対処が肝心です。
  • 濃色系(オーロラフレアブルーパール(P)、ミッドナイトパープル(RM))
    目立つ汚れ:基本的には黒と同じく、水ジミや洗車キズ、拭きムラが目立ちやすいです。
    所見:光が当たると息をのむほど美しい色ですが、その輝きを保つには黒と同様の手間をかける心づもりが必要です。

それでは、どうすればこれらの汚れと上手に付き合っていけるのでしょうか。色別の対策を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

色別・実践的な汚れ対策一覧
色系統 主な汚れ おすすめの予防策 お手入れの目安
水ジミ・拭き傷・ホコリ 水滴がシミになりにくい親水系コーティングを施工する。炎天下での洗車は避ける。柔らかいクロスで優しく拭き上げる。 できれば週に1回は水洗い。雨が降った後は早めに拭き取りたいところ。
泥はね・油汚れ・鉄粉 洗車前に高圧洗浄機で泥を飛ばす。月に1回、鉄粉除去剤を使う。タイヤ周りを重点的に洗う。 2週に1回の洗車と、月1回の鉄粉チェックが理想です。
濃青/濃紫 水ジミ・拭きムラ 洗車は日陰で行い、ボディが冷えていることを確認してから。拭き上げは一定方向に動かすとムラになりにくいです。 黒と同じく、こまめな水洗いと雨後のケアが効果的です。

「汚れが目立つ」は「キレイが映える」の裏返し
汚れが目立ちやすい色を選ぶことは、決してネガティブなことばかりではありません。むしろ、それは「お手入れした時の美しさが、他のどの色よりも際立つ」ということの裏返しです。丁寧に洗車をしてワックスやコーティングをかけた時の、黒いボディに映り込む景色や、パールホワイトの吸い込まれるような輝きは、オーナーだけが味わえる至福の瞬間。手間をかけること自体を楽しめる方にとっては、これ以上ない喜びを与えてくれる色と言えるでしょう。

洗車を面倒な「作業」から楽しい「趣味」へ
「こまめな手入れが大事なのはわかったけど、やっぱり面倒…」と感じる方も多いと思います。そんな時は、発想を少し変えてみてはいかがでしょうか。いつもの洗車グッズを少しこだわりのあるものに変えてみたり、週末に少し早起きしてコイン洗車場の空いている時間に行ってみたり。洗車を「やらなきゃいけない作業」と捉えるのではなく、「愛車と向き合う大切な時間」「週末のリフレッシュタイム」と位置づけることで、面倒だった洗車がだんだん楽しくなってくるかもしれませんよ。

「日産オーラの色人気」など記事まとめ

  • 日産オーラの人気色は、リセールも安定している「ホワイト系」(約40%)と高級感のある「ブラック系」(約18%)が圧倒的で、この2色で市場の半数以上を占めます。
  • 日産オーラの色の選択はリセール価格に影響し、3年3万km走行の車両で人気色と不人気色の間には最大15万円ほどの査定差が付く可能性があります。
  • 汚れの目立ちにくさを最優先するなら、ホコリや小傷が目立たない「グレー系」や「シルバー系」が最も手入れが楽な選択肢です。
  • 逆に**人気色の「ブラック系」**は水ジミや洗車キズ、「ホワイト系」は泥はねや鉄粉が目立ちやすく、美観を保つにはこまめな手入れが求められます。
  • ツートンカラーや特別塗装色には約4.4万~9.8万円の追加費用がかかりますが、その全額が売却時に回収できるわけではありません。
  • リセールでは不利になりがちなグリーンやパープルといった個性的な色も、他人と被らない満足感や愛着という大きな価値をもたらしてくれます。
  • 最終的には、リセールや手入れの手間といった実用性と、毎日乗る愛車への満足感を比較し、ご自身が後悔しない一台を選ぶことが最も大切です。

参考出典