ラパンのグレードの違いを徹底比較【XとLとG】おすすめ人気は?

ラパンのグレード(XとLとG)の違い。どれがいい?おすすめグレード スズキ

ラパンのグレードの違いについて、どれがいいか迷っていませんか?スズキの人気軽自動車ラパンには、ベーシックな「G」、装備が充実した「L」、最上級の「X」という3つの主要グレードが存在します。それぞれ価格や装備が異なり、ライフスタイルや見た目の好みによって最適な選択肢は変わってきます。「G」「L」「X」のどれを選ぶのが自分にとってベストなのか、じっくり比較検討したいですよね。特に、デザイン性を重視するなら2トーンルーフが選べるかどうかも大きなポイントです。

この記事では、そんなラパンのグレード選びで後悔しないために、各グレードの違いを徹底的に解説。あなたの車選びをサポートします。

この記事を読めば、以下のことがわかります。

  • 基本的な「G」、バランスの取れた「L」、最上級の「X」の具体的な装備の違い
  • 外装(見た目)や内装(質感)におけるグレード間の差
  • 価格と装備内容を考慮した、コストパフォーマンスが高いおすすめグレード
  • 2トーンカラーなど、おしゃれさを重視する場合に選ぶべきグレード
  • 駐車のしやすさや快適装備など、使い方に応じた最適なグレードの選び方

ラパンのグレードの違い【詳細全体像】

現行のラパンは、2025年8月の一部仕様変更でマイルドハイブリッドを搭載した「5AA-HE93S」型が最新モデルです。グレード構成は、ベーシックな「G」、装備が充実した「L」、そして内外装の質感を高めた最上位の「X」の3種類が基本となります。パワートレインは全グレード共通で、価格はG(2WD: 1,514,700円)からX(4WD: 1,818,300円)の範囲に設定されています。

項目 HYBRID G HYBRID L HYBRID X
メーカー希望小売価格
(税込)
2WD 1,514,700円
/4WD 1,626,900円
2WD 1,601,600円/4WD 1,706,100円 2WD 1,717,100円/4WD 1,818,300円
駆動/変速機 2WD/4WD/CVT 同左 同左
エンジン&電動化 R06D 0.66L+
マイルドハイブリッド
同左 同左
WLTC燃費 2WD 27.3km/L
/4WD 25.2km/L
同左 同左
ヘッドランプ ハロゲン LED(標準) LED(標準)
フロントガラス
/UV・IR対策
IRカット付フロントガラス
のベーシック
プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア) 360°プレミアムUV&IRカットガラス
ホイール 14インチスチール
+フルホイールキャップ
同左 14インチアルミ
エアコン マニュアルエアコン フルオートエアコン フルオート(ナノイーX搭載)
シートヒーター(前席) 運転席 標準助手席:
2WDは除く(4WDは有)
運転席 標準助手席:2WDは除く(4WDは有) 運転席+助手席 標準(2WD/4WDとも)
バニティミラー照明 なし(ミラーのみ) なし(ミラーのみ) 照明付
ステアリング ウレタン ウレタン(+ステアリングオーディオSW 本革巻(+ステアリングオーディオSW
外装加飾 ベーシック(メッキ最小) ベーシック メッキ加飾等で上級感
2トーンルーフ設定 設定あり(メーカーOP)
全方位モニター用カメラ+
スズキコネクト対応通信機
―(設定なし) メーカーOP メーカーOP
USB電源 Type-C(PD対応)×2(インパネ) 同左 同左
主要安全装備(共通) デュアルセンサーブレーキサポートII
後退時ブレーキサポート
パーキングセンサー(前後)
車線逸脱抑制機能
先行車&信号切替発進お知らせ ほか
(全グレード共通) (全グレード共通)

以降は、ラパンのグレードの違いを細かく掘り下げていきます。

ラパンのグレードX/L/Gの違い:外装・内装の装備差

ラパンの外装と内装におけるグレード間の最も大きな違いは、最上位「X」が持つ圧倒的な質感の高さにあります。具体的には、専用デザインのアルミホイールやメッキ加飾、オプションの2トーンルーフが選べるのは「X」だけの特権です。内装も、本革巻のステアリングや木目調パネルが採用され、シートの生地や色使いも上質です。「L」は実用性と見た目のバランスが取れており、「G」はシンプルでコストを重視した仕様となっています。

▼グレード別「見た目」の装備比較

一目で違いがわかるポイントをまとめました。特にライト類とホイールは、車の印象を大きく左右します。

装備項目 HYBRID X HYBRID L HYBRID G
ヘッドランプ LED LED ハロゲン
ホイール 14インチアルミ 14インチフルホイールキャップ 14インチフルホイールキャップ
外装加飾 メッキフロントグリルなど 一部メッキ加飾 シンプル
2トーンルーフ 選択可能 (有償OP) 選択不可 選択不可
ステアリング 本革巻 ウレタン ウレタン
シフトノブ 本革巻 ウレタン ウレタン
インパネ サンセットアイボリー+木目調 明るいベーシック基調 シンプル
シート表皮 上質な専用ファブリック ファブリック ファブリック
アームレスト フロントアームレストボックス フロントアームレスト フロントアームレスト

▼所有する満足感は「X」が格別

毎日運転する中で、常に手が触れるステアリングやシフトノブが本革巻である「X」グレードは、価格差以上の満足感を与えてくれる可能性があります。また、インパネの木目調デザインや上質なシート表皮は、車内の雰囲気をぐっとおしゃれにしてくれます。「自分の部屋」のように、こだわりの空間で過ごしたいと考える方にとって、「X」の作り込みは非常に魅力的でしょう。

▼**「L」はラパンらしさのベストバランス**

車選びのガイドとしては、「L」グレードは多くの方にとって満足度の高い選択肢だと考えられます。夜間の視認性が良く、見た目も引き締まるLEDヘッドランプを装備しながら、価格は「X」よりも抑えられています。まさに「ラパンらしさ」と「実用性」を両立した、賢い選択肢と言えるかもしれません。

ラパンのグレードX/L/Gの違い:快適装備の差(エアコン/ガラス/USB/シート/収納/オーディオ)

ラパンの快適装備で最も注目すべきは、最上位「X」にのみ搭載される「360°プレミアムUV&IRカットガラス」と「ナノイーX」搭載フルオートエアコンです。これらは日焼けや暑さ、車内の空気環境に敏感な方にとって決定的な差となります。一方、USB電源はスズキの国内モデルで初採用となる急速充電対応のType-Cが2口、全車に標準装備されており、どのグレードを選んでもスマートフォンの充電環境は万全です。

▼快適・便利装備のグレード別比較

特にエアコンとガラスの差は、夏場の快適性に大きく影響します。

装備項目 HYBRID X HYBRID L HYBRID G
エアコン フルオート+ナノイーX フルオート マニュアル
ガラス 360°プレミアムUV&IRカット フロントドアのみプレミアム UVカット中心
USB電源 Type-C(PD対応)×2 Type-C(PD対応)×2 Type-C(PD対応)×2
スピーカー 6スピーカー 2スピーカー 2スピーカー
ステアリングスイッチ オーディオスイッチ付 なし (後付け原則不可) なし (後付け原則不可)
シートヒーター 運転席 (4WDは助手席も) 運転席 (4WDは助手席も) 運転席 (4WDは助手席も)

▼見えないけれど大きな価値を持つ装備

「X」の360°プレミアムUV&IRカットガラスは、単に日焼けを防ぐだけでなく、ジリジリとした赤外線(IR)をカットすることで、夏場の車内温度の上昇を和らげてくれます。これによりエアコンの効きも良くなり、結果的に快適なドライブにつながります。後からフィルムを貼る方法もありますが、純正で全方位に対応している手軽さと品質の高さは、大きなメリットと言えるでしょう。

▼音楽好きならスピーカー数も要チェック

ドライブ中に音楽を楽しみたい方にとって、スピーカーの数は音の臨場感に直結します。「X」はフロントとリヤに合計6つのスピーカーを標準装備しているのに対し、「L」と「G」はフロントの2スピーカーが基本です。後からカーナビやオーディオを取り付ける場合でも、スピーカーの数が多ければ、より豊かで広がりのあるサウンドを楽しめます。この差は、意外と見過ごしがちなポイントかもしれません。

ラパンのグレードX/L/Gの違い:安全性能・運転支援の違い

ラパンの安全性能、運転支援

ラパンの安全装備は、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ(DSBSⅡ)」をはじめとする先進の予防安全技術が全グレードに標準装備されており、基本的な安全性能に差はありません。グレード間の違いは、夜間の視認性を高めるヘッドランプの種類(L/XはLED、Gはハロゲン)と、メーカーオプションである**「全方位モニター用カメラパッケージ」が「L」と「X」でのみ選択可能**な点に集約されます。

▼全車標準の主な予防安全技術

どのグレードを選んでも、これだけの安全機能が標準で備わっています。

  • デュアルセンサーブレーキサポートⅡ(DSBSⅡ)
  • 低速時ブレーキサポート(前進・後退)
  • 誤発進抑制機能(前進・後退)
  • 車線逸脱警報/抑制機能
  • ハイビームアシスト
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 前後パーキングセンサー

▼駐車が苦手な方を強力にサポートするメーカーオプション

運転に慣れていない方や、狭い場所での駐車に不安を感じる方にとって非常に心強いオプションが「L」と「X」に用意されています。

  • オプション名: 全方位モニター用カメラパッケージ+スズキコネクト対応通信機
  • 設定グレード: L、Xのみ
  • 価格: 85,800円(税込)
  • 主な内容:
    • クルマを真上から見たような映像で駐車を支援する「全方位モニター」
    • 万が一の際にSOSボタンで通報できる「スズキコネクト」

▼後付けできないからこそ、最初に考えたい

この「全方位モニター」は、ディーラーオプションのナビと組み合わせることで機能しますが、カメラ自体は工場で装着されるメーカーオプションです。そのため、購入後に後から付け加えることはできません。もし少しでも駐車に不安があるなら、予算を少し上げてでも「L」以上のグレードを選び、このオプションを装着することを強くおすすめします。安心感が格段に向上するはずです。

▼夜間運転が多いなら「L」以上が安心

安全装備という観点では、ヘッドランプの性能も見逃せません。「L」と「X」に標準装備されるLEDヘッドランプは、ハロゲンランプに比べてより遠くまで明るく照らすことができ、消費電力も少ないのが特徴です。夜間や雨天時の運転が多い方は、視界の確保が安全に直結するため、LEDヘッドランプを搭載する「L」以上のグレードを選ぶ方が賢明と言えるでしょう。

ラパンのグレードX/L/Gの違い:燃費・走行感の違い(2WD/4WD)

ラパンの燃費、グレード差

ラパンの走行性能は、パワートレインが全グレードで共通のため、カタログスペック上の動力性能に差はありません。どのグレードを選んでも、マイルドハイブリッドによるスムーズな発進と、街乗りに十分な加速性能を体感できます。ただし、装備の差による10kg程度のわずかな車両重量の違いや、雪道・坂道での安定性に関わる2WDと4WDの選択が、実際の乗り味や燃費に少しだけ影響を与えます。

▼走りに関するスペックは全グレード共通

車の心臓部であるエンジンやモーターの性能は、G、L、Xのどれを選んでも同じです。

項目 スペック
エンジン最高出力 49PS / 6,500rpm
エンジン最大トルク 58.5N·m / 5,000rpm
モーター最高出力 1.92kW / 1,500rpm
モーター最大トルク 40.4N·m / 100rpm
WLTCモード燃費 2WD: 27.3 km/L、4WD: 25.2 km/L
最小回転半径 4.4m

▼2WDと4WD、どちらを選ぶ?

ラパンの4WDは、滑りやすい路面で安定した走りを提供するフルタイム4WDシステムです。

  • 2WDがおすすめな人:
    • 降雪がほとんどない地域にお住まいの人
    • 燃費と車両価格を少しでも抑えたい人
  • 4WDがおすすめな人:
    • 降雪地帯や凍結路を走行する機会がある人
    • 坂道の多い地域にお住まいの人
    • 雨の日の運転などで、より安定した走りを求める人

▼走りでグレードを選ぶ必要はない

車選びのガイドとしては、ラパンは「走りの性能」でグレードを選ぶ車ではない、と結論づけられます。G、L、Xの間のごくわずかな重量差が体感できるシーンは限定的でしょう。それよりも、見た目の好み、快適装備の充実度、そして安全装備のオプション(全方位モニター)の要不要でグレードを絞り込んでいくのが、最も合理的で後悔のない選び方です。

▼ユーザーの声から見える「リアルな走行感」

口コミサイトなどを見ると、「街乗りでのキビキビとした走りは気持ち良い」「視界が広くて運転しやすい」といった声が多く見られます。一方で、「高速道路での追い越し加速は少し物足りない」「坂道ではもう少しパワーが欲しい」という意見も散見されます。このことから、ラパンは通勤やお買い物といった日常的なシーンで最も輝く車であり、長距離移動や山道走行がメインの方は、購入前に一度試乗して動力性能を確認しておくと安心です。

ラパンのグレードX/L/Gの違い:価格・コストと費用対効果

ラパンの価格は、ベーシックな「G」(2WD: 1,514,700円)から、装備充実の「L」(+約8.7万円)、最上位の「X」(さらに+約11.5万円)へと段階的に設定されています。燃費性能とタイヤサイズ(155/65R14)は全グレード共通のため、ガソリン代やタイヤ交換費用といった基本的な維持費に差はありません。費用対効果を判断する上では、初期費用の価格差と、それによって得られる快適装備や質感、リセールバリュー(売却時の価値)を天秤にかけることが重要になります。

▼グレード間の価格差と主な装備

この価格差で、どのような価値がプラスされるのかを見てみましょう。

グレード Gからの価格差 Lからの価格差 主な追加装備・価値
HYBRID L +86,900円 LEDヘッドランプ、フルオートエアコン、全方位モニター(OP)選択権など
HYBRID X +202,400円 +115,500円 本革巻ステアリング、アルミホイール、360°プレミアムUV&IRカットガラス、ナノイーX、6スピーカー、2トーン(OP)選択権など

▼長期的な視点で考える費用対効果

初期費用はGが最も安いですが、長期的に見るとLやXの費用対効果が高まるケースもあります。

  • 照明のコスト: 「L」「X」のLEDヘッドランプは、ハロゲンより長寿命で省電力です。夜間走行が多いなら、安全性の向上と球切れ交換の手間が減るメリットは大きいでしょう。
  • 快適性の価値: 「X」の360°プレミアムUV&IRカットガラスやナノイーX付きエアコンは、後付けが難しい装備です。特に夏場の快適性や日焼け対策を重視するなら、その価値は価格差以上かもしれません。
  • リセールバリュー: 一般的に、車の売却時には上位グレードで人気の装備(アルミホイール、2トーンルーフ、全方位モニターなど)が付いている方が査定額が高くなる傾向があります。初期投資は高くても、数年後の売却時にその一部が返ってくる、と考えることもできます。

▼任意保険料への影響は軽微

ラパンの任意保険料は、車両保険の金額が車両本体価格に比例して少し上がる程度で、グレードによる等級や料率クラスへの影響はほとんどありません。ただし、最新の予防安全装備が充実しているため、多くの保険会社で適用される「ASV割引(先進安全自動車割引)」の対象となり、保険料が最大9%割引になる可能性があります(※割引率は保険会社や適用条件により異なり、一般に型式発売後3年以内の車両などが対象です)。

ラパンのグレードX/L/Gの違い:口コミ総まとめ【満足・後悔】

ラパンの口コミを総合すると、「デザインの可愛らしさ」「視界の広さと取り回しの良さ」に満足する声が圧倒的に多い一方で、「加速性能(特に高速や坂道)」と「荷室の広さ」には物足りなさを感じるという意見が共通して見られます。グレード別に見ると、「X」オーナーは内装の質感や専用装備への満足度が高く、「G」オーナーは価格の安さに納得しつつも、上位グレードの装備を羨む声が聞かれます。

▼多くのオーナーが共感する「満足ポイント」

  • 見た目がとにかく可愛い: 「他にないデザインが好き」「乗っているだけで気分が上がる」
  • 運転がしやすい: 「四角いボディで見切りが良く、車両感覚が掴みやすい」「最小回転半径が小さく、狭い道でもスイスイ走れる」
  • 街乗りでは十分な走り: 「普段の買い物や通勤では、流れに乗ってスムーズに走れる」

▼ちょっと気になる「不満ポイント」と対策

  • 加速が物足りない: 高速道路の合流や追い越し、急な上り坂ではパワー不足を感じることがあるようです。
    • 対策: パワーを求める方は、購入前に必ず試乗して、ご自身の走行シーンで納得できるかを確認しましょう。
  • 荷室が狭い: 日常的な買い物には十分ですが、大きな荷物や旅行のスーツケースなどを積む際は工夫が必要です。
    • 対策: リヤシートは分割して倒せるので、乗車人数に応じて荷室を拡大できます。大きな荷物を積む機会が多い方は、実車で広さを確認することをおすすめします。
  • クルーズコントロールがない: 長距離運転では「クルーズコントロールが欲しかった」という声も聞かれます。
    • 対策: 現行ラパンには設定がありません。高速道路を頻繁に利用する方は、この点を考慮する必要があります。

グレードごとのオーナーの声から見えること

  • 「X」にして良かった!: 「本革のハンドルは握り心地が良い」「2トーンルーフがおしゃれでお気に入り」「全方位モニターは駐車が苦手な妻に必須だった」など、専用装備への満足感が伝わってきます。
  • 「L」はやっぱり丁度いい: 「LEDライトは明るくて安心」「オートエアコンは楽で良い」など、必要な装備が過不足なく揃っている点に納得している声が多いようです。
  • 「G」は割り切りが必要?: 「価格が安いのは魅力だが、ハロゲンライトが暗く感じた」「内装が少し寂しいので、自分でパーツを付けて楽しんでいる」といった声が見られ、価格と装備のバランスを理解した上で選ぶ必要があることがわかります。

ラパンのグレードX/L/Gの違い:誰向き

ラパンのグレード選びは、「見た目のこだわり」と「快適性・利便性への投資」をどのレベルで求めるかによって最適な答えが変わります。コストを最優先し、昼間の街乗りが中心なら「G」。価格と装備のバランスを重視し、多くの人が満足できる選択をしたいなら「L」。そして、初期費用はかかっても、日々の満足感や上質さを最大限に味わいたいなら「X」が最も適しています。

▼Gが向くのはこんな人

  • とにかく初期費用を抑えたい、価格最優先の人
  • 利用シーンが近距離の街乗りに限定されている人
  • 夜間運転の機会がほとんどない人
  • 装備はシンプルで十分、必要なら後から自分でカー用品を追加するのが好きな人

▼Lが向くのはこんな人(最も多くの人におすすめ!)

  • 価格と装備のバランスを重視する、堅実な選択をしたい人
  • 夜間も運転するため、明るいLEDヘッドライトが必須だと考える人
  • 駐車に少し不安があり、全方位モニター(オプション)を付けたい
  • エアコンは自動で快適な温度を保ってほしい(フルオートエアコン)人

▼Xが向くのはこんな人

  • 内外装のデザインや質感に妥協したくない、おしゃれに乗りたい人
  • 2トーンルーフなど、自分らしいコーディネートを楽しみたい人
  • 夏の暑さや日焼けが気になるため、360°プレミアムUV&IRカットガラスに価値を感じる人
  • 車内の空気環境にもこだわりたい(ナノイーX)人
  • 数年後のリセールバリューも意識して車を選びたい人

住んでいる地域や気候で考える選び方

  • 雪国や坂の多い地域にお住まいの方:4WDモデルがおすすめです。ラパンの4WDは全グレードで選択でき、運転席・助手席シートヒーターも標準装備されるため、冬のドライブが快適になります。
  • 日差しが強く、夏が暑い地域にお住まいの方:「X」の360°プレミアムUV&IRカットガラスが大きな効果を発揮します。車内温度の上昇を抑え、エアコンの負担を減らすことで、快適なだけでなく燃費にも良い影響が期待できます。

ラパンのグレードX/L/Gの違い:人気(推定)・人気色とその理由

ラパンの人気グレードは、装備と価格のバランスに優れた「L」と、質感と所有満足度の高い「X」が販売の主力になっていると推定されます。多くの販売店や比較サイトでおすすめされるのもこの2グレードです。ベーシックな「G」は、価格を重視する法人需要やレンタカーなどでの採用が多いと考えられます。あくまで公的なデータではないものの、一般的な販売比率としては「X」が上位を占め、ほとんど並んで「L」、そして「G」という順になることが多いようです。

▼人気グレードの推定割合(車選びガイドによる推測)

  • X グレード: 40~45%
  • L グレード: 35~40%
  • G グレード: 15~20%
    ※この比率は、中古車の流通数やアンケート、所有者データなどを参照したデータです。姉妹車のラパンLCの中古車も近い数字になっており(ラパンLCは2グレードのみで、上位グレードが8割を占めている)、参考程度にはなるかと思われます。

▼人気のボディカラーは?

  • 2トーンルーフはXだけの特権:見た目の可愛らしさを際立たせる2トーンカラーは「X」グレードでのみ選択可能なオプションです。価格は49,500円、または77,000円(一部の特別塗装色との組み合わせ)に設定されています。個性を重視するユーザーからの人気が高く、中古車市場でもプラス査定の要因になりやすい傾向があります。
  • 定番はベージュ系:ラパンの柔らかな雰囲気にマッチする「フォーンベージュメタリック」や新色の「ルーセントベージュパールメタリック」といったベージュ系のカラーは、性別や年齢を問わず選ばれやすい人気の定番色です。

▼なぜLとXに人気が集中するのか?

その理由は、2025年の仕様変更で強化されたラパンの魅力が、LとXでより際立つからです。例えば、安全性を高める「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ(DSBSⅡ)」や、便利な「USB Type-C電源」は全車標準ですが、ラパンを選ぶ多くの人が期待する「おしゃれさ」や「快適性」を象徴する装備(LEDライト、上質な内装、UV&IRカットガラスなど)がLとXに集中しています。つまり、「ラパンらしさ」を存分に味わうための装備が、この2つのグレードに詰まっていると言えるでしょう。

▼納期や在庫について

新車の納期は、注文する時期やボディカラーによって変動しますが、一般的に人気グレード・人気色は生産計画も多めに組まれる傾向があります。改良直後などは、販売店に展示車や試乗車として用意されるのも「L」や「X」が中心となることが多いようです。最も確実な情報は、お近くのスズキ販売店で直接確認することをおすすめします。

選び方チェックリスト:参考

ラパンのグレード選びで後悔しないためには、あらかじめ自分の中で**「譲れない条件」と「妥協できる点」の優先順位**を決めておくことが大切です。以下のチェックリストを参考に、ご自身のカーライフを想像しながら一つずつ検討してみてください。これだけで、あなたにぴったりの一台がきっと見えてくるはずです。

▼ステップ1:まずは基本の2択から!

  • [ ] 駆動方式は2WD? それとも4WD?
    • 雪道や凍結路を走る機会はありますか? 坂道の多い地域に住んでいますか?
    • YESなら「4WD」、NOなら燃費と価格で有利な「2WD」が基本です。

▼ステップ2:あなたの使い方をチェック!

  • [ ] 夜間や雨天の運転は多いですか?
    • 多いなら、視界が明るく安心な**LEDヘッドランプを搭載する「L」か「X」**がおすすめです。
  • [ ] 駐車は得意ですか? 狭い駐車場を使いますか?
    • 少しでも不安なら、後付けできないメーカーオプションの**「全方位モニター」が選べる「L」か「X」**を検討しましょう。
  • [ ] 夏の暑さや日焼けは気になりますか?
    • 気になるなら、車内全体を快適に保つ**「X」の360°プレミアムUV&IRカットガラス**は非常に価値が高い装備です。

▼ステップ3:あなたの「こだわり」をチェック!

  • [ ] 見た目のおしゃれさや個性を重視しますか?
    • YESなら、2トーンルーフが選べるのは「X」だけです。アルミホイールやメッキ加飾も所有満足度を高めてくれます。
  • [ ] インテリアの質感は重要ですか?
    • 毎日触れる部分だからこそこだわりたい、という方は、**本革巻ステアリングや木目調パネルを採用する「X」**をぜひ実車で確かめてみてください。
  • [ ] ドライブ中に音楽をよく聴きますか?
    • YESなら、臨場感のあるサウンドが楽しめる**6スピーカーを標準装備する「X」**が魅力的です。

▼ステップ4:試乗で必ず確認したいポイント

  • シートの座り心地と運転姿勢: ご自身の体格に合うか、長時間座っても疲れにくそうかを確認しましょう。
  • 視界と見切り: 四角いボディで見やすいのがラパンの長所ですが、ご自身の目で死角がどう見えるかを確認することが大切です。
  • 全方位モニターの見え方: オプションを検討しているなら、実際にモニター映像を見ながら車庫入れなどを試させてもらいましょう。
  • 加速感: 通勤路や近所の坂道など、普段よく使う道に近い環境で走らせてもらい、パワーが十分かを確認しましょう。

まとめ

  • 現行ラパンのグレードは、基本の「G」、中間の「L」、最上位の「X」の3種類で構成されています。
  • 全グレードでマイルドハイブリッドのパワートレインと、「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」などの主要な予防安全装備は共通です。
  • 「G」は価格を最優先したモデルで、ハロゲンヘッドランプやマニュアルエアコンなど、装備は必要最小限に絞られています。
  • 「L」は価格と装備のバランスが最も良い中心的なグレードで、夜間も明るいLEDヘッドランプやフルオートエアコンを標準装備しています。
  • 最上位の「X」は、内外装の質感と快適装備を最大限に高めたグレードです。
  • 本革巻ステアリングや専用デザインの14インチアルミホイールは「X」だけの特別な装備です。
  • 夏場の暑さや日焼け対策に有効な「360°プレミアムUV&IRカットガラス」や、空気環境を整える「ナノイーX」も「X」専用です。
  • おしゃれな2トーンルーフカラーは、最上位の「X」グレードでのみ選択できる特別なオプションです。
  • 駐車時の安心感を高める「全方位モニター用カメラ」は、「L」と「X」の2つのグレードでメーカーオプションとして装着可能です。
  • 価格はG→Lで約8.7万円、L→Xで約11.5万円高くなる設定です。
  • 多くの人にとって、必要な装備が揃いコストパフォーマンスに優れる「L」が、最もバランスの取れたおすすめの選択肢と言えます。
  • 見た目のこだわりや所有する満足感、長期的な快適性を重視するなら、初期費用は高くても「X」が最適な選択となります。