日産キックスの後部座席は狭い?乗り心地は?など性能一気見!

日産キックスの後部座席は狭い? 日産

「日産キックスの後部座席は狭い?」…コンパクトSUVだからこそ、気になりますよね。しかし、実際の室内寸法はライバル車と比べても遜色なく、荷室はクラストップクラスの広さを誇ります。

この記事では、後部座席の謎から、e-POWERならではの静粛性、実燃費、乗り心地、そして維持費や安全性に至るまで、オーナーのリアルな声や客観的なデータを基に日産キックスを徹底的に解説します。クルマ選びで後悔しないために、ぜひ最後までご覧ください。

▼この記事でわかること

  • ライバル車(ヤリスクロス、ヴェゼル)と比べた後部座席や荷室の本当の広さ
  • e-POWER特有の静粛性と、シーンによって「うるさい」と感じる理由
  • 実際の燃費と年間のガソリン代・税金など具体的な維持費
  • 運転が楽になるプロパイロットや駐車支援機能の本当の実力
  • 公的機関が認めた安全性と、知っておきたいリコールなどの注意点

日産キックスの後部座席は狭いか?【広さ、相対、ライバル車比較】

日産キックスの後部座席は、室内寸法の数値上ではライバル車と比較しても十分な広さを持っていますが、背もたれの角度が固定されている点や横幅の感覚から、乗る人によっては「狭い」と感じることもある、評価の分かれる空間です。ただし2WDモデルの荷室容量はクラス上位の広さを誇り、使い方によって満足度が大きく変わるのが特徴です。

コンパクトSUVを選ぶとき、後部座席の広さは家族や友人を乗せる上でとても気になりますよね。キックスの実際のところはどうなのか、ライバル車と比較しながら見ていきましょう。

ライバル車との室内サイズ比較

まずは、人気のライバル車であるトヨタ・ヤリスクロス、ホンダ・ヴェゼルと室内寸法を比べてみましょう。

【比較表】室内寸法・後席機能(現行・主要グレード基準)
指標 日産キックス e-POWER トヨタ ヤリス クロス ホンダ ヴェゼル
室内寸法(長/幅/高) 1,920 / 1,420 / 1,250 mm 1,845 / 1,430 / 1,205 mm 2,020 / 1,445 / 1,225 mm※
後席スライド/リクライニング なし なし なし
荷室容量(VDA) 423 L(2WD) / 276 L(4WD) 390 L級 393〜404 L級

※ヴェゼルの室内高はパノラマルーフ非装着車の数値。装着車は1,240mmとなります。
※数値は各メーカー公式サイト等の情報を基に記載。

表を見ると、キックスはヤリスクロスよりも室内が長く、高さもあることがわかります。一方で、ヴェゼルは室内長・幅ともに一回り大きく、後席のゆとりではヴェゼルに軍配が上がります。リクライニング機能などはありませんが、キックスの後席は6:4に分割して倒せるため、乗車人数と荷物の量に合わせて柔軟にアレンジできます。

実際の使い勝手とオーナーの声

キックスの後部座席でよく話題になるのが、以下の2点です。

  • リクライニング機能がない:背もたれの角度が固定で、少し立ち気味だと感じる方もいます。長距離ドライブでは、姿勢を変えられないことにもどかしさを感じるかもしれません。
  • 横幅の感覚:大人3人が乗ったり、チャイルドシートを設置したりすると、横方向のスペースに窮屈さを感じるという声があります。

ただ、これはあくまで一面的な評価です。「後席も十分広い」「キャンプ用品がたくさん積める」といった満足の声も多く、特に2WDモデルの423Lという荷室容量(VDA方式)は、コンパクトSUVクラスの中でかなりの上位に入る広さです。日常の買い物からレジャーまで、たくさんの荷物を積みたい方にとっては大きな魅力です。

車選びのチェックポイント

後部座席の快適性は、乗る人の体格や家族構成によって感じ方が大きく変わります。数値だけでは分からない「体感」がとても大切です。もしキックスを検討しているなら、ぜひ一度、ご家族と一緒に実車に乗り込み、後部座席に座ってみてください。背もたれの角度やひざ周りの空間、隣の人との距離感などを確かめることが、購入後のミスマッチを防ぐ一番の近道ですよ。

日産キックスの静粛性は?うるさい?

日産キックスの静粛性は、モーターで静かに走る市街地では非常に快適ですが、発電のためにエンジンがかかる加速時や、荒れた路面ではエンジン音やロードノイズが少し気になるという声があります。この「静か」と「賑やか」のメリハリが、e-POWERの大きな特徴と言えるでしょう。

「e-POWERって静かなんでしょ?」と思っている方は多いはず。実際にどんなシーンで静かで、どんな時に音が気になるのか、口コミを参考に見ていきましょう。

シーン別の静かさ傾向

キックスの静粛性は、走行シーンによって大きく印象が変わります。

【一覧表】シーン別の静粛性傾向
シーン/要素 キックス(e-POWER)傾向 典型的なコメント・理由
街乗り・定常走行 とても静か モーター駆動がメインでエンジンが停止している時間が長いため、振動も少なく快適です。
強めの加速・登り坂 やや目立つ 発電のためにエンジンが高回転になり、車内にエンジン音が聞こえやすくなります。特に夏場はエアコン負荷で音が気になるという指摘もあります。
高速道路・荒れた路面 ロードノイズが気になることも エンジンが静かな分、タイヤが路面を叩く「ゴー」という音が相対的に目立ちやすくなります。

このように、e-POWERは常にエンジンが動いているわけではなく、バッテリーの電気を使って100%モーターで走るのが基本です。そして、電気が少なくなったり、大きな力が必要になったりした時にだけ、発電のためにエンジンが始動します。この仕組みが、シーンによる静粛性の違いを生んでいるのです。

なぜシーンによって静かさが変わるの?

もう少しだけe-POWERの仕組みに触れると、キックスはタイヤを回す力は100%モーターが生み出しています。エンジンは、そのモーターを動かすための電気を作る「発電専用」です。街中のようにストップ&ゴーが多い場面では、バッテリーに蓄えた電気で静かにスイスイ走れます。一方で、グッとアクセルを踏み込むと「たくさん電気が必要だ!」と判断してエンジンが力強く始動するため、音が大きく感じられる、というわけですね。

もっと静かに乗りたい場合のヒント

もしロードノイズが気になる場合、乗り心地や静粛性に優れたタイヤに交換することで、走りの質感を大きく向上させることができます。また、静音マットなどを活用してDIYで対策を楽しむオーナーさんもいるようです。購入後に自分好みにカスタマイズしていく楽しみがあるのも、キックスの魅力の一つかもしれません。

日産キックスの燃費悪い?【実燃費、ライバル車比較】

日産キックスの燃費は、ユーザー報告に基づく実燃費でリッターあたり2WDで16km〜19km、4WDで14〜17km前後が現実的な目安となり、ライバル車と比較すると少し見劣りする場面もありますが、乗り方や走行環境によってはカタログ値に近い数値を出すことも可能な、実用的なレベルです。

ハイブリッドカーを選ぶ上で、燃費は最も重要なポイントの一つ。キックスの実際の燃費はどれくらいで、ライバルと比べてどうなのか、年間のガソリン代もシミュレーションしてみましょう。

カタログ燃費と実燃費、そして年間のガソリン代

まずは、公式発表のカタログ燃費(WLTCモード)と、実際のユーザー報告に近い実燃費の目安を比較してみましょう。

【比較表】カタログ燃費・実燃費・年間燃料費の目安
車種 駆動 WLTC総合 実燃費の目安 年間燃料費の目安※
キックス e-POWER 2WD 23.0 km/L 16〜19 km/L 約10.0万円
キックス e-POWER 4WD 19.2 km/L 14〜17 km/L 約11.3万円
ヤリス クロス (HV) 2WD 〜30.8 km/L 20〜24 km/L 約8.0万円
ヴェゼル (e:HEV) FF 〜26.0 km/L 19〜22 km/L 約8.5万円

※年間燃料費は、レギュラーガソリン175円/L(2025年9月時点の資源エネルギー庁公表データ参照)、年間1万km走行を想定し、実燃費の目安の中間値で試算した参考値です。

こうして見ると、やはり燃費性能ではヤリスクロスが一歩リードしていることがわかります。キックスは、パワフルなモーター駆動の走りの楽しさと燃費のバランスを取ったモデルと言えそうです。

燃費に影響するポイント

キックスの燃費は、走り方や環境によって変動します。公式のWLTCモード燃費の内訳を見ても、キックス2WDは市街地(23.2km/L)、郊外(25.3km/L)に比べて高速道路(21.6km/L)が最も低くなっており、走り方によって得意不得意があることがわかります。

「燃費が悪い?」と感じた時の考え方

もし思ったより燃費が伸びないと感じたら、それはe-POWERの特性かもしれません。キックスは燃費性能だけを追求するのではなく、モーター駆動ならではの力強く滑らかな加速フィールを両立させています。燃費数値をライバルと比較するだけでなく、「走りの質」とセットで考えることで、キックスへの満足度はより高まるはずです。燃費を伸ばしたい時は、急なアクセル操作を控え、バッテリーに優しい運転を心がけてみるのがおすすめです。

日産キックスの乗り心地は?

日産キックスの乗り心地は、少し硬めでスポーティな味付けが特徴です。街中やカーブの多い道では安定した走りを楽しめますが、路面の凹凸が激しい場所や後部座席では突き上げを感じやすく、快適性は乗る人や路面状況によって評価が分かれます。

車の乗り心地は、毎日の運転の快適さに直結する大切な要素。キックスの乗り心地はどんなキャラクターなのでしょうか。

乗り心地のポイントと評価

キックスの乗り心地を左右する要素をまとめました。

【一覧表】乗り心地を左右する要素と評価
要素 キックスの特徴 どんな感覚?
サスペンション やや硬め(スポーティ) カーブを曲がる時の車体の傾き(ロール)が少なく、安定感があります。キビキビとした走りを楽しみたい方には好評です。
路面との相性 きれいな道は得意、荒れた道は苦手 道路の継ぎ目やマンホールなどの段差を越えるとき、「ドンッ」という少し角の立った衝撃を感じやすいという声があります。
シート ゼログラビティシート採用 日産自慢のこのシートは、体圧をうまく分散させてくれるため、長距離運転でも疲れにくいと評判です。
後席の快適性 前席より硬めに感じやすい 路面からの衝撃は、後部座席の方が感じやすい傾向にあります。背もたれの角度も固定なので、長時間の移動では少し気になるかもしれません。

オーナーさんの声を見ると、「硬さがちょうどよくて運転が楽しい」というポジティブな意見と、「家族からは少し硬いと言われる」という意見の両方があり、まさに評価が分かれるポイントと言えそうです。

「硬い」けれど「良い」シートとの絶妙なバランス

「足回りは硬いのに、シートは良い」というのがキックスの乗り心地を理解する鍵です。サスペンションで路面からの入力をビシッと受け止め、車体の余計な揺れを抑える。そして、体に直接伝わる細かな振動や衝撃は、高性能なゼログラビティシートが優しく吸収してくれる。この組み合わせによって、「運転の楽しさ」と「疲れにくさ」を両立させているのです。これはぜひ、試乗で体感していただきたいポイントです。

もし乗り心地を変えたいと思ったら

車の乗り心地は、タイヤによっても大きく変わります。もし標準のタイヤで硬さが気になる場合は、より乗り心地を重視したコンフォート系のタイヤに交換することで、マイルドな乗り味になったというオーナーさんの声もあります。タイヤ選び一つで車の印象はガラッと変わるので、奥が深い世界ですね。

日産キックスの運転しやすい?

日産キックスの運転のしやすさは、5.1mというコンパクトカー並みの小回り性能と見晴らしの良い視界、そして「プロパイロット」などの充実した運転支援機能によって、非常に高いレベルにあります。特に街中での取り回しや駐車、高速道路での長距離移動でその真価を発揮します。

運転が苦手な方でも安心して乗れるか、毎日の運転が楽になるか、具体的な性能や機能からチェックしていきましょう。

運転のしやすさを支える主なポイント

キックスが「運転しやすい」と言われる理由は、これらの数値や機能にあります。
※下記の一部装備は、グレードやメーカーオプションの設定により異なります。

主要ファクター早見表
要素 キーポイント 数値/内容 どんな時に便利?
最小回転半径 Uターン・車庫入れ 5.1m 狭い道でのUターンや、駐車場での切り返しがとてもスムーズ。
最低地上高 段差越え・雪道 170mm コンビニの輪留めや、少し荒れた道でも安心感があります。
プロパイロット 高速道路での運転支援 ACC+車線中央維持 高速道路での渋滞や長距離運転の疲労を大幅に軽減してくれます。
アラウンドビューモニター 駐車支援 360°俯瞰映像 まるで車を真上から見ているかのように周囲が確認でき、駐車が苦手な方の強い味方です。
e-Pedal Step アクセル操作 ワンペダル的な操作感 アクセルを緩めるだけでしっかり減速。街中でのブレーキペダルを踏む回数が減り、運転が楽になります。

特に初心者の方におすすめしたい「アラウンドビューモニター」

数ある機能の中でも、特に運転に不慣れな方や駐車が苦手な方に一度体験してほしいのが「インテリジェント アラウンドビューモニター」です。シフトレバーを「R」に入れると、ナビ画面に空から自分の車を見下ろしたような映像が映し出されます。駐車場の白線や障害物との距離感が一目瞭然なので、誰でも安心して、かつキレイに駐車することができます。一度使うと手放せなくなる、魔法のような機能ですよ。

e-Pedal Stepのここちよさ

キックスの運転の楽しさを特徴づけているのが「e-Pedal Step」です。スイッチをONにすると、アクセルペダルを緩めるだけで、普通のエンジンブレーキよりも強い減速Gが発生します。これにより、カーブの手前や前の車との車間調整がアクセル操作だけで完結することが多くなり、ペダルの踏み替えが減って運転のストレスが軽減されます。ただし、この機能で車は完全には停止しないため、最後は必ずご自身でブレーキペダルを踏んで停車させてくださいね。

日産キックスは壊れやすい?維持費は?

日産キックスは、特別に壊れやすいという報告が頻発しているわけではありませんが、初期モデルを中心に電装系の細かな不具合が一部の口コミで見られます。維持費については、自動車税などの費用は標準的ですが、e-POWERシステムを搭載するため12V補機バッテリーの管理には少し気を配りたいポイントがあります。

車を長く安心して乗り続けるためには、故障のリスクや維持費はとても重要ですね。オーナーの声と具体的な費用をチェックしてみましょう。

気になる不具合・トラブルの口コミとリコール情報

口コミサイトでは、警告灯の点灯やバッテリー上がりの報告が散見されます。また、より重要な情報として、2025年にはe-POWERシステムのプログラム不具合により走行不能になるおそれがあるとして、公式なリコール(届出番号5632)も発表されています。中古車を検討する際は、対象の車両がきちんと対策済みか確認するとより安心です。

年間の維持費はどれくらい?(東京在住・新車購入の場合)

車を所有すると、税金や保険、メンテナンス費用がかかります。キックスのおおよその年間維持費をシミュレーションしてみましょう。

(B)維持費の実額レンジ早見表
項目 目安・レンジ 備考
自動車税(種別割) 年額 30,500円 総排気量1.2Lのため(2025年度税率)。
自動車重量税 0円~24,600円(車検ごと) エコカー減税の適用時期や達成基準によって変動します。
任意保険 年5万~8万円前後 年齢や等級、補償内容で大きく変動します。
メンテナンス費用 年2万~4万円程度 オイル交換や点検費用など。ディーラーのパックプラン利用もおすすめです。

これに加えて、ガソリン代や駐車場代が必要になります。特に12Vの補機バッテリーは、短距離走行が多いと消耗しやすい傾向があるため、定期的な点検や、たまの長距離ドライブを心がけると良いでしょう。

安心して乗り続けるためのヒント

どんな車でも細かな不具合が起こる可能性はゼロではありません。大切なのは、定期的にプロの目で点検してもらうことです。日産ディーラーには「メンテプロパック」というお得な点検パッケージがあり、これに加入しておけば、定期的な点検や消耗品の交換をお任せできるので安心です。また、リコール情報などもディーラーから案内が来るので、気になることがあれば気軽に相談してみましょう。

日産キックスの安全装備は?

日産キックスの安全装備は、2021年度の公的な安全評価(JNCAP)で最高の「ファイブスター賞」を獲得しており、非常に高いレベルにあります。総合得点率90%(172.31/190点)という高評価を得ており、2台前の車を検知する先進的な警報機能や360°カメラなど、日産の技術が詰まった「360°セーフティアシスト」が、あらゆる場面で運転をサポートしてくれます。

毎日乗る車だからこそ、安全性能は絶対に妥協したくないですよね。キックスがどれだけ「安心」を届けてくれるのか、その実力を見ていきましょう。

日産の先進技術が詰まった主な安全装備

キックスには、事故を未然に防ぐための先進技術が数多く搭載されています。その中でも特に心強い機能をいくつかご紹介します。
※装備内容はグレードやオプションによって異なります。

  • インテリジェント FCW(前方衝突予測警報):自分の車の前だけでなく、「2台前」の車をミリ波レーダーで監視。見えない場所での急ブレーキなどを検知して、早めにドライバーに危険を知らせてくれます。これは発表当時、コンパクトSUVでは初の技術でした。
  • インテリジェント エマージェンシーブレーキ:前方の車や歩行者を検知し、ぶつかる可能性が高まると自動でブレーキをかけてくれる機能です。
  • プロパイロット:高速道路で、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作をアシスト。渋滞や長距離運転の疲れを大きく減らしてくれます。
  • インテリジェント アラウンドビューモニター:駐車時に、まるで車を上から見ているような映像で周囲を確認できます。
  • SOSコール:万が一の事故の際や、急病、あおり運転に遭遇した時に、ボタン一つで専門のオペレーターに接続。警察や消防への連携をサポートしてくれます。

他社のコンパクトSUVと比べてもすごい?

やはり特筆すべきは「2台前の車を検知する警報(インテリジェントFCW)」でしょう。玉突き事故など、自分では防ぎようのない危険をいち早く予測して知らせてくれる機能は、大きな安心感につながります。見えない危険を察知してくれる、まるで”お守り”のような存在。こうした一歩先の安全思想が、キックスの大きな強みです。

もしもの時の「SOSコール」という安心感

事故は起こさないことが一番ですが、万が一の備えはとても重要です。エアバッグが展開するような大きな事故の際には自動で通報してくれる「SOSコール」が標準装備されているのは、非常に心強いポイントです。運転に慣れている方も、そうでない方も、すべての人に安心を届けてくれる装備と言えますね。

「日産キックスの後部座席は狭い?」などまとめ

  • 後部座席は室内寸法上では十分な広さを持つものの、背もたれの角度が固定のため、乗る人によっては体感的に狭いと感じる場合がある。
  • 2WDモデルの荷室容量は423Lとクラストップクラスの広さを誇り、積載性を重視するユーザーには大きなメリットとなる。
  • 静粛性はモーターで走る市街地では非常に高い一方、強い加速や登り坂では発電用エンジンが始動し、音が目立ちやすい。
  • 実燃費はリッターあたり16km〜19km前後(2WD)が目安で、実用十分だがヤリスクロスなどライバル車には及ばない場面もある。
  • 乗り心地はスポーティでやや硬め。カーブなどでの安定感は高いが、荒れた路面では突き上げを感じやすいとの声も。
  • 長距離運転の疲労を軽減する「ゼログラビティシート」の出来は良く、硬めの足回りを補う長所となっている。
  • 最小回転半径5.1mと小回りが利き、駐車を助ける「アラウンドビューモニター」などの機能で、街中での運転は非常にしやすい。
  • 高速道路の運転を支援する「プロパイロット」は、渋滞や長距離移動でのドライバーの負担を大幅に軽減してくれる。
  • 初期モデルで電装系の不具合報告があり、2025年には走行不能に至るおそれのある公式リコールも発表されているため、中古車選びでは注意が必要。
  • 安全性はJNCAPで最高評価の「5つ星」を獲得しており、「2台前の車を検知する警報」など先進的な装備が充実している。