トヨタ・ライズの色選び。特に女性からの人気が高い一台だからこそ、どんなカラーが支持されているのか気になりますよね。
毎日乗るクルマだからこそ「この色にしてよかった!」と心から思いたいし、「後悔」だけは絶対にしたくないもの。
定番カラーの魅力はもちろん、個性的なツートンカラーの注意点、そして将来のリセール(売却価値)まで考え始めると、もう頭がパンクしそう!なんてこともあるかもしれません。
この記事では、そんなあなたのカラー選びの悩みを解決するために、ライズのボディカラーに関するあらゆる情報を徹底的に調査し、分かりやすくまとめました。
この記事を読めば、以下の4つのことが分かります。
- 【女性向け】本当に支持されている人気カラーとその理由
- 【総合】売れ筋カラーから見るライズの全体的な人気傾向
- 【ツートン】選ぶ前に知っておきたいメリットと意外なデメリット
- 【失敗しない選び方】汚れにくさやリセール価値まで考えた賢い選択肢
ライズの色人気:女性向け5選カラー(独自調査)
ライズの女性人気色は、生活に自然と溶け込む「ナチュラル感」と、お出かけが楽しくなる「写真映え」を両立するカラーが支持されており、特に**「ナチュラルベージュマイカメタリック」「シャイニングホワイトパール」「ターコイズブルーマイカメタリック」**が人気を集めています。公式に「女性に売れている色」というデータはないものの、女性向けの情報サイトや販売店の方の話を総合すると、この3色が人気なようです。
とある調査によると、ライズ購入者の約4割が女性とのことで、これは他のコンパクトSUVと比べても少し高い比率なんです。だからこそ、「女性目線でどの色が素敵か」というのは、とても大事な選択基準になりますよね。
ここでは、女性に特に支持されているカラーを、おすすめの理由と一緒にランキング形式でご紹介します。
▼女性向け人気カラー おすすめ5選
- ナチュラルベージュマイカメタリック〈T32〉
- 優しいアースカラーで、カフェにも似合うし、アウトドアにも馴染む絶妙な色合いが魅力です。主張しすぎないのにオシャレに見えるのが人気の秘密。さらに、中間色なので砂埃やちょっとした小傷が目立ちにくいという実用的なメリットも、忙しい毎日を送る女性にとっては嬉しいポイントです。
- シャイニングホワイトパール〈W25〉(オプションカラー)
- やっぱり強い、定番のパールホワイト。ただの白ではなく、光が当たるとキラキラと輝くパール塗装が、上品さと清潔感を演出してくれます。どんなファッションにも合わせやすく、誰が見ても「いいね!」と言ってくれる安心感は絶大。リセールバリュー(売却時の価格)も期待できるので、将来のことも考えると非常に賢い選択です。
- ターコイズブルーマイカメタリック〈B86〉
- ライズのイメージカラーとしてもお馴染みの、パッと目を引く鮮やかなブルーです。アクティブで元気な印象を与えてくれるので、「他の人とはちょっと違う個性を出したい!」という方にぴったり。青空の下で写真を撮れば、最高に“映える”一枚が撮れること間違いなしです。
- スムースグレーマイカメタリック〈S42〉
- 都会的でクールな印象のグレー。最近のトレンドカラーでもあり、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出します。この色のすごいところは、なんといっても汚れが本当に目立たないこと。洗車の頻度を少しでも減らしたい…なんて方には、まさに救世主のようなカラーです。
- レーザーブルークリスタルシャイン〈B82〉(オプションカラー)
- ターコイズよりも深く、落ち着いたトーンの上品なブルーです。光の加減で表情を変える深みのある輝きが、派手すぎずに「キレイめ」な印象を求める方に支持されています。凛とした雰囲気で、甘すぎないスタイルが好きな方におすすめです。
▼車選びのメモ:なぜベージュが強いのか考えてみた
最近の車選びのトレンドを見ていると、ベージュやグレーといった「くすみカラー」や「アースカラー」が本当に人気だなと感じます。これって、ファッションやインテリアと同じで、車も「生活の一部」として自然にコーディネートしたい、という気持ちの表れなのかもしれません。
ナチュラルベージュは、まさにその中心にいる色。汚れに強い実用性も兼ね備えているから、見た目と使い勝手の両方を重視する賢い選択として、特に女性から支持されているのでしょう。
▼私の提案:パールホワイトを選ぶときの心構え
キラキラして本当に綺麗なシャイニングホワイトパールですが、ひとつだけ。雨が降った後に黒いスジのような「水アカ」が意外と目立ちやすいんです。もちろん、こまめに洗車をすれば全く問題ないのですが、「洗車は半年に一回くらい…」という方は、ちょっとだけ心構えが必要かも。とはいえ、その美しさは何物にも代えがたい魅力があります。定期的なケアもカーライフの楽しみ、と思える方には最高の選択だと思います。
ライズの色人気:売れ行きランキング
ライズの売れ筋カラーは、公式発表こそないものの、中古車市場の流通台数やサブスクリプションサービスの契約データから総合的に判断すると、「ブラックマイカメタリック」と「シャイニングホワイトパール」の2色が圧倒的な人気を誇る傾向にあり、全体の6〜8割を占める“二強体制”となっています。この2色に、実用性で人気の「スムースグレー」や女性人気の高い「ナチュラルベージュ」が続くというのが、現在の売れ行きの傾向のようです。
トヨタは色別の販売台数を公表していないので、ここではいくつかの信頼できるデータを組み合わせて、ライズの「本当に売れている色」のランキングを推定してみました。
▼総合・推定“売れ行き”ランキング(モノトーン)
順位 | ボディカラー | 人気の理由・背景 |
1位 | ブラックマイカメタリック | 各種データで常にトップクラスの人気。引き締まって見える精悍なスタイルは、性別を問わず根強い支持があります。 |
2位 | シャイニングホワイトパール | 黒と人気を二分する定番カラー。清潔感と高級感があり、リセールバリューも高いのが強みです。 |
3位 | スムースグレーM | 近年人気が急上昇しているカラー。都会的な印象と、汚れが目立ちにくい実用性の高さで選ばれています。 |
4位 | ナチュラルベージュM | KINTO(トヨタのサブスク)の契約データでは3位に入るなど、特に女性層からの支持を背景に人気を集めています。 |
5位 | ファイアークォーツレッドM | 定番色ではないものの、華やかさを求める層から一定の需要があります。 |
6位 | レーザーブルーCS | 一部の販売店では人気3位に入るなど、地域や店舗によって根強いファンがいるカラーです。 |
7位 | ターコイズブルーM | ライズを象徴する色ですが、全体から見ると個性派の選択肢となり、割合としては少数派のようです。 |
※このランキングは、中古車市場の在庫データやKINTOの契約実績などを基にした推定値です。
ちなみに、ルーフがブラックになるツートンカラーでは、**「シャイニングホワイトパール × ブラックマイカ」**の組み合わせが1番人気と発言している販売店があるようです(ただしカラー人気上位常連以外は、地域差や時期差もあるので、あくまで参考程度としてとどめてください:たしかに他車種でも白黒ツートンは人気な傾向ではあります。)
▼車選びの視点:なぜ白と黒ばかり売れるのか?
これはもう、「迷ったらコレ!」という安心感が大きいのだと思います。白と黒は、老若男女が見ても受け入れられやすい色ですし、冠婚葬祭などフォーマルな場面でも浮きません。そして何より、将来車を売却するときの**「リセールバリューが高い」**という実利的なメリットがあります。中古車市場では、多くの人が探す人気の色ほど高く買い取ってもらえる傾向があるので、結果的に白と黒の“二強体制”が生まれているんですね。
▼私のメモ:あえて定番を外す選択肢もアリ
ランキングを見ると、どうしても「じゃあ白か黒にしておくか…」となりがちですが、私は「ちょっと待って!」と言いたいタイプです。車は毎日乗る、自分の相棒です。リセールも大事ですが、それ以上にドアを開けるたびに「いい色だなぁ」と自分がワクワクできることの方が、もっと大事じゃないかな、とも思うんです。ベージュやブルー系が「ビビッ」と来たなら、その直感を信じるのも素敵な車選びだと思います。
そもそもライズって女性に人気なの?
ライズは女性からの人気が**“高い”コンパクトSUVで、購入者のうち実に4割が女性というデータがあります。その最大の理由は、運転が苦手な方でも安心できる5ナンバーのコンパクトなサイズ感**、見晴らしの良い視界、そしてスーパーの駐車場などでも切り返しが楽な小回りの利きやすさにあります。
「SUVって大きくて運転が大変そう…」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ライズはそんな心配を吹き飛ばしてくれるくらい、日本の道路事情にマッチした“ちょうどいい”一台なんです。
▼女性の心をつかむライズの魅力
- 運転しやすい、絶妙なサイズ感
- ライズの車幅は1,695mmで、**「5ナンバーサイズ」**に収まっています。これは多くのコンパクトカーと同じくらいの幅なので、狭い路地でのすれ違いも安心です。
- 最小回転半径は4.9m~5.0mと、SUVとは思えないほど小回りが利きます。Uターンや車庫入れが苦手な方にとっては、本当に心強い味方です。
- 見晴らしが良くて、視界が広い!
- 一般的なセダンやコンパクトカーに比べて、運転席の座席位置(ヒップポイント)が約665mmと高めに設計されています。このおかげで、前方が見渡しやすく、車両の感覚が掴みやすいんです。信号待ちで前の車のさらに先が見えるような、あのスッキリとした視界は一度味わうとやみつきになります。
- 見た目以上にたっぷり積める荷室
- コンパクトな見た目とは裏腹に、荷室は最大369Lというクラストップレベルの広さを誇ります。普段の買い物はもちろん、週末のちょっとしたレジャーや、家族での小旅行の荷物もしっかり積み込めます。「小さいクルマは荷物が載らないから…」と諦めていた方にこそ、ぜひ見てほしいポイントです。
- 駐車をサポートしてくれるハイテク機能も
- オプションで**「スマートパノラマパーキングアシスト」**という機能が選べます。これは、駐車したいスペースを車が認識して、ハンドル操作を自動でアシストしてくれるという優れもの。駐車が苦手な方にとっては、まさに“神機能”と言えるかもしれません。
▼乗ってみて感じること:数字以上に「ちょうどいい」感覚
スペックの数字を並べるのも大事ですが、ライズの本当の魅力は、運転席に座った瞬間に感じる「あ、これなら大丈夫そう」という安心感にあると思います。大きすぎず、でも頼りがいがある。視界が広くて、周囲の状況が分かりやすい。この“感覚的な運転のしやすさ”が、多くの女性ドライバーに選ばれている一番の理由なのかもしれませんね。
▼注意したいポイント:「女性向け」という言葉の裏側
ライズの扱いやすさが女性に支持されているのは事実ですが、これは決して「女性専用車」という意味ではありません。むしろ、「小柄な方から大柄な方まで、性別や運転経験を問わず、誰にとっても運転しやすいように設計されている車」と捉えるのが正しいと思います。変に「女性向けだから」と意識せず、純粋に「運転が楽なコンパクトSUV」として、ぜひ一度試乗してみてほしい一台です。
ライズの色:ツートンのデメリットは?
ライズのツートンカラーは、ルーフとボディの色が違うことで個性を演出できる人気のオプションですが、購入前に知っておきたい実用面でのデメリットもいくつか存在します。具体的には、①修理費用が単色より高くなる傾向、②特に黒ルーフの夏場の熱問題と汚れの目立ちやすさ、③リセール価格が配色に左右される可能性、④そもそも選べるグレードが限定される、といった点が挙げられます。
見た目の満足度は非常に高いツートンですが、長く乗ることを考えると、これらの点をしっかり理解しておくことが後悔しないためのポイントになります。
▼ツートンカラーの具体的なデメリット
- 修理・板金塗装の費用が割高になりがち
- もしルーフの近くを擦ってしまった場合、2つの色を塗り分けるためのマスキング作業や、それぞれの色の調色が必要になるため、単色の車に比べて手間と時間(=工賃)がかさむ傾向があります。専門店によると、修理費用が単色の1.5倍~2倍になるケースもあるそうです。
- 黒ルーフは夏、本当に“暑い”
- JAFが行ったテストによると、真夏の炎天下で黒いボディの車内温度は最高57℃に達し、白いボディの52℃に比べて5℃も高くなったという結果が出ています。屋根が黒いということは、太陽の熱を直接吸収しやすいため、特に屋外駐車場をメインで使われる方は、夏場のエアコンの効きや乗り込む瞬間の暑さを覚悟しておく必要があるかもしれません。
- 汚れやキズが目立ちやすい(特に黒ルーフ)
- これも黒い車の宿命ですが、砂埃や花粉といった白っぽい汚れ、洗車した後の水滴が乾いてできるウォータースポット(水ジミ)、そして洗車時に付いてしまう細かい拭きキズなどが、どうしても目立ちやすくなります。綺麗な状態を保つためには、こまめな洗車と正しいお手入れが欠かせません。
- リセールバリューが配色に左右される
- ツートンカラーは好みが分かれやすいため、中古車市場では人気の配色(例えば白×黒など)以外は、かえってマイナス査定になってしまう可能性があります。必ずしも「ツートン=リセールに不利」というわけではありませんが、単色の白や黒といった定番カラーに比べると、需要がやや限定的になることは覚えておきましょう。
- 選択肢の制約と追加コスト
- ライズのツートンカラーは、最上級グレードの**「Z」でしか選べないメーカーオプションです。そして、色によって55,000円~77,000円**の追加料金がかかります。つまり、「Gグレードでツートンにしたい」ということはできず、必然的に車両価格が高い選択肢になる、ということです。
▼私の提案:ツートンを選ぶなら、ここまで覚悟したい
ツートンカラーを選ぶということは、「見た目のオシャレさ」という大きなメリットのために、維持管理の手間やコストというデメリットを受け入れる、ということなのだと思います。特に、「屋外駐車がメイン」「洗車はあまり得意じゃない」という方は、黒ルーフの暑さや汚れの問題としっかり向き合う必要があります。逆に、「手入れもカーライフの楽しみ」「こまめな洗車は苦にならない」という方なら、ツートンの魅力を最大限に享受できるはずです。
▼手軽な解決策はある?:コーティングという選択肢
黒ルーフの汚れや水ジミ対策として、プロによるガラスコーティングは非常に有効な手段です。コーティングを施工することで、塗装面に汚れが固着しにくくなり、普段の洗車が格段に楽になります。初期費用はかかりますが、「綺麗な状態を長く、楽に保ちたい」という方にとっては、検討する価値のある投資だと思います。
ライズの色:汚れが目立たない実用性なら
ライズで汚れが目立たないボディカラーを選ぶなら、屋外駐車が多く洗車の手間を少しでも減らしたい方に最もおすすめなのは**「スムースグレーマイカメタリック〈S42〉」、次点で「ナチュラルベージュマイカメタリック〈T32〉」**です。これらの中間色は、日常で付着しやすい砂埃や黄砂、雨上がりの水アカといった汚れの色に近いため、汚れとのコントラストが少なく、結果的に目立ちにくいという特長があります。
逆に、定番カラーである白は泥はねが、黒は砂埃や水ジミが目立ちやすいという側面も持っています。
▼汚れの種類と目立ちやすい色・目立ちにくい色
- グレー/ベージュが有利な理由
- 車が汚れて見える原因の多くは、砂や土埃、花粉といった中間色の汚れです。グレーやベージュはこれらの汚れの色と非常に近いため、ボディに付着しても全体に馴染んでしまい、パッと見では汚れが認識しにくいのです。まさに「汚れをカモフラージュしてくれる色」と言えますね。
- 白(パールホワイト)の弱点
- 清潔感があって人気の白ですが、雨の日に跳ねた泥水や、春先に飛んでくる黄砂が付くと、茶色っぽい汚れがはっきりと見えてしまいます。また、雨スジに沿って黒い線のような水アカが付きやすいのも特徴です。
- 黒(ブラックマイカ)の弱点
- 高級感のある黒は、そのぶんデリケートな色でもあります。白っぽい砂埃や花粉が少し付いただけでも目立ちますし、雨が乾いた後にできる**白いウロコ状の水ジミ(イオンデポジット)**は、黒いボディだと最も目立ってしまいます。
▼ライズ現行色 “お手入れ楽ちん”ランキング
- スムースグレーマイカメタリック〈S42〉
- まさに「汚れの目立たなさ」を追求するならこの色。洗車を少しサボってしまっても、綺麗な見た目を保ちやすい、実用性ナンバーワンカラーです。
- ナチュラルベージュマイカメタリック〈T32〉
- 黄砂や土埃が多い地域にお住まいの方には特におすすめ。汚れと色が同化して、本当に目立ちません。女性人気も高く、オシャレさと実用性を両立しています。
- シャイニングホワイトパール〈W25〉
- 泥汚れは目立ちますが、砂埃のような白っぽい汚れは逆に目立ちにくいという側面もあります。何より、多少汚れても清潔感が失われにくいのが最大のメリットかもしれません。
▼汚れ・手入れの目安(ライズ現行色)
色(現行) | 日常の汚れの目立ちにくさ | 雨ジミ/水アカ | 小キズの見え方 | メンテナンスの手間 |
S42 グレー | ◎(砂埃・花粉が馴染む) | ○ | ○ | 少ない |
T32 ベージュ | ◎(土埃/黄砂に強い) | ○ | ○ | 少ない |
W25 白パール | △(泥・黄砂が目立つ) | △(筋状になりやすい) | ○ | 中くらい |
X07 黒 | ×(埃が目立つ) | ×(白いシミが顕著) | ×(拭きキズが目立つ) | 多い |
(これはあくまで一般的な傾向です。駐車環境や洗車の頻度によって差は出ます)
▼私の体験談:シルバー・グレー系に乗って感じたこと
以前、シルバー系に乗っていたことがありますが、1ヶ月くらい洗わなくても、なんとなく綺麗に見えるんです。もちろん、近くで見れば汚れているのですが、遠目から見たときの「クリーンな印象」が長持ちするんですよね。毎日忙しくてなかなか洗車に時間をかけられない、という方にとって、グレーやベージュといった中間色は、車の綺麗さを保つストレスをぐっと減らしてくれる、心強い味方だと思います。
▼ズボラさんへの最終提案
もしあなたが「洗車は年に数回、ガソリンスタンドの洗車機で済ませたい」というタイプなら、迷わず「スムースグレー」か「ナチュラルベージュ」をおすすめします。この2色なら、きっと穏やかなカーライフが送れるはずです。
ライズの色:リセール重視なら
ライズを将来的に高く売却したい(リセールバリューを重視したい)場合、最も“外さない”ボディカラーは**「シャイニングホワイトパール」と「ブラックマイカメタリック」です。次点として、女性人気の高い「ナチュラルベージュマイカメタリック」**も健闘しており、これら3色が中古車市場で安定した需要を誇ります。
車の売却価格は、年式や走行距離、グレード、車の状態などが大きく影響しますが、同じ条件であれば、ボディカラーによって数万円〜十数万円の差が付くことも珍しくありません。
▼なぜ白・黒・ベージュがリセールに強いのか?
- 白と黒の強さ:理由はシンプルで、「中古車として買う人が多いから」です。白と黒は、年齢や性別を問わず誰にでも受け入れられる定番色。中古車販売店としても、すぐに売れる見込みが高い人気の色は、高く買い取ることができるのです。
- ベージュの健闘:ライズの場合、女性からの人気が非常に高いことが、ベージュのリセールを支えています。単なる無難な色ではなく、「オシャレで指名買いされる色」としての地位を確立しているのが強みです。
▼色別・残価の目安(あくまで参考)
ここでは、仮に車の基本価値が同じだった場合に、色によってどれくらい価格が上乗せ、あるいはマイナスされるかの傾向をざっくりと示してみました。
ボディカラー | 残価への影響(筆者の推定例:参考) |
シャイニングホワイトパール | +0% ~ +3% |
ブラックマイカM | +0% ~ +2% |
ナチュラルベージュM | 0% ~ +2% |
スムースグレーM | -1% ~ +1% |
ファイアークォーツレッドM | -2% ~ 0% |
ターコイズブルーM | -3% ~ -1% |
ツートン(白×黒) | 0% ~ +1% |
※注意:このパーセンテージは、あくまで様々なデータを基にした傾向を示す参考例です。実際の査定額は、車の状態、走行距離、売却時期の市場動向など、多くの要因で大きく変動します。
見ていただくと分かる通り、色による価格差は大きくても数パーセント程度です。例えば、グレードの違い(XかZかなど)や人気のオプションが付いているかの方が、査定額への影響は遥かに大きいということを覚えておいてください。
▼車選びのメモ:色は最後のひと押し
リセールバリューを考えると、確かに白か黒を選ぶのが最も合理的です。でも、もしあなたが「ターコイズブルーが大好きで、この色に乗るためにライズを買うんだ!」と思っているなら、私はその気持ちを全力で応援したいです。数年後の数万円のために、毎日乗る車の色を我慢するのは、少し寂しい気もします。リセールはあくまで「売るときの保険」くらいに考えて、基本は自分が一番乗りたい色を選ぶのが、満足度の高い車選びに繋がるのではないでしょうか。色は、あくまで最後のひと押し、と考えるのが良さそうです。
▼ちょっとした工夫で価値を高めるには?
色以外でリセールを良くする方法として、人気のメーカーオプションを付けておくという手があります。ライズの場合、**「パノラミックビューモニター」や9インチの「ディスプレイオーディオ」**などは、中古車市場でも需要が高い装備です。新車購入時に少し奮発してこれらのオプションを付けておけば、売却時に色の不利をカバーしてくれるかもしれません。
ライズの色:後悔するかもしれない色って?
ライズでボディカラー選びに後悔しないためには、ご自身の**「車の使い方」や「お手入れの頻度」と、色が持つ「特性」とのミスマッチ**を避けることが何よりも重要です。例えば、屋外駐車が多いのに黒を選ぶと水ジミに悩まされたり、修理費を抑えたいのに特別な塗装のパールやツートンを選ぶと、いざという時に想定外の出費になったりする可能性があります。
「この色が悪い」というわけではなく、「こういう使い方をする人には、この色は向いていないかも」という視点で、後悔に繋がりやすいパターンを見ていきましょう。
▼こんな使い方だと後悔しやすいかも? “後悔パターン”
後悔パターン | 具体的な色(ライズの場合) | なぜ後悔しやすい? |
屋外駐車が多く、洗車はあまりしない | ブラックマイカメタリック、または黒ルーフのツートン | 水ジミや砂埃、細かいキズが非常に目立ちます。また、夏場は太陽熱を吸収し車内がかなり高温になります。綺麗を保つには、こまめな手入れが必須の色です。 |
「汚れに強いはず」と思って白を選んだ | シャイニングホワイトパール | 白っぽい埃は目立ちませんが、雨の日の泥はねや黒い筋状の水アカが意外と目立ちます。「白=汚れない」ではなく「白=清潔に見える」色と考えるのが正解です。 |
万が一の修理費は安く抑えたい | シャイニングホワイトパール、ツートンカラー全般 | パール塗装は色合わせが難しく、3層コートのため修理費用が割高になりがちです。ツートンも塗り分けの手間がかかるため、工賃が高くなる傾向にあります。 |
数年で乗り換える予定なのに個性的な色を選んだ | ターコイズブルー、ファイアークォーツレッドなど | 鮮やかな色は中古車市場では好みが分かれ、買い手が限定されやすいため、リセールバリューが白や黒に比べて低くなる傾向があります。 |
▼多くの人が誤解しがちなポイント
- 誤解:「黒は高級感があり手入れも楽」
- →正解: 黒は実は最も手入れに気を使う色です。水ジミや拭きキズとの戦いは避けられません。
- 誤解:「パール塗装も普通の塗装も修理代は同じ」
- →正解: パールは塗装が3層構造(3コート)になっており、色合わせの工程が複雑なため、費用は高くなります。
- 誤解:「ツートンの修理は、ぶつけた方の色を塗るだけ」
- →正解: 2色の境界線近くを修理する場合、両方の色を塗り直したり、丁寧なマスキング作業が必要になったりするため、単色よりも手間がかかり費用も上がります。
▼後悔を避けるための最終チェックリスト
自分のカーライフを想像しながら、チェックしてみてください。
- □ 駐車場は屋根のない屋外だ
- □ 洗車は月1回以下、もしくはガソリンスタンドの洗車機派
- □ 夏の車内の暑さは、とにかく避けたい
- □ 万が一の修理費用は、1円でも安く済ませたい
- □ 3年〜5年以内に車を売却する可能性が高い
もし、この中で2つ以上チェックが付いたなら、ブラックマイカやツートン、鮮やかなカラーを選ぶのは少し慎重になった方が良いかもしれません。逆に、チェックがほとんど付かなかった方は、どの色を選んでもきっと上手に付き合っていけるはずです。
▼好きな色に乗り続けるための工夫
それでも「どうしても黒がいい!」「ターコイズに一目惚れした!」という方、もちろん諦める必要はありません。例えば、黒を選ぶならプロのガラスコーティングを施工して、洗車後の拭き上げを徹底する。鮮やかな色を選ぶなら**「リセールは気にしない!」と割り切って、そのぶん長く大切に乗る**。そんな風に、色の特性を理解した上で、愛情をかけてあげれば、どんな色もきっと最高のパートナーになってくれるはずです。
- 以下、参考出典
- トヨタ自動車WEBサイト(ライズ)
- トヨタ自動車WEBサイト(ライズ カタログ)
- トヨタ自動車WEBサイト(ライズ 価格・グレード)
- トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト(新型車ライズを発売)
- JAF(日本自動車連盟)ユーザーテスト(真夏の車内温度)