ソリオの乗り心地はふわふわ、という評判をネットで見かけ、「家族が酔ったらどうしよう…」「やめておいた方がいいのかな?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
広くて便利なスライドドア車として人気のソリオですが、背が高いトールワゴン特有の「揺れ」を気にする声があるのも事実です。
しかし、この「ふわふわ感」は、必ずしも「悪いこと」だけではありません。見方を変えれば、「ゴツゴツした衝撃を伝えない、街乗りに適した優しさ」という大きなメリットの裏返しでもあるのです。
そこでこの記事では、車選びに悩むいちユーザーの視点から、ソリオの乗り心地の正体と、あなたが許容できる範囲かどうかを見極めるポイントを整理しました。
この記事でわかること
- なぜソリオは「ふわふわ」と言われるのか?その構造的な理由
- 「街乗りは快適、高速は注意」など、シーン別のメリット・デメリット
- 現行モデルやグレードによって変わる「揺れ」や「安定感」の違い
- 購入後でも試せる!タイヤや運転の工夫でできる「揺れ対策」
※この記事の情報は、2025年11月28日時点の調査データに基づいて作成しています。
ソリオの乗り心地が「ふわふわ」と言われる正体とは?
まず、「そもそもなんでソリオはふわふわって言われるの?」というところから。
ソリオ特有の「背が高い」形状と空間
ソリオはいわゆる「トールワゴン」と呼ばれるタイプで、背が高くて四角い形をしたクルマです。
- 軽ハイトワゴン(N-BOXなど)を、全長や全幅をひと回り大きくしたようなイメージ
- 室内が高くて広い分、頭上空間もゆったり
この“背の高さ”が、乗り心地の感じ方に大きく関わってきます。
重心の高さが招く「ロール(揺れ)」
難しい言い方をすると「重心が高い」とか「ロールが…」と言われますが、
ざっくり言うと、背が高いクルマほど、上半身がゆらゆらしやすいというイメージです。
そこでメーカーは、乗り心地を良くするために
- 足回りのクッション(サスペンション)をやや柔らかめにする
- 路面の段差を“トンッ”ではなく“トン…フワッ”といなす方向に調整する
といった味付けをしていると言われます。
あえて柔らかく設定された足回りの特徴
この“ソフトなクッション”が、
- 「段差の衝撃が少なくて快適!」と感じる人もいれば
- 「なんか常に上下にゆらゆらしてて落ち着かない…」と感じる人もいる
という差になって表れます。
特に、
- もともと車酔いしやすい人
- 後部座席で本やスマホを見ることが多い人
- 山道や高速道路をよく使う人
は、この“揺れ”を敏感に拾ってしまい、「ふわふわして酔う」と感じやすい傾向があるようです。
「ふわふわ」は悪いこと?メリットとデメリットを整理
「ふわふわ=悪いクルマ」と決めつけてしまうのはもったいないです。
使い方によっては、むしろ“優しさ”として働く部分もあります。
【メリット】街乗りで疲れない優しい乗り味
まず、ソリオの柔らかめの乗り味は、日常の街中走行ではプラスに働くことが多いです。
- 住宅街の段差や、マンホール、ちょっとしたデコボコをやさしく吸収
- 「ドンッ!」と突き上げる感じが少なく、乗っていて疲れにくい、という声も
「ゴツゴツした硬い乗り心地が苦手」「ふだんは買い物や保育園の送迎メイン」という人にとっては、少しふわっとしているぐらいのほうが、体にも優しくてラクと感じられる可能性も十分あります。
【デメリット・注意点】カーブや高速での“揺れ”と車酔い
一方で、注意しておきたいポイントもあります。
- カーブでの傾き(ゆらっと感)
- カーブを曲がるとき、車体が少し“おじぎ”するように傾くことがあります
- クルマの傾きを支える力が、スポーティなクルマに比べるとややマイルドなイメージ
多くの人にとっては許容範囲ですが、
「地面にピタッと張り付いてほしい!」と感じるタイプの方には、物足りなく感じることもあるかもしれません。 - 揺り返しによる車酔いの可能性
- カーブや段差のあと、ふわっと一呼吸“余韻の揺れ”が続くことがあります
- 三半規管が敏感な人は、このゆったりした揺れで「酔いやすい」と感じるケースもあるようです
特に、後部座席の人はこの揺れを感じやすいので、家族に酔いやすい人がいる場合は要チェックです。
特に注意したいシチュエーションは?(高速道路・後部座席)
「普段は街乗りだけど、たまに高速を使う」「子どもを後ろに乗せる」
そんな場面でどうか、気になりますよね。
後部座席の乗り心地と子供の車酔い対策
一般的に、ソリオのようなコンパクトワゴンでは
- 前席よりも、後席のほうがタイヤの近く・上に座る位置になる
- そのぶん、段差や揺れをダイレクトに感じやすい
という傾向があります。
ソリオのようなトールワゴンだと、
- 視点も高い
- 体が上下左右に少し大きめに揺れる
という要素も加わり、
後部座席の小さなお子さんや、酔いやすい大人は影響を受けやすいかもしれません。
なので、ソリオを検討しているなら、試乗は必ず「家族全員で後ろにも座って」体験することを強くおすすめします。
- ディーラーに相談して、少し長めに街中を走らせてもらう
- できれば、普段よく通る「カーブが多い道」や「少し速度が出る道」も走ってみる
こうした体験をしておくと、「思っていたより大丈夫」「やっぱりちょっと酔いそう…」がかなりはっきり分かります。
高速道路での横風や直進安定性のリアル
背が高いクルマ全般に言えることですが、
- 風が強い日
- トンネル出口や橋の上
では、横風の影響を受けやすい傾向があります。
ソリオの場合も、
- スピードが上がると、低重心のセダンのような「地面に張り付く感じ」とは少し違う
- ハンドルをしっかり握って、風に合わせて細かく修正してあげるイメージ
と感じる人が多いようです。
ただし、これはソリオだけの弱点というより、背の高いコンパクトカー全般に共通する“性格”だと思っておくと良いかもしれません。
モデルやグレードによる違いはある?(ハイブリッド・ガソリン)
「同じソリオでも、グレードやハイブリッドで乗り心地って変わる?」
ここも気になりますよね。
ハイブリッドの重量差による乗り味の違い
カタログ上の情報を見ると、2022~2024年頃のソリオは「フルハイブリッド、マイルドハイブリッド、ガソリン」やグレードでそれぞれ重量が変わっていました。
2025年一部改良以降のソリオでは、マイルドハイブリッドに統一されたものの、MG・MX・MZとグレードが高くなればなるほど重くなります。(数十kgずつ)
車体が重くなると、
- 路面に対して“ドスッ”と構える感じになり
- ふわふわした揺れが、やや落ち着いて感じられる
という声もあります。一方で、
- 軽いグレードは、速度の変化や段差に対して軽快に動く
- そのぶん、ふわっとした揺れを感じやすい
といった印象を持つ人もいるようです。
※とはいえ、差は「劇的に別のクルマ」というほどではなく、「言われてみれば少し違うかも」という程度でしかありません。
新型(現行)での剛性アップと乗り心地改善
現行のソリオ(4代目)は、先代よりも
- 車体の骨格を強くした(ボディ剛性アップ)
- 足回りのショックアブソーバーの見直しが入った
といった改良がされており、結果として低速域の乗り心地と静粛性は大幅に向上していると紹介されています。一方で、中〜高速域のカーブではロールが大きく、ふわふわな乗り味が残っているとも、
口コミでも「昔のソリオより落ち着いた」「ふわふわはするけど、不安になるほどではない」といった感想も見かけます。
つまり、
- 「ネットで見た“ふわふわ”の評判」が、古い型の話の場合もある
- 現行モデルでは、ある程度改善されている、という評価もある
- 旧型現行ともにソフトよりながら、現行は快適側に振った
- 高速域では、まだふわふわな乗り心地は残っているという評価も
ということは頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
どうしても「ふわふわ」が気になる場合の対策・改善法
「ソリオの広さや使い勝手は最高。でも、ふわふわだけが不安…」
そんな方に向けて、“素人でもできる範囲”の対策をまとめます。
空気圧調整で「ふわふわ」を簡単改善
一番カンタンで効果が出やすいのが、タイヤの空気圧チェックです。
- 空気圧が低いと、タイヤが柔らかくなりすぎて、クッションが増えたような状態に
- 結果として、ふわふわした揺れが強く出ることがあります
ガソリンスタンドやディーラーで「指定空気圧に合わせてください」と伝えれば、数分で終わります。「最近空気圧見てないな…」という方は、それだけでも印象が変わるかもしれません。
ふらつき抑制タイヤへの交換で対策
タイヤを替えるタイミングで、
- ミニバン・トールワゴン専用
- ふらつき抑制・直進安定性重視
といったタイヤを選ぶと、
横揺れやフラフラ感が少しマイルドになったと感じる人も多いようです。
「タイヤでそんなに変わるの?」と思うかもしれませんが、
- タイヤのゴムの硬さ
- サイド(側面)のしっかり感
によって、乗り心地やフラつき具合は意外と変化します。
タイヤ交換の際に、ショップやディーラーで「ソリオで、ふわふわ感を少し抑えたいんですが…」と相談してみると、候補をいくつか出してもらえるはずです。
運転の工夫で揺れと車酔いを防ぐ
クルマ側だけでなく、運転の仕方で揺れを減らすことも大切です。
- カーブの手前でしっかり減速する(曲がりながらブレーキを踏まない)
- ハンドル操作は「急」に切らず、少し早めにゆっくり切り始める
- 段差に入る前に少しアクセルを戻して、スピードを落とす
こうした運転を意識するだけで、同じソリオでも「酔う/酔わない」が変わったというケースもあります。
特に、家族を乗せるときは
- スポーツカーのようなキビキビ感を求めない
- ゆったりしたペースで走る
ことを心がけると、ソリオの“柔らかさ”をうまくプラス方向に活かせます。
まとめ:ソリオの「ふわふわ」は、ある意味「優しさ」でもある
最後に、この記事のポイントをギュッとまとめます。
- ソリオが「ふわふわ」と言われるのは
背が高く室内広さを優先したトールワゴンで、足回りがやや柔らかめに調整されているため - この柔らかさは、
**街乗りメインの人には、段差のショックを和らげる“優しさ”**として働くことが多い - 一方で、
高速道路・カーブ・後部座席では、揺れを敏感に感じる人には酔いやすい要素になることもある - 現行モデルは車体の骨格や足回りが見直されていて、
以前のモデルよりふわふわ感がマイルドになったという声もある - どうしても気になる場合でも、
- タイヤの空気圧管理
- タイヤ選び
- 運転の仕方
などで、ある程度は自分で対策が可能
そして一番大事なのは、ネットの「ふわふわ」という一言だけで、候補から外してしまわないことです。
- 街乗り中心で、家族みんなでゆったり移動したい人
- 段差のゴツゴツした衝撃が苦手な人
には、ソリオの乗り心地はむしろピッタリかもしれません。
逆に、
- 山道をよく走る
- 高速を長時間・高い速度域で走る
- 「カチッとした安定感」が何より大事
という人には、他のクルマのほうが好みに合う可能性もあります。
最終的には、
【「あえて、ちょっと風のある日」や「カーブの多い道」を試乗させてもらい、運転席だけでなく、後部座席にも家族に座ってもらう】
これがいちばん確実な判断材料になります。
この記事が、あなたとご家族にぴったりの一台を選ぶヒントになればうれしいです。

