「スペーシアカスタムのターボはいる?」—この問いは、多くの方が購入を検討する際に一度は考えるポイントではないでしょうか。街乗りメインならノンターボで十分という声もあれば、一度ターボの加速感を味わうと戻れないという口コミも。両者の違いをしっかり理解しないまま選んでしまうと、後悔につながるかもしれません。この記事では、ターボとノンターボの性能の違いから、リアルな燃費、そしてオーナーたちの本音の口コミまでを徹底比較します。
この記事でわかること:
- ターボとノンターボの具体的な性能と価格の違い
- 高速道路や坂道など、シーン別の加速感の比較
- カタログ燃費と実際の燃費の差
- オーナーが語る「良かった点」と「後悔した点」
- あなたの使い方に最適なモデルを選ぶための判断基準
「スペーシアカスタムのターボいる?」違いとメリットと口コミ
- スペーシアカスタムのターボのメリット
- ターボとノンターボの違い
- ターボの口コミ
- ノンターボの口コミ
スペーシアカスタムのターボいる?メリット
スペーシアカスタムのターボモデルは、坂道や高速道路での力強い加速力と、4人乗車時でもストレスを感じにくい余裕が最大のメリットです。ノンターボ(NA)エンジンと比較して約15馬力、トルクは約40Nmもパワフルなため、アクセルを少し踏むだけでスムーズに流れに乗ることができ、結果的にエンジン音も静かで快適なドライブにつながります。
具体的に、ターボエンジンがもたらすメリットを見ていきましょう。
- パワフルな加速性能
- NAエンジンが最高出力49PS、最大トルク58Nm(R06D型)なのに対し、ターボエンジンは**64PS、98Nm(R06A型)**と、軽自動車の自主規制枠(上限64馬力)いっぱいのパワーを誇ります。この差は、バイパスや高速道路への合流、坂道を登るときなどに「あってよかった」と感じる場面で特に頼りになります。
- ターボ専用「パワーモード」
- ステアリングにあるスイッチを押すと、CVTの制御とモーターアシストがより力強い設定になるターボ車だけの特別な機能、**「パワーモード(スペーシア カスタム HYBRID XSターボ)」**が搭載されています。追い越しなどで一時的にもう少し加速が欲しいときに瞬時に応えてくれます。
- 多人数乗車でも快適
- 家族や友人を乗せて4人で出かけるときや、たくさんの荷物を積んだときでも、エンジンがうなることなくスムーズに走れます。エアコン使用時でもパワーの落ち込みを感じにくいのは、大きなメリットと言えるでしょう。
- 静粛性と快適性の向上
- パワーに余裕があるため、アクセルを深く踏み込む必要がありません。そのため、エンジン回転数を低く抑えられ、車内が静かで快適な空間に保たれやすいという口コミ傾向があります。
▼スペックの数字以上に、このパワーの余裕は「運転中の心の余裕」に直結します。合流でヒヤッとすることが減ったり、静かな車内で会話が弾んだりするのは、日々の運転の満足度を大きく高めてくれる要素かもしれません。
▼年間の軽自動車税は、ターボでもノンターボでも10,800円で変わりません。維持費の差は主に燃料費だけと考えると、パワフルな走りがもたらす価値は意外に大きいと言えそうですね。
ターボとノンターボの違い
スペーシアカスタムのターボとノンターボの最も大きな違いは、エンジン性能と、ターボ車にのみ設定される「パワーモード」の有無です。現行モデルでは、ターボエンジンは最上位グレードの「HYBRID XS TURBO」にのみ搭載されており、価格はノンターボの「HYBRID XS」より78,100円高くなります。
ターボとノンターボの主な違いを、グレードごとに表で比較してみましょう。
項目 | HYBRID XS(ノンターボ) | HYBRID XS TURBO(ターボ) | 備考 |
エンジン | R06D型 (49PS/58Nm) | R06A型 (64PS/98Nm) | 加速力・トルクが大きく異なる |
車両価格(2WD) | 1,995,400円 | 2,073,500円 | 78,100円の価格差 |
WLTC燃費(2WD) | 23.9 km/L | 21.9 km/L | ターボの方が2.0km/L低い※ |
モーター出力/トルク | 1.9kW / 40Nm (WA04C) | 2.3kW / 50Nm (WA05A) | ターボ側がアシストも強力 |
専用装備 | なし | パワーモードスイッチ | ターボのみの加速機能 |
タイヤサイズ | 165/55R15 | 165/55R15 | グレード間での差はなし |
車両重量(2WD) | 910kg | 910kg | 車両重量は同じ |
※価格はメーカー希望小売価格(税込)です。
※4WDのWLTCモード燃費はNA:22.4km/L、ターボ:19.8km/Lです。
このように、装備面での大きな違いは「パワーモード」の有無くらいで、タイヤサイズや基本的な快適装備は「HYBRID XS」と共通です。そのため、グレード選びは純粋に「走りの余裕」に78,100円の価値を見出せるかどうか、という点が大きなポイントになります。
▼「HYBRID XS」と「HYBRID XS TURBO」の装備がほぼ同じというのは、選びやすさにつながりますね。純粋に自分の運転スタイルや使い方を考えて、エンジン性能だけで選べるのは、とても合理的と言えるかもしれません。
▼マイルドハイブリッドをアシストするモーター(ISG)の出力とトルクも、実はターボ車の方が強力です。こうした細かい部分の積み重ねが、発進時などの軽快な走りを生み出しているのですね。
ターボの口コミを見る
スペーシアカスタムのターボモデルに関する口コミは、「坂道や高速道路での加速がとにかく楽」という満足の声が圧倒的に多く見られます。 パワーがあることで運転に余裕が生まれ、結果的に静粛性や快適性が高いと感じるユーザーが多いようです。一方で、背の高いクルマ特有の横風の影響や、やや硬めの乗り心地を指摘する声も一部で見受けられます。(※以下はレビューサイト等の情報を編集部で要約したものです)
オーナーのリアルな声をまとめてみました。
- ポジティブな口コミ
- 「バイパスの合流がストレスフリー。アクセルを少し踏むだけでスッと流れに乗れる」
- 「パワーモードを使うと軽快な走りが気持ちいい。いざという時に頼りになる」
- 「大人4人で乗ってもパワー不足を感じない。家族での遠出が楽しくなった」
- 「価格は少し高いけど、この走りと装備なら納得できる」
- 少し気になる点の口コミ
- 「燃費は街乗りだと15km/L前後。もう少し伸びてほしいけど、パワーを考えれば許容範囲」
- 「背が高いので、高速道路での横風は少し気になる」
- 「乗り心地は少し硬めに感じる。後席だと路面の凹凸を拾いやすいかも」
▼口コミを見ると、ターボの動力性能に対する満足度が非常に高いことがうかがえます。特に、以前ノンターボの軽自動車に乗っていた方ほど、その違いに感動している傾向があるようです。
▼乗り心地や静粛性については、個人の感覚や走る道の状況によって評価が分かれる部分かもしれません。ロードノイズや乗り心地が気になる方は、実際に試乗して確かめてみるのが一番確実な方法と言えそうですね。
ノンターボの口コミを見る
スペーシアカスタムのノンターボモデルの口コミは、「街乗りでの静かさやスムーズさは十分満足」という声が中心です。 燃費の良さを評価する声も多く、買い物や送迎といった日常使いでは不満を感じる場面は少ないようです。ただし、高速道路の合流や追い越し、多人数乗車時には「もう少しパワーが欲しい」と感じるという意見も散見されます。(※以下はレビューサイト等の情報を編集部で要約したものです)
ノンターボモデルのオーナーの声を拾ってみましょう。
- ポジティブな口コミ
- 「街中を走るだけなら本当に静かでスムーズ。発進も滑らかで運転しやすい」
- 「燃費が良く、実燃費で20km/L近く走ることも。お財布に優しい」
- 「200万円以下でこの内外装の質感と装備は満足度が高い」
- 少し気になる点の口コミ
- 「高速道路の合流では、アクセルを深く踏み込む必要がある」
- 「大人4人で坂道を登るときは、さすがにパワー不足を感じる」
- 「たまに遠出をすると、追い越しに気を使う。ターボにすれば良かったかな、と少し後悔」
▼「自分の使い方はほとんど街乗り」と割り切れる方にとっては、ノンターボは非常にバランスの取れた選択肢と言えそうです。静粛性の高さは、日々の運転の質を高めてくれますね。
▼一部で見られる「ターボにすれば良かった」という声は、購入後にライフスタイルが変化したり、思ったより遠出する機会が多かったりした場合に出てくるのかもしれません。将来的な使い方も少し想像しながら選ぶと、後悔のない選択につながりそうです。
【スペーシアカスタムのターボいる?】他の角度から見る
- スペーシアカスタムの後悔から見る「ターボいる?」
- ターボとノンターボのリセール差「元取れる?」
- ターボとノンターボの燃費
- ターボが向いてる人向いてない人
- ノンターボが向いてる人向いてない人
スペーシアカスタムの後悔から見るターボいる?
スペーシアカスタムを選んだ方の後悔の声で最も多いのは、ノンターボ車を選んだ方の「パワー不足」に関するもので、特に坂道や高速道路の合流で実感するケースが典型的です。 一方でターボ車を選んだ方は、燃費が思ったより伸びないことや、ノンターボ車との価格差(78,100円)を後から気にされる場合があるようです。
後悔しない選択のために、それぞれのケースを見てみましょう。
- ノンターボで後悔する可能性のあるケース
- 坂道・高速合流での加速不足:普段は気にならなくても、いざという時に「もっとパワーがあれば…」と感じ、ストレスになることがあります。
- 多人数乗車時のパワー不足:家族や友人を乗せる機会が多いのにノンターボを選ぶと、思ったように走らず、もどかしい思いをするかもしれません。
- ターボで後悔する可能性のあるケース
- 燃費の悪化:実燃費でノンターボとの差は1リッターあたり3〜5km程度ですが、給油の回数が増えることで心理的な負担を感じることがあります。
- 価格差:「本当にこのパワーは必要だったかな?」と、約8万円の価格差を後から考えてしまう方もいるようです。
【年間燃料費シミュレーション】
年間10,000km走行、ガソリン代を170円/Lと仮定すると…
- ノンターボ(実燃費20km/L):年間 85,000円
- ターボ(実燃費16km/L):年間 106,250円(約106,000円)年間の差額は 約21,000円 、月々にならすと約1,750円の差になります。(※端数処理の都合上、概算値としています)
▼後悔を避ける一番の方法は、ご自身のカーライフを具体的にイメージすることです。「普段どんな道を走るか」「何人で乗ることが多いか」「高速道路の利用頻度は?」といった点を洗い出すだけで、自分に必要なパワーが見えてくるはずです。
▼もし少しでも迷うのであれば、ぜひノンターボとターボの両方を試乗してみてください。特に、バイパスや坂道など、少し負荷のかかるコースを走らせてもらうと、その違いがハッキリと体感できるでしょう。
スペーシアカスタムのターボとノンターボのリセール差
スペーシアカスタムのリセールバリュー(再販価値)は、ターボモデルがノンターボモデルより数%高く評価される傾向にありますが、その差は購入時の価格差(78,100円)を完全に埋めるほどではないのが実情です。ただし、中古車市場ではパワフルなターボ車を指名して探す人も多いため、売却時に有利に働く可能性は十分にあります。
あくまで参考例ですが、リセールバリューの傾向を見てみましょう。
- ターボノンターボの平均リセール差
- 1年落ち:5万-10万円程度
- 2年落ち:5万-10万程度
- 3年落ち:5万-10万程度
- 4年落ち:5万-10万程度
- ※上記は一例であり、調査主体や時期、走行距離、車両の状態で大きく変動します。
1年落ちから4年落ちまで、ターボノンターボにはリセール差が5万から10万程度の開きがあり、確実とは言わないものの半分以上返ってくるのが一般的です。
ただしノンターボの方が1万km年2万円程度の燃費差もあり、経済的なのはやはりノンターボが無難です。しかし3年以内に売るのであれば、燃費も込みで元を取れる可能性もあります。
▼リセールバリューは、エンジンだけでなく、ボディカラー(白や黒が人気)や装備、車両の状態など、さまざまな要因が絡み合って決まります。ターボかどうかは、その一つの要素と捉えておくのが良いかもしれません。
▼リセールの数%の差を気にするよりも、数年間乗る中での運転の満足度や快適性を重視して選ぶ方が、結果的に後悔のないカーライフを送れるのではないでしょうか。
ターボとノンターボの燃費・実燃費を詳しく見る
スペーシアカスタムの燃費は、カタログ値(WLTCモード)でノンターボ(2WD)が23.9km/L、ターボ(2WD)が21.9km/Lと、その差は2.0km/Lです。しかし、実際の燃費は運転スタイルや道路状況によって大きく変わり、実燃費の目安はNAが18~22km/L、ターボが14~18km/L程度です。
カタログ燃費と実燃費の目安を比較してみましょう。
項目 | ノンターボ(NA) | ターボ |
カタログ燃費 (WLTC・2WD) | 23.9 km/L | 21.9 km/L |
実燃費の目安 | 約18~22 km/L | 約14~18 km/L |
満タン航続距離の目安 | 約645 km | 約591 km |
※航続距離はカタログ燃費(WLTC)と燃料タンク容量27Lから算出した理論値です。
表を見ると、実燃費ではターボとノンターボで3〜5km/L程度の差が出ることが多いようです。これは、パワーがある分、ついアクセルを踏みがちになることや、市街地でのストップ&ゴーがターボエンジンの苦手な領域であることが影響していると考えられます。
▼実燃費は、カタログの数字よりも「自分の運転のクセ」が大きく影響します。急発進や急ブレーキを避け、丁寧なアクセルワークを心がけるだけで、燃費は向上します。これはターボでもノンターボでも同じですね。
▼年間でどのくらいの燃料費の差が出るかを計算し、その金額で「走りの余裕」を買うかどうかを判断するのが、最も納得感のある選び方かもしれません。
スペーシアカスタムのターボに向いてる人向いてない人
スペーシアカスタムのターボモデルは、その力強い走りを最大限に活かせる人にとって最高のパートナーになります。特に、高速道路の利用頻度が高い方や、起伏の多い地域にお住まいの方、そして家族や友人を乗せて出かける機会が多い方には、ターボの余裕が大きなメリットとなるでしょう。
【ターボが向いてる人】
- 通勤やレジャーで高速道路やバイパスを頻繁に利用する人
- 自宅周辺に坂道が多い人
- 大人3人以上で乗る機会が多いファミリー
- 運転中のストレスを少しでも減らし、静かで快適な走りを重視する人
- 購入後のリセールバリューを少しでも高く維持したい人
【ターボが向いてない人】
- 主な用途が近所の買い物や送迎で、ほとんど街中しか走らない人
- とにかく燃費を最優先し、少しでも維持費を抑えたい人
- 初期費用をできるだけ安くしたいと考えている人
- 穏やかな運転スタイルで、力強い加速をあまり求めない人
▼パワーに余裕があることは、安全運転にもつながります。合流や追い越しでスムーズに加速できることで、危険な状況を回避しやすくなる側面もあります。そういった「安全マージン」にお金を払うという考え方もできるかもしれません。
▼もし将来的に家族が増えたり、休日の過ごし方がアクティブになったりする可能性があるなら、先行投資としてターボを選んでおくのも一つの賢い選択と言えそうです。
スペーシアカスタムのノンターボに向いてる人向いてない人
スペーシアカスタムのノンターボモデルは、日々の街乗りをメインに、燃費の良さとコストパフォーマンスを重視する方に最適な一台です。 ターボのような爆発的な加速力はありませんが、発進はとてもスムーズで静か。日常的なシーンでパワー不足を感じることはほとんどないでしょう。
【ノンターボが向いてる人】
- 車の使い方が買い物や子供の送迎など、街乗りが9割以上を占める人
- 燃費を重視し、月々のガソリン代を少しでも節約したい人
- 初期費用を抑えつつ、上質な内外装と便利な装備を手に入れたい人
- 穏やかでスムーズな運転を好む人
【ノンターボが向いてない人】
- 高速道路を使った長距離移動や、山道へ出かける機会が多い人
- 家族や荷物を満載にして走ることが頻繁にある人
- 加速時に少しでもストレスを感じたくない人
- 後から「やっぱりターボにすれば良かった」と後悔したくない慎重派の人
▼ノンターボ車の魅力は、なんといってもそのバランスの良さです。日常域での扱いやすさ、静粛性、そして優れた燃費性能は、毎日のカーライフを堅実に支えてくれます。背伸びせず、自分の使い方にピッタリなものを選ぶことが、満足度への一番の近道ですね。
▼もしノンターボを選んでパワー不足を感じた場合、後からターボを追加することはできません。一方で、ターボを選んで「パワーを持て余しているな」と感じても、走れないわけではありません。この非可逆性を考えると、少しでもパワーに不安を感じるならターボを選んでおく方が後悔は少ない、という考え方もできますね。
【スペーシアカスタムのターボいる?】の記事まとめ
- スペーシアカスタム選びの核心は、利用シーンに合わせてターボとノンターボのどちらを選ぶかにあります。
- 性能の最も大きな違いは加速力で、ターボは64馬力、ノンターボは49馬力と明確な差が設定されています。
- 高速道路や坂道ではターボのパワーが大きな余裕を生み、多人数乗車でもストレスを感じにくいのが利点です。
- 一方、ノンターボは日常使いには十分な性能を持っており、街乗りが基本なオーナーから好評の声が多いです。
- 口コミを見ると、ターボの加速性能に対する満足度は非常に高い評価を得ています。
- ノンターボの口コミでは、燃費の良さと街中での扱いやすさを評価する声が中心です。
- カタログ燃費の差は2.0km/Lですが、実燃費ではターボが14~18km/L、ノンターボが18~22km/Lと、その差はさらに広がる傾向です。
- 年間の燃料費に換算すると、一般的な走行距離で約2万円の差が出るという試算もあります。
- 購入後の後悔で最も多いパターンは、ノンターボを選んだ方の「いざという時のパワー不足」です。
- ターボを選んで後悔する声は少ないですが、燃費が想定より伸びないという点が挙げられます。
- 価格違いは約8万円で、ノンターボの方が初期費用を抑えられる点は大きなメリットです。
- ターボ専用の「パワーモード」は、追い越しなど瞬間的な加速が欲しい場面で頼りになる機能です。
- リセールバリューはターボが僅かに有利ですが、価格差や燃料費の差を完全に埋めるほどではない点に注意が必要です。
- 高速利用や多人数での乗車が多い方は、ターボを選ぶと満足度が高く、後悔しにくいでしょう。
- 街乗りが中心で、初期費用と日々の燃費を最優先するならノンターボが最も合理的な選択となります。