トライトン維持費は高い?車検・1ナンバーなど・ローンなど全知識

トライトン維持費は高い?1ナンバーのなぜ など全知識 三菱

「新型トライトンの維持費は一体いくらかかるんだろう?」
その力強いスタイルに憧れを抱きつつも、頭の中では現実的なコスト計算が始まっていませんか。特に、特徴的な「1ナンバー」という区分が、これまでの車選びの常識とどう違うのか、不安に感じている方も多いはずです。

実際にトライトンを所有するとなると、安いと噂の自動車税の真相から、毎年車検の手間と費用、そしてライバルであるハイラックスとの維持費の比較まで、知りたいことは山積みです。さらに、全長5.3mを超える巨大なサイズがもたらす駐車場問題や、ピックアップトラックならではの乗り心地、具体的な月々の支払い計画と、購入に必要な年収の目安など、考えるべきデメリットは決して少なくありません。

しかし、ご安心ください。これらの複雑に見える費用や問題点も、一つひとつ分解して整理すれば、あなたがトライトンを維持できるかどうかの答えは明確になります。この記事では、車両本体価格やグレード選びといった初期費用から、燃費や燃料代、タイヤ交換費用やAdBlue補充といったランニングコスト、さらには将来のリセールバリューまで、トライトンの維持に関わるあらゆる情報を網羅的に解説します。

本記事では、次のような内容を網羅的に解説しています:

  • トライトンの年間維持費の具体的なシミュレーション
  • 1ナンバー特有のメリット・デメリットの徹底解説
  • ライバル車ハイラックスとのトータルコスト比較
  • 購入前に知るべき注意点と賢い節約術のすべて

この記事を最後まで読めば、あなたがトライトンのオーナーになるべきか、その答えがきっと見つかります。ぜひ、あなたの車選びの参考にしてください。

タイトル画像 出典:三菱自動車工業株式会社

【記事のポイント】

  • 年間維持費は約32万円!税金は安いが高速料金は割高
  • 最大の注意点は「ETC休日割引」が適用されないこと
  • ハイラックスより購入価格は高いが、走行性能で上回る
  • 都市部では駐車場問題、乗り心地は試乗での確認が必須
  1. トライトン 維持費の全貌!税金から燃費まで徹底解説
    1. トライトンの年間維持費はシミュレーションで総額いくら?
    2. 1ナンバーで安い?トライトンの自動車税の具体的な金額
    3. 購入時と車検時に支払う重量税の内訳
    4. 毎年車検の費用と手間を徹底解説
    5. 年齢別・等級別!トライトンの任意保険料の相場
    6. トライトンの実燃費は?ディーゼル燃料代をシミュレーション
    7. AdBlue®︎(アドブルー)の補充費用と頻度
    8. オイル・タイヤ交換など主要メンテナンス費用まとめ
    9. 高速料金は中型車区分?普通車との料金差
    10. グレード別!GSRとGLSの価格と装備の違い
    11. ローン購入時の月々の支払い目安は?
    12. トライトン購入に求められる年収はどのくらい?
  2. トライトン 維持費は本当に高い?購入後のリアルと節約術
    1. 結論!トライトンの維持費は「高い」のか「安い」のか
    2. 最強ライバル!ハイラックスとの維持費を徹底比較
    3. 維持の関門?1ナンバーのメリット・デメリット
    4. 購入後に後悔しないためのデメリットまとめ
    5. サイズと駐車場問題!巨大ボディが維持費に与える影響
    6. ピックアップトラックならではの乗り心地は快適?
    7. リセールバリューは期待大?将来の売却価格を予測
    8. カスタムしたい人向け!改造による維持費の変化
    9. 賢く節約!トライトンの維持費を安く抑えるコツ
    10. 法人・個人事業主が事業用として使うメリット
    11. 雪道や悪路での性能と、それに伴う維持費
    12. 【Q&A】トライトンの維持費に関するよくある質問
    13. 【まとめ】トライトンの維持費を理解して賢いカーライフを

トライトン 維持費の全貌!税金から燃費まで徹底解説

  • トライトンの年間維持費はシミュレーションで総額いくら?
  • 1ナンバーで安い?トライトンの自動車税の具体的な金額
  • 購入時と車検時に支払う重量税の内訳
  • 毎年車検の費用と手間を徹底解説
  • 年齢別・等級別!トライトンの任意保険料の相場
  • トライトンの実燃費は?ディーゼル燃料代をシミュレーション
  • AdBlue®︎(アドブルー)の補充費用と頻度
  • オイル・タイヤ交換など主要メンテナンス費用まとめ
  • 高速料金は中型車区分?普通車との料金差
  • グレード別!GSRとGLSの価格と装備の違い
  • ローン購入時の月々の支払い目安は?
  • トライトン購入に求められる年収はどのくらい?

トライトンの年間維持費はシミュレーションで総額いくら?

  • 年間走行距離1万kmの場合、維持費の目安は合計 約32万円
  • 税金、保険、燃料代、年1回の車検費用などが含まれる
  • 駐車場代や高額なタイヤ交換費用は別途考慮が必要

「トライトンに乗りたいけど、結局年間でいくらかかるんだろう?」と疑問に思う方も多いでしょう。特に、初めてピックアップトラックを検討する方にとっては、具体的な金額が見えないと不安ですよね。

結論から言うと、三菱トライトンの年間維持費は、一般的な乗り方(年間走行距離10,000km)の場合、合計で約32万円が目安となります。もちろん、この金額は乗り方や保険の等級などによって変動します。

まずは、どのような費用がかかるのか、以下のシミュレーション表で全体像を掴んでみましょう。

項目 年間費用の目安
自動車税 16,000円
重量税 12,300円
自賠責保険 17,540円
車検費用(法定費用を除く) 約40,000円
燃料代(年間1万km走行) 約159,000円
任意保険料 約70,000円
メンテナンス費用(オイル交換等) 約30,000円
合計 約344,840円

いかがでしょうか?この表を見ると、何にどれくらい費用がかかるのかがイメージしやすくなりますね。特にトライトンは「1ナンバー」という貨物車登録のため、税金や車検の仕組みが乗用車(3ナンバーや5ナンバー)と少し異なります。

この後の見出しで、それぞれの項目について「なぜその金額になるのか」「どうすれば節約できるのか」を詳しく解説していきますので、ご自身の状況と照らし合わせながら読み進めてみてください。

1ナンバーで安い?トライトンの自動車税の具体的な金額

  • トライトンの自動車税は年間16,000円
  • 同クラスのSUV(3ナンバー)より毎年約27,500円も安い
  • 税額は排気量ではなく、最大積載量で決まるためお得

トライトンの維持費を語る上で、最も大きなメリットの一つが自動車税の安さです。トライトンは「1ナンバー」の普通貨物車に分類されるため、同じくらいの排気量の乗用車(SUVなど)と比較して、自動車税が大幅に抑えられます。

具体的な金額は、年間16,000円です。

例えば、同じ2.4Lクラスのエンジンを積んだ乗用車(3ナンバー)の自動車税が年間43,500円(2019年10月以降登録車)であることを考えると、その差は歴然。実に、毎年27,500円もお得になる計算です。

トライトン(1ナンバー) 同クラスのSUV(3ナンバー)
分類基準 最大積載量 総排気量
年間の自動車税額 16,000円
(最大積載量1t以下)
43,500円
(総排気量2.0L超~2.5L以下)

この税金の安さは、見た目の力強さとは裏腹に、お財布に優しい一面と言えるでしょう。車体の大きさから維持費が高いと敬遠していた方にとっては、非常に魅力的なポイントではないでしょうか。

ただし、この税金の安さには1ナンバー特有の「毎年車検」などの注意点も存在します。メリットだけでなく、デメリットもしっかりと理解した上で、総合的に判断することが大切です。とはいえ、税金単体で見れば、トライトンが持つ大きなアドバンテージであることは間違いありません。

購入時と車検時に支払う重量税の内訳

  • 新車購入時はエコカー減税(50%)が適用され12,300円
  • 2回目以降の車検時は減税なしで、毎年12,300円を納付
  • 金額は高くないが、毎年支払いが発生するのが特徴

自動車を所有すると必ずかかる税金の一つに「自動車重量税」があります。この税金は、その名の通り車の重量に応じて課税され、支払うタイミングは主に「新車購入時」と「車検時」の2回です。

トライトンの場合、この重量税はいくらになるのか、具体的な内訳を見ていきましょう。

新車購入時(初回登録)の重量税

トライトンは環境性能に優れたクリーンディーゼルエンジンを搭載しているため、「エコカー減税」の対象となります。これにより、新車として登録する際に支払う重量税が50%減税されます。

トライトン(GSRグレード)の車両総重量は3,045kg(3.045トン)で、商用車の区分に基づくと本来は2年分で24,600円の重量税がかかりますが、減税が適用されることで、支払う金額は12,300円となります。購入時の諸費用を少しでも抑えたい方にとっては、嬉しいポイントですね。

2回目以降の車検時の重量税

新車登録から2年後、最初の車検を迎えます。トライトンは1ナンバーなので、これ以降は1年ごとに車検を受けることになります。2回目以降の車検では、残念ながらエコカー減税は適用されません。

そのため、車検ごとに支払う重量税は、1年分で12,300円となります。金額自体は乗用車と比べて特別高いわけではありませんが、毎年支払う必要があるという点を覚えておきましょう。

タイミング 期間 重量税額
新車購入時 2年分 12,300円(エコカー減税50%適用)
継続車検時 1年分 12,300円(減税なし)

このように、トライトンの重量税は購入時には優遇措置がありますが、維持していく上では毎年定額でかかってくる費用となります。

毎年車検の費用と手間を徹底解説

  • 新車登録から2年後以降は、1年ごとに車検が必要
  • 1回あたりの費用目安は7万円~9万円程度
  • 「1日車検」などを活用すれば、手間のデメリットは軽減可能

トライトンを維持する上で、乗用車オーナーが最も気になるのが「毎年車検」の制度ではないでしょうか。乗用車が初回3年、以降2年ごとなのに対し、1ナンバーのトライトンは初回2年、以降は1年ごとに車検を受ける必要があります。

ここでは、その費用と手間について詳しく解説します。

毎年車検にかかる費用の内訳と相場

まず気になる費用ですが、1回あたりの法定費用は乗用車より安めです。ただし、これが毎年かかるのがポイント。費用の内訳は、国に支払う「法定費用」と、業者に支払う「車検基本料・整備費用」に分かれます。

項目 費用の目安
【法定費用】
 重量税 12,300円
 自賠責保険料(12ヶ月) 16,900円
 印紙代 1,600~1,800円
【車検基本料・整備費用】 約40,000円~
合計 約70,000円~

※車検基本料・整備費用は、依頼する業者や車両の状態で大きく変動します。
※印紙代は、指定工場・OSS申請の場合は1,600円、それ以外は1,800円が目安です。

合計すると、交換部品がなければ1回あたり7万円~9万円程度が相場です。2年で合計すると14万円~18万円となり、乗用車と比べても特別高いわけではないのがわかると思います。

「手間の多さ」は本当?デメリットと対策

費用面よりも、むしろ「毎年業者に車を預けるのが面倒」と感じる方が多いかもしれません。特に仕事で毎日使う方にとっては、車が使えない期間は死活問題です。

デメリット:

  • 毎年、車検の予約や準備をする必要がある。
  • 車を数日間預ける場合、その間の移動手段を確保しなければならない。
  • カスタムしている場合、保安基準に適合するよう部品を戻す手間がかかる可能性がある。

対策:

これらの手間を軽減するため、「1日車検」や「短時間車検」に対応している業者を選ぶのがおすすめです。事前に予約すれば、数時間で完了することもあり、仕事への影響を最小限に抑えられます。

毎年車検があることを「手間」と捉えるか、「毎年プロの目で見てもらえるので安心」と捉えるかは人それぞれですが、こうした対策を知っておくことで、デメリットを十分にカバーすることは可能です。

年齢別・等級別!トライトンの任意保険料の相場

年齢別・等級別!トライトンの任意保険料の相場

  • 20代・新規契約の場合は年間15万円~20万円と高額に
  • 40代・20等級など条件が良ければ年間6万円~8万円が目安
  • 保険料を抑えるには複数社からの「相見積もり」が最も効果的

自動車を運転する上で必須となるのが「任意保険」です。特にトライトンのような高価な車両の場合、万が一の事故に備えて車両保険にも加入しておきたいところ。しかし、保険料は年齢や等級、補償内容によって大きく変わるため、「一体いくらかかるのか?」と不安に思う方も多いでしょう。

ここでは、年代や条件別の年間保険料のシミュレーションをご紹介します。ご自身の状況に近いもの参考にしてください。

年代 等級 主な条件 年間保険料(目安)
20代 6等級(新規) 運転者限定なし・車両保険あり 150,000円~200,000円
40代 20等級 運転者:本人・配偶者限定・車両保険あり 60,000円~80,000円
50代 20等級 運転者:本人限定・車両保険なし 30,000円~40,000円

※上記はあくまで一般的な目安です。保険会社や補償内容の詳細によって金額は変動します。

やはり、等級が低く運転経験の浅い20代では保険料が高額になる傾向があります。一方で、長年無事故で等級が育っている場合は、車両保険をつけても負担を抑えることが可能です。

保険料を安く抑えるポイント

少しでも保険料を節約したい方は、以下のポイントを見直してみましょう。

  • 運転者の範囲を限定する:「本人限定」や「本人・配偶者限定」にすると保険料は安くなります。
  • 補償内容を見直す:特に車両保険は保険料に大きく影響します。自己負担額(免責金額)を設定したり、万が一の場合は中古部品での修理を許容する特約をつけることで、保険料を下げることができます。
  • 複数の保険会社から見積もりを取る:最も効果的な方法です。同じ条件でも保険会社によって数万円の差がつくことも珍しくありません。一括見積もりサービスなどを利用して、ご自身に最適なプランを見つけることをお勧めします。

トライトンの実燃費は?ディーゼル燃料代をシミュレーション

  • カタログ燃費(WLTC)は11.3km/L、実燃費は9.5km/L前後が目安
  • 燃料の「軽油」はレギュラーガソリンより1Lあたり約20円安い
  • 年間1万km走行時の燃料代は約16万円と、見た目より経済的

全長5.3m超、車重2トン超の巨体を誇るトライトン。その力強い走りを楽しむためには、燃費性能と燃料代が気になりますよね。特に毎日通勤で使う方や、長距離のレジャーに活用したい方にとっては重要なチェック項目です。

まず、カタログに記載されているトライトンの燃費(WLTCモード)は11.3km/Lです。しかし、これはあくまで国が定めた測定モードでの数値。実際の燃費は、運転スタイルや道路状況によって変わってきます。

一般的には、市街地で8~9km/L、高速道路で11~13km/L、平均すると9.5km/L前後が実燃費の目安となりそうです。

では、この実燃費を基に、年間の燃料代がいくらになるかを見てみましょう。

年間走行距離 年間の軽油消費量 年間の燃料代
5,000km 約526L 約80,000円
10,000km 約1,053L 約159,000円
15,000km 約1,579L 約238,000円

※実燃費を9.5km/L、軽油の価格を1Lあたり151円で計算。

ディーゼル燃料(軽油)の安さが魅力

「実燃費9.5km/L」と聞くと、最近の乗用車と比べて少し物足りなく感じるかもしれません。しかし、ここで重要になるのが、トライトンが使用する燃料が「軽油」であるという点です。

軽油は、レギュラーガソリンに比べて1Lあたり約20円も安いのが一般的です。仮に年間1,053L(10,000km走行)を給油する場合、レギュラーガソリン車と比べて年間で約21,000円も燃料代を節約できる計算になります。

燃費の数値だけでなく、燃料そのものの価格が安いため、トータルで見た燃料代は意外と経済的なのがトライトンの強みです。

AdBlue®︎(アドブルー)の補充費用と頻度

  • AdBlueは有害な排出ガスを浄化するために必要な液体
  • 補充の目安は1.5万km~1.7万kmに1回と少ない
  • 費用も安く、セルフで補充すれば10Lあたり2,000円前後

最近のクリーンディーゼル車に乗るのが初めて、という方は「AdBlue(アドブルー)」という言葉に馴染みがないかもしれません。これは、ディーゼルエンジンが排出する有害な窒素酸化物(NOx)を浄化するための高品位尿素水で、トライトンを環境に優しく走らせるために不可欠なものです。

「補充が面倒なのでは?」「費用が高いのでは?」といった心配はご無用です。実は、AdBlueの補充はそれほど頻繁には必要ありません。

トライトンのAdBlueタンク容量は約17L。消費量は走行状況によりますが、おおよそ1,000kmで1Lが目安です。つまり、満タンの状態から約15,000km〜17,000kmは補充なしで走行できる計算になります。年間10,000km走行の方なら、1年半に1回程度の補充で済む計算ですね。

費用も非常にリーズナブルです。

補充場所 費用目安(10Lあたり)
ディーラー・ガソリンスタンド 約3,000円~5,000円
カー用品店・ホームセンター・ネット通販 約1,500円~2,500円

ご自身で補充すれば、費用を半分近くに抑えることも可能です。補充作業も専用ノズルを使えば簡単に行えるため、多くのオーナーがセルフで対応しています。

AdBlueがなくなるとどうなる?

【重要】AdBlueが完全になくなると、エンジンが再始動できなくなります。

これは故障ではなく、排出ガス規制をクリアするための仕様です。そうなる前に、メーター内に「AdBlue残量低下」の警告灯が点灯します(走行可能距離が約2,400km以下になった時点)。警告灯がついたら、慌てずに早めの補充を心がけましょう。

オイル・タイヤ交換など主要メンテナンス費用まとめ

  • オイル交換は1年または1.5万kmごと、費用は1.5万円~2万円
  • タイヤ交換は維持費で最も高額な項目、4本で10万円以上
  • タイヤはネット通販などを活用すれば費用を抑えることが可能

トライトンを長く快調に乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは、維持費の中でも特に大きな割合を占める「エンジンオイル」と「タイヤ」の交換費用について解説します。

エンジンオイル交換

クリーンディーゼルエンジンの性能を維持するため、オイル交換は重要なメンテナンスです。メーカーは15,000kmまたは1年ごとの交換を推奨しています。

トライトンのエンジン(4N16型)は、オイルフィルター交換時には約7.4Lのオイルが必要です。必ず「DL-1」などのクリーンディーゼル規格に適合したオイルを選びましょう。

依頼先 費用目安(オイル+フィルター+工賃) 特徴
ディーラー 15,000円~20,000円 純正オイル使用で安心感が高い
カー用品店 10,000円~15,000円 複数のオイルから選べて経済的
DIY(自分で行う) 約8,000円~ 最も安価だが知識と工具が必要

タイヤ交換

維持費の中で最も高額になる可能性が高いのがタイヤ交換です。トライトン(GSRグレード)の純正タイヤサイズは「265/60R18」と、乗用車に比べてかなり大型です。

そのため、交換費用も高額になる傾向があります。タイヤの寿命は走行距離や走り方によりますが、一般的には4~5年が目安です。

購入・依頼先 費用目安(4本・工賃込) 特徴
ディーラー 160,000円~220,000円 純正装着品や大手ブランド品で安心
タイヤ専門店 100,000円~180,000円 品揃えが豊富で価格も相談しやすい
ネット通販+持ち込み 80,000円~150,000円 タイヤを安く買えるが、持ち込み工賃が別途必要

タイヤは価格帯が非常に広く、アジア系のリーズナブルなブランドから、国産・欧米のハイパフォーマンスなものまで様々です。ご自身の使い方と予算に合わせて、最適なタイヤを選びましょう。

その他のブレーキフルードやエアフィルターといった消耗品は、基本的に毎年の車検のタイミングで点検・交換されることが多いため、普段から過度に心配する必要はありません。

高速料金は中型車区分?普通車との料金差

  • トライトンは高速道路で「中型車」扱いに
  • 料金は普通車より約2割高くなる
  • 税金の安さとのトレードオフと考えるのが妥当

「トライトンで家族と遠出!でも高速料金って普通車と同じ?」これは多くの方が抱く疑問であり、維持費を考える上で非常に重要なポイントです。

結論から言うと、トライトン(1ナンバー)の高速道路料金は「中型車」区分となり、アルファードやランドクルーザーといった乗用車(3ナンバーの普通車)よりも約2割高くなります。

これは車の物理的なサイズではなく、法律上の車両区分(道路運送車両法)に基づいています。普通貨物自動車である1ナンバー車は、高速道路では中型車として扱われるルールになっているのです。

実際にどれくらい料金が違うのか、具体例を見てみましょう。

区間 普通車(3ナンバー) 中型車(トライトン)
東京IC → 名古屋IC 7,320円 8,690円(+1,370円)
吹田JCT → 福岡IC 13,360円 15,920円(+2,560円)

※ETC通常料金(平日)の場合。割引制度は適用されます。

このように、長距離を走るほど料金差は大きくなります。レジャーや帰省で高速道路を頻繁に利用する方は、このコストを念頭に置いておく必要があります。

税金の安さとのトレードオフ

「高速料金が上がるのは大きなデメリットだ…」と感じるかもしれません。しかし、ここで思い出したいのが自動車税の安さです。

トライトンは普通車(2.4Lクラス)に比べて、自動車税が年間で約27,500円安くなります。仮に高速道路の利用が多く、年間で料金差が27,500円を超えないのであれば、トータルでは税金のメリットが上回る計算になります。ご自身の利用頻度に合わせて、どちらの恩恵が大きいかをシミュレーションしてみると良いでしょう。

グレード別!GSRとGLSの価格と装備の違い

  • 上級グレード「GSR」と標準「GLS」の価格差は約42万円
  • GSRはブラック基調の外装と、パワーシートなどの快適装備が魅力
  • 走行性能や安全装備は同じなので、コスト重視ならGLSが合理的

新型トライトンには、上級グレードの「GSR」と標準グレードの「GLS」の2種類が用意されています。どちらも基本性能は同じですが、価格と装備に違いがあります。その価格差は420,200円。この差がどこにあるのかを理解し、自分に合ったグレードを選ぶことが満足度に繋がります。

  • GSR: 5,408,700円
  • GLS: 4,988,500円

主な違いは、内外装の「加飾」と「快適装備」です。以下の比較表で詳しく見ていきましょう。

装備 GSR(上級グレード) GLS(標準グレード)
外装 ・各所ブラックパーツ
・ボディ同色グリル
・スタイリングバー
・ルーフレール
・各所メッキ/シルバーパーツ
・ブラックグリル
内装 本革巻ステアリング(ヒーター付)
・レザー調シート(オレンジステッチ)
運転席パワーシート
・ウレタンステアリング
・ファブリックシート
・手動調整シート
足回り ブラック塗装アルミホイール 切削光輝アルミホイール

デザインと所有感を重視するならGSR

GSRの最大の魅力は、フロントグリルやバンパー、ホイールなどがブラックで統一された、引き締まったエクステリアです。荷台のスタイリングバーもGSR専用で、力強いピックアップらしさを際立たせています。内装もステアリングヒーターやパワーシートといった快適装備が充実しており、「上級モデルに乗っている」という所有感を満してくれます。

コストと実用性のバランスならGLS

一方のGLSは、基本的なデザインや走行性能、三菱e-Assistなどの安全装備はGSRと全く同じです。内外装の加飾がシンプルになるものの、道具としての性能に差はありません。「見た目に強いこだわりはない」「浮いた42万円でカスタムや維持費に充てたい」と考える方には、GLSが合理的な選択と言えるでしょう。

リセールバリューについては、一般的に装備が充実した最上級グレード(GSR)の方が人気は出やすい傾向にありますが、購入価格が安いGLSも十分に魅力的です。最終的には、ご自身の「何を重視するか」で決めるのがベストな選択となります。

ローン購入時の月々の支払い目安は?

  • 頭金や支払い回数次第で月々5万円台からの設定も可能
  • ボーナス払いの併用や、支払い回数を延ばせばさらに負担は軽くできる
  • 月々の支払いを抑える「残価設定ローン」も有効な選択肢

総額500万円を超えるトライトンは、多くの方がローンを利用して購入を検討されるでしょう。月々の支払額は、頭金や支払い回数、金利によって大きく変動します。「自分の場合はいくらになるんだろう?」という疑問を解決するため、いくつかのパターンでシミュレーションしてみました。

今回は、一般的なディーラーローンの年利3.9%を想定して計算しています。

グレード 頭金 支払い回数 月々の支払額(目安)
GLS(約530万円) 100万円 84回(7年) 約60,000円
200万円 60回(5年) 約61,000円
GSR(約570万円) 100万円 120回(10年) 約47,000円
200万円 84回(7年) 約53,000円

※車両価格に諸費用(約30万円)を加算して計算。ボーナス払いなしの場合。

頭金をしっかり用意したり、支払い回数を長く設定したりすることで、月々の負担を5万円前後に抑えることも可能です。ご自身のライフプランに合わせて、無理のない返済計画を立てることが重要です。

月々の負担を軽くする「残価設定ローン」という選択肢

「もっと月々の支払いを抑えたい」「数年で新しい車に乗り換えたい」という方には、残価設定ローン(残クレ)も有効な選択肢です。これは、数年後(3年や5年後)の下取り価格(残価)をあらかじめ車両本体価格から差し引き、残りの金額を分割で支払う方法です。

三菱自動車の公式プランでは、5年後の残価率が60%以上になることもあり、その場合の月々の支払いはボーナス払いを併用すれば2万円台から、といったプランも組むことができます。

メリット:

  • 通常のローンに比べて月々の支払額を大幅に抑えられる。

デメリット:

  • 最終的に車を買い取る場合、残価を一括または再ローンで支払う必要がある。
  • 走行距離の制限や、車を傷つけられないといった制約がある。
  • 金利は残価を含めた車両価格全体にかかるため、総支払額は割高になる傾向がある。

ライフスタイルに合わせて、ご自身に最適な支払い方法を検討してみてください。

トライトン購入に求められる年収はどのくらい?

  • ローン返済と維持費を合わせた年間総支出は100万円超が一つの目安
  • 安心して維持できる年収の目安は500万~600万円以上
  • 年収だけでなく、住宅ローンなど他の支出とのバランスが重要

「トライトンに乗りたいけれど、自分の年収で購入して維持していけるだろうか…」これは、多くの方が抱える切実な悩みです。高価な買い物だからこそ、無計画に購入して後悔はしたくありませんよね。

よく「車の価格は年収の半分まで」という目安が言われますが、これはあくまで現金一括購入を想定した古い指標とも言えます。現在のようにローンでの購入が主流の場合、より現実的なのは「車に関する年間支出が、年収のどのくらいの割合を占めるか」で考える方法です。

トライトンの場合、年間の総支出は以下のように試算できます。

年間ローン返済額(約72万円)+ 年間維持費(約32万円)= 年間の車関連の総支出(約104万円)

この「年間約104万円」という支出が、ご自身の生活の中で許容できる範囲かを判断の基準にしてみましょう。

【年収別の安心度目安】

  • 年収400万円台:
    総支出が年収の約25%を占めます。車中心のライフスタイルで、家計をしっかり管理できるなら購入は可能ですが、やや挑戦的なラインです。
  • 年収500万~600万円台:
    総支出が年収の20%以下に収まります。貯金や他の趣味とも両立しやすく、多くの方が安心してトライトンを楽しめる現実的なラインと言えるでしょう。
  • 年収700万円以上:
    総支出の割合が15%以下となり、かなり余裕を持って購入・維持が可能です。上級グレードのGSRを選んだり、カスタム費用に充てたりする余裕も生まれます。

もちろん、これはあくまで一つの目安です。独身の方と家族がいる方、また住宅ローンの有無などでも状況は大きく変わります。大切なのは、憧れだけで判断せず、ご自身の家計とライフプランにトライトンという大きな存在がしっかりと収まるかを冷静に見極めることです。

トライトン 維持費は本当に高い?購入後のリアルと節約術

  • 結論!トライトンの維持費は「高い」のか「安い」のか
  • 最強ライバル!ハイラックスとの維持費を徹底比較
  • 維持の関門?1ナンバーのメリット・デメリット
  • 購入後に後悔しないためのデメリットまとめ
  • サイズと駐車場問題!巨大ボディが維持費に与える影響
  • ピックアップトラックならではの乗り心地は快適?
  • リセールバリューは期待大?将来の売却価格を予測
  • カスタムしたい人向け!改造による維持費の変化
  • 賢く節約!トライトンの維持費を安く抑えるコツ
  • 法人・個人事業主が事業用として使うメリット
  • 雪道や悪路での性能と、それに伴う維持費
  • トライトンの維持費に関するよくある質問
  • まとめ!トライトンの維持費を理解して賢いカーライフを

結論!トライトンの維持費は「高い」のか「安い」のか

  • 維持費は「高くつく部分」「安く済む部分」が明確な車
  • 年間維持費の総額は、同価格帯の大型SUVと同等レベル
  • 高速道路の利用頻度が、割高になるか割安になるかの分かれ目

ここまで様々な費用項目を見てきましたが、「結局、トライトンの維持費は高いの?安いの?」という疑問に、結論を出したいと思います。

結論としては、「乗用車とは異なる特性を持つため、高くつく部分と安く済む部分が明確に分かれる」というのが答えになります。そして、同価格帯の大型SUVと比較した場合、年間維持費の総額はほぼ同等か、乗り方によってはむしろ安くなる可能性を秘めています。

ここで、トライトンの維持費の長所と短所を整理してみましょう。

トライトンの維持費が「高い」と感じる要因

  • 高速道路料金:車両区分が「中型車」扱いとなり、普通車よりも約2割高くなります。頻繁に高速道路を利用する方は、維持費が嵩む最大の要因です。
  • タイヤ交換費用:265/60R18という大径タイヤのため、4本交換すると10万円以上の高額な出費となります。
  • 毎年車検の手間:費用面では2年ごとに受ける乗用車と大差ありませんが、1年ごとに車検の予約や車を預ける手間が発生します。

トライトンの維持費が「安い」と感じる要因

  • 自動車税:1ナンバーの貨物車扱いのため、年間16,000円。同クラスの乗用車(43,500円)より毎年27,500円も安く、維持費全体を押し下げる最大のメリットです。
  • 燃料代:燃費自体は平均的ですが、使用燃料がレギュラーガソリンより1Lあたり約20円安い「軽油」であるため、走行距離が伸びるほどガソリン車との差額が大きくなります。

このように、トライトンの維持費は明確なメリットとデメリットが存在します。ご自身のライフスタイル(特に高速道路の利用頻度)を考慮し、これらの特性を理解することが、購入後の満足度に繋がるでしょう。

最強ライバル!ハイラックスとの維持費を徹底比較

  • 年間のランニングコストはハイラックスとほぼ同等
  • 車両価格は約100万円ハイラックスが安いため、初期費用は有利
  • リセールバリューもハイラックスが有利だが、走行性能はトライトンが上

日本のピックアップトラック市場において、トライトンの最大のライバルとなるのがトヨタ・ハイラックスです。購入を検討する際、この2台で悩むのは当然のこと。ここでは、維持費の観点から両車を徹底比較します。

結論から言うと、購入時の初期費用とリセールバリューまで含めたトータルコストではハイラックスが有利、一方で走行性能に関わる部分ではトライトンが優位と言えます。

項目別に比較した以下の表をご覧ください。

項目 三菱 トライトン トヨタ ハイラックス
新車価格 約499万~541万円 約407万~431万円
税金(自動車税・重量税) 同等 同等
燃費(WLTC) 11.3km/L 11.7km/L
エンジン性能 204PS / 470Nm
(2.4L ツインターボ)
150PS / 400Nm
(2.4L シングルターボ)
リセールバリュー 高値期待 非常に高い

初期費用と資産価値で選ぶなら「ハイラックス」

ハイラックスの最大の強みは、約100万円安い車両価格と、圧倒的なブランド力に裏打ちされた非常に高いリセールバリューです。税金やメンテナンス費用といった年間の維持費は両車ほぼ同じですが、購入から売却までをトータルで考えると、ハイラックスの方が経済的な負担は軽いと言えるでしょう。「できるだけコストを抑えたい」「資産価値を重視したい」という方にはハイラックスがおすすめです。

走行性能と先進性で選ぶなら「トライトン」

一方、トライトンの魅力は、ハイラックスを50PS以上も上回るパワフルな新型エンジンと、舗装路でも4WD走行が可能な「**Super Select 4WD-II**」に代表される先進的な駆動システムです。より力強く、より快適な走りを求めるのであれば、価格差を納得した上でトライトンを選ぶ価値は十分にあります。「走りの質にこだわりたい」「最新のメカニズムを体感したい」という方にはトライトンが最適なパートナーとなるでしょう。

維持の関門?1ナンバーのメリット・デメリット

トライトン(ワンナンバー)のメリットデメリット

  • メリットは自動車税が圧倒的に安いこと
  • デメリットは高速料金が割高で、特にETC休日割引が適用されないこと
  • 毎年車検の手間もデメリットの一つ

トライトンの維持費を語る上で避けては通れないのが、車両区分である「1ナンバー(普通貨物自動車)」の存在です。乗用車の3ナンバーや5ナンバーとは異なるこの区分が、トライトンならではの維持費の長所と短所を生み出しています。その特性をしっかりと理解しておきましょう。

1ナンバーのメリット

メリットは非常にシンプルかつ強力です。

  • 自動車税が圧倒的に安い:年間16,000円という税額は、同クラスの乗用車(年間43,500円)と比較して毎年27,500円もお得になります。これは維持費全体を押し下げる、最大のメリットと言えるでしょう。

1ナンバーのデメリット

一方で、デメリットは多岐にわたります。特に週末のレジャーで高速道路を使う方は注意が必要です。

  • 毎年車検が必要:新車登録から2年後以降は、1年ごとに車検を受ける必要があります。費用的な負担は2年ごとと大差ありませんが、手間と時間はかかります。
  • 高速道路料金が割高:料金区分が「中型車」になるため、普通車よりも約2割料金が高くなります。
  • 任意保険が割高になる可能性:保険会社によっては、1ナンバーの料率が乗用車より高く設定されている場合があります。

【最重要】ETC休日割引が適用されません!

多くの方が見落としがちな最大のデメリットがこれです。NEXCO各社が実施する「ETC休日割引(土日祝30%OFF)」は、普通車と軽自動車のみが対象です。中型車区分のトライトンは、この割引を一切受けることができません。週末に遠出をする機会が多い方にとっては、自動車税のメリットが相殺されてしまう可能性もあるため、必ず覚えておきましょう。

このように、1ナンバーであることはトライトンの維持費に光と影の両方をもたらします。平日の利用がメインで高速道路にあまり乗らない方にとってはメリットが大きく、週末の高速利用がメインの方にとってはデメリットが目立つ、ということを理解しておくことが重要です。

購入後に後悔しないためのデメリットまとめ

  • 維持費面では高速料金の不利が最大のデメリット
  • 都市部では機械式駐車場が使えないなど、駐車場問題は深刻
  • 空荷時の後部座席の乗り心地は、SUVとは違うため家族での試乗が必須

トライトンは唯一無二のスタイルと力強い走りが魅力の、非常に所有満足度の高い車です。しかし、その特殊な成り立ちゆえに、一般的な乗用車と同じ感覚で購入すると「こんなはずじゃなかった」と後悔に繋がる可能性もゼロではありません。

ここでは、維持費の面だけでなく、日常使用におけるデメリットや注意点を正直にお伝えします。

① 維持費に関するデメリット(1ナンバーの特性)

これは前述の通りですが、改めて整理します。

  • 毎年車検の手間
  • 高速料金が中型車料金になる
  • ETC休日割引が適用されない
  • タイヤ交換費用が高額

② 巨大なサイズゆえのデメリット

トライトンの全長5,360mm×全幅1,930mm(GSR)というサイズは、国産SUVの中でも最大級です。

  • 駐車場に困る:特に都市部では、多くの機械式立体駐車場が全長5,000mmまでという制限を設けており、利用できないケースがほとんどです。月極駐車場や外出先のコインパーキングを探す際にも、サイズがネックになる場面が想定されます。
  • 小回りが利かない:最小回転半径は6.2mと非常に大きく、狭い路地でのUターンや車庫入れでは、何度も切り返しが必要になることがあります。

【対策】購入を決める前に、必ず自宅や職場の駐車場に入るか、また近隣の道路状況でストレスなく運転できるかを実車で確認(試乗)することをお勧めします。

③ ピックアップトラック特有のデメリット

乗用車やSUVからの乗り換えで、最もギャップを感じるかもしれないポイントです。

  • 乗り心地が硬め:重い荷物を積むことを想定したサスペンション(後輪:リーフスプリング)のため、空荷の状態では路面の凹凸を拾いやすく、ゴツゴツとした硬い乗り心地に感じられます。特に後部座席ではその傾向が顕著です。
  • 荷台が野ざらし:広大な荷台は大きな魅力ですが、標準状態では屋根がありません。雨や雪はもちろん、防犯面でも不安があるため、多くのオーナーは追加でトノカバー(荷台の蓋)やキャノピー(荷台の屋根)を装着します。これらは10万円~数十万円の追加費用となります。

【対策】乗り心地に関しては、必ずご自身やご家族が乗る後部座席にも座って試乗し、許容範囲かを確認しましょう。荷台のアクセサリーも、購入後の使い方をイメージして、あらかじめ予算に組み込んでおくと安心です。

サイズと駐車場問題!巨大ボディが維持費に与える影響

サイズと駐車場問題!トライトン巨大ボディが維持費に与える影響

  • 全長5.3m超のため、都市部の機械式駐車場はほぼ利用不可
  • 屋外の平置き駐車場を確保することが購入の前提に
  • 一部の門型洗車機が使えない可能性もあり、洗車コスト増に繋がることも

トライトンの圧倒的な存在感は大きな魅力ですが、その巨大なボディサイズは、特に都市部において「駐車場問題」という形で維持費に直接・間接的に影響を与えます。購入してから「停める場所がない!」と慌てないために、具体的な制約を理解しておきましょう。

トライトンGSRのサイズ:全長5,360mm × 全幅1,930mm

最難関!都市部の機械式駐車場はほぼ利用不可

マンションやビルに多い機械式立体駐車場は、最も注意が必要なポイントです。一般的な機械式駐車場には、以下のようなサイズ制限が設けられています。

  • 全長:5,000mm~5,300mm
  • 全幅:1,850mm~1,900mm
  • 全高:1,550mm(ハイルーフ対応でも2,000mm)

ご覧の通り、トライトンは全長・全幅ともにサイズオーバーとなり、利用できる機械式駐車場はほぼ皆無と言っていいでしょう。都市部にお住まいの方は、この車のために屋外の平置き駐車場を確保することが購入の絶対条件となります。これにより、従来よりも月極駐車場代が高くなる可能性があります。

商業施設の駐車場や洗車機での注意点

自走式の立体駐車場であれば入庫は可能ですが、それでも注意は必要です。6.2mという大きな最小回転半径は、場内の狭いカーブや、柱の間にある駐車スペースに入れる際にストレスを感じる原因となります。

また、セルフサービスの門型洗車機にも注意が必要です。一般的な洗車機のサイズ制限は全長5,200mm程度に設定されていることが多く、全長5,360mmのトライトンは利用できない可能性が高いです。利用できたとしても、ブラシが届きにくい箇所が出たり、オプションのスタイリングバーなどが干渉したりするリスクも考えられます。結果として、手洗い洗車を選ぶ機会が増え、時間や費用(専門業者に依頼する場合)がかさむことも維持費の一部と言えるでしょう。

ピックアップトラックならではの乗り心地は快適?

  • 乗り心地の鍵は、荷物積載用の「リーフスプリング」サスペンション
  • 空荷状態では、特に後部座席がピョンピョンと跳ねる感覚がある
  • 旧世代のトラックより大幅に改善されているが、SUVとは明確に違う

「トラックって、荷物を運ぶための車だから乗り心地は悪いんじゃない?」これは、特にSUVやミニバンからの乗り換えを検討している方が抱く、もっともな懸念です。結論から言うと、「驚くほど快適に進化した、しかしSUVとは明確に違う」乗り心地です。

乗り心地の鍵を握る「リーフスプリング」

トライトンの乗り心地を特徴づけているのは、後輪のサスペンションに使われている「リーフスプリング(板バネ)」です。これは重い荷物を積んでも車体を安定させることに特化した、非常に頑丈な構造です。その反面、荷台に何も積んでいない「空荷」の状態では、サスペンションが硬すぎてしまい、路面の凹凸を拾うと後部がピョンピョンと跳ねるような独特の揺れを感じることがあります。

新型トライトンはどれくらい進化した?

もちろん、新型トライトンはこの点を大幅に改善しています。新開発のフレームや高性能なショックアブソーバーにより、従来のピックアップトラックを知る人からすれば「まるで乗用車のようだ」と驚くほど、快適で安定した走りを実現しました。

しかし、それはあくまで「トラックの中では」という話。同じプラットフォームから生まれたSUV「パジェロスポーツ」などが乗員(人間)の快適性を最優先するサスペンションを採用しているのに対し、トライトンはあくまで荷物の積載性能を担保した上での快適性です。特に、後部座席は前席よりも揺れを感じやすいため、ご家族を乗せる機会が多い方は注意が必要です。

【対策】

  • 必ず試乗する:ご自身だけでなく、ご家族にも後部座席に乗ってもらい、乗り心地が許容範囲かを確認しましょう。
  • 荷台に重りを載せる:日常的に50kg~100kg程度の重り(収納ボックスやキャンプ道具など)を積んでおくと、サスペンションが落ち着き、乗り心地がマイルドになる効果があります。

この「トラックらしさ」を理解し、楽しむことができれば、トライトンは最高の相棒になるでしょう。

リセールバリューは期待大?将来の売却価格を予測

トライトンのリセールバリューは期待大?将来の売却価格を予測

  • 希少なピックアップ市場のため、高いリセールバリューが期待できる
  • 3年後で60~70%5年後でも50~55%の残価率を予測
  • より高く売るなら人気グレードの「GSR」、色は白か黒が有利

トライトンのような高価格帯の車を購入する際、将来手放すときの価値、つまり「リセールバリュー」は非常に重要です。リセールが高ければ、数年後に支払った金額の一部が戻ってくるため、実質的な負担額を大きく減らすことができます。

結論から言うと、トライトンのリセールバリューは「非常に期待できる」と予測されます。その理由は以下の3つです。

リセールが高くなると予測される3つの理由

  1. 国内では希少なピックアップトラック市場
    現在、日本で正規販売されているピックアップトラックはトライトンとトヨタ・ハイラックスの2車種のみ。供給が限られる一方で、アウトドアブームなどを背景に需要は根強く、中古車市場でも価格が下がりにくい状況が続いています。
  2. 最強のライバル「ハイラックス」の実績
    先行するハイラックスが、3年後でも80%以上という驚異的な残価率を記録するなど、このカテゴリの資産価値の高さを証明しています。トライトンもこの市場の恩恵を十分に受けることができるでしょう。
  3. 三菱が得意とする「タフな4WD」というブランド
    デリカD:5のように、唯一無二のキャラクターを持つ三菱の4WD車は、リセールバリューが高い傾向にあります。トライトンもこの系譜に連なるモデルとして、ファンからの安定した支持が見込めます。

具体的な残価率を予測!

これらの要因と市場の動向から、トライトンの将来の残価率を予測すると、以下のようになると考えられます。

経過年数 予測残価率
3年後 60% ~ 70%
5年後 50% ~ 55%

これは一般的な乗用車の残価率(5年後で40%前後)を大きく上回る数値です。特に、内外装のデザインで人気が高く、装備も充実している上級グレードの「GSR」、そして定番カラーの白・黒を選ぶことが、より高いリセールを狙う上での定石となりそうです。

カスタムしたい人向け!改造による維持費の変化

  • リフトアップやオフロードタイヤへの交換は燃費を1~2割悪化させる
  • タイヤのはみ出し4cm以上のリフトアップは車検に通らない
  • 大幅な改造は「構造変更申請」が必要、プロショップへの相談が賢明

トライトンの大きな魅力の一つが、自分好みの一台に仕上げる「カスタム」です。リフトアップして悪路走破性を高めたり、大径タイヤで迫力を増したりと、想像するだけで楽しくなりますよね。しかし、カスタムは維持費に影響を与える可能性があるため、計画的に行うことが重要です。

① 燃費の悪化は避けられない

見た目がワイルドになるリフトアップや、オフロードタイヤへの交換は、燃費の悪化に直結します。車高が上がると空気抵抗が増え、ゴツゴツしたタイヤは転がり抵抗が増えるためです。

カスタムの内容にもよりますが、ノーマル状態から10%~20%程度の燃費悪化は覚悟しておきましょう。年間10,000km走行する場合、燃料代が年間で2万円~4万円ほど余計にかかる計算になります。

②「車検」に通らなくなる!?注意すべきポイント

カスタムで最も注意すべきは「保安基準」です。基準から外れる改造は違法となり、車検に通りません。

  • タイヤ・ホイールのはみ出し:フェンダーからタイヤがはみ出す(ハミタイ)と、その時点で車検は不合格です。
  • 大幅なリフトアップ:スプリング交換などで車高を4cm以上上げると、原則として「構造変更申請」という手続きが必要になります。これを行わないと違法改造とみなされます。
  • バンパーやマフラーの交換:社外品のバンパーに交換して全長が3cm以上変わったり、マフラーを交換して騒音規制値を超えたりした場合も同様に申請が必要です。

「構造変更申請」とは?

これは、車の骨格や寸法が大きく変わった際に、その車の安全性などを改めて国に届け出て、車検証の記載を新しい情報に書き換える手続きです。この申請を行うと、その時点で有効な車検期間はリセットされ、新たに2年(1ナンバーなので次回は1年)の車検を取り直すことになります。

知識のないままカスタムを進めると、車検の際に高額な費用をかけてノーマルに戻す羽目になることも。安心してカスタムを楽しむためにも、経験豊富なプロショップと相談しながら進めることを強くお勧めします。

賢く節約!トライトンの維持費を安く抑えるコツ

賢く節約!トライトンの維持費を安く抑えるコツ

  • 最も効果的なのは任意保険の一括見積もり
  • タイヤのネット購入ディーラー以外の業者活用でメンテ費用を削減
  • 高速道路は「ETC深夜割引」の活用がおすすめ

トライトンには、1ナンバー特有の避けられないコストも存在しますが、日々の工夫や業者の選び方次第で、年間の維持費を数万円単位で節約することが可能です。ここでは、すぐに実践できる具体的な節約術をご紹介します。

① 保険料を節約する(効果:大)

年間維持費の中で、最も節約効果が大きいのが任意保険料です。以下の3つのアクションを実行するだけで、保険料が半額近くになるケースも珍しくありません。

  • 複数の保険会社から見積もりを取る:必ず行いましょう。インターネットの一括見積もりサイトを利用すれば、手間をかけずに最も安い保険会社を見つけることができます。
  • 運転者の範囲を限定する:「本人限定」や「本人・配偶者限定」にすることで、保険料は大きく下がります。
  • 車両保険の免責金額を設定する:車両保険の自己負担額(免責金額)を「5万円-10万円」のように設定すると、保険料を抑えることができます。

② 燃料代・高速代を節約する(効果:中)

日々の運転で少し意識するだけで、燃料代や高速代も着実に節約できます。

  • 急のつかないエコドライブを徹底する:「急発進・急加速・急ブレーキ」を避け、穏やかな運転を心がけるだけで燃費は5%~10%改善します。
  • ETC深夜割引を活用する:トライトンは「休日割引」の対象外ですが、毎日0時~4時の間に高速道路を走行すると30%割引になる「深夜割引」は適用されます。長距離移動の際は、この時間帯を有効に活用しましょう。

③ 車検・メンテナンス費用を節約する(効果:中)

ディーラーでのメンテナンスは安心感が高いですが、費用は割高になる傾向があります。コストを抑えたい方は、ディーラー以外の選択肢を検討しましょう。

  • 車検やオイル交換はカー用品店や整備工場へ:ディーラーよりも工賃が安く、部品も純正品同等の社外品などを選べるため、費用を2~3割抑えられる場合があります。
  • タイヤはネット通販で購入する:店舗で購入するよりも圧倒的に安くタイヤを手に入れることができます。購入したタイヤは、持ち込み交換に対応してくれる業者に作業を依頼しましょう。
  • AdBlueの補充は自分で行う:カー用品店やホームセンターで2,000円前後で購入し、自分で補充すれば工賃の節約になります。

法人・個人事業主が事業用として使うメリット

  • 法定耐用年数が5年と、乗用車の6年より短く節税に有利
  • 車両の購入費用や維持費を経費として計上できる
  • タフな性能と積載力は、ビジネスの現場で大きな実用性を発揮

そのタフな性能と積載能力から、トライトンは法人や個人事業主の「仕事の相棒」としても非常に優れた選択肢です。事業用として使用する場合、経費処理の面で乗用車登録のSUVなどにはない、大きなメリットが存在します。

①【最大のメリット】減価償却の法定耐用年数が短い

事業用に車を購入した場合、その費用は「減価償却費」として数年に分けて経費計上します。この「何年で経費にするか」という期間を法定耐用年数と言い、この年数が短いほど、より早く多くの金額を経費にでき、早期の節税に繋がります。

新車の場合、この耐用年数は以下のように定められています。

  • 普通自動車(乗用車):6年
  • 貨物自動車(トライトン):5年

トライトンは乗用車より1年短いため、よりスピーディーな減価償却が可能です。これは、特に購入初期のキャッシュフローを改善したい事業者にとって、大きなメリットと言えるでしょう。

② 維持費をすべて経費計上できる

自動車税、保険料、燃料代、メンテナンス費用といった年間の維持費は、当然ながら事業に必要な経費として計上できます。プライベートでも使用する場合は、事業で使った割合(家事按分)を計算する必要がありますが、トライトンはその見た目と用途から「事業用車両」としての説明がつきやすく、税務上の観点からもメリットがあると言われます。

③ 貨物車ならではの実用性と信頼性

もちろん、節税面だけでなく、道具としての実用性も大きなメリットです。最大1トンの荷物を気兼ねなく積める頑丈な荷台、悪路や未舗装の現場にも臆せず入っていける悪路走破性、そして世界中で鍛えられた信頼性は、ビジネスを止めないための重要な要素。乗用車ベースのSUVでは真似のできない、本物の「働く車」としての価値がトライトンにはあります。

雪道や悪路での性能と、それに伴う維持費

  • 三菱独自の「Super Select 4WD-II」で高い走破性を誇る
  • 雪国ではスタッドレスタイヤ代(15万円~)が必須の追加投資
  • 融雪剤対策として下回りの防錆塗装(5万円~)も強く推奨

トライトンの真価が最も発揮されるステージ、それが雪道や悪路です。仕事やレジャーでタフな環境に挑むオーナーにとって、その走行性能はまさに生命線。しかし、その性能を維持・発揮するためには、相応のコストがかかることも知っておく必要があります。

① 三菱が誇る「Super Select 4WD-II」の絶大な安心感

トライトンの悪路走破性の核となるのが、三菱が長年熟成させてきた「**Super Select 4WD-II**」です。路面状況に応じて、走行中でもダイヤル一つで駆動方式を切り替えられます。

  • 2H(FR):通常の舗装路で使用。燃費に優れます。
  • 4H(フルタイム4WD):前後輪に駆動力を配分。雨の高速道路や、走り始めの雪道などで絶大な安定性を発揮します。舗装路でも使えるのが強みです。
  • 4HLc(センターデフロック直結4WD):深い雪道やダート路など、よりシビアな路面で使用。四輪に駆動力を直結させ、強力なトラクションを生み出します。
  • 4LLc(ローギア付センターデフロック直結4WD):ぬかるみからの脱出や、岩場のような極悪路で使用する最終兵器です。

この緻密な制御により、トライトンはノーマルの状態でも非常に高い走破性を誇ります。

② 冬季や悪路走行で追加となる維持費

その高い性能を、特に厳しい環境で安全に引き出すためには、以下のような追加の投資が必要となります。

  • スタッドレスタイヤ購入費用(4本で15万円~25万円)
    雪国で乗るなら必須のアイテムです。純正と同じ265/60R18サイズは高価で、国産有名ブランド品を選ぶとホイールと合わせて20万円を超える出費となります。純正のオールテレーンタイヤは浅い雪なら対応できますが、凍結路(アイスバーン)には全く対応できないため、過信は禁物です。
  • 下回りの防錆塗装(5万円~10万円)
    降雪地域で撒かれる融雪剤(塩化カルシウム)は、車の下回りを錆びさせる最大の原因です。新車購入時に、専門業者で本格的な防錆塗装を施工しておくことで、フレームの腐食を防ぎ、車の寿命を大きく延ばすことができます。
  • 消耗品の早期交換
    頻繁に悪路を走行すると、サスペンションのブッシュ類やショックアブソーバーなど、足回りの部品にかかる負担が大きくなります。舗装路のみを走る車に比べて、これらの部品の交換時期が早まる可能性があることも、長期的な維持費として考慮しておきましょう。

トライトンは非常にタフな車ですが、厳しい環境で乗り続けるためには、こうした適切な投資とメンテナンスが不可欠です。

【Q&A】トライトンの維持費に関するよくある質問

Q1結局、年間の維持費は合計でいくらくらいですか?

A1

乗り方によって大きく変わりますが、年間走行距離10,000kmを想定した場合、約32万円(月々約2.7万円)が目安となります。これには税金、保険、燃料代、年1回の車検費用、基本的なメンテナンス費用が含まれています。ただし、駐車場代やタイヤ交換などの大きな出費は含まれていません。

Q21ナンバーの最大のメリットとデメリットは何ですか?

A2

最大のメリットは「自動車税の安さ」です。同クラスの乗用車に比べて年間約27,500円も安くなります。
一方で最大のデメリットは「高速道路のETC休日割引が適用されない」ことです。加えて、料金区分も普通車より約2割高い「中型車」扱いとなります。週末の遠出が多い方は、税金のメリットが相殺される可能性があるので注意が必要です。

Q3ライバルのハイラックスと比べて維持費はどちらが安いですか?

A3

税金や車検、燃料代といった年間のランニングコストは、両車ほぼ同等です。しかし、車両本体価格が約100万円安く、リセールバリューもより高いハイラックスの方が、購入から売却までを含めたトータルコストは安く抑えられる傾向にあります。トライトンの価格差は、よりパワフルなエンジン性能や先進的な4WDシステムへの対価と考えるのが良いでしょう。

Q4トライトンを購入・維持するには、年収いくらくらい必要ですか?

A4

一概には言えませんが、一つの目安として年収500万円~600万円以上あれば、貯金や他の趣味などとも両立しながら、安心して維持していけるラインと言えるでしょう。車両のローン返済と年間の維持費を合わせると、年間で100万円以上の支出になることを想定し、ご自身の家計の中で無理のない範囲かを判断することが大切です。

【まとめ】トライトンの維持費を理解して賢いカーライフを

最後に、この記事で解説してきたトライトンの維持費に関するポイントを一覧でまとめます。

  • 年間維持費:年間走行距離1万kmの場合、約32万円(月々約2.7万円)が目安。
  • 自動車税:年間16,000円。同クラスの3ナンバーSUVより約27,500円安い。
  • 重量税:車検ごとに12,300円。購入時はエコカー減税の対象。
  • 車検:初回2年、以降は毎年。法定費用と整備費用を合わせて1回7万円~が相場。
  • 任意保険:年齢・等級によるが、高額になりやすい。複数社の見積もりは必須。
  • 燃費と燃料代:実燃費は9.5km/L前後。燃料の軽油が安いため、総額は見た目より経済的。
  • AdBlue:補充は1.5万kmに1回程度と頻度は少なく、費用も安い。
  • メンテナンス:オイル交換などは標準的だが、大径タイヤのためタイヤ交換費用は高額。
  • 高速料金:「中型車」料金で普通車より約2割高く、特に「ETC休日割引」が適用されない点に注意。
  • グレード:GSRとGLSの価格差は約42万円。デザインと快適装備を重視するならGSR。
  • ローン:支払いプラン次第で月々5万円前後からの乗り出しも可能。
  • 必要年収:ローンと維持費を合わせると年間100万円超の支出。年収500万円以上が安心ライン。
  • 総合評価:税金は安いが高速料金は高い。大型SUVと年間維持費の総額は同等レベル。
  • ハイラックス比較:年間のコストは同等だが、購入価格とリセールバリューはハイラックスが有利。
  • 1ナンバーの特性:最大のメリットは税金の安さ、最大のデメリットは高速料金の扱いの悪さ。
  • その他のデメリット:機械式駐車場に入らないサイズ、トラック特有の乗り心地には事前確認が必須。
  • サイズと駐車場:全長5.3m超のため、都市部では駐車場探しが最重要課題。
  • 乗り心地:空荷状態では後部座席が跳ねやすい。家族を乗せるなら試乗での確認を。
  • リセールバリュー:非常に期待できる。5年後で50%以上の残価率も狙える。
  • カスタム:リフトアップやタイヤ交換は燃費を1~2割悪化させる。車検の保安基準も要注意。
  • 節約術:「保険の一括見積もり」「タイヤのネット購入」「ETC深夜割引の活用」が効果的。
  • 法人利用のメリット:法定耐用年数が5年と短く、乗用車より早期の節税効果が期待できる。
  • 雪道・悪路での追加費用:高性能だが、スタッドレスタイヤ(15万円~)や防錆塗装(5万円~)は必須投資。

本記事はメーカーの公式サイト・公的機関等の権威ある公開情報を参照して作成しております。
三菱自動車 トライトン公式サイト
国土交通省/自動車関係税制について
日本自動車販売協会連合会(自販連)