エクストレイル7人乗りは狭い？3列目に子供やチャイルドシートは？

「エクストレイルの7人乗りは狭い」、そんな口コミを目にして、購入をためらっていませんか？

「いざという時に7人乗れる車がいいけれど、生活感が出るミニバンには乗りたくない…」
そんな方にとって、エクストレイルの3列シート仕様は非常に魅力的な選択肢です。

しかし、実際の使い勝手を知らずに購入してしまうと、「やっぱり座れない」「荷物が乗らない」と後悔することになりかねません。
実は、エクストレイルの7人乗りは「誰が・どのように使うか」によって、評価が真っ二つに分かれる車なのです。

この記事では、カタログスペックだけでは見えてこない「3列目のリアルな居住性」や「ミニバンとの決定的な違い」を徹底解説します。

※この記事の情報は、2025年11月30日時点の調査データに基づいて作成しています。

エクストレイル7人乗りは狭い？【結論】

まず最初に、あなたの疑問への答えからはっきりお伝えします。

• 「快適な7人乗り」を期待しているなら、エクストレイルは向きません。

• 3列目は試乗レポートや口コミでも「エマージェンシー（緊急用）に近い」と評価されることが多く、実用上もそれぐらいに割り切っていると考えた方がギャップが少ないです

• 特に、大人が長時間座る用途（旅行、高速道路でのロングドライブなど）には不向きです。

では、なにがどう「厳しい」のかを、もう少し具体的に見ていきましょう。

エクストレイルの3列目は大人には狭い？

エクストレイルの3列目は、車体サイズの都合上どうしても無理が出やすい場所です。イメージとしては、

• 「座れるけど、くつろげるとは言いにくい」

• 「子どもならOK、大人は“ガマンすればなんとか”」

という感じです。

3列目に大人が座ったときによくある状態

• 膝が前のシートに近い／当たりそう

• 床が高く、膝が持ち上がるので「体育座り」に近い姿勢になる

• シートクッションも2列目ほど厚くないため、長時間座るとお尻や腰が疲れやすい

ざっくりしたイメージを表にすると、こんな感じです。

「大人が不可能」ではありませんが、“非常用”“短時間限定”と思っておいた方がギャップが少ないです。

3列目の乗り降りはしにくい？実用性をチェック

3列目に行くには、2列目シートを前にスライドさせて乗り込みます。
ミニバンのような両側スライドドア＋広い開口部をイメージしていると、

「あれ？ 思ったより乗り降りが大変…」

となる可能性があります。

• 開口部はSUVとしてはがんばっているものの、ミニバンほど広くはない

• 子どもでも、靴を履いたまま3列目に移動するのは少しコツがいる

• おじいちゃん・おばあちゃんなど、足腰が弱い人には少し負担

頻繁に「3列目まで使う」前提で考えるなら、乗り降りのたびにストレスを感じるかもしれません。
ここは「SUVの構造上、どうしても限界がある部分」と割り切る必要があります。

エクストレイルの7人乗りが「役立つシーン」

ここまでネガティブな面を中心にお伝えしましたが、
「だからダメな車」かというと、そうとも限りません。

大事なのは、

「どんな人が、どんなシーンで使うか」

を具体的にイメージすることです。

3列目の子供は？チャイルドシートは？

3列目は、大人にとっては窮屈でも、

• 体が小さい子ども

• 小柄な人

であれば、そこまで圧迫感を感じないケースもあります。

こんな家庭なら「アリ」

• お子さんがまだ小学生くらいまで

• 普段は夫婦＋子ども1〜2人で乗ることが多い

• たまに子どもの友達も一緒に乗せることがある

こういった家庭なら、3列目は「子どもたちの秘密基地」的な感覚で、
むしろ楽しんで座ってくれることもあるでしょう。

チャイルドシートの設置について

• チャイルドシートは、基本的に2列目に付ける使い方が現実的です。

• 3列目は出入りがしづらいため、
  毎回チャイルドシートの乗せ降ろしをするには、ややストレスになる可能性があります。

→ 3列目は「ある程度自分で乗り降りできる年齢の子ども」がいる家庭に向いているイメージです。

「緊急用」として割り切るなら7人乗りは優秀

エクストレイルの3列目が本領を発揮するのは、
**「普段は使わないけど、たまに人数が増えるとき」**です。

具体的なシーン例

• 実家の両親が遊びに来て、駅からの送迎だけ7人乗りが必要

• 子どもの友達を、近所の家まで送っていくとき

• 週末だけ、祖父母も一緒に近場のショッピングセンターへ

こういった **「短時間＆短距離」**の場面では、

• わざわざミニバンを選ぶほどではないけれど、

• 「あと2人乗れる」安心感があると助かる

という、“保険”のような役割を果たしてくれます。「常に7人で乗る車」ではなく、「いざという時に7人乗れる5人乗りSUV」という考え方ができる人には、とても心強い装備になります。

3列目を使うと「荷物が乗らない」問題に注意

見落とされがちですが、3列目を使う＝荷室（ラゲッジスペース）がかなり犠牲になる、というデメリットがあります。

7人乗車時の荷室・ラゲッジスペースの現実

3列目を立てて使うと、荷物を積むスペースはかなり限られます。

• 大きめのスーツケース → ほぼ厳しい

• ベビーカー → 形やサイズによっては、乗せるのに一工夫必要

• まとめ買いしたスーパーの袋 → 工夫すれば何とか、というレベル

わかりやすく、3列目の使い方と荷物のイメージをまとめると…

→ 「7人乗れるけど、7人＋大量の荷物」は基本的に難しい、と考えた方が安心です。

その代わり、3列目を倒して5人乗り状態にしておけば、荷室はとても広く使えます。
普段は「広いラゲッジを持つ5人乗りSUV」として使い、
たまに人数が増えたときだけ7人仕様にする、という使い方が現実的です。

【比較】「ミニバン」にするか「エクストレイル」にするか迷っている方へ

多くの人が悩むのが、

「やっぱりミニバン（例：セレナ）の方がいいのかな？」
「でもデザインはSUVの方が好きなんだよな…」

というポイントだと思います。

ここでは、**ミニバン vs エクストレイル（7人乗り）**の違いを、
シンプルに整理してみましょう。

広さ優先ならミニバン？エクストレイルと比較

正直に言うと、居住性や乗り降りのしやすさでは、ミニバンに軍配が上がります。

• 3列目までの頭上・足元スペースが広い

• スライドドアで乗り降りが圧倒的にラク

• 3列目を使っても、ある程度の荷物スペースを確保しやすい

「とにかく家族みんなが快適に乗れること」が最優先なら…

• 子どもが3人以上いて、常に6〜7人乗ることが多い

• 祖父母を乗せての長距離移動がよくある

• 部活の送迎などで、頻繁に満員状態になる

こういったご家庭は、ミニバンを選んだ方が後悔しにくいと言えます。

狭くてもエクストレイル7人乗りを選ぶメリット

一方で、エクストレイルにはミニバンにはない魅力もたくさんあります。

エクストレイルを選ぶ人が重視するなポイント

• 「生活感のある見た目」は避けたい
  → SUVらしい力強いデザインが好き。3列目の居住性を高めると、おのずと箱型に近づいていきます。

• 運転する楽しさも捨てたくない
  → ミニバンよりも走りの安定感や、 SUVらしい視点の高さを重視

• 普段は1〜4人乗車がメイン
  → 7人乗りは「保険」程度でOK

ざっくり比較すると、こんなイメージです。

「普段はスタイリッシュなSUVとして楽しみ、たまに7人乗り」ならエクストレイル
というイメージで考えると分かりやすいです。

まとめ：エクストレイルの7人乗りが「おすすめな人」はこんな人

最後に、ここまでの内容をもとに、
エクストレイルの7人乗りを選んでも後悔しにくい人の特徴をチェックリストにまとめます。

エクストレイル7人乗りがおすすめな人

• 普段は4〜5人以下の乗車がメインである

• 3列目は「子ども用」または「緊急用」と割り切れる

• ミニバンのデザインよりも、SUVのスタイルが好き

• 長距離の7人移動は、ほとんど予定していない

• 荷物をたくさん積みたいときは、3列目を倒して5人乗りで使うつもりがある

• 「たまに親や友人が増えても、ギュッと詰めれば何とかなる」くらいに考えられる

購入後に後悔しないための注意点

• 毎週のように7人フル乗車で移動する予定がある

• 子どもが3人以上いて、全員が大きくなってきている

• 祖父母をよく乗せて、長距離ドライブに出かけたい

• 「3列目も、2列目と同じくらい快適じゃないとイヤ」という考え方

まとめ

「エクストレイルの7人乗りは狭い」というのは、ある意味では事実です。
しかし、それは 「ミニバン並みの快適さを求めるなら狭い」 という意味でもあります。

一方で、

• 普段は5人以内で乗ることがほとんど

• たまに人数が増えたときに、後ろに2人追加できると安心

• デザインや走りも妥協したくない

という方にとっては、「理解して選べば、とても頼もしい相棒」 になり得ます。メリットとデメリットをしっかり天秤にかけて、あなたのライフスタイルに本当にフィットするかどうか、じっくり考えてみてください。

そうすれば、「思っていたより狭かった…」「ミニバンにしておけばよかった…」という後悔を、ぐっと減らせるはずです。