「エクストレイルはFFとFRどっちなの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?実は、現行エクストレイルにFR(後輪駆動)の設定はなく、選択肢は「前輪駆動(2WD)」と「電動4WD」の2つになります。この2つの駆動方式は、価格や燃費はもちろん、運転しやすさや乗り心地まで大きく異なります。それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解しないまま選んでしまうと、「やっぱりあっちにすれば…」と後悔につながるかもしれません。
この記事では、あなたのカーライフに最適なエクストレイルを見つけるために、2WDと4WDの違いを徹底的に解説します。
この記事を読めばわかること
- エクストレイルの駆動方式がFF(前輪駆動)とFRのどっちなのかがわかる
- エクストレイルの2WDと4WD、それぞれのメリット・デメリットがわかる
- 2WDを選んだ場合の「後悔」ポイントと、どんな人に向いているかがわかる
- 4WD(e-4ORCE)ならではの運転しやすさや魅力がわかる
- 雪道や街乗りなど、あなたの使い方に合った最適なモデルを選ぶ基準がわかる
エクストレイルはFFとFRどっち?
エクストレイルの駆動方式は、**前輪駆動(2WD)と電動4WD(e-4ORCE)**の2種類で、後輪駆動のFRという設定はありません。現行型のエクストレイルは「e-POWER」という特別な仕組みで動いており、エンジンは発電のためだけに使われ、100%モーターの力で走ります。そのため、従来の車のようにエンジンが直接タイヤを回すのとは少し違う、新しい時代のSUVなんです。
「じゃあ、2WDと4WDは何が違うの?」と思いますよね。最新の2025年7月版の情報を基にまとめると、このようになります。
項目 | 前輪駆動 (2WD) | 4WD (e-4ORCE) |
駆動方式 | 前輪をモーターで動かす | 前後両方の車輪を別々のモーターで動かす |
特徴 | 燃費が良く、価格が手頃 | 悪路や雨・雪道での安定性が非常に高い |
車両重量 | 約1,740kg~1,780kg | 約1,840kg~1,900kg |
最低地上高 | 200mm | 185mm |
燃費(WLTC) | 19.4km/L | 18.1km/L(3列シート車は18.0km/L) |
型式 | 6AA-T33 | 6AA-SNT33 |
つまり、エクストレイル選びは「FFかFRか?」ではなく、**「軽快で経済的な前輪駆動(2WD)か、あらゆる道で安心な電動4WDか?」**という視点で選ぶことになります。
▼なぜ「FF/FR」という言葉に注意が必要なの?
エクストレイルのカタログでは駆動方式が「2WD/4WD」と表記されており、2WDは「前輪をモーターで駆動する」ことを意味します。e-POWERはエンジンで発電してモーターで走るため、「FF」と表現すると従来のエンジン車との違いで誤解を招く可能性があります。そのため、この記事では公式表記に沿って「前輪駆動」と表現するのが最も正確だと考えています。
▼**「100%モーター駆動」ってどういうこと?**
一番わかりやすいのは、電車や電気自動車(EV)のあのスムーズな走り心地をイメージしてもらうことです。アクセルを踏んだ瞬間に、スッと静かに力強く加速しますよね。エクストレイルは、ガソリンでエンジンを回して発電しますが、走る力はすべてモーターが生み出すので、ガソリン車特有のエンジン音や振動が少なく、とても静かで滑らかな運転感覚が特徴なんです。
クルマのFFとFRってどっちがいいの?小回りは?運転のしやすさは?
FF(前輪駆動)とFR(後輪駆動)のどちらが良いかは、何を重視するかで答えが変わります。一般的に、FFは室内空間の広さや燃費の良さにメリットがあり、FRは運転の楽しさや自然なハンドリングに良さがあるとされています。
比較ポイント | FF (前輪駆動) | FR (後輪駆動) |
仕組み | エンジンが前方にあり、前のタイヤを回して進む | エンジンは前方、後ろのタイヤを回して進む |
メリット | ・室内を広く作りやすい ・部品が少なく軽く、安く作れる ・前に重心があり雪道の発進で滑りにくい | ・ハンドル操作が自然でスムーズ ・前輪の可動域が広く、小回りが利きやすい傾向 ・前後の重量バランスが良い |
デメリット | ・急カーブで外側に膨らみやすい傾向 ・前輪に負担が集中しやすい | ・後部座席やトランクが狭くなりがち ・部品が多く重く、高価になりやすい ・雪道など滑りやすい道では発進しにくいことも |
採用車種 | 軽自動車、コンパクトカー、ミニバンなど大衆車の多く | スポーツカー、セダンなど走りを重視する車 |
「FRは小回りが利きやすい」と聞くと、「じゃあエクストレイルの前輪駆動(2WD)は小回りが苦手なの?」と心配になるかもしれません。でも安心してください。車の小回り性能は、駆動方式だけで決まるわけではありません。
驚くことに、エクストレイルの最小回転半径は、全グレード共通で5.4mです。つまり、前輪駆動(2WD)と4WDで小回りの差はないので、車庫入れやUターンで不便を感じることはありません。
▼現代の「運転のしやすさ」は駆動方式だけじゃない
最近の車は、衝突被害軽減ブレーキや車線キープアシストといった運転支援システムがとても進化しています。日々の運転のしやすさや安心感は、FFかFRかという駆動方式の違いよりも、こうしたハイテク機能の有無の方が大きく影響する場面も増えています。エクストレイルも最新の運転支援技術が搭載されているので、どちらの駆動方式を選んでも、安心して運転できるはずですよ。
▼**「とりあえず前輪駆動」が今の主流?**
はい、その通りかもしれません。日本の道路事情や、車に求められる「広さ」「燃費の良さ」を考えると、FF(前輪駆動)は非常に合理的です。そのため、現在販売されている多くの乗用車がFF方式を採用しています。FRは、どちらかというと「運転そのものを楽しみたい」という趣味性の高い車に多く見られる、少し特別な駆動方式になりつつあります。
エクストレイルの前輪駆動(2WD)のメリット
エクストレイルの前輪駆動(2WD)モデルは、4WDに比べて**「車両価格が安く、燃費が良く、車体が軽い」**という、家計に優しく軽快な走りが大きなメリットです。特に街乗りがメインで、雪道を走る機会が少ない方にとっては、非常に賢い選択肢になります。
具体的にどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。
- メリット①:お財布に優しい価格設定同じグレードで比べると、4WDモデルよりも数十万円安く購入できる傾向にあります。この差額でカーナビや他のオプションを充実させることもできますね。
- メリット②:優れた燃費性能カタログ燃費(WLTCモード)は19.4km/Lと、4WDの18.1km/L(3列シート車は18.0km/L)より優れています。毎日の通勤や買い物で使う方にとっては、この差が年間のガソリン代にじわじわと効いてきます。
- メリット③:車体が軽くてキビキビ走る車両重量が4WDより約100kgも軽いんです。この「軽さ」は、発進や加速、コーナリングでの軽快感につながり、運転していて「気持ちいい!」と感じる場面が多くなります。
- メリット④:実はSUVらしい「最低地上高」地面から車体の一番低い部分までの距離を「最低地上高」と言いますが、前輪駆動(2WD)は200mmと、4WDの185mmより少し高いんです。これにより、街中の段差やアウトドアでのちょっとした凸凹道でも、車のお腹を擦る心配が少なくなります。
- メリット⑤:e-POWERの静かで力強い走りはそのままエクストレイルの最大の魅力である「100%モーター駆動」の静かで力強い走りは、2WDでも全く変わりません。信号待ちからのスムーズな発進や、高速道路での追い越し加速など、e-POWERの恩恵を存分に味わえます。
▼**「軽さ」は見えない維持費にも貢献する?**
車体が軽いということは、それだけタイヤやブレーキにかかる負担も少ないということです。長い目で見ると、タイヤ交換やブレーキパッド交換といった消耗品の費用を少し抑えられる可能性があります。目先の価格や燃費だけでなく、こうした長期的な視点で見ても2WDにはメリットがあると言えるかもしれません。
▼どんな人におすすめ?
「普段は街乗りや通勤がメイン」「雪がほとんど降らない地域に住んでいる」「家族は5人までしか乗らない」という方には、前輪駆動(2WD)モデルがぴったりです。エクストレイルが持つ上質な乗り心地や先進的な機能を、より経済的に楽しむことができますよ。
エクストレイルは2WDで十分か?
エクストレイルが2WDで十分かどうかは、あなたのカーライフ次第です。結論から言うと、降雪地帯や未舗装路を頻繁に走らない限り、多くのドライバーにとって2WDで十分な性能を持っています。燃費の良さや価格の手頃さといったメリットを最大限に活かせるでしょう。
あなたがどちらを選ぶべきか、以下の4つのポイントでチェックしてみましょう。
- お住まいの地域と気候は?
- 2WDで十分な人◎:雪が年に数えるほどしか降らない太平洋側の温暖な地域に住んでいる。
- 4WDを検討したい人△:冬は積雪や路面凍結が当たり前の日本海側や山間部に住んでいる。
- どんな道をよく走りますか?
- 2WDで十分な人◎:ほとんどが舗装された通勤路や市街地、高速道路。
- 4WDを検討したい人△:キャンプやスキーで未舗装の林道や急な坂道を走る機会が多い。
- 何人で乗ることが多いですか?
- 2WDで十分な人◎:乗車は最大でも5人まで。
- 4WDを検討したい人△:家族や友人を乗せて6人以上で出かける可能性がある(3列シート車は4WD(e-4ORCE)専用です)。
- クルマ選びで何を重視しますか?
- 2WDで十分な人◎:購入費用や日々のガソリン代など、経済性を最優先したい。
- 4WDを検討したい人△:コストよりも、あらゆる状況での走行安定性や安心感を重視したい。
そして、雪道について一番大切なことをお伝えします。それは、**「4WDでも冬用タイヤは必須」**ということです。JAF(日本自動車連盟)のテストでも、4WD車が夏タイヤのままでは、雪の坂道を登れないという結果が出ています。2WDでも質の良いスタッドレスタイヤを履けば、ほとんどの冬道は安心して走れます。過信は禁物ですが、タイヤ選びが最も重要だということは覚えておいてくださいね。
▼**「たまの雪」はどう乗り切る?賢い選択肢**
「年に一回、スキーに行くためだけに4WDを選ぶのはもったいないな…」と感じる方もいるでしょう。そんな方には、普段は経済的な2WDに乗り、雪山へ行く時だけ4WDのレンタカーを借りるという選択肢もおすすめです。年間を通じて見れば、その方がトータルコストを抑えられる可能性があります。
▼手放す時のことも考えてみる
一般的に、中古車市場では降雪地域を中心に4WDモデルの方が人気が高い傾向があります。もし数年後に車を売却する可能性があるなら、お住まいの地域の中古車事情を少し調べてみるのも良い判断材料になります。2WDと4WDの購入価格差が、売却価格の差である程度埋まるかもしれません。
エクストレイルの2WDの後悔はある?
エクストレイルの2WDを選んで後悔する可能性は、主に**「いざという時の走破性」と「4WDにしかなかった特別な設定」**の2点に集約されます。購入時には「これで十分!」と思っていても、ライフスタイルの変化によって「ああすれば良かった…」と感じるケースがあるようです。
具体的に、どんな時に後悔を感じやすいのか見ていきましょう。
- 後悔ポイント①:予期せぬ雪道で立ち往生温暖な地域に住んでいても、旅先で突然の雪に見舞われることも。そんな時、坂道でタイヤが空転してしまい、「やっぱり4WDにしておけば、もっと安心して走れたのに…」と感じる瞬間は、最もよく聞かれる後悔ポイントです。
- 後悔ポイント②:家族が増えて「7人乗り」が必要になった購入時は夫婦2人でも、数年後にお子さんが生まれたり、ご両親を乗せる機会が増えたり。「3列目シートがあったら…」と思っても、3列シートは4WD専用設定のため、後から追加することはできません。
- 後悔ポイント③:「e-4ORCE」の走りを知ってしまった友人や知人の4WDモデルを運転させてもらった時や、試乗で乗り比べた時に、e-4ORCEの吸い付くようなコーナリングや、雨の日の圧倒的な安定感を体験してしまうと、「この上質な走りのために、もう少し予算を足せばよかったかな」と感じてしまうことがあります。
- 後悔ポイント④:専用のドライブモードが使えない4WDモデルには、路面状況に合わせて走行特性を変えられる5つのドライブモードがあります(AUTO/SPORT/ECO/SNOW/OFF-ROAD)。一方、2WDは3モード(STANDARD/SPORT/ECO)のため、雪道に適した「SNOWモード」や未舗装路に強い「OFF-ROADモード」が使えないことに物足りなさを感じることがあるかもしれません。
▼**「後悔」の正体は「安心感」への未練かも**
こうした「後悔」の多くは、性能を使いこなせるかどうかよりも、「もしもの時に対応できる選択肢を持っていなかった」という気持ちから来ているのかもしれません。使わなかったとしても「最高の安心機能が付いている」という満足感。その価値と、数十万円の価格差をどう天秤にかけるかが、後悔しないための重要なポイントになります。
▼後悔を避けるための自己診断
エクストレイルの購入を考えるなら、一度ご自身のカーライフを具体的に想像してみてください。「今後5年間で、家族構成は変わりそう?」「雪が積もる場所へ年に何回行く可能性がある?」「運転に求めるものは、経済性?それとも絶対的な安心感?」こうした質問に答えていくことで、あなたにとって本当に必要なモデルが見えてくるはずです。
エクストレイルの4WDのメリット
エクストレイルの4WD(e-4ORCE)のメリットは、単に雪道や悪路に強いだけでなく、日産が誇る最新の電動技術によって**「普段の運転がもっと快適で上質になる」**点にあります。特別な道だけでなく、毎日の通勤や買い物、雨の日の高速道路など、あらゆる場面でその真価を発揮してくれます。
e-4ORCEがもたらす素晴らしいメリットをご紹介します。
- メリット①:あらゆる道で得られる絶大な安心感前後2つの強力なモーターと4輪のブレーキをコンピューターが緻密に制御し、タイヤのグリップ力を最大限に引き出します。これにより、雪道や雨で滑りやすい路面でも、車体が安定し、ドライバーは安心してハンドルを握ることができます。
- メリット②:同乗者が酔いにくい、上質な乗り心地加速する時や減速する時、車は前後に揺れがちですよね。e-4ORCEは、その揺れ(ピッチング)をモーターの力で抑え込むように設計されています。そのため、車体の姿勢が常にフラットに保たれ、後部座席に乗っている家族も快適に過ごせます。
- メリット③:カーブが驚くほどスムーズに曲がれるワインディングロードなどでカーブを曲がる際、車が外側に膨らむ感覚が少なく、まるでレールの上を走っているかのようにスムーズに曲がることができます。これは運転が楽しくなるだけでなく、同乗者の体の揺れも少なくなるため、安全性と快適性の両方に貢献します。
- メリット④:いざという時に頼れる「3列7人乗り」の設定前述の通り、3列シートの7人乗りが選べるのは4WDモデルだけです。急な来客や、お子さんのお友達を乗せる時など、多人数で乗れる柔軟性は大きな魅力です。
- メリット⑤:路面状況に合わせたドライブモード2WDの3モード(STANDARD/SPORT/ECO)に加え、4WDには「AUTO」「SNOW」「OFF-ROAD」モードが追加されます。スイッチ一つで、その時の状況に最適な車の設定に切り替えられるので、さらに安心感が高まります。
▼**「走る・曲がる・止まる」すべてがアップグレードされる感覚**
e-4ORCEの本当の価値は、「4WDだから雪道に強い」という一点だけではありません。日産の技術者たちが目指したのは、モーター駆動だからこそ実現できる、新しい次元の運転感覚です。アクセルを踏んだ時の力強さ、ハンドルを切った時の正確さ、ブレーキをかけた時の安定感。車の基本性能である「走る・曲がる・止まる」のすべてが、一段上のレベルに引き上げられている。それがe-4ORCE最大のメリットと言えるでしょう。
▼雨の日の高速道路でこそ真価を発揮?
雪道を走る機会は少なくても、雨の日に運転する機会は多いはず。高速道路で強い雨が降っている時、路面に水たまりができてハンドルが取られそうになる…そんなヒヤッとする経験はありませんか?e-4ORCEは、そうした場面でもタイヤの空転を瞬時に抑え、矢のような直進安定性を保ってくれます。この「雨の日の安心感」のためだけに選ぶ価値がある、と感じるドライバーも少なくありません。
エクストレイルの4WDの後悔はある?
エクストレイルの4WD(e-4ORCE)を選んで後悔する点は、その素晴らしい性能とは裏腹に、主に**「コスト面」**にあります。特に、その高い性能を日常的に使う機会が少ない場合、「自分にはオーバースペックだったかも…」と感じてしまう可能性があるようです。
具体的に、どんな点で後悔につながりやすいかを見ていきましょう。
- 後悔ポイント①:購入時の価格差最も分かりやすいのが、前輪駆動(2WD)モデルとの価格差です。同じグレードでも数十万円高くなるため、「この差額があったら、もっと良いグレードのナビが付けられたな…」など、後から考えてしまうことがあります。
- 後悔ポイント②:わずかに劣る燃費最新のカタログ燃費で比べると、2WDの19.4km/Lに対し、4WDは**18.1km/L(3列シート車は18.0km/L)**です。性能を考えれば十分に低燃費ですが、街乗りが100%で、少しでもガソリン代を節約したい方にとっては、この小さな差が気になってしまうかもしれません。
- 後悔ポイント③:タイヤの交換費用特に注意したいのがタイヤです。エクストレイルには見た目も格好いい20インチの大きなタイヤが設定されていることがあります。このサイズは4WD限定ではなく、特別仕様車のAUTECH(2WD/4WD)やNISMO(4WD)などで採用されています。大きなタイヤは価格が高く、交換時期が来た時に「こんなに高いなんて!」と驚いてしまうケースは少なくありません。
- 後悔ポイント④:「宝の持ち腐れ」感雪も降らず、山道も走らず、毎日平坦な舗装路を穏やかに運転するだけ…。そんなカーライフの場合、e-4ORCEが持つ高度な制御技術の恩恵を感じる場面がほとんどなく、「せっかくの高い機能なのに、全く使っていないな」という、心理的なもったいなさを感じてしまうことがあります。
▼ガソリン代の差は、年間でどれくらい?
最新の燃費で、年間10,000km走ると仮定し、ガソリン価格を1L=170円として計算してみましょう。
- 前輪駆動 (2WD / 19.4km/L):(10,000 ÷ 19.4) × 170円 = 約87,629円
- 4WD (2列 / 18.1km/L):(10,000 ÷ 18.1) × 170円 = 約93,923円
- 4WD (3列 / 18.0km/L):(10,000 ÷ 18.0) × 170円 = 約94,444円
2WDと4WD(2列)の差額は年間で約6,294円です。この差を「安心のための保険料」として納得できるかどうかが、一つの判断基準になりそうですね。
▼**「満足度」で考えるコストパフォーマンス**
最終的に、後悔するかしないかは「支払ったコストに対して、どれだけ満足できたか」で決まります。たとえ年に一度しか使わなくても、その一度の雪道でe-4ORCEのおかげで無事に帰ってこれたなら、「4WDにして本当に良かった」と心から思えるでしょう。逆に、毎日乗っていても性能の違いを全く意識しないなら、2WDの方がコストパフォーマンスが高いと感じるかもしれません。あなたの価値観が、最高の一台を選ぶための最後の決め手になります。
「エクストレイルはFFとFRどっち?」の記事まとめ
- エクストレイルにFR(後輪駆動)の設定はなく、**「前輪駆動(2WD)」か「電動4WD(e-4ORCE)」**の二択です。
- 2WDのメリットは「価格の安さ・燃費の良さ・車体の軽さ」で、街乗り中心で経済性を重視する方に最適です。
- 4WDのメリットは「あらゆる道での高い安定性・上質な乗り心地」で、走行性能や安心感を最優先する方に向いています。
- 3列7人乗りのシート設定が必要な場合は、4WD(e-4ORCE)が唯一の選択肢となります。
- 2WDで後悔する可能性があるのは、たまに訪れる雪道での走破性や、家族構成が変化し7人乗りが必要になった時です。
- 4WDで後悔しやすいのは、その高い性能を持て余してしまい、購入費用や維持費が割高に感じてしまうケースです。
- 小回り性能(最小回転半径5.4m)については、2WDと4WDで全く差はありません。
- 雪道を走る上で最も重要なのは駆動方式ではなく、質の良い冬用タイヤを装着することです。
- 2WDと4WDの年間ガソリン代の差は約6,300円。これを「万が一の安心への投資」と捉えるかが判断の分かれ目です。
- 最終的に後悔しないためには、ご自身の**「利用シーン」「乗車人数」「お住まいの地域の気候」**を具体的に想像することが何よりも大切です。