エクストレイルとエクストリーマーXの違いは?【比較】

エクストレイルとエクストリーマーの違い 日産

「エクストレイルとエクストリーマーXの違い」とは、日産の人気SUVを選ぶうえで、多くの人が気になるポイントではないでしょうか。片や、アウトドアな魅力全開のタフな特別仕様車「エクストリーマーX」。そしてもう一方は、都会にも自然にも映える洗練された「現行エクストレイル」

見た目の雰囲気は似ていますが、実はその個性や得意なことは大きく異なります。

ここで大切なのは、「エクストリーマーX」は2024年までのモデルに設定されていたため、現在は中古車で探すのがメインになるということ。そして、現行モデルでそのタフな役割を引き継いでいるのが「ROCK CREEK(ロッククリーク)」というグレードである点です。

この記事では、そんな少し複雑な関係性を丁寧に紐解きながら、「結局、自分にはどちらが合っているの?」という疑問に、初心者の方にも分かりやすくお答えしていきます。あなたのカーライフにぴったりの一台を見つけるお手伝いができれば嬉しいです。

▼ この記事を読めば、以下の5つのことが分かります

  • 一目でわかる外観(見た目)の専用パーツの違い
  • 防水シートと最新ナビ、それぞれの内装・装備の魅力
  • タイヤサイズがもたらす乗り心地や走りの味付けの違い
  • 新車と中古、それぞれの価格帯と賢い選び方のヒント
  • あなたに最適なのはどっち?おすすめな人の特徴まとめ

【一目で分かる】エクストレイルとエクストリーマーの違い

項目 エクストリーマーX(T33・生産終了) 現行エクストレイル(2025年MC後) 同じ/違い
販売状況 生産終了(公式旧ページに「2022年11月〜2025年8月まで掲載」と明記) 販売中。通常グレード(S/X/G等)+NMC系カスタム(ROCK CREEK/AUTECH/NISMO等) 違い(販売可否)
位置づけ NMC(旧AUTECH)系**“タフ”外観カスタム**仕様 ベース車(S/X/G)に加え、ROCK CREEK=タフ系後継ポジション、NISMO/AUTECHなど多様化 方向性は継承(タフ系はROCK CREEKへ)
パワートレイン 1.5L VC-T搭載e-POWER(シリーズHV)/ e-4ORCE設定あり 同じくe-POWER中心、e-4ORCE設定(MCで機能刷新) 同じ(世代共通メカ)
駆動/乗車 e-4ORCE(4WD)中心、5/7人仕様の展開あり(グレードによる) 同様に2列/3列の選択肢(グレードにより) ほぼ同じ(構成思想)
外装の特徴 専用ダークグリル、フロント/リアアンダープロテクターブラックルーフレール専用18インチ(235/60R18)、LEDフォグ等 ベースは新デザイン(MC)。タフ系はROCK CREEKで専用外装・専用色を設定(NMC扱い)。 思想は継承/パーツは世代で変更
内装の特徴 **防水シート(セルクロス®)**専用柄、黒基調、パワーシート/メモリー等 ベースはMCで機能刷新。タフ系はROCK CREEKで世界観を継承(詳細は専用装備に依存) 用途思想は同じ/個別装備は異なる
コネクト/運転支援 NissanConnect、プロパイロット系(当時) MCによりUI/機能を強化(詳細は現行諸元/カタログによる) 共通(搭載)だが最新版は現行が上
価格感(参考) e-4ORCEで約412.9万〜426.0万円(2022当時) 例: S 3,843,400円 / X 4,049,100円 等(2025MC後参考) 世代差・装備差で異なる
後継の実質 ROCK CREEK(NMC扱い、専用色/装備)にタフ系DNAを引き継ぎ 違い(車名・装備は刷新)
  • 要約
  • 「何が一緒?」 … T33世代の基本メカ(e-POWER/e-4ORCE)、2/3列構成、コネクト/安全思想は共通。

  • 「何が違う?」外装・内装の“タフ系”専用装備(黒加飾・プロテクター・専用ホイール・防水シート等)がエクストリーマーX固有。アウトドアに特化した上位グレード仕様です。ただし**現行では名称と内容を刷新した「ROCK CREEK」**がその役割を引き継いでいます。

ピンとこない人は安心してください。以下はさらに詳しく見ていきます。

エクストレイルとエクストリーマーの違い:グレード帯と価格帯

エクストレイルとエクストリーマーの違い

エクストレイルとエクストリーマーXの最も大きな違いは、その成り立ちにあります。エクストリーマーXが「X」グレードをベースにした“一点豪華主義”の特別仕様車だったのに対し、現行エクストレイルは複数のグレードから自分のスタイルに合わせて選べる“多彩な選択肢”が魅力です。

現行エクストレイルは、ベーシックな「S」から、充実装備の「X」、そして最上級の「G」まで、幅広いグレードが用意されています。それぞれに2WDと4WD(e-4ORCE)があり、さらに2列シート(5人乗り)と3列シート(7人乗り)が選べるなど、ライフスタイルに合わせた細やかな選択が可能です。

一方で、エクストリーマーXは「X e-4ORCE」という人気の4WDグレードをベースに、専用パーツをふんだんに盛り込んだモデルでした。そのため、価格帯も特定の範囲に定まっていました。

比較項目 現行エクストレイル(2025/8 MC後) エクストリーマーX(最終仕様)
位置づけ 標準ラインナップ 特別仕様車(現在は販売終了)
ベース選択 S, X, Gなど多彩 X e-4ORCE(4WD)のみ
シート列 2列/3列(グレードによる) 2列/3列 選択可
価格帯(参考) 約384万円~495万円 新車時:約449万円~462万円

▼ オーナー評価傾向

エクストリーマーXを選んだオーナーからは、「必要な装備がすべて揃っていて迷わなかった」という声が聞かれます。一方、現行エクストレイルは「たくさんの選択肢から自分だけの仕様を作れるのが楽しい」という意見があり、車選びのプロセスそのものに違いがあるようです。

▼ 車選択ガイドの考察

もしあなたが「アレコレ悩まず、カッコいいアウトドア仕様が欲しい!」というタイプなら、装備がパッケージ化されたエクストリーマーXは非常に魅力的な選択肢でしょう。逆に「内装の質感にはこだわりたい」「最新の快適装備が欲しい」といった具体的な希望があるなら、現行エクストレイルの豊富なグレード構成の中から探す方が、満足度は高まるかもしれません。

エクストレイルとエクストリーマーの違い:外装デザイン・ガード類

エクストリーマーの何が違う?

エクステリア、つまり車の外観は、エクストリーマーXが持つ最大の個性と言えるでしょう。現行エクストレイルが都会的で洗練されたデザインへと進化したのに対し、エクストリーマーXは専用パーツによって、一目で「タフな相棒」とわかる力強さをまとっています。

一番の違いは、車の前後下部に取り付けられた専用アンダープロテクターです。これはオフロード走行時のボディ保護という実用性はもちろん、見た目の迫力を大きく向上させるアイテムです。さらに、フロントグリルやドアミラー、ドアハンドル、ルーフレールがブラックで統一されており、全体の印象をキリっと引き締めています。

パーツ 現行エクストレイル エクストリーマーX
フロントグリル 洗練された新デザイン ダーククローム調
アンダープロテクター ボディ同色(標準) 専用デザイン(前後)
ドアミラー/ハンドル ボディ同色 ブラック
ルーフレール シルバー(標準) ブラック
アルミホイール 18 or 19インチ 専用18インチ

▼ なぜ、ここまで違うの?

これは、それぞれのモデルが目指す方向性の違いから来ています。現行エクストレイルは、幅広いユーザーの期待に応えるため、オンロードでの美しさや上質感を重視しています。対してエクストリーマーXは、「アウトドアシーンで輝く」という明確なコンセプトのもとに開発されたため、機能性とデザイン性を両立させた専用パーツが与えられているのです。

▼ 車選択ガイドの考察

もしあなたが、キャンプやスキー、釣りといったアクティビティが趣味で、車にもその「らしさ」を求めるなら、エクストリーマーXのデザインは心に響くものがあるでしょう。逆に、街乗りがメインで、スタイリッシュなSUVを求めているのであれば、現行エクストレイルの洗練されたデザインの方がしっくりくるかもしれませんね。

エクストレイルとエクストリーマーの違い:シート・装備の違い

インテリア、つまり内装に目を向けると、それぞれの個性がより一層際立ちます。エクストリーマーXの最大の特長は、なんといっても専用の防水シート。対する現行エクストレイルは、Google搭載の最新ナビシステムによる、スマートで快適なデジタル体験が魅力です。

エクストリーマーXのシートは「セルクロス®」という素材を使った防水仕様で、濡れたウェアのまま座ったり、汚れた荷物を置いたりする時にも安心です。これは、アウトドア好きにとっては非常に心強い装備と言えるでしょう。

一方、2025年のマイナーチェンジで、現行エクストレイルはGoogleを搭載した「NissanConnectナビゲーションシステム」を採用しました。これにより、スマートフォンのように「OK、Google」と話しかけるだけでナビの目的地設定ができたり、いつも使っているアプリを車内で楽しめたりと、ドライブの快適性が劇的に向上しています。

装備の“得意分野”を比較

  • エクストリーマーXの強み
    • 防水シート(セルクロス®): 汚れや水濡れを気にせず使える実用性。
    • パワーシート&メモリー機能: 特別装備として、快適性も確保。
    • インテリジェントルームミラー: 後席に人や荷物が多くても、カメラ映像でクリアな後方視界を確保(※最終仕様で標準化)。
  • 現行エクストレイルの強み
    • Google搭載NissanConnect: 音声操作、アプリ連携、地図の自動更新など、最先端の利便性。
    • 3Dアラウンドビューモニター: 車を上から見たような映像で、駐車や狭い道でのすれ違いを強力にサポート。
    • インビジブルフードビュー: ボンネットが透けて見えるような映像で、見えにくい前方下部を確認できる。
    • 選べる内装: 上級グレードではナッパレザーを使った豪華なシートも選択可能。

▼ 知っておきたいこと

エクストリーマーXは、「アウトドアでの実用性」というテーマに沿って装備が厳選されています。それに対して現行エクストレイルは、グレードやオプション次第で、豪華な内装から最新のデジタル機能まで、幅広いニーズに対応できる懐の深さを持っています。どちらが良い・悪いではなく、あなたが車に何を一番求めるかで、魅力的に感じるポイントが変わってくるでしょう。

エクストレイルとエクストリーマーの違い:タイヤ/足回り

エクストリーマーとエクストレイルの違い

エクストレイルとエクストリーマーXは、どちらも日産が誇る電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載しており、雪道や未舗装路での高い走破性を誇ります。しかし、乗り心地や得意なシーンには、装着されているタイヤの違いからくる、ちょっとした個性の差が生まれています。

一番のポイントは、タイヤのサイズと「扁平率(へんぺいりつ)」です。

  • エクストリーマーX: 235/60R18(18インチ)
    • タイヤの厚み(ゴム部分)が比較的厚い(扁平率60%)。
    • この厚みがクッションの役割を果たし、段差を乗り越えた時の衝撃をマイルドにしてくれます。
    • 未舗装路やキャンプ場のちょっとしたデコボコ道でも、気兼ねなく走れる安心感があります。
  • 現行エクストレイル: 235/55R19(19インチ・Gグレードなど)
    • タイヤの厚みが比較的薄い(扁平率55%)。
    • 見た目がスタイリッシュで、ハンドリングに対する応答性がシャープになる傾向があります。
    • 舗装路での安定した走りや、高速道路でのキビキビとしたレーンチェンジが得意です。

▼ 乗り心地のイメージ

簡単に例えるなら、エクストリーマーXの18インチタイヤは「厚底のトレッキングシューズ」、現行エクストレイルの19インチタイヤは「薄底でスタイリッシュなスニーカー」のようなイメージです。どちらも歩きやすいですが、得意な場所が少し違う、と考えると分かりやすいかもしれません。

▼ 車選択ガイドの考察

もしあなたが、乗り心地の良さや、路面状況をあまり気にせずに走れるタフさを重視するなら、18インチタイヤを履くエクストリーマーX(や現行のXグレード)は非常に良い選択です。一方で、見た目のカッコよさや、舗装路での安定した走りを優先したい場合は、19インチタイヤの設定がある現行エクストレイルの上級グレードが魅力的に映るでしょう。

エクストレイルとエクストリーマーの違い:パワートレイン/走行性能

パワートレイン、つまり車を動かす心臓部については、エクストレイルとエクストリーマーXの間に大きな違いはありません。どちらも日産の先進技術である**「第2世代e-POWER」と「e-4ORCE」**を搭載しており、静かで力強い、そして安定した走りを実現しています。

▼ e-POWERってどんな仕組み?

e-POWERは、エンジンを発電のためだけに使用し、100%モーターの力で走行する日産独自の電動技術です。

  1. エンジンが発電機を回して電気を作る。
  2. 作った電気でバッテリーを充電したり、直接モーターに送ったりする。
  3. 強力なモーターがタイヤを駆動させる。

これにより、電気自動車のような静かでスムーズな加速と、アクセルペダルの操作だけで速度をコントロールできる心地よさを味わえます。

▼ e-4ORCEがもたらす安心感

e-4ORCEは、前後に搭載された2つのモーターを緻密に制御する電動駆動4輪制御技術です。

  • 雪道や雨の日: タイヤが滑りやすい路面でも、瞬時に最適な駆動力を配分し、安定した走行をサポートします。
  • カーブ: 車体がブレにくく、乗員が揺さぶられにくいので、後席の家族も快適です。
  • 街中での減速: ブレーキ時の車体の沈み込みを抑えるため、カックンとなりにくく、乗り物酔いをしにくいというメリットもあります。

▼ 走りの“体感差”はどこから?

エンジンやモーターは同じでも、前述したタイヤの違いによって、走りの「味付け」は少しだけ異なります。エクストリーマーXの18インチタイヤは、路面からのゴツゴツ感を和らげるため、よりマイルドな乗り心地に感じられる傾向があります。一方で現行モデルの19インチ仕様は、地面の状況がダイレクトに伝わりやすく、スポーティーな印象を受けるかもしれません。しかし、どちらのモデルもe-POWERとe-4ORCEがもたらす走りの本質的な魅力は共通しています。

エクストレイルとエクストリーマーの違い:安全・運転支援

安全性能や運転支援システムにおいても、エクストレイルとエクストリーマーXは、同じ世代の優れた技術を共有しています。どちらも「360°セーフティアシスト」を搭載し、さまざまな場面でドライバーをサポートしてくれますが、現行モデルでは一部の機能がさらに進化し、使い勝手が向上しています。

両モデルに共通する主な機能は以下の通りです。

  • プロパイロット: 高速道路などで、前の車との距離を保ちながら追従走行をサポート。渋滞時のストレスを大幅に軽減します。
  • インテリジェント エマージェンシーブレーキ: 前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険があれば警告。必要に応じてブレーキを作動させます。
  • インテリジェント アラウンドビューモニター: 車を上から見たような映像で、駐車をサポート。エクストリーマーX(最終仕様)では移動物検知機能も付いています。
  • 車線逸脱防止支援システム: 車線をはみ出しそうになると、警告したり、ハンドル操作を支援したりします。

▼ 現行モデルの進化ポイント

2025年8月のマイナーチェンジを経た現行エクストレイルは、特にヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)、つまり人と車の連携が進化しています。Google搭載のナビシステムにより、運転中に視線を大きく動かさなくても、音声操作で多くのことが完結できるようになりました。これは、注意散漫を防ぎ、結果的に安全運転に繋がるという総合的な負荷低減が期待できます。

▼ 車選択ガイドの考察

基本的な安全性能や運転支援機能は、エクストリーマーXでも非常に高いレベルにあります。そのため、「プロパイロットがあれば十分」と考える方にとっては、大きな差とは感じられないかもしれません。しかし、「少しでも運転中の操作を減らしたい」「最新のスマートな機能を使いこなしたい」という方にとっては、Google搭載による音声操作の進化は、現行モデルを選ぶ大きな決め手になるでしょう。

エクストレイルとエクストリーマーの違い:寸法・取り回し・座席/荷室の差

車のサイズや室内空間に関しては、エクストレイルとエクストリーマーXの間に、実用上の大きな違いはありません。どちらも同じボディをベースにしており、日本の道路事情でも扱いやすい絶妙なサイズ感と、広々とした室内空間を両立しています。

ボディサイズの比較

現行エクストレイル エクストリーマーX 備考
全長 4,660 mm 4,665 mm アンダークローム分の約5mm増
全幅 1,840 mm 1,840 mm 共通
全高 1,720 mm 1,720 mm 共通

見ての通り、エクストリーマーXは専用アンダープロテクターを装着しているため、全長がわずかに5mm長くなっていますが、運転感覚に影響を与えるほどの差ではありません。最小回転半径も共通のため、Uターンや車庫入れのしやすさも同じです。

▼ 座席と荷室の使い勝手

座席や荷室の基本的な構造も共通です。

  • シートアレンジ: 2列/3列のシート設定が選べます。2列目シートは前後にスライドしたり、背もたれを倒したりできるので、乗る人の数や荷物の大きさに合わせて柔軟に空間を変えられます。
  • 分割可倒式シート: 2列目シートは4:2:4の3分割で倒せるため、4人乗りながらスキー板のような長い荷物を積む、といった使い方も可能です。
  • 積載性: エクストリーマーXはブラックのルーフレールが標準装備なので、ルーフキャリアやルーフボックスを取り付けて、さらに多くの荷物を積みたいアウトドア派には嬉しいポイントです。

▼ 知っておきたい豆知識

エクストレイルの3列目シートは、日常的に使うというよりは、「いざという時に7人乗れる」という補助的なシートです。しかし、この3列目シートがあることで、友人家族と一緒に出かけるなど、カーライフの可能性がぐっと広がるのは間違いありません。

共通点:実燃費と静粛性

エクストレイルとエクストリーマーに燃費の違いはありません。パワートレインは同じもので、駆動方式も同一のものです。e-POWERを搭載するエクストレイルは、その静かでスムーズな走りだけでなく、燃費性能にも定評があります。実燃費は乗り方や季節によって変動しますが、多くのオーナーからの報告を見ると、SUVとしては非常に優秀な数値を記録しています。

実燃費の目安

  • 街乗り中心: 16.0 ~ 18.0 km/L
  • 高速・長距離: 18.0 ~ 20.0 km/L以上を記録することも。

仮に燃費を17km/L、レギュラーガソリン価格を170円/Lとすると、1ヶ月に1,000km走行する場合のガソリン代は約10,000円となります。この静かさと力強さを考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

オーナーの声から見える実態

  • 静粛性について
    • 高評価: 「エンジンがかかっている時も非常に静かで、会話がしやすい」「高速道路での風切り音も少なく、長距離運転が楽になった」という声が大多数です。
    • 気になる点: 一部のユーザーからは、発電のためにエンジンが始動した際や、モーター特有の高周波音が「静かなだけに逆に気になることがある」という意見も。これには個人差が大きいようです。

▼ なぜ分析?:燃費が伸び悩むケース

オーナーからの報告の中には、「思ったより燃費が伸びない」という声も散見されます。その主な原因としては、片道数キロの短距離移動の繰り返しや、寒い時期の暖房使用、急な登坂路が多い、などが考えられます。e-POWERはエンジンが温まるまでは効率が上がりにくいため、このような乗り方が中心だと燃費は少し落ち込む傾向があるようです。

どんな人に向くか(判別チャートつき)

ここまで様々な違いを見てきましたが、最後に「じゃあ、結局どっちが自分に合っているの?」という疑問にお答えします。以下の簡単なチャートで、あなたにぴったりの一台を見つけてみましょう。

あなたはどっち派?簡単判別チャート

いくつかの質問に「はい」か「いいえ」で答えてみてください。

  1. アウトドア感あふれる、力強いデザインが何よりも好きだ。
    • はい
  2. キャンプやウィンタースポーツが趣味で、車内が汚れることも多い。
    • はい
  3. 最新のナビやスマホ連携機能は、そこまで重視しない。
    • はい
  4. 中古車から、こだわりの一台を探すのが好きだ。
    • はい
  • 「はい」が3つ以上 なら、あなたは エクストリーマーX 派!
    • 明確なコンセプトと唯一無二のデザインに、きっと満足できるはずです。タフな相棒として、あなたのアウトドアライフを最高に盛り上げてくれるでしょう。
  • 「はい」が2つ以下 なら、あなたは 現行エクストレイル 派!
    • 都会にも自然にも映える洗練されたデザインと、最新の快適装備があなたのカーライフを豊かにしてくれます。幅広い選択肢の中から、あなたに最適な一台を仕立てていく楽しみがあります。
こんなあなたにオススメ!
現行エクストレイル ✅ 最新の運転支援やナビ機能を使いこなしたい ✅ 洗練された都会的なデザインが好き ✅ 長距離移動が多く、快適性を重視する ✅ 新車で、自分好みの仕様を選びたい
エクストリーマーX ✅ 見た目で「タフなSUV」とわかるスタイルが好き ✅ 汚れを気にせずガンガン使える実用性が欲しい ✅ コストを抑えつつ、装備の整ったモデルに乗りたい ✅ 他の人とは違う、個性的な一台を探している

▼ 最後のひとこと

どちらのモデルを選んでも、エクストレイルが持つ「e-POWER」と「e-4ORCE」による素晴らしい走りの体験が待っています。このチャートを参考に、ぜひあなたのライフスタイルに寄り添ってくれる、最高の一台を見つけてくださいね。

【ここだけ読んでもわかる】まとめ:要約

承知いたしました。提供された情報を基に、エクストレイルとエクストリーマーXの主な違いを以下にまとめます。

  • 販売状況: 現行エクストレイルは2025年8月マイナーチェンジ後のモデルが新車で購入可能です。一方、エクストリーマーXは2024年6月仕様が最終となり、現在は新車ラインナップになく中古車が中心です。
  • コンセプトの違い: エクストリーマーXは、ベースグレード「X e-4ORCE」にアウトドア向けの装備を追加した特別仕様車です。現行モデルでは「ROCK CREEK」がその役割を担っています。
  • 外装: エクストリーマーXは、専用のアンダープロテクター、ダーククロームのグリル、ブラックのドアミラーやルーフレールを装備し、より力強くタフな印象を強調しています。
  • 内装: 最大の特徴として、エクストリーマーXは濡れや汚れに強い専用の防水シート(セルクロス®)を採用しており、アウトドアでの実用性が非常に高いです。
  • 足回り: エクストリーマーXは、乗り心地や悪路走破性を重視した235/60R18サイズのタイヤを標準装備しています。現行モデルはグレードによって18インチと19インチが設定されます。
  • 快適装備: エクストリーマーXには、運転席・助手席パワーシートや運転席メモリー機能などが特別装備として追加されていました。
  • インフォテインメント: 現行エクストレイルはGoogleを搭載した最新のNissanConnectを採用しており、音声操作やアプリ連携など、利便性が大幅に向上しています。
  • 安全装備: 360°セーフティアシストなどの基本性能は共通ですが、現行モデルはGoogle音声操作との連携により、運転中の操作負荷をさらに軽減しています。
  • パワートレイン: 第2世代e-POWERと電動駆動4輪制御技術e-4ORCEという、基本的な走行システムは両車で共通です。
  • おすすめの選び方: 最新のナビ機能や運転支援、洗練された内外装を重視するなら現行エクストレイルが最適です。一方、アウトドアコンセプトを特化している車を探しており、特徴的なタフな外観と実用的な防水内装に魅力を感じ、中古車から探すことを厭わない場合はエクストリーマーXが有力な選択肢となります。