「ルーミーの乗り心地は悪いのか?」「悪いなら乗り心地改善はできるのか?」……そんな不安を感じて、このページにたどり着いた方も多いかもしれません。
確かにルーミーは、その広大なスペースを確保する構造上、どうしても揺れやすくなる特性を持っています。しかし、その「理由」を正しく知り、適切な対策を打つことで、弱点をカバーして快適に付き合っていくことは十分に可能です。
私は専門家ではありませんが、皆さんの代わりに膨大な口コミや情報を整理し、メリットもデメリットも包み隠さずまとめました。この記事では、以下の4つのポイントについて分かりやすく解説します。
- なぜ「乗り心地が悪い」と言われてしまうのか、その構造的な理由
- 実際に乗っている人はどう感じているのか、シーン別のリアルな評判
- 今すぐ0円で試せる、揺れを抑えるための簡単な工夫
- クッションやタイヤなど、アイテムを使って快適にする具体的な方法
※この記事の情報は、2025年11月25日時点の調査データに基づいて作成しています。
「乗り心地が悪い」と言われる3つの理由
ルーミーの乗り心地が「悪い」と表現される主な理由は、室内の広さを最大限に確保した背の高い形状に対し、カーブや強風でふらつかないためか足回りを少し硬めに設定しており、路面の凹凸を拾いやすくなる傾向があります。(ただし車両の状態によって評価が異なります)
インターネットやSNSで検索すると、どうしても「悪い」という言葉が目につきますよね。火のない所に煙は立たぬと言いますが、なぜそのような声が上がるのか、その仕組みを整理してみましょう。
横揺れ・ふわふわ感の原因
ルーミーの最大の魅力は、なんといってもあの広々とした室内空間です。しかし、物理的な特性として、以下のことが挙げられます。
- 背が高い箱のような形: 風を受ける面積が広く、横風の影響を受けやすい形状です。
- 重心の高さ: 重心が上の方にあるため、カーブを曲がるときに頭が左右に振られるような感覚(ロール)が生じやすいといわれています。
これは、背の高い家具を運ぶときに少しグラグラしやすいのと似ています。広さを手に入れた代償として、どうしても揺れやすさが発生してしまう側面があります。
突き上げや段差の衝撃
「突き上げ感がある」という口コミもよく見かけます。これは、安全性の裏返しとも言えるかもしれません。
もし、背の高い車の足回り(サスペンション)をフワフワに柔らかくしてしまうと、カーブで車体が大きく傾いてしまい危険です。そのため、車体をしっかり支えるために、あえてバネを硬めに設定している傾向があります。その結果、道路の継ぎ目やマンホールの段差を越えたときに、「ドスン」という衝撃が伝わりやすくなっている可能性があります。
シート形状と疲れる理由
ルーミーのシートは、ウォークスルー(車内の移動)がしやすいように平らな形状寄りになっています。スポーツカーのように体を包み込む形ではないため、カーブで体が滑りやすく、踏ん張る力が必要になることで「疲れやすい」と感じる方がいるようです。
▼筆者の考察:広さとのトレードオフ
「乗り心地の悪さ」は、決して手抜きで作られたわけではなく、「5ナンバーサイズという限られた枠の中で、限界まで部屋を広くした結果」と言えるでしょう。物理的に背を高くしつつ、転倒しないように踏ん張らせるには、どうしても足回りを引き締める必要があります。この「硬さ」は、実は皆様の安全を守るための工夫であるとも捉えられます。
※本記事の内容は執筆時点の情報であり、個人の感覚や車両の状態によって評価は異なります。最新の仕様や試乗による確認は、必ずルーミー公式サイトや販売店にて行ってください。
シーン別:実際のユーザーはどう感じている?
街中での買い物利用では視界の良さと取り回しのしやすさが高く評価される一方、高速道路や強風時の走行では横揺れや風切り音に対して不安を感じるという声が多く、利用シーンによって満足度が大きく分かれる傾向にあります。
「乗り心地」と一言で言っても、どんな道を走るかによって感じ方は全く違います。ここでは、よくあるシチュエーションごとの評判をまとめてみました。
街乗り・低速時の評価
日常の買い物や送迎など、時速40km〜50km程度で走るシーンでは、ネガティブな声は少なくなります。
- 高い視点: 見晴らしがよく、運転がしやすいためストレスが少ない。
- 取り回し: 小回りが利くため、細い道でも安心して走れる。
この速度域では、多少の揺れよりも「便利さ」が勝るため、不満が出にくい傾向にあります。
高速道路で怖い・うるさい
逆に、厳しい評価が集まりやすいのがこのシーンです。
- 横風の影響: 橋の上やトンネルの出口で、風にハンドルを取られそうになり「怖い」と感じる。
- エンジン音: スピードを出すとエンジンが頑張って回転するため、音が室内に入ってきやすい(特にノンターボ車の場合)。
後部座席は酔う?悪い評判
運転席よりも、後部座席の方が揺れを感じやすい構造になっています。特に後輪付近に近いことで影響を受けやすい構造のため、段差の突き上げがダイレクトに響きやすいようです。「子供が酔いやすいかもしれない」と心配する声も見受けられます。
▼筆者の考察:車のキャラクター理解
ルーミーは、長距離を高速で移動する「グランドツーリングカー」としてではなく、生活圏内を便利に移動する「ライフスタイルツール」として設計されていると考えられます。もし、毎週末のように高速道路で遠出をする予定がある場合は、この特性を十分理解しておくか、あるいは別の選択肢も検討のテーブルに乗せる必要があるかもしれません。
※実際の走行感覚は天候や路面状況に左右されます。詳細はルーミー公式サイトをご確認ください。
【0円で可能】乗り心地を改善する工夫
タイヤの空気圧を指定値に適正化して跳ねすぎを防ぐことや、ハンドルやブレーキを「じわり」と操作する丁寧な運転を心がけるだけで、同乗者が感じる揺れや不快な衝撃を軽減できる可能性があります。(効果は個人差・条件差があります)
「乗り心地が悪いから買い替えよう」となる前に、お金をかけずに試せることがあります。意外と見落としがちなポイントです。
空気圧調整で跳ね対策
納車直後や点検直後は、燃費を良くするためなどの理由で、タイヤの空気が「高め」に入っていることがあります。空気がパンパンに入っていると、ボールがよく弾むように、車もポンポンと跳ねやすくなります。
ガソリンスタンドなどで「指定空気圧(ドアを開けたところに書いてあります)」に合わせてもらうだけで、当たりがマイルドになる可能性があります。
揺れを抑える運転のコツ
背の高い車は、運転操作の影響を大きく受けます。
- ふんわりブレーキ: 停止する寸前に少しブレーキを緩めると、「カックン」となる揺れを防げます。
- ゆったりハンドル: カーブに入るとき、一気にハンドルを切るのではなく、じわーっと切り始めると、車の傾きが緩やかになります。
▼筆者の考察:同乗者への思いやり
運転手はハンドルを握って体を支えていますが、同乗者は無防備です。運転手が「ちょっと揺れたな」と感じるとき、後部座席では「すごく揺れた!」と感じていることがよくあります。ルーミーのような車こそ、リムジンを運転するような「優しさ」が、乗り心地改善の特効薬になるかもしれません。
※空気圧調整は安全に関わるため、不慣れな場合はガソリンスタンド等のスタッフにご相談ください。基本スペックはルーミー公式サイトを参照してください。
【アイテムで解決】少しの投資で快適にする
シート用クッションで微振動を吸収したり、乗り心地重視の「コンフォートタイヤ」へ交換したりすることで、車体の構造的な硬さをカバーし、ワンランク上の快適性を手に入れられるケースが多く報告されています。
どうしても気になるときは、文明の利器(アイテム)に頼るのも一つの手です。
クッションなど改善グッズ
最も手軽な方法です。低反発のクッションを座席に敷くだけで、路面からのビリビリした振動が体に伝わるのを防いでくれます。また、首の隙間を埋めるネックパッドは、頭の揺れを抑えてくれるため、車酔い対策としても期待できます。
タイヤ交換で静粛性アップ
もし、タイヤ交換の時期が来ているならチャンスです。新車時に装着されているタイヤは、燃費とコストのバランスを重視した標準的なものです。
これを「乗り心地重視(コンフォート系)」と呼ばれるタイヤ(例:ブリヂストンのREGNOやダンロップのLE MANSなど)に履き替えることで静かになったり、当たりが柔らかくなったりしたというユーザーの声が多くあります。
ボディ補強パーツの効果
少しマニアックですが、「タワーバー」などの棒状の部品をエンジンルームなどに取り付け、車の歪みを抑える方法です。揺れの収まりが良くなることがありますが、専門的な知識が必要なため、ショップへの相談をおすすめします。(実行して改善する場合もあれば、逆に硬くなってしまう場合もあります。安易に素人が手を出す領域ではないのは事実です)
| グレード | タイヤサイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| カスタムG-T | 175/55R15 | タイヤが薄く、路面の凹凸を感じやすい傾向 |
| X / G 等 | 165/65R14 | タイヤに厚みがあり、衝撃吸収性は比較的高い |
▼筆者の考察:タイヤへの投資価値
車の中で唯一地面と接しているのはタイヤです。サスペンションを変えるのは数十万円かかりますが、数万円足して良いタイヤを選ぶことは、費用対効果が非常に高い「乗り心地チューニング」と言えます。特に家族を乗せる機会が多い方には、検討する価値が十分にあります。
※パーツの適合や効果には個人差があります。交換の際は専門店にご相談ください。純正サイズなどの仕様はルーミー公式サイトにてご確認ください。
競合車(ソリオ)との比較と選び方
「上質なソリオ」か、「街乗り割切りのルーミー」か。 ソリオは段差を優しくいなす静かな走りで、ワンランク上の快適さがあります。一方ルーミーは、街中の買い物なら十分ですが、高速道路や荒れた道では揺れや音が気になりがち。長距離を走るならソリオの方が疲れにくいでしょう。
よく比較されるスズキの「ソリオ」と迷っている方も多いでしょう。乗り心地の観点だけで比較すると、以下の傾向があります。
比較:ソリオは優しさ
ソリオを一言で表すなら、「しっとりとしていて、角がない」乗り心地です。
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段差の衝撃が丸い: 道路のつなぎ目や凸凹を通ったとき、ガツン!という衝撃を車がうまく吸収してくれます。「車がすごく頑丈ながら、サスペンションが良い仕事をしている」ということです。後部座席に乗っている家族も突き上げを感じにくく、快適に過ごせます。
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とにかく静か: 走っている時のゴーッという音や振動が抑えられているので、車内での会話も弾みます。「このクラスにしては驚くほど静かで疲れにくい」と評判なのも納得です。
比較:ルーミーは「広さが正義」でも「揺れ」には注意
ルーミーは「お部屋をそのまま走らせている」ような、広さと使い勝手を最優先した車です。そのため、乗り心地には少しクセがあります。
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ちょっと硬めの乗り味: 背が高くてお部屋のような広さを確保している分、結果として足回りを少し硬くなっているようです。そのため、荒れたアスファルトや石畳の道では、車体がピョコピョコと跳ねるような感覚(バタつき)が出やすいです。
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高速道路では頑張りが必要: 特にターボが付いていないモデル(NA車)は、高速道路の合流や坂道でエンジンの回転数が上がりやすく、「ブイーン!」という音が車内に響きがちです。風切り音も含め、スピードを出すと少し賑やかになってしまう傾向があります。
ソリオとルーミー:乗り心地の違いの正体
どうしてこんなに差が出るの? その理由は、「何を目指して作られたか」の設計思想の違いにあります。
1. ソリオは「走りの質」で勝負している ソリオは、エンジンやハイブリッドシステムの振動を減らし、さらに「車の中に入ってくる音と揺れを丸ごと消そう」という工夫が徹底されています。 その結果、上下の揺れが少なく、一回り上に感じる静かさを手に入れました。「軽自動車の延長」ではなく「小型乗用車」としてのプライドを感じる作りです。
2. ルーミーは「部屋としての便利さ」で勝負している ルーミーは、5人が乗れて、床が低くて、スライドドアで…という「便利さ」を限界まで詰め込みました。 しかし、その代償として「タイヤとタイヤの間隔(ホイールベース)」に対して「背が高すぎる」というバランスになっています。 これが要因の1つとなり、前後にグラグラ揺れる動き(ピッチング)や、横風の影響を受けやすくなっています。さらにエンジンパワーの余裕が少ないと、アクセルを深く踏むことになり、「うるさいし、揺れるし、疲れる」という負の連鎖が起きやすくなってしまうのです。
あなたのおすすめは?
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ルーミーがおすすめな人: 「車は主に近所のスーパーや送迎に使う。高速道路はめったに乗らない」という、街乗り中心の便利さ重視派。
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ソリオがおすすめな人: 「週末は家族で遠出もしたい。高速道路も使うし、運転で疲れたくない」という、移動の快適さ重視派。
ただしルーミーは高速道路で怖くて全否定なわけではありません。ターボがルーミーの弱点を補完してくれます。詳しくは、「ルーミーは高速道路が怖い?」にて。
※リセールバリューは市場動向により変動し、保証されるものではありません。各車の詳細はルーミー公式サイトおよびスズキ公式サイト等でご確認ください。
まとめ:ルーミーは「工夫」で付き合える車
ルーミーの「乗り心地」に関する評価は、広大な室内空間を実現するためのトレードオフの結果であり、空気圧調整やアイテムの活用、ゆったりとした運転を心がけることで、十分に快適な移動空間として活用できる可能性があります。
「悪い」という噂だけで選択肢から外してしまうのはもったいない車です。この広さと使い勝手は、一度味わうと手放せない魅力があります。
- 背が高いから揺れるのは、物理的に仕方がない部分がある。
- 街乗りメインなら、そこまで気にならない可能性が高い。
- 空気圧やクッションなど、後から改善できる余地がある。
これから購入を検討されている方は、ぜひ試乗の際に「後部座席」に家族を乗せて、いつもの道を走ってみてください。それが、あなたにとっての真実の評価になるはずです。
▼筆者の考察:愛着が欠点をカバーする
どんな高級車にも欠点はあります。ルーミーの「ちょっと跳ねる感じ」も、家族でわいわい出かける楽しい時間の中では、「元気な車の特徴」として愛着に変わるかもしれません。大切なのは、その特性を理解した上で、自分たちがどう使いこなすかです。
※本記事は情報の整理を目的としており、特定の車両の購入を推奨するものではありません。最終的な判断はルーミー公式サイト等を確認の上、ご自身で行ってください。


