スバル レヴォーグのストロングハイブリッドはいつ予定なのか、多くの方が気になっているはずです。すでにクロストレックやフォレスターには搭載された「次世代ハイブリッド(S:HEV)」ですが、レヴォーグへの展開についてはまだ公式なアナウンスがありません。
この記事では、特定のモデルを推奨するのではなく「情報を整理する立場」として、現時点で判明している公式情報と他車種のデータをもとに、メリット・デメリットを含めた現実的な予測をまとめました。
■この記事でわかること
- 公式発表の有無と、発売時期の予測シナリオ
- S:HEV化された場合の「予想価格帯」(いくら上がるか)
- 燃費と航続距離のシミュレーション(ガソリン車との比較)
- 予測の根拠となる「スバルの電動化方針」とモデルサイクル
※この記事の情報は、2026年2月5日時点の調査データに基づいて作成しています。
レヴォーグのストロングハイブリッド化|現状と公式情報を整理
現行レヴォーグのスペック・価格
まず、「いま売られているレヴォーグ」がどんな前提条件を持っているのかをざっくり共有しておきます。ここを押さえておくと、後で「どれくらい高くなる? どれくらい燃費が伸びそう?」をイメージしやすくなります。
現行レヴォーグの主なポイントは次のようなイメージです。
- 世代:2代目レヴォーグ(2020年発売のフルモデルチェンジ世代)
- エンジン構成:1.8L直噴ターボ/2.4L直噴ターボのガソリンのみ(ハイブリッド設定なし)
- 駆動方式:全車AWD(いわゆるスバルの4WD)
- 燃料タンク容量:約63L:現行の諸元表ベース(高速メインのロングドライブ向きの容量)
価格や燃費のイメージは、以下のように考えておくと分かりやすいと思います。
| エンジン | 主な価格帯(税込・おおよそ) | WLTC燃費(目安) |
|---|---|---|
| 1.8Lターボ | 約360万〜460万円前後 | 約13.5 km/L |
| 2.4Lターボ | 約510万〜540万円前後 | 約11.0 km/L |
また、SUVテイストの兄弟車である「レヴォーグ レイバック」は、1.8Lターボのみでおおよそ3,993,000円〜4,246,000円〜(年式・仕様で変動)というレンジです。装備や安全機能の詳細は、その時点のグレード構成によって変わるため、最新の内容はレヴォーグ公式サイトを見るのが確実です。
スバル次世代HV「S:HEV」の性能
レヴォーグにはまだ搭載されていませんが、スバルはすでに「S:HEV」と呼ぶストロングハイブリッドをほかの車種に展開し始めています。
ざっくり言うと、トヨタのハイブリッドシステムを採用した次世代e-BOXER(ストロングHV)で、2.5L水平対向+2モーター(2電動機)構成のシステムで、従来のマイルドハイブリッドより燃費が大きく伸びるのが特徴です。
| 車種 | パワートレイン | 価格帯(S:HEV・税込目安) | WLTC燃費(目安) |
|---|---|---|---|
| クロストレック S:HEV | 2.5L+2モーター | 約380万〜400万円前後 | 18.9 km/L |
| フォレスター S:HEV | 2.5L+2モーター | 約420万〜460万円前後 | 18.4、18.8 km/L (グレードにより差) |
ポイントだけまとめると、
・S:HEV搭載車は、ガソリンやマイルドHVより燃費が約2〜5km/Lほど良い
・価格は同クラスのガソリン/マイルドHVより、例えばクロストレックは38.5万円差、フォレスターは40.7万円差(同系グレード同士の例)
という傾向があります。
スバルの電動化ロードマップ
スバル全体の電動化ロードマップも、レヴォーグがいつハイブリッド化されそうかを考えるうえでの「前提条件」になります。
- 2030年頃までに:2030年時点のBEV比率目標(50%→見直しで40%)など、販売比率を引き上げる方針
- 2030年代前半までに:統合報告書等で“2030年代前半までに全世界で販売するSUBARU車のすべてに電動化技術を搭載”を掲げている
この方針から逆算すると、レヴォーグも「2030年代前半までに電動化される車種のひとつ」であることは、かなり自然な読み方だといえます。
レヴォーグのモデルチェンジ周期
「いつハイブリッドが載りそうか?」を考えるうえで重要なのが、レヴォーグ自体のモデルサイクル(フルモデルチェンジの周期)です。
- 初代レヴォーグ:2014年発売 → 2020年にフルモデルチェンジ(約6年強)
- 現行(2代目):2020年発売 → 2026〜2027年あたりで次期型が出てもおかしくないタイミング
スバルのほかの車種(SUV系など)も、おおむね6〜7年周期でフルモデルチェンジするケースが多いため、レヴォーグも「次のフルモデルチェンジは2026〜2027年前後」というのが自然な予想ラインになります。
この「モデルサイクル」と、先ほどの電動化方針・S:HEVの展開状況を組み合わせて、次の章で「いつハイブリッド化しそうか?」を考えていきます。
※本章の内容は執筆時点で公開されている一般的な情報と合理的な整理に基づくものであり、実際のレヴォーグの仕様・価格・発売時期などを保証するものではありません。最新の正式情報や詳細仕様は必ずレヴォーグ公式サイトや販売店でご確認ください。
レヴォーグ ストロングハイブリッドはいつ?発売時期を予想
発売日に関する公式発表の有無
まず大前提として、レヴォーグのストロングハイブリッド(S:HEV)について、メーカーから発売時期や開発状況を示す公式アナウンスは出ていません。
- ニュースリリース:S:HEVそのものの発表や、クロストレック/フォレスターへの搭載は公表済み
- レヴォーグの公式情報:現時点ではS:HEV搭載の記載や予告はなし
つまり、「◯年に出る」「◯年頃に開発中」といった情報は、少なくとも公には示されていない状態です。ここから先は、あくまで「他車種のパターン」と「モデルサイクル」などからの合理的な読みになります。
S:HEV展開パターンからの予測
スバルのS:HEV展開を並べてみると、ある程度の「順番」が見えてきます。
- 第1ステップ:クロストレック(コンパクトSUV)にS:HEVを搭載
- 第2ステップ:フォレスター(ミドルクラスSUV)にS:HEVを搭載
- 次の候補:同じプラットフォームを使うワゴン/クロスオーバー(レヴォーグ、レイバック、アウトバックなど)
ここに、電動化目標とモデルサイクルを重ね合わせると、次のような整理ができます。
- 電動化目標:2030年代前半までに全車種に電動化技術を導入する方針
- モデルサイクル:レヴォーグは6〜7年周期でフルモデルチェンジしている
- システム流用の合理性:クロストレック/フォレスターで実績のあるS:HEVを、同系統のプラットフォームに展開するのが自然
これらを踏まえると、「次のフルモデルチェンジ(3代目レヴォーグ)のタイミングでS:HEVを設定する」のが、最も筋の良いシナリオとして見えてきます。
3代目フルモデルチェンジでの登場説
もう少し具体的に「いつ頃」をイメージしやすいように、いくつかのシナリオに分けてみます。
- 早めシナリオ:2026年後半に3代目レヴォーグが登場し、その段階でS:HEVも同時に設定される
- 標準シナリオ(最も自然):2027年前後に3代目レヴォーグが登場し、そのラインナップの一部としてS:HEVグレードが用意される
- 遅めシナリオ:電動化投資の優先度や市場状況によって後ろ倒しになりつつも、スバルの電動化目標から見て2030年頃までには何らかのハイブリッド仕様が設定される
どのパターンに転ぶかは、メーカー内の開発計画や法規制、為替など外部要因にも左右されます。現時点では「2027年ごろを中心に、前後1〜2年の幅で見ておく」、くらいのざっくり感で捉えておくのが現実的だと思われます。
※本章の内容は公開情報から読み取れる傾向をもとにした推測であり、実際のレヴォーグS:HEVの発売時期や存在を保証するものではありません。正式な発売時期や仕様は必ずレヴォーグ公式サイトや販売店で最新情報をご確認ください。
レヴォーグ ハイブリッドの価格予想|いくらになる?
他車種S:HEVとの価格差を分析
公式にS:HEVが設定されているクロストレックとフォレスターを見ると、「ガソリン/マイルドHV → S:HEV」でどれくらい価格差が付いているかがおおよそ分かります。
クロストレックの場合(AWD車で比較)
同じような装備内容のAWDグレード同士で、マイルドハイブリッドとS:HEVを比べると次のようなイメージになります。
| グレード | パワートレイン | 価格帯(税込・目安) |
|---|---|---|
| Limited AWD | e-BOXER(マイルドHV) | 約340万〜350万円台 |
| Premium S:HEV AWD | S:HEV(ストロングHV) | 約380万〜390万円台 |
ざっくりした差分としては、
・価格差:約35〜40万円アップ
・燃費:WLTCで約15〜16km/L → 約18〜19km/L(約20%前後アップ)
といったイメージです。
フォレスターの場合(ターボガソリン vs S:HEV)
フォレスターでは、1.8Lターボガソリン車とS:HEVで比較すると、もう少し大きめの差が出ます。
| グレード | パワートレイン | 価格帯(税込・目安) |
|---|---|---|
| SPORT EX | 1.8Lターボ | 約420万〜430万円台 |
| Premium S:HEV EX | 2.5L S:HEV | 約460万〜470万円台 |
フォレスターのポイント:
・価格差:おおよそ40万円前後アップ
・燃費:約13〜14km/L → 約18km/L台(30%以上アップ)
と、価格差も燃費差もクロストレックより少し大きい傾向があります。
クロストレックとフォレスターの2例から、S:HEV化による価格アップは「同等装備グレード比で+35〜45万円程度」というレンジで考えておくのが現実的と言えそうです。
レヴォーグへの価格差当てはめ
次に、先ほどの「+35〜45万円」という差を現行レヴォーグの価格帯に乗せてみます。
現行レヴォーグ(1.8Lターボ)の主な価格帯は、ざっくり次のようにイメージできます。
| グレードのイメージ | エンジン | 価格帯(税込・おおよそ) |
|---|---|---|
| ベース〜中間グレード | 1.8Lターボ | 約360万〜380万円台 |
| 上級グレード(STI Sport等) | 1.8Lターボ | 約430万〜440万円台 |
| ハイパフォーマンス(2.4L) | 2.4Lターボ | 約510万〜540万円台 |
ここに、クロストレック/フォレスターで見た+35〜45万円というS:HEVプレミアムを乗せると、レヴォーグのS:HEVはだいたい次のような位置になりそうです。
- ベース〜中間グレードをS:HEV化:360〜380万円台+約40万円 → 約400〜420万円台
- 上級グレードをS:HEV化:430〜440万円台+約40万円 → 約470〜480万円台
もちろん、フルモデルチェンジのタイミングでは装備内容の見直しや為替の影響も大きいため、「現行価格+40万円」でピッタリ決まるわけではありませんが、方向性としてのイメージにはなります。
S:HEVグレードの予想価格帯
ここまでの前提をもとに、「もし3代目レヴォーグにS:HEVが設定されたとしたら」という想定で、だいたいの価格レンジをまとめると次のようになります。
- ベース〜中間グレードのS:HEV:おおよそ410〜430万円台前後
- 上級グレード(STI風味のS:HEV):おおよそ460〜490万円台前後
- レイバック系にS:HEVが設定される場合:現行約400〜420万円台+プレミアム分 → 440〜470万円台前後
このレンジは、
- ・クロストレック/フォレスターS:HEVの価格差
- ・現行レヴォーグの価格帯
- ・フルモデルチェンジ時の装備アップや物価・為替の変動
といった要素をざっくり加味した「目安」です。実際には、装備の標準化・オプションの整理・原材料費などにより、ここから±50万円程度のブレは普通にあり得ると考えておくと安全です。
※本章の価格は他車種の傾向と現行レヴォーグの価格帯をもとにした概算であり、将来のレヴォーグS:HEVの実際の価格設定を保証するものではありません。正式な価格やグレード構成は必ずレヴォーグ公式サイトや販売店でご確認ください。
レヴォーグ ハイブリッドの燃費予想|WLTCと航続距離
S:HEV搭載車の実燃費・車重
レヴォーグS:HEVの燃費を推測するには、まず実際に走っているS:HEV車の燃費と車重をざっくり把握しておくのが近道です。
| 車種 | WLTC燃費(目安) | 車両重量(目安) |
|---|---|---|
| クロストレック S:HEV | 約18.9 km/L | 約1,660 kg |
| フォレスター S:HEV | 約18.4 km/L | 約1,750 kg |
| レヴォーグ 1.8Lターボ(現行) | 約13.5 km/L | 約1,550〜1,580 kg |
ここから見えてくるのは、
・S:HEV車の燃費は、おおむね18km/L前後に集中している
・現行レヴォーグは同等〜やや軽量、かつ背が低く空力的に有利
という点です。
燃費向上率からの数値予測
次に、「ガソリン/マイルドHV → S:HEV」で燃費がどれくらい伸びているかを見てみます。
- クロストレック(AWD):マイルドHV約15〜16km/L → S:HEV約18〜19km/L(+約20%)
- フォレスター:1.8Lターボ約13〜14km/L → S:HEV約18km/L台(+約30〜35%)
スバル自身も公式ニュースリリースで「マイルドハイブリッドAWD比で約20%燃費向上」と説明しているため、マイルドHVよりも燃費の悪いターボガソリン車から見ると、+25〜35%くらいの伸びを見込むのが自然です。
これを現行レヴォーグ1.8Lターボの13.5km/Lに掛け算すると、
- 控えめケース(+25%):13.5 × 1.25 ≒ 約17.0 km/L
- やや楽観ケース(+35%):13.5 × 1.35 ≒ 約18.2 km/L
といったあたりが見えてきます。クロストレック/フォレスターの実績も踏まえると、レヴォーグS:HEVのWLTC燃費は「17〜19km/L程度のどこか」に収まるイメージが妥当だと考えられます。
航続距離は1000kmを超えるか
数字だけ見てもピンと来づらいので、「満タンで何km走れそうか」という観点でも見てみます。レヴォーグの燃料タンクは約63Lです。
- 現行1.8Lターボ(13.5km/L)の場合:13.5 × 63 ≒ 約850km
- 仮にS:HEVで18km/Lだった場合:18 × 63 ≒ 約1,130km
- ※前提:タンク容量が現行と同じ63Lで、WLTCが18km/L程度出る場合の机上計算
実際の走行条件によって変動はありますが、イメージとしては「満タンで1000km超え」が視野に入る距離感です。高速道路のロングドライブや、給油回数を減らしたいユーザーにとっては、メリットを実感しやすい変化になりそうです。
※本章の燃費・航続距離は、現行レヴォーグや他車種S:HEVの公表値をもとにした試算であり、将来のレヴォーグS:HEVの実燃費やカタログ値を保証するものではありません。最新の数値や公式燃費は必ずレヴォーグ公式サイトや販売店でご確認ください。
まとめ|レヴォーグ ストロングハイブリッドの予測一覧
発売時期の最有力シナリオ
まず、発売時期についての現時点の整理です。
- 公式情報:レヴォーグS:HEVの開発・発売について、メーカーからの正式な発表はなし
- 電動化方針:2030年代前半までに全車種電動化を目指すとされている
- モデルサイクル:初代約6年→2代目(現行)も同程度でのフルモデルチェンジが見込まれる
これらを踏まえたうえでの現時点の見立ては次の通りです。
- 本命ライン:3代目レヴォーグ登場と同時期、すなわち2027年前後(±1年程度)
- 早めの可能性:S:HEVが優先導入されれば2026年後半あたりに先行登場の可能性もゼロではない
- 遅めの上限イメージ:電動化目標から見て2030年頃までには何らかのハイブリッド仕様が登場する可能性が高い
予想価格の目安まとめ
価格については、クロストレック/フォレスターのS:HEVから「+35〜45万円のプレミアム」を参考に、現行レヴォーグの価格帯に当てはめる形で考えました。
- ベース〜中間グレードS:HEV:おおよそ410〜430万円台前後
- 上級グレードS:HEV(STIテイスト):おおよそ460〜490万円台前後
- レイバック系にS:HEVが設定される場合:おおよそ440〜470万円台前後
フルモデルチェンジ時には装備や安全技術が標準化されることが多く、その分ベース価格が上がるケースもあります。そのため、ここから±50万円程度のブレは十分あり得る数字感として捉えておくのが現実的です。
期待される燃費と航続距離
最後に、燃費のイメージをあらためて整理します。
- 現行レヴォーグ1.8Lターボ:WLTC約13.5km/L、タンク約63L → 満タン航続目安は約850km
- クロストレック/フォレスターS:HEV:WLTC約18km/L前後、車重はレヴォーグと同等〜やや重い
- レヴォーグがS:HEV化した場合の想定:WLTCで17〜19km/L程度
これを航続距離に換算すると、
- 17km/Lの場合:17 × 63 ≒ 約1,070km
- 18km/Lの場合:18 × 63 ≒ 約1,130km
といったイメージになり、現行比で200〜300km程度長く走れる可能性があります。高速主体のロングドライブが多いユーザーほど、S:HEV化によるメリットを体感しやすい数字と言えそうです。
※本章の内容は、前章までで整理した情報をもとにしたまとめと試算であり、将来のレヴォーグS:HEVの仕様や性能、価格を保証するものではありません。実際に検討される際は、必ずレヴォーグ公式サイトや販売店で最新情報をご確認ください。