「パジェロミニ新型2026」「パジェロミニの復活はいつか」という噂が高まっていますが、その噂の真相はどうなっているのでしょうか。
実は、2026年に三菱から「本格的な新型車」が出ることは公式に決まっています。しかし、それが私たちの待ち望む“軽のパジェロ”なのかどうかは、冷静に見極める必要があります。
この記事では、専門家ではない「いちファン」の視点で、メーカーの公式発表や現状の課題を徹底的に整理しました。期待させるだけの煽り記事ではなく、メリットもデメリットもフラットにまとめた“現実的な予測”をお届けします。
■この記事でわかること
- 2026年投入「新型クロカンSUV」とパジェロミニの本当の関係
- なぜ「そのままの復活」は難しいのか?(コストと開発の壁)
- それでも期待したい「3つの復活パターン」と現実度
- 友人や家族に聞かれた時に使える「現状の正しい回答」
※この記事の情報は、2026年02月06日時点の調査データに基づいて作成しています。
結論:パジェロミニ新型「復活」の可能性と最新動向【2026】
この記事は、公開されているニュース・公式情報と、筆者が事前に整理した情報をベース初心者向けに噛み砕いてまとめたものです。
まず押さえておきたいのは、「2026年投入の新型クロスカントリーSUV」と「パジェロミニ復活」は別の話だという点です。東京オートサロン2026での会見では、加藤社長が「2026年に本格的なオフロード性能を持つ新型クロスカントリーSUVを投入する」と明言しただけで、車名やサイズ、まして「軽」かどうかまでは語られていませんし、あくまで「新型クロスカントリーSUV」予告として扱われています。
自動車メディアの多くは、このクルマを「次期パジェロ(フルサイズの本格SUV)」と読む傾向にあります。パジェロはかつての三菱の象徴的なフラッグシップSUVであり、ブランドをもう一度立て直すなら、まず大型の“本丸”から、というのは自然な流れです。
一方で、足もとの市場を見渡すと、「軽やコンパクト×オフロードテイスト」の人気は明らかに高まっています。ジムニーやジムニーノマドは受注停止・抽選販売になるほどの人気ですし、軽スーパーハイト×SUV味のデリカミニも、価格帯は約196〜291万円と決して安くないにもかかわらず、販売実績を伸ばしています。
これらを総合すると、
- 「当時と同じ中身のパジェロミニ(ラダーフレーム級のガチ仕様)」:コストや社内事情を考えると可能性は低め
- 「パジェロの名を借りた、小さめSUVや特別仕様車」:商品企画としては十分にあり得る
- 「軽×アウトドア味の新しい一台」:デリカミニの延長線上で、キャラ違いの派生車が出てくる余地はある
というのが、筆者なりの現時点での着地です。
※本記事の内容は執筆時点の情報と筆者の推測に基づく一般的な整理であり、実際のパジェロミニや新型SUVの仕様・価格・発売有無を保証するものではありません。最新情報や購入判断については、必ず各車種公式サイト、ならびにディーラーでご確認ください。
【動画の要点まとめ】東京オートサロン2026プレスカンファレンス
【動画の要点まとめ】
- ブースコンセプト「デリカ祭り」:「遊び心を解き放て」をテーマに、デリカD:5、デリカミニのカスタムカーや、トライトンのラリーカーなど計11台を展示しています。
- 新型車の販売が好調:新型デリカD:5がプレスカンファレンス当日(1月9日)に発売。予約注文は月販目標の3倍以上となる7,000台を受注しており、納期は約2ヶ月となっています。
- デリカミニ:昨年10月末の発売以来、3か月と待たず、1万台の受注を記録しています。
- 企業メッセージ「冒険」の追求:新企業広告「冒険が好きだ。冒険する人が好きだ。」のもと、過酷な環境でも安心して楽しめる「三菱自動車らしい」車づくりを強調しています。今年もアジアクロスカントリーラリーへ参戦し、総合優勝を狙うと表明しました。
- 今後の新型車投入計画:2026年中に、本格的なオフロード性能を持つ「新型クロスカントリーSUV」を投入する計画が明らかにされました。
加藤社長は、デリカシリーズの好調なセールスを背景に、今後も「三菱自動車らしい尖った車」をグローバルに連続投入していく姿勢を鮮明にしました。特に、年内に登場予定の新型SUVへの期待を煽る形で締めくくられています。
2026年発売「新型クロスカントリーSUV」の正体とは【パジェロ】
新型パジェロか?判明している最新情報
東京オートサロン2026の会見で、加藤社長が語ったポイントを、初心者向けにざっくり表にするとこんなイメージです。
| 項目 | 内容(2026年) |
|---|---|
| 投入時期 | 2026年に「新型クロスカントリーSUV」を発売する計画 |
| クルマの性格 | 「本格的なオフロード性能を持つ」と明言(オンロード寄りの“なんちゃってSUV”ではなく、悪路走破性を重視するニュアンス) |
| 現時点で 分からないこと |
車名(パジェロかどうか)、サイズやボディ形式、エンジンかPHEVかEVか、といった詳細は一切公表されていない |
メディア側は、会見の雰囲気やティザー映像から「ほぼ次期パジェロ(フルサイズまたはそれに近い本格SUV)ではないか」と見ていますが、これもあくまで“読み”にすぎません。
また、同じ会場では新型デリカD:5やデリカミニのカスタムカーが多数展示され、「デリカ祭り」と表現されるほど「冒険・アウトドア路線」を前面に押し出した内容でした。三菱のブランドメッセージも「冒険」をキーワードにしており、このSUVもその延長線上にあるフラッグシップと見るのが自然です。
クロカンSUVとは?定義と特徴を解説
「クロスカントリーSUV」という言葉自体が少し分かりづらいので、ざっくりイメージを整理しておきます(厳密な定義というより、クルマ選び初心者向けの“感覚”として読んでください)。
- クロスカントリーSUV:悪路を長距離走ることを前提にした「本格派」。ラダーフレームやそれに近い骨格、4WDシステム、悪路向きサスペンションなど、走破性優先のつくりが多い。イメージとしてはパジェロやランクル、ジムニー系など。
- クロスオーバーSUV:街乗りメインの「背の高い乗用車」。乗用車と同じモノコックボディに、スタイルや少し高めの最低地上高をプラスしたタイプ。多くのコンパクトSUVはこちら側で、本格的なローレンジ付き4WDは持たないことがほとんど。
加藤社長がわざわざ「本格的なオフロード性能を持つ」「クロスカントリーSUV」と表現したことからも、2026年の新型車は後者の“背高コンパクトSUV”ではなく、前者寄りのかなりガチなSUVを想定していると考えられます。
※本節は執筆時点で公表されている情報と報道に基づいた整理であり、実際の新型クロスカントリーSUVの仕様・名称・発売時期を保証するものではありません。必ず三菱自動車公式サイトやディーラーで最新情報を確認してください。
そもそもパジェロミニってどんな車?
パジェロミニのイメージを一言で言うなら「中身はかなり本気なのに、サイズと価格は軽」というクルマでした。三菱の公式ヒストリーでも、1994年登場時に「パジェロで培ったRV機能と、軽自動車の手軽さ・経済性を融合させた新発想のミニRV」と説明されています。
4WDターボなどパジェロミニ独自の“核”
パジェロミニの特徴を、現代の感覚でかみ砕くと次のようなポイントに集約できます。
- ボディ構造:大型断面フレームを埋め込んだモノコック構造で、高剛性なボディを実現。軽自動車ながら本格SUVレベルの骨格を持っていた。
- 4WDシステム:イージーセレクト4WDにより、走行中の2WD/4WD切り替えと、4WD時のHi/Loレンジ切り替えが可能。クロカンらしくローレンジを備えていた点が大きな特徴。
- 足まわり:フロントにマクファーソンストラット、リアに5リンク式コイルスプリングを採用し、悪路走破性と乗り心地のバランスを追求。
- 装備・世界観:電子方位計や高度計、外気温計などをまとめたマルチメーターを備え、当時のRVブームらしい“冒険ガジェット”感を前面に出していた。
- エンジン:4気筒DOHC 20バルブターボなど、当時としてはかなり凝ったパワーユニットを採用(後期型でも4気筒ターボ+高剛性ボディという贅沢な組み合わせ)。
2代目(新規格対応モデル)では、衝突安全性を高めた「RISE」ボディやホイールベース延長による安定性向上なども盛り込まれ、「軽だけど中身はかなりガチなクロカン志向」というキャラクターをさらに強めていきました。
このように、パジェロミニは単なる「見た目パジェロな軽SUV」ではなく、「小さくしても中身は本格派でありたい」という設計思想そのものが核だったと言えます。そのぶん、コスト面ではどうしても重くなる宿命も背負っていました。
※本節の内容は三菱公式ヒストリーなど執筆時点の情報を要約したものであり、実際のパジェロミニ各年式の装備・仕様を完全に網羅するものではありません。詳細や購入検討時は、中古車販売店・ディーラーで必ず最新情報を確認してください。
パジェロミニ新型復活を後押しするライバル事情(復活の追い風)
ジムニー・ノマドの納車待ちと需要
まずは分かりやすい例として、ジムニー/ジムニーノマドの状況を見てみます。の公式サイトによれば、ジムニー(軽)のメーカー希望小売価格はグレードによっておおよそ約190〜220万円台、一方で5ドアのジムニーノマドは約290万円〜という価格帯です。
決して「安い軽」とは言えない価格ですが、ジムニーノマドについては発売発表直後に計画台数を大きく超える約5万台の注文が入り、一時的に受注停止のお知らせが出るほどの人気となりました。
要するに、
- 「小さくて本格的な4WD」は台数が限られている
- 価格がそこそこ高くても欲しい人が多い(=需要>供給になりやすい)
という構図がはっきり見えているわけです。ジムニーを見ても、「どこへでも行ける道具」としての世界観が強く打ち出されています。
パジェロミニが狙っていた「小さいけれど中身は本格派」というポジションは、2020年代の今もジムニー系がしっかりと埋めている、という見方もできます。
ekシリーズ、デリカミニの販売台数と成功要因
一方の三菱側には、「軽×アウトドアテイスト」で大きな成功経験があります。それがデリカミニです。
デリカミニは、eKクロス スペースをベースに「デリカ」の名と世界観を与えた軽スーパーハイトワゴンで、価格はおおよそ196〜291万円と、軽としてはかなり高めのレンジにあります。
それでも、販売台数の統計を見ると、eKシリーズ全体の販売が2020〜2022年にかけて3万台前後だったのに対し、デリカミニ登場後の2023年と2024年にはシリーズ年間売上が5万台超まで一気に伸びています。(2025年も58,916台と人気を維持)デリカブランドの強さと「軽なのにアウトドアに振り切ったキャラクター」がヒット要因として挙げられています。
まとめると、小さめオフロード系の現在地はこんなイメージです。
- ジムニー陣営:本格4WDとしての性能で勝負。価格は高めでも、受注停止になるほどの熱狂的な需要がある。
- デリカミニ陣営:実用的な軽スーパーハイトに、デリカD:5譲りのタフなイメージをかぶせることで、幅広いユーザーに刺さっている(価格もプレミアム寄り)。
この状況は、「パジェロミニ的な小さなオフローダーがもう一台増えても、一定のニーズがありそうだ」という意味で、パジェロミニ復活にとっては明らかに“追い風”と言えます。ただし、その追い風をうまくつかめるかどうかは、次の章で触れるようなコストや商品ラインアップ上の都合次第です。
※本節の内容は各社公式サイトや公開されている販売データをもとにした一般的な傾向の説明であり、実際の販売状況や価格、納期を保証するものではありません。必ずジムニー公式サイト・デリカミニ公式サイトや販売店で最新の価格・在庫状況を確認してください。
パジェロミニ新型の復活発売が難しい3つの理由
ここからが「なぜ、そのまま復活は難しそうなのか?」という本題です。あくまで外から見える情報と常識レベルの推測ですが、パジェロミニ復活には少なくとも以下の3つの壁があると考えられます。
難しさ①:軽で“本格クロカンの中身”を作るのは価格が重い
パジェロミニの核は、「軽規格に本格クロカンの要素を詰め込む」という発想でした。これは裏返すと、次のような課題を抱えやすくなります。
- ハードウェアが豪華になりがち:ローレンジ付き4WD、頑丈なボディ、悪路向けサスペンションなど、普通車クラスなみの部品・設計コストがかかる。
- 軽の価格帯とのギャップ:軽自動車として売る以上、ユーザー側の「軽ならこのくらいの価格であってほしい」という感覚とのバランスを取る必要がある。
- 2020年代の安全・環境基準:衝突安全性や先進運転支援(ADAS)、燃費・排ガス規制など、1990年代よりもクリアすべきハードルが大幅に増えている。
すでにジムニーは約190〜220万円台、デリカミニの上位グレード4WDは乗り出しで300万円近くに達するケースもあると言われており、「軽=安い」というイメージはかなり揺らいでいます。
もしパジェロミニ級のハードウェアを現代的な安全・環境基準で作り直すと、車両本体価格だけで「200万円台後半〜250万円超」あたりを覚悟する必要がありそうです(あくまで既存モデルの価格レンジからの推測)。この価格帯で新たに“もう1台”専用プラットフォームを用意する決断は、メーカーにとってかなり重いと言えます。
難しさ②:日産・NMKVとの開発スキームの壁
現在、三菱の主力軽乗用車(eKシリーズや軽EVなど)は、という、日産と三菱の合弁会社を通じて企画・開発されています。NMKVは両社が折半出資し、日本市場向け軽自動車の商品企画・プロジェクトマネジメントを担う会社です。
このスキームには、
- 良い面:開発コストを分担しつつ、日産と三菱の強みを活かした競争力の高い軽を作れる。
- 苦しい面:新しい軽の企画は、基本的に「日産と三菱の両ブランドで売れるか?」を前提に検討される。
パジェロミニのような「三菱らしさ全開のニッチな本格軽クロカン」は、日産側にとってはやや遠い世界のクルマです。そのため、
- 三菱だけが欲しい超ニッチな軽プラットフォームをNMKV経由で立ち上げるのはハードルが高い
- 日産名義の兄弟車(例:ジューク的な何か)を同時に用意できるなら別ですが、その需要も読みにくい
といった事情から、「NMKVスキームの外側でパジェロミニ専用軽を作る」か、「既存プラットフォームを使いつつパジェロ風味を足す」か、といった難しい選択を迫られます。
難しさ③:デリカミニとの社内競合・差別化問題
三菱の現行ラインアップを見ると、
- デリカD:5:ミニバンとSUVの中間のような、本格4WDミニバン的ポジション
- デリカミニ:その世界観を軽スーパーハイトに落とし込んだ、ファミリー向けアウトドア軽
という「デリカ軸」のSUVラインがすでに存在します。もしここに「パジェロミニ(軽)」をそのまま投入すると、
- 同じ軽サイズで「アウトドアイメージの4WD」が増えすぎる
- 広告・販促のリソースがデリカ軸と分散し、どちらも中途半端になりかねない
という社内カニバリ(自社内で食い合う)リスクが出てきます。
差別化しようとすると、
- デリカミニ:スライドドア付きでファミリー向け、オンロード寄り
- パジェロミニ(仮):3ドア or 5ドアのショートボディで、本格悪路寄り
といった棲み分けが考えられますが、ここまで振り切るならなおさら「本格4WDのハードウェア」が必要になり、先ほどのコスト問題がさらに重くのしかかります。
このように、パジェロミニ復活は「作れば絶対売れる」という単純な話ではなく、
- 開発・製造コスト
- 日産との合弁スキーム
- 既存のデリカブランドとの兼ね合い
といった複数の制約条件のもとで判断されるテーマだと考えられます。
※本節の内容はNMKVや各モデルに関する公開情報をもとにした筆者の推測であり、三菱社内の正式な商品計画や判断プロセスを示すものではありません。実際のラインアップや商品戦略は今後変更される可能性があるため、必ず各車種公式サイトやディーラーで最新情報を確認してください。
パジェロミニ新型復活の3パターンと予想価格
「可能性は低め」とはいえ、もし何かしら“パジェロミニ的なもの”が戻ってくるなら、どんな形が現実的なのか。ここでは、初心者でもイメージしやすいよう、あえて3つのパターンに分けて整理してみます(あくまで筆者の仮説・雑談レベルだと思ってください)。
| パターン | ざっくりイメージ | 実現しやすさと価格帯(推測) |
|---|---|---|
| A:普通車パジェロとして復活 | 2026年の新型クロスカントリーSUVが「パジェロ」名を名乗る/ショートボディ派生で“パジェロミニ的”キャラを担当 | 実現度:高め 価格帯イメージ:本体約400〜600万円台(フルサイズSUV相当のレンジを想定) |
| B:デリカミニ系の“パジェロミニ風”グレード | デリカミニかその後継の一部グレードとして、角ばったボディや専用内外装で「ミニパジェロ」的世界観を表現 | 実現度:中〜やや高 価格帯イメージ:本体約220〜300万円台(現行デリカミニの上位グレード+α) |
| C:軽の本格クロカンを新規開発 | ジムニー対抗の軽クロカンをゼロから開発し、「パジェロミニ」の名を与える | 実現度:低め 価格帯イメージ:本体約230〜260万円台(装備次第ではさらに上振れの可能性も) |
それぞれ、もう少しだけ補足します。
パターンA:普通車パジェロとして復活
- 狙い:まずはフルサイズ級の本格SUVでブランドの「本丸」を再建し、その上でショートボディや派生モデルで“パジェロミニ的な遊び”を担わせる。
- メリット:グローバルに展開しやすく、開発投資を回収しやすい。三菱のブランドメッセージ「冒険」とも整合性が高い。
- 課題:国内での絶対台数は限られやすく、価格も400〜600万円台クラスが主戦場になると見込まれるため、誰にでも手が届くクルマではなくなる。
パターンB:デリカミニ系の“パジェロミニ風”グレード
- 狙い:既存のデリカミニ(または後継)の骨格・パワートレインを使いながら、外観や内装・グレード構成で「パジェロ風味」を強くする。
- メリット:新規プラットフォームを起こす必要がなく、開発コストを比較的抑えられる。デリカブランドとパジェロブランドを“軽の中で橋渡し”するような役割も持たせられる。
- 価格レンジ:現行デリカミニの4WD上位グレードが乗り出しで300万円前後と言われることから、そのプラスαで220〜300万円台あたりがイメージ。
- 課題:中身はあくまで街乗り寄りの軽スーパーハイトであり、「本格クロカン」と呼べるかは疑問。名前だけ先行してしまうリスクもある。
パターンC:軽の本格クロカンを新規開発
- 狙い:ジムニー/ジムニーノマドの成功を追いかける形で、三菱版の軽本格クロカンを立ち上げ、「パジェロミニ」の名をストレートに復活させる。
- メリット:三菱らしい4WD技術を前面に出した“熱い”クルマになり、ブランドイメージとしては非常に強い武器になりうる。
- 価格レンジ:ジムニーが約190〜220万円台、ジムニーノマドが約290万円〜であることを考えると、装備次第では230〜260万円台程度がターゲットになりそう(あくまで相場感)。
- 課題:NMKVスキームや開発コスト、ジムニーとの競合などを考えると、三菱として踏み切るハードルは相当高い。
個人的には、
- 「名前としてのパジェロ復活」はAパターン(普通車)
- 「軽でパジェロミニ風の雰囲気を楽しむ」のはBパターン(デリカ系派生)
という形で落ち着く可能性が比較的高いのでは、と感じています。Cパターンは“夢としては最高にワクワクする”一方、現実的にはかなり難易度が高い、という捉え方です。
※本節は筆者の仮説的な整理であり、いずれのパターンも三菱自動車が公式に表明している計画ではありません。価格レンジも既存車の価格を参考にしたイメージに過ぎません。実際の車種展開や価格は今後の公式発表・ディーラー情報で必ずご確認ください。
2026年新型SUVがもたらすパジェロミニへの影響
最後に、「2026年の新型クロカンSUV」が、パジェロミニ的なクルマにどんな間接効果を持ちうるかを整理しておきます。
① ブランド面:『三菱=冒険』イメージの再強化
三菱は、ブランドメッセージで「冒険」をキーワードに掲げており、テレビCMやグラフィック広告でも「冒険する人を応援するブランド」としてのイメージづくりを進めています。
ここに、本格的なオフロード性能を持つ新型クロカンSUVが加わることで、
- 「デリカD:5/デリカミニ」=ファミリー・アウトドア
- 「新型クロカンSUV(パジェロ級)」=ガチ目な冒険・ロングツーリング
といった“冒険ライン”全体の説得力が増します。その結果として、「もっと小さい相棒(=コンパクト/軽クラスの冒険車)が欲しい」という声にも応えやすくなる土壌ができるかもしれません。
② 技術面:4WD技術や悪路ノウハウのアップデート
フラッグシップ級のクロカンSUVを新規開発する過程では、
- 最新の電子制御4WDやトラクションコントロール
- 路面状況に応じた走行モード切り替え
- ボディ剛性・サスペンション設計のノウハウ
など、多くの技術が再整理されるはずです。そうした技術は、時間差でコンパクトSUVや軽ベースのアウトドア車に“薄めて転用”されることがよくあります。
実際、S-AWCや電子制御の”考え方”は、アウトランダーPHEVやデリカD:5を通じて軽EV(eKクロスEV)などにも波及してきました。
③ ビジネス面:フラッグシップの成否が“弟分”の企画に影響
もし新型クロカンSUVが国内外で一定の成功を収めれば、「パジェロブランドをもう一段下のサイズにも展開しよう」という議論が社内で生まれやすくなります。そのときに出てくるのは、
- 国内向け軽クロカン(Cパターン)
- あるいは、1.0〜1.3L級の小型SUV(Bセグメント)としての“小さいパジェロ”
といった案かもしれません。後者であれば、海外販売も見込めるぶん、軽専用よりは企画が通りやすい可能性もあります。
逆に、新型クロカンSUVが期待ほど売れない場合、「まずは既存のデリカ系を厚くする」「コンパクトSUVを優先する」といった判断になるかもしれません。つまり、フラッグシップSUVの成否は、小さなパジェロ的なクルマが生まれるかどうかに、間接的に影響してくると考えられます。
※本節で述べた「間接効果」は、ブランド戦略や技術展開の一般的な傾向から筆者が推測したものであり、新型クロカンSUVの実際の販売成否や、その後の派生車種の有無を保証するものではありません。必ず三菱自動車公式サイトやディーラーで最新の公式情報を確認してください。
パジェロミニ新型の発売日はいつ?時期を予想
発売時期が2028年以降になる理由
- 新型車は“思いつき”では作れない
量産車の企画〜発売は、一般に「市場調査→設計→試作→認証→生産準備」で数年かかります。今から「やる」と決めても、発売までに時間が必要です。 - 採算ラインが最大の壁
軽は車両価格を上げにくい一方、4WD・悪路性能・安全装備を盛るほど原価が増えます。パジェロミニらしさ(本格感)を残すほど、利益が薄くなりがちです。 - “軽SUVブーム”は競争が激しい
いま売れているのは、見た目SUV+実用性重視の軽。復活するなら、価格・燃費・安全・室内の広さで既存勢と戦える設計が必要で、開発の難度が上がります。 - 規制(安全・排ガス)対応で“昔のまま”は無理
衝突安全、先進運転支援、騒音・排ガスなどの基準は年々厳しくなります。懐かしい箱型・ラダーフレーム風の雰囲気を出しても、中身は現代基準で作り直しになります。 - 現実的な近道は“既存の軽プラットフォーム流用”
新規専用設計より、既存の軽(または協業先)の基盤を使って外装・足回り・4WD制御を作り込むほうが現実的。これができる体制が整うと、2028〜2031年が見えます。 - 電動化はチャンスにも足かせにもなる
電動4WDは制御でキャラ作りしやすい一方、バッテリー費用が重く、軽の価格帯で成立させるのが難しい。だから“電動が安くこなれる時期”待ちになりやすいです。
結論:完全復活よりも後継車の可能性
復活時期を合理的に考えると、鍵は「採算」「規制対応」「開発期間」「既存基盤の流用可否」です。これらを全部そろえて発売まで持っていくには時間がかかるため、最短でも2028〜2031年が目安になります。しかも“パジェロミニ完全復刻”より、軽SUVとしての新解釈(名前や立ち位置を調整した派生)のほうが実現確率は高い、という見立てが一番筋が通ります。
まとめ:パジェロミニ新型2026に関するQ&A
ここまでの内容を踏まえて、「結局どう答えればいいの?」をシンプルな形にまとめておきます。友人や家族に聞かれたときの“テンプレ回答”として使えるイメージです。
- Q:「2026年の新型クロスカントリーSUVって、パジェロミニの復活?」
→ A:「それはたぶん、軽じゃなくてフルサイズ寄りの本格SUV。パジェロ本体の復活に近い話だと思うよ。」 - Q:「じゃあ、パジェロミニはもう出ないの?」
→ A:「“昔の中身そのままの軽クロカン”として復活する可能性は高くなさそう。でも、デリカミニの特別仕様とか、小さめSUVとしてパジェロっぽいモデルが出る余地はあるかもね。」 - Q:「待ったほうがいいの?」
→ A:「いつ・どんな形で出るかは誰にも分からないから、『今欲しいクルマ』(ジムニーやデリカミニなど)と、『もし将来出たら欲しいクルマ』を分けて考えたほうが現実的だと思う。」
パジェロミニ的な小さなオフローダーが好きな人にとって、2026年の新型クロカンSUVは「ブランドの再スタート」として注目すべき出来事であることは間違いありません。ただし、それが軽のパジェロミニ復活に直結するわけではない──この距離感を頭の片隅に置いておくと、情報に振り回されにくくなるはずです。
※本節は本記事全体の内容を整理したものであり、執筆時点の情報と筆者の見解に基づいています。実際のパジェロミニや関連車種の復活・発売・仕様を保証するものではありません。購入や乗り換えを検討する際は、必ず各車種公式サイトやディーラーで最新情報と見積もりを確認してください。