「ノアとヴォクシー、どっちが人気?」
この疑問は、ファミリーミニバン選びで多くの人が最初に抱く大きな悩みではないでしょうか。街を走ればどちらの車もよく見かけますが、実際の販売台数ではどちらが上回っているのでしょう。そして、そもそもノアとヴォクシーの人気はなぜここまで拮抗しているのか、気になりますよね。
兄弟車でありながら、見た目のキャラクターは正反対。だからこそ、「自分の家族にはどっちが本当に合っているんだろう?」と迷ってしまうのも当然です。
この記事では、そんなあなたの疑問や迷いを解消するため、最新の公式データや専門家の視点から、この大人気な2台を徹底的に比較・解説します。客観的な事実と、長年の車選びサポートの経験から、後悔しない一台を見つけるお手伝いをします。
この記事を読めば、以下の4つがわかります。
- 最新の販売台数データで見る、本当に人気なのはどっちか
- 見た目以外に違いはある?スペックと家族での使い勝手の差
- 数年後に損をしない、リセールバリュー(下取り価格)が高いのはどっちか
- あなたのライフスタイルにピッタリな一台を見つけるための、最終的な選び方
ノアとヴォクシーどっちが人気?
ノアとヴォクシーの人気は、最新の販売台数データ(2025年8月)によるとヴォクシーが5,122台とノアの5,057台をわずかに上回りますが、2025年の年間累計ではノアが40,698台とヴォクシーの39,565台を上回っており、人気は極めて拮抗しています。 どちらかが圧倒的に人気というわけではなく、月ごと、年ごとに順位が入れ替わるライバル関係にあるのが現状です。
▼ 最新の販売台数をチェック
まずは、一番新しいデータを見てみましょう。自動車販売の業界団体が発表している公式なデータによると、直近の状況は以下のようになっています。
期間 | ノアの販売台数 | ヴォクシーの販売台数 | 傾向 |
2025年8月 | 5,057台 | 5,122台 | ヴォクシーがわずか65台リード |
2025年1月~8月累計 | 40,698台 | 39,565台 | 年初来ではノアが1,133台リード |
2024年(1年間) | 70,611台 | 70,636台 | 昨年はヴォクシーが25台という僅差で勝利 |
このように、数字を見ると本当に「いい勝負」をしていることがわかりますね。先月はヴォクシーが少しだけ多く売れましたが、今年全体で見るとノアの方が少しリードしている、という状況です。
▼ なぜここまで人気が拮抗するのか?
この2台は、見た目のデザインは異なりますが、実は中身の基本設計は同じ「兄弟車」です。そのため、どちらを選んでも車の性能や使い勝手に大きな差はありません。
- ノア:上品で落ち着いたデザインが好きなファミリー層に人気。
- ヴォクシー:シャープで個性的なデザインが好きな、少しこだわり派のファミリー層に人気。
つまり、性能で選ぶというよりは、「どちらの顔つきが好きか」というデザインの好みで選ぶ人がほとんどのため、人気が二分されているのです。
▼ 車選択メモの視点
販売台数のデータは、あくまで人気の「ものさし」の一つです。数十台、数百台の差は、生産状況やディーラーの在庫状況によっても変動するため、「売れている方が良い車だ」と単純に考えるのは少し早いかもしれません。データは参考にしつつも、ご自身の好みを一番大切にするのが、後悔しない車選びのコツですよ。
▼ 最終的な判断のために
もしあなたが「みんなが選んでいる方で安心したい」という気持ちが強いなら、今年に入ってから少しリードしている「ノア」が候補になるかもしれません。一方で、「最近の勢いを重視したい」と考えるなら「ヴォクシー」も魅力的です。どちらも素晴らしい車ですので、最後はデザインの好みで決めて全く問題ありません。
ノアとヴォクシー:見た目以外の違い
ノアとヴォクシーの見た目以外の違いは、実はほとんどありません。全長・全幅・室内寸法からエンジン、最小回転半径に至るまで主要スペックは実質的に全く同じで、決定的な差はノアにだけ「標準ボディ(エアロなし)」のグレードが用意されている点に集約されます。
▼ 主要スペック比較表
まずは、車の基本性能を示すスペック表を見比べてみましょう。どちらも2025年9月時点の最新情報です。
項目 | ノア | ヴォクシー | 違いは? |
全長×全幅 (mm) | 4,695 × 1,730 | 4,695 × 1,730 | 同じ |
全高 (mm) | 1,895–1,925 | 1,895–1,925 | 同じ |
室内 (長/幅/高 mm) | 2,805 / 1,470 / 1,405 | 2,805 / 1,470 / 1,405 | 同じ |
エンジン | 1.8L HV / 2.0L ガソリン | 1.8L HV / 2.0L ガソリン | 同じ |
燃費 (WLTCモード) HV | 22.0–23.4km/L | 22.0–23.0km/L | ほぼ同じ |
燃費 (WLTCモード) GAS | 14.3–15.1km/L | 14.3–15.0km/L | ほぼ同じ |
最小回転半径 | 5.5m | 5.5m | 同じ |
※全高や燃費の数値に幅があるのは、駆動方式(2WD/4WD)やタイヤサイズ、装備の違いによるものです。
表の通り、車のサイズ、室内の広さ、エンジンの種類、そして小回りのしやすさを示す最小回転半径まで、すべてが共通の数値となっています。 これだけ見ると、「本当にどこが違うの?」と思ってしまいますよね。
▼ 決定的な違いはグレード構成
では、実質的な違いはどこにあるのでしょうか。それは、選べるグレードの種類です。
- ノア
- エアロパーツが付いたスポーティな「S-Z」「S-G」
- エアロパーツがなく、落ち着いた印象の**「X」**
- このように、「エアロあり」と「エアロなし」の両方の顔つきから選べるのが最大の特徴です。
- ヴォクシー
- エアロパーツが付いた「S-Z」「S-G」のみ
- こちらは全モデルが「エアロあり」の顔つきで、シャープな印象で統一されています。
つまり、「スポーティなエアロは付けずに、シンプルで落ち着いたミニバンが欲しい」という場合は、選択肢は必然的に「ノア」のXグレードということになります。
▼ 車選びのヒント
スペック表の細かい数字を比べることに時間をかけるよりも、まずは「どちらのデザインが好きか」をはっきりさせることが、ノア・ヴォクシー選びの第一歩です。その上で、「もし落ち着いたデザインが好きならノアのXグレードも見てみようかな」と考えるのが、スムーズな選び方と言えるでしょう。
▼ なぜ分析
メーカーは、同じ基本性能の車に異なるデザインを与え、異なる販売店で売ることで、幅広いお客様の好みに応えようとしています。上品なスタイルが好きな人も、個性的でクールなスタイルが好きな人も、どちらも取りこぼさないための戦略なのです。だからこそ、私たちは性能差を気にすることなく、純粋にデザインの好みで選ぶことができるのですね。
ノアとヴォクシーはなぜ人気?
ノアとヴォクシーが多くのファミリーから選ばれ続けている人気の理由は、主に3つです。公的機関(JNCAP)で最高評価を得た「①高い安全性」、家族の使い勝手を徹底的に考え抜いた「②便利な室内空間」、そして毎日の足として頼りになる「③優れた燃費性能と取り回しの良さ」が、現代のミニバンに求められる要素を高いレベルで満たしています。
▼ 理由1:家族を守る、トップクラスの安全性
大切なお子さんや家族を乗せるからこそ、安全性は絶対に譲れないポイントですよね。ノアとヴォクシーは、その点で非常に高い評価を得ています。
- JNCAPで最高の評価を獲得
- 国が審査する自動車の安全性能評価「JNCAP」において、2022年度に最高評価である「ファイブスター賞」を獲得しました。
- さらに、全車種の中で最も得点が高かったことから、栄誉ある**「ファイブスター大賞」**にも輝いています。 これは、「衝突時の安全性」と「事故を未然に防ぐ予防安全性能」の両方が、公的にトップレベルであることの証明です。
- 進化した運転支援機能「トヨタセーフティセンス」
- ぶつからないをサポートする「プリクラッシュセーフティ」はもちろん、高速道路で車線の中央を走るのを手伝ってくれる「レーントレーシングアシスト(LTA)」や、前を走る車に自動でついていく「レーダークルーズコントロール」など、運転の疲れを減らしてくれる機能が充実しています。
- 特に「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」は、信号が赤に変わるのを先読みして減速を支援したり、カーブでハンドル操作をアシストしたりと、日常の運転をさりげなくサポートしてくれる賢い機能です。
▼ 理由2:「あって良かった!」が詰まった室内空間
ミニバンとしての使い勝手も、人気の大きな理由です。家族の毎日を考え抜いた便利な機能がたくさん備わっています。
- 驚くほど下がる、乗り降りのステップ
- オプションで助手席側のスライドドアに「ユニバーサルステップ」を付けることができます。 ドアを開けると地面から約20cmの高さにステップが自動で出てくるので、小さなお子さんやお年寄りでも一人で楽に乗り降りができます。
- 広々とした2列目シート
- 7人乗り仕様では、2列目シートが745mmも後ろにスライドする「ストレート超ロングスライド」が可能です。 足元を広々させてくつろいだり、前にずらして3列目の乗り降りを助けたりと、様々な場面で活躍します。
- 片手で簡単な3列目シートの格納
- 3列目シートは「ワンタッチホールドシート」という機能で、女性でも片手で軽々と跳ね上げて格納できます。 面倒なベルトでの固定も不要なので、急に大きな荷物を積むことになっても安心です。
▼ 理由3:家計に優しく運転しやすい、絶妙なバランス感覚
毎日使う車だからこそ、燃費の良さや運転のしやすさも重要です。
- 優れた燃費性能
- ハイブリッドモデルの燃費は、WLTCモードで約22.0~23.4km/Lと、このクラスのミニバンとしては非常に優秀です。 ガソリン代を気にせず、気軽にお出かけできるのは嬉しいポイントですね。
- 街中でもスイスイ走れる取り回し
- 最小回転半径は5.5mと、大きなボディサイズにもかかわらず小回りが利きます。 スーパーの駐車場や狭い路地での運転も、ストレスなくこなせるように設計されています。
▼ 車選択メモの考察
ノアとヴォクシーの人気は、どれか一つの性能が突出しているから、というわけではありません。「安全性」「使い勝手」「経済性」という、ファミリーカーに求められる3つの要素を、すべて高い水準でクリアしている「総合力の高さ」こそが、多くの人に選ばれる最大の理由だと考えられます。派手さはありませんが、家族の毎日をしっかりと支えてくれる、頼れる存在なのです。
ノアとヴォクシーでどちらがリセール的に得?
ノアとヴォクシーのリセールバリュー(数年後に売却するときの価値)は、どちらも非常に高い水準で安定していますが、市場の傾向としては、エアロパーツ装着を前提としたデザインの「ヴォクシー」が、平均的な中古車価格でわずかに有利な局面が見られます。 ただし、この差は絶対的なものではなく、選ぶグレードやボディカラー、装備の内容によって簡単に逆転することもあります。
▼ なぜヴォクシーが有利と言われることがあるの?
その理由は、それぞれの車のキャラクターと中古車市場での需要に関係しています。
- ヴォクシー:全グレードがスポーティなエアロパーツを装着しているため、「カッコいいミニバンが欲しい」という中古車を探している人の需要にマッチしやすいのです。結果として、中古車市場での平均価格が引き上げられる傾向にあります。
- ノア:エアロパーツを装着しない、落ち着いたデザインの「標準ボディ」もラインナップに含まれています。 この標準ボディは新車価格が少し安い分、中古車価格もそれに準じるため、ノア全体の平均価格を見たときに、ヴォクシーより少し低く見えることがあるのです。
つまり、ヴォクシーの方が本質的に価値が高いというわけではなく、「エアロ付き」という人気のスタイルに絞られている分、平均値が高く出やすい、と理解するのが正確です。
▼ リセール価値を左右する4つの重要ポイント
車名で悩む以上に、以下の4つのポイントを押さえることの方が、リセールバリューには大きく影響します。
- グレード:装備が充実している上位グレードの「S-Z」は、中古車市場でも人気が高く、価値が残りやすい傾向にあります。
- ボディカラー:定番で誰にでも好まれる「ホワイトパール系」と「ブラック系」は、他の色に比べて数年後の査定額が高くなることが一般的です。
- 装備:
- 両側パワースライドドア:ファミリーカーでは必須とも言える装備で、査定時の評価も高いです。
- 最新のナビやディスプレイオーディオ:画面が大きく、機能が充実しているほど好まれます。
- パワートレイン:燃費が良く静かな「ハイブリッド」は、ガソリン車よりも人気が高く、リセールにも有利に働くことが多いです。
▼ 結局、どちらが本当にお得なの?
観点 | 有利になりやすいのは? | 理由・コメント |
平均的な中古価格 | ヴォクシー | エアロスタイルに絞られているため、平均値が上振れしやすい。 |
条件が良い場合 | ほぼ互角 | 人気の「S-Z」グレードで、色が白か黒、装備も充実していれば、ノアでもヴォクシーでも同等の高いリセールが期待できます。 |
3年後の残価率の目安 | どちらも非常に高い | 状態や条件が良ければ、新車価格の**60%~100%**の範囲で推移することも。 ※あくまで参考値であり、市場動向で大きく変動します。 |
▼ 車選択メモからのアドバイス
リセールバリューは確かに気になりますが、その差はあくまで数パーセントの範囲であることがほとんどです。数年後のわずかな差額のために、今、本当に乗りたいデザインを我慢してしまうのは、少しもったいないかもしれません。一番のおすすめは、「自分が心から気に入ったデザインの車(ノアかヴォクシーか)を選び、その中でリセールに強い色やグレードを選ぶ」という方法です。この方法なら、乗っている間の満足度も、将来の売却額も、両方を高めることができますよ。
家族で使うならどっち?
家族で使う上でのノアとヴォクシーの違いは、シートアレンジや室内の便利機能においては全くありません。どちらも7人乗りと8人乗りが選べ、特に7人乗りの「ストレート超ロングスライド」は子育て世代から絶大な支持を得ています。乗り心地の差は、ノアかヴォクシーかという車の違いよりも、選ぶタイヤのサイズや駆動方式(2WDか4WDか)の違いによって生まれます。
▼ 7人乗りと8人乗り、我が家に合うのはどっち?
室内空間の使い勝手は全く同じなので、どちらの車を選ぶかに関わらず、純粋に家族構成や使い方で7人乗りか8人乗りかを決めることができます。
- 7人乗りがおすすめの家族
- 特徴:2列目シートが独立した2つのキャプテンシートになっています。
- メリット:シートの間に幅185mmの通路(ウォークスルー)ができるため、車から降りずに1列目から3列目まで移動できます。 小さなお子さんがいてチャイルドシートを2つ付けても、3列目へのアクセスがしやすいのが最大の魅力です。また、シートを745mmも後ろに下げられる「ストレート超ロングスライド」が可能で、2列目の足元をリムジンのように広々と使えます。
- こんな方に:お子さんの世話で室内を移動することが多い、2列目の快適性を重視したい。
- 8人乗りがおすすめの家族
- 特徴:2列目シートが3人掛けのベンチシートになっています。
- メリット:いざという時に最大8人まで乗れるのが強みです。友人家族を乗せたり、習い事の送迎で多くの子供を乗せる機会がある場合に柔軟に対応できます。シートのスライド量は705mmと7人乗りに比べて少し短いですが、それでも十分な広さを確保できます。
- こんな方に:乗車人数を優先したい、2列目に3人で座ることが多い。
▼ 乗り心地は「タイヤ」と「駆動方式」で変わる
ノアとヴォクシーは基本構造が同じなので、乗り心地そのものに差はありません。しかし、選ぶグレードやオプションによって、乗り心地の印象は少し変わってきます。
- タイヤサイズによる違い
- 16インチタイヤ(S-Gグレードなど):タイヤのゴム部分に厚みがあるため、路面からの細かな振動を吸収しやすく、乗り心地がしなやかで快適に感じられます。ファミリーユースにはこちらがおすすめです。
- 17インチタイヤ(S-Zグレードなど):見た目がスタイリッシュで、ハンドリングがシャープになりますが、16インチに比べると路面の凹凸を少し拾いやすくなる傾向があります。
- 駆動方式による違い
- E-Four(ハイブリッドの4WD):後輪をモーターで駆動するシステムで、後部に部品が増える分、車重が重くなります。その重みが良い方向に働き、乗り心地が最もどっしりと落ち着いていて上質だと評価する専門家もいるようです。
▼ 筆者の提案
シートアレンジや乗り心地に関しては、ノアとヴォクシーという垣根を取り払って、「我が家の使い方なら7人乗りがいいかな?」「乗り心地を重視するなら16インチタイヤのグレードにしよう」というように、**自分たちのライフスタイルに合った仕様(グレードやオプション)**を探していくのがベストな方法です。
▼ 試乗で確かめてほしいポイント
もし試乗する機会があれば、ぜひ後部座席に乗ってみることをお勧めします。運転席では気づきにくい、家族が感じる乗り心地を実際に体感してみてください。また、お店の方にお願いして、3列目シートの格納や2列目シートのスライドを実際に操作させてもらうと、カタログだけではわからない使い勝手の良さを実感できるはずです。
「こっちにして良かった!」と思える、あなたに合う方の見つけ方
ノアとヴォクシー選びで後悔しないための最適な見つけ方は、①見た目の好み → ②家族の乗せ方 → ③絶対に譲れない装備、という順番で条件を絞り込んでいくことです。このシンプルな3ステップで考えれば、車の難しいスペックの選択の助けとなり、あなたの家族に本当に合う一台が自然と見えてきます。
▼ STEP1:まずは「顔」の好み。直感を信じよう!
全てのスタートは、デザインの好みです。車の性能は全く同じなので、まずは純粋に、どちらの「顔」があなたの心に響くかを選んでみましょう。
- 上品で落ち着いた雰囲気が好きなら → ノア
- シャープで個性的な雰囲気が好きなら → ヴォクシー
毎日見るものだからこそ、この「好き」という気持ちが、購入後の満足度に最も大きく影響します。カタログや街で走っている実車を見て、直感で「こっちがいいな」と感じる方を選びましょう。
▼ STEP2:家族の「今」と「未来」で考えるシート選び
デザインの方向性が決まったら、次に家族の乗せ方を具体的にイメージして、「7人乗り」か「8人乗り」かを決めます。
- こんな場合は「7人乗り」がおすすめ
- 小さなお子さんがいて、チャイルドシートを付けている。
- 車内でのお子さんの世話や、3列目への乗り降りをスムーズにしたい。
- → 2列目シートの間の通路(ウォークスルー)が大活躍します。
- こんな場合は「8人乗り」がおすすめ
- おじいちゃん、おばあちゃんも含めて6人以上で乗ることが多い。
- お子さんの友達や、習い事の仲間を乗せる機会がある。
- → いざという時に一人でも多く乗れる乗車定員が魅力です。
▼ STEP3:「これだけは欲しい」装備でグレードを決める
最後に、あなたの家族にとって「これだけは譲れない」という装備を考えて、それを満たすグレードを選びます。
- 乗り降りのしやすさを最優先したい
- → 小さなお子さんやご両親のために「ユニバーサルステップ」はぜひ検討したい装備です。地面との段差がぐっと縮まり、乗り降りが本当に楽になります。
- 買い物や雨の日に便利さを実感したい
- → 足をかざすだけでスライドドアが開く「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」があると、両手がふさがっていてもスムーズに乗り込めます。
- 2列目でゆったりくつろぎたい
- → 足を伸ばせる「オットマン(2WDのみの設定)」や、飲み物や小物を置ける「大型テーブル」が欲しい場合は、上位グレードの「S-Z」系が主な選択肢になります。
▼ タイプ別おすすめプラン
もし迷ったら、以下のプランを参考にしてみてください。
- 子育て快適重視プラン
- 7人乗り S-G(ハイブリッド) + ユニバーサルステップ + ハンズフリー両側パワスラ
- チャイルドシートがあっても移動しやすく、乗り降りも楽々。燃費も良く、毎日の送迎から週末のレジャーまで快適にこなせる王道の組み合わせです。
- みんなでワイワイお出かけプラン
- 8人乗り S-G + ユニバーサルステップ
- 大人数での移動に柔軟に対応できるのが魅力。2列目に3人座れるので、家族構成を選びません。
- 運転の楽しさと快適性を両立プラン
- S-Z(ハイブリッド E-Four)
- しっとりと落ち着いた乗り心地と、雪道などでの安定感を両立。長距離運転の疲れも軽減してくれます。
▼ 最後のひと押し
もし全てのステップを踏んでも決めきれないなら、もう一度、STEP1に戻ってみてください。あなたが最初に「素敵だな」と感じたデザインはどちらでしたか?性能が同じだからこそ、最後はあなたの「好き」という気持ちを大切にすることが、最高の満足度に繋がる一番の近道ですよ。
「ノアとヴォクシーはどっちが人気?」の記事まとめ
- 人気は互角: 最新の販売台数を見ても、ノアとヴォクシーの人気は常に僅差であり、どちらかが圧倒的に優位ということはありません。
- 中身は同じ: 車のサイズ、エンジン、室内の広さといった基本性能は全く同じです。
- 唯一の違いは「顔」: ヴォクシーがスポーティなエアロ仕様しかないのに対し、ノアは落ち着いた印象の標準仕様も選べます。
- 人気の理由: ターゲットのファミリー層が求める3つ、「JNCAPで最高評価を得るほどの安全性」「家族のための便利な機能」「優れた燃費」という3つのバランスが取れているためです。さらには1度得た人気によるリセールもイイことが拍車をかけているかもしれません
- リセールは共に高水準: どちらも非常に高いリセールバリューが期待できます。
- リセール価値は条件次第: 平均価格ではヴォクシーが有利に見えがちですが、人気のグレードや色、装備によってはノアが上回ることもあります。
- 家族での使い勝手も同じ: シートアレンジや乗り降りを助ける機能は共通で、モデルによる差はありません。
- 7人乗りか8人乗りか: お子様のケアや室内の移動しやすさなら7人乗り、最大乗車人数を優先するなら8人乗りがおすすめです。
- 後悔しない選び方①: まずは理屈抜きで「デザインの好み」でどちらにするか決めるのが一番です。
- 後悔しない選び方②: 次に「家族の使い方」と「欲しい装備」を基準にグレードを絞り込むのが最適な手順です。